IB Business Management(国際バカロレア ビジネスマネジメント)の科目選択や勉強法、対策について

EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学に通う500名以上の帰国子女教師が、自身の経験を生かしてオンライン上で生徒様の指導にあたっています。本ページでは、Business management (ビジネスマネジメント) HL/SLの科目選択勉強法試験対策に関する有益な情報を集め、まとめました。ぜひ今後の勉強にお役立てください!
 

<本ページの内容>
【1】科目選択における特徴について
【2】スコアアップのコツと最終試験対策について

 

帰国子女枠 帰国枠

【ブラジルでIB Business Managementを勉強した岡崎先生】


所属大学:早稲田大学
滞在国:ブラジル
指導可能科目:Japanese A/ English B/ Biology/ Math/ Geography

 

 

 

IBで高得点をとるには、HLとSLの違いを知った上での科目選択や科目ごとの実験やレポートの特徴やコツを抑えた対策が重要です。科目選択に関してお悩みの方、Business Management(ビジネスマネジメント)を勉強されている方は、以下の情報をご覧ください。

 

IB Business Management(ビジネスマネジメント)の勉強法や科目選択における特徴について

IB Business Management
<概要・学習内容>

Business Managementでは、5つのトピックについての学習を通してビジネスに関する幅広い分野について学びます。SL・HL間で学習内容(トピック)に差異はなく、異なるのは「それぞれのトピックについてどのくらい深く学ぶか」という点と、「合計の授業時間」の2点です。そのため、HLでは幅広い知識と深い理解力が必要となります。



5つのトピックの内容は以下の通りです。


・Business organization and environment
・Human resource management
・Finance and accounts
・Marketing
・Operations management

 

Business Managementでは、クリティカルシンキング力倫理的に健全で十分な情報に基づく意思決定力戦略的に考える力長期的な計画、分析、評価をする力などビジネスマネジメントに必要で、実際のビジネスにも応用可能なスキルを養うために、地域レベルと国際レベル両方の倫理的な問題についても考えていきます。また、財務分析などのビジネスに特化した能力も養うことができます。

 

IBO(国際バカロレア機構)はビジネスマネジメントで以下の意図を挙げています。


1. ビジネスの世界の全体像を捉えられるようにする

2. 個人行動と組織行動について批判的かつ戦略的に考えられるようにする

3. 多様な文化的視点からビジネスに関する問題を探求する重要性を促進する

4. 地域レベルやグローバルレベルで変化の本質や重要性を理解できるようにする

5. 個人と組織の環境的、社会的、倫理的な要素の重要性の意識を高める

6. ビジネスにおける革命の重要性について理解を促す

 

<HLとSLの違い>

SLとHLでは、学習内容以外に、Internal Assessment (IA) と最終試験の内容に多少の差異があります。詳しくはこれ以降の「最終試験対策の方法」をご覧ください。

 

スコアアップのコツと最終試験対策

IB Business Management(ビジネスマネジメント)の勉強には多くの勉強量と時間が必要とされます。IBにおいては決められた採点基準や独特の勉強法があるため、コツをつかんで対策をするだけで勉強の効率が良くなりスコアが取りやすくなります。そのため、躓いたときにはすぐに解決することも必要です。英語が理解できない、質問の意味が分からない、どう解いていくのか分からないなど不明な点があったらすぐに経験者や教師に聞くなどして解決しましょう。

 

IBには、「External Assessment」と「IA(Internal Assessment)」という2つのAssessmentがあります。External Assessmentは、5月または11月に受ける最終試験のことで、IB本部が採点します。一方、IA(Internal Assessment)は学校内の担当教員が採点し、本部に提出し評価がなされます。Business Managementでは、External Assessmentが75%Internal Assessmentが25%といった割合で評価がなされます。

 

IB Business Management(ビジネスマネジメント)の評価とコツ

External Assessment (外部評価)  75%

 

<Paper 1: 35%>

 

◆ SL 1時間15分
この試験は2つのセクションに分かれています。授業で取り扱った中で指定されたケーススタディ(実例)を参考に質問に答えていきます。Section AとSection Bの数問にSLとHLの共通問題があります。質問の構成は以下の通りです。

 

Section A

Section Aでは、Unit 1~5で学んだケーススタディに基づいた4問の大問が用意されており、そこから3問選んで解答します。このセクションでは、知識と理解、応用と分析などといった様々なスキルが評価基準の観点に含まれます。各設問10点満点、合計30点満点です。

Section B

Section Bでは、Unit 1~5で学んだケーススタディに基づいた設問が1問用意されており、それについて解答します。このセクションでは、知識と理解、応用と分析、総合判断と価値判断などといったスキルが評価基準の観点に含まれます。この問題は20点満点です。

 

以上、Paper1では合計50点となります。

 

◆ HL 2時間15分
この試験は3つのセクションに分かれています。授業で取り扱った中で指定されたケーススタディ(実例)を用いながら、設問に答えていきます。Section AとSection Bの数問にSLとHLに共通している問題があります。質問の構成は以下の通りです。

 

Section A

Section Aでは、Unit 1~5で学習した内容に基づいた問題が出題されます。HLの試験であるため、HL onlyの内容も含まれます。大問が4問あり、そのうちの3問を選んで解答します。ここでは知識と理解、応用と分析などといったスキルが見られます。各設問につき10点満点で、合計30点満点の構成となっています。

Section B

Section BではUnit 1~5で学習した内容に基づいた設問が1つあり、授業で取り扱った中で指定されたケーススタディ(実例)を用いて解答していきます。ここでは知識と理解、応用と分析などといったスキルが採点基準の観点に含まれています。この問題は20点満点です。

Section C

Section Cでは、Unit 1~5の中でHLのみが扱っている範囲について問題が出題されます。授業で取り扱った中で指定されたケーススタディ(実例)に出てくる「組織が与える個人と組織への影響」について取り上げ、言及します。この問題は20点満点です。

 

以上、Paper 1では合計70点となります。

 

 

<Paper 2: 40%>

 

◆ SL 1時間45分
この試験は3つのセクションに分かれています。

 

Section A

Section Aでは、主にUnit 3の内容に基づいて計算を含む問題が出題されます。(他の単元で学習した内容が出題されることもあります。)2問の初見の問題から、1問を選び解答します。このセクションでは、知識と理解、応用と分析、総合判断と価値判断などといったスキルが見られます。配点は、20点満点となります。

Section B

Section Bでは、ここではUnit 1~5の内容に基づいた問題が出題され、3問のうち1問を選び解答します。このセクションでは、知識と理解、応用と分析、総合判断と価値判断などといったスキルが見られます。このセクションでの合計も20点満点となります。

Section C

Section Cでは、ビジネスマネジメントを構成する上で重要な「変化」「文化」「倫理」「グローバル化」「改革」「戦略」という6つのコンセプトについて問われます。それぞれの設問につき、この中から2つのコンセプトについて触れる必要がありますが、それに関連したほかのトピックの知識も必要となる時があるため、注意が必要です。

このセクションでは試験中に参考にしなければならない資料は与えられないため、自分の知識と考えを基に解答していく必要があります。また、解答する際は実在する組織を最低1つ取り上げ、その組織が個人と社会に与える影響について言及しなければなりません。その組織は授業内で学習したものやIAで取り扱ったものでも、そうでなくても構いません。ただし、Paper 1に出てきたものは使用できません。このセクションでの合計点も、20点満点となります。

 

◆ HL 2時間15分
基本的にSLと同じ構成です。質問は必ずしもSLと同じとは限りませんが、重なっている問題が出題されることもあります。問題数はSLに比べて多くなっています。

 

以上、Paper 2での最終合計点は60点となります。

 

Internal Assessment (IA:内部評価) 25%

 

Written commentary (SL)

 

所要時間: 15時間
評価比重: 25%

SLのInternal Assessmentの内容はビジネスマネジメントのツール、テクニック、理論を実際のビジネスの状況でどう活用していくのかについて述べる「コメンタリー」となっています。

以下の点がSLの生徒に求められることです。

 

•SLのシラバスに関連したビジネスの問題を選ぶこと

• 1つの組織を取り上げ、その組織に影響を与える産業レベルの問題について述べること
• コメンタリーはネットや本などを使用した「セカンダリーリサーチ」を基に書くこと。
•また、その際その情報の適正、深さ、広さを十分に考慮すること(インタビューなどの「プライマリーリサーチ」もサポートとして使用可能)
• コメンタリーの内容が即座にわかるように、タイトルは疑問形にすること (コメンタリーは、その疑問に答えるような形で結論づけましょう。)

• 1500words以上は書かないこと(注意:1500words以上書いても試験監督は読んでくれません。)
• コメンタリーに使用した資料の中で、特に重要な資料を3~5つ添付すること

• しっかり参考文献に使用した情報源を記載すること

 

 

Research Project (HL)

 

所要時間: 30時間
評価比重: 25%

 

HLのInternal Assessmentはビジネスの問題や意思決定におけるスキルや知識を応用する「リサーチプロジェクト」です。

以下の点が、HLの生徒に求められることです。

 

• 1つの企業、もしくは様々な組織が直面している問題について、もしくは企業や様々な組織による意思決定についての分析についてリサーチを計画・実行すること

• 実在する企業または様々な組織を取り上げ、それらにおける調査中の現実問題や決定事項を選ぶこと

• コメンタリーはネットや本などを使用した「Secondary research」を基に書くこと
•また、その際その情報の適正、深さ、広さを十分に考慮すること(インタビューなどの「Primary research」もサポートとして使用可能)

• コメンタリーの内容が即座にわかるような明確なタイトルとなる「質問」をつけること。

• 最高500wordsのResearch proposal (調査計画書)を作成すること

• 2000words以上書かないこと。(注意:1500words以上書いても、試験監督はそれ以上の文章を読むことが義務付けられていないので、読んでもらえない可能性があります。)

• マネジメントの資料として適した形式・フォーマットに沿ったレポートを作成すること

 

<調査計画書(Research proposal)について>

IA(Internal Assessment)は調査計画書(Research proposal)を作成するところから始まります。この計画書ではリサーチプロジェクトの方向性を定め、500words以内で明確に記します。500words過ぎた場合は、担当教員は最初の500wordsまでの内容で評価することになっているので気を付けましょう。

調査報告書は以下の4つ要素から構成されます。

 

• Research question

• 方法案

– このリサーチをする理由、動機などについて (rationale)
– シラバスにおける該当箇所について
– 考えられる情報源について
– 取り上げる個人と組織について
– 情報収集と分析の方法について、それらを選んだ理由について
– 調査の順番とプロジェクトのタイムスケジュールについて

• バイアスがかかっている、または限られた情報源しか見つけられないなど、今後ぶつかるであろう困難について

• アクションプラン

 

 

IB Business Management Final Exam(最終試験) 対策

ここでは最終試験に成功するための秘訣をご紹介いたします。まだまだ学習している最中の11年生も、試験を目前にした12年生も是非参考にしてください。

 

Command Termをしっかり理解する

Command Termsとは、試験の問題文に含まれる命令系の動詞を指します。
例えば、以下の通りです:

 

・Compare:2つ(それ以上も可)のモノや状態を比較すること。主に類似点を挙げる。一方をひたすら説明するのではなく、両方を同じくらい説明するのがポイント。
・Discuss:イエスかノーで答えるのではなく、複数の意見や議論を持ち出して議題にまつわるあらゆる問題を概説すること。
・Distinguish:2つ(それ以上も可)の概念や物事の違いを明確に説明すること。「違い」を挙げる点で比較とは少々異なる。
・Evaluate:議題のメリット、デメリットの両方を挙げそれらを検討してから、最終的に評価する。
・Explain:理由や原因を含んだ具体的な説明を行う。

 

Command termsは種類によって配点が異なります。例えば、「Explain」より「Evaluate」というCommand termが使われた問題の方が難易度が高く、配点も高いということになります。そのため、Command termsを正しく読み取り、何が求められているのかをしっかり理解して解答する訓練をしておくことが非常に重要になります。

 

 

Pre-seen Case Studyを精読する

Paper 1 では本試験3週間ほど前に試験内容に関連するSL・HL共通のcase study(実例)が配られます。どれだけ深く、広範囲にわたって本試験までに学習した知識を与えられた状況下で使えるかが評価対象となるので、限られた時間を最大限に使えるようにcase studyをしっかり読み込むようにしてください。

 

 

・ある程度のCase studiesを頭に入れておく

高い点数を獲得するためには様々な実例を用いて、具体的かつ明確化させる必要があります。そのため、授業内で扱うケーススタディーはもちろんのこと、普段から新聞やテレビなどニュースに気を配り、学習している内容が実践されている実例を探し、頭に入れておくことを強くお勧めします。さらに6,7点レベルを目指したい方は、ただ単にそれらの情報について触れるだけでなく、それがなぜ、どのように質問とつながっているのかが説明でき、分析のツールとして使えるようにするとよいでしょう。

 

 

・ビジネスマネジメントの専門用語を使えるようにする

エッセイのなかでしっかりと専門用語を使えるように、事前に定義やトピックとの関連性の確認と、その単語の使い方の復習を行いましょう。

 

 

電卓の使い方をマスターする

本番の試験では、関数電卓の使用を許可されています。電卓の使い方を思い出すことに時間を使うことはとてももったいないことなので、演習を通して事前にしっかり訓練しましょう。

 

 

 

EE(Extended Essay)について

IB Business ManagementのExtended Essay (EE:課題論文)対策

ビジネスマネジメントは普段私たちの生活に密着しているからこそ、いろいろな観点から創造性のあるユニークなトピックが考えられます。人事やマーケティングなど興味のある分野を選び、深く研究していくことができるので、比較的自由な科目と言えるのではないでしょうか。実際エッセイを書くにあたり本やインターネットからの「Secondary resource」を使うことが多いと思われますが、もちろんオリジナリティーを出しほかの生徒と差別化するために、インタビューや独自のアンケート調査などの「Primary source」を使うこともできます。


EEでとても大事になるステップは「トピック決め」です。自分の興味のあることであることはもちろん、学習した内容が活きてくるか、リサーチのしやすさや分析の余地があるかどうかなど様々な観点から考えて決める必要があります。 こうしたことも含めて、EDUBALではビジネスマネジメントを経験したDP卒業生であるEDUBAL教師がトピック決めやEEのリサーチの進め方、エッセイの書き方など多岐にわたりサポートいたします。 Essay(小論文)添削サービスについてはこちらをご覧ください。 Extended Essayの対策法・スコアアップのコツが知りたい方はExtended Essay(課題論文)ページをご覧ください。

 

 

教師は全員帰国子女!オンライン家庭教師EDUBALの特徴

EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学に通う500名以上の帰国子女教師が、自身の経験を生かしてオンライン上で生徒様の指導にあたっています。オンラインなので世界中のどこからでも指導を受けることができます。また、帰国受験、IB取得という経験を持つからこそ生徒様の悩みに寄り添った指導や相談に応じることが可能です。IBを勉強している人特有の課題でもあるTOK(Theory of Knowledge)やEE(Extended Essay)などのご相談も可能です。IBの勉強の仕方や進め方に関して分からないこと、Math(数学)でお困りのことなどございましたらお気軽にご相談ください!

(EDUBALのIBを経験した教師例)

※他の科目について、もっと詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。

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