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2016.08.28

IB(国際バカロレア)体験談:常盤さん

【IB44点を取得し、東京大学・京都大学に合格しました!】

ライオン

所属大学: 東京大学
IB取得校: United World College of South East Asia
(シンガポール)
IB取得科目: 【HL】Japanese A/Physics/Math
【SL】English A/Geography/Chemistry

私はシンガポールのインターナショナルスクールでIBを勉強しました。

私は5歳の頃からインターナショナルスクールに通っていたので、英語を話すことができ、読み書きも問題ありませんでした。また、中学の時に入学したシンガポールのUnited World College of South East Asiaは、生徒は皆IBを取得することが普通だというような環境でした。そのため、私もそれを何のためらいもなく受け入れ、IBの勉強が始まりました。IBで受ける科目は、先生が過去の成績と照らし合わせて何を取れば良いか提案してくれました。

IBの勉強で苦労したのは、スケジュール管理です。

IBの勉強で一番苦労したことは、スケジュール管理です。私はきっちり計画を立てて勉強するタイプではなかったので、これは時間に余裕がある時にやろう、とつい後回ししてしまいがちでした。しかし、IBは自分で計画を立て、地道に勉強していかなければ高い点数が取れません。そのため、部活や課外活動も行っていたのですが、これらは最低限にとどめ、できるだけ勉強時間として使える時間を空けておくように心がけていました。また、本番の試験前は、プレッシャーがかなり大きかったです。得意科目であるMathでは絶対に7を取りたかったので、ひたすら過去問を解いて対策していました。

IB学習のフォローや対策には塾や家庭教師を付けるのがおすすめです。

私は1日に3~5時間くらいIBの勉強をしていました。授業を受け、学校から17時頃に帰宅し、19、20時頃から課題を始めるというのが主な生活スタイルでした。勉強内容としては、英語の本を読んだり、エッセイを書いたりということが多かったです。本番の試験直前は宿題が過去問を解くというものだったので、過去問を繰り返し解いて対策していました。近所にはIBのMathを教えてくれる塾がありましたが、他のIB科目の授業はなく、人数が多いことと授業の形式が変わったので戸惑いました。安定した学習環境でIBの科目を全般的に対策してほしいという方は、IBの他の科目も指導してくれる塾や家庭教師の先生にお願いする方が良いと思います。

IB MathとPhysicsは内容が高度で、理解できませんでした。

私はPhysicsとMathのHL(Higher Level)を取っていたのですが、HLにもなると内容がかなり専門的で、なかなか授業内容が理解できないということが何度もありました。特にPhysicsは、素粒子物理科学のトピックが全くと言って良いほど理解できませんでした。そのため、10年分以上の過去問を集め、ひたすら解いて暗記するという方法で、強制的に頭に入れていました。Physicsは日本の物理とは異なり、普通の日本人の先生には教えられないくらい高度な内容なので、対策してほしいとお考えの方は、IBのPhysicsを指導できる塾や家庭教師の先生を探すと良いと思います。

IBで高得点を取るためには、過去問とCriteria、先生との相性が重要です。

IBで高得点を取るためには、過去問を繰り返し解くことが重要です。学校の先生が持っていたら、それを積極的にもらいに行き、対策をすると良いでしょう。また、どのような解答を書いたら点数が入るのか、何が重要なポイントなのかをシラバスを読み込んで理解しながら解答することも大切です。IBのCriteria(評価基準)を読み、IB側が何を答えてほしいのかを理解しておくと、それにふさわしい解答を思いつきやすくなります。また、先生との相性も大切です。普段の成績評価をつけるのは先生なので、先生の話をよく聞き、求められていることに応える努力をしましょう。

IBを勉強してよかったことは、帰国枠受験に役立ったことです。

IBを勉強してよかったことは、IBの点数が帰国後の受験に役立ったことです。私は満点近い点数を取ることができたので、IBの点数を重視している慶應大学や東京大学の入試ではかなり有利でした。また、HLの科目を理系の科目(Physiscs、Math)で固めていたので、文系の大学を受験する際には面接で興味を持ってもらい、自分の主張ややりたいことなどを上手く説明する機会が与えられ、自己アピールがしやすかったです。また、日本以外の国の文化や社会など、幅広い視野で物事を見る力がついたと思います。

TOK,EE(Extended essay),CASはテーマ選びが重要です。

TOKのプレゼンは、「社会科学者がどう認められるか」というテーマについて発表しました。私の学校はグループでのプレゼンを推進していたので、グループで取り組みました。テーマを決める際は、事例が見つかりやすいかどうかという視点で考えました。また、資料の見つかりやすさなども大切かと思います。プレゼンの資料が作りやすそうなテーマで、かつ予備知識が使えるかどうかということもテーマを決める際には重要です。過去にレポートなどで一度取り扱ったことのあるテーマを深めたものでも良いと思います。TOKでは、事実を疑う姿勢が大切なので、普段当たり前だと思っているような事柄に疑問を持ち、それについて考察していくと良いでしょう。

EEは、Japaneseで取り組みました。過去の先輩たちの書いたEEを見て参考にしたり、自分が好きな分野から選ぼうと考えていました。テーマを決める際は先生に何度も相談し、マンガが好きだということを先生に言ったら、源氏物語を扱うのはどうかというアドバイスをくれ、テーマが少しずつ決まっていきました。

CASは、2年間を通して様々な活動をし、行ったことに対するリフレクションが大切です。私はフルート、文化祭でのダンスのリーダー、空手などの活動を学校外で行っていました。また、週に1回病院や学校に行き、ボランティア活動をするということは私の学校では決められていました。また、学校側から提供される活動としては、ミャンマーへのボランティア旅行がありました。私も参加したのですが、お寺でミャンマーの方に英語を教えるという経験は貴重な体験で、将来の目標にもつながりました。その他、スポーツを他国に学びに行くという人も何人かいました。

TOKは先生から学び、EE(Extended essay)は自分の考えを持ちましょう。

TOKの対策としては、当たり前ですが、先生の言うことをきちんと聞くことが大切だと思います。一から自分で考えることは難しいので、先生の考え方を理解して真似したり、授業中の雑談などをメモするなど、先生から学ぶ姿勢が重要です。

EEは、規定をきちんと守ることが大切です。表紙や参照の仕方など、決められたことに沿って書いていきましょう。また、いかに自分らしい切り口で論述することができるかということも重要な点です。文章中で個性を表現できるよう、何に対しても自分の答えや考え方を持っておくと良いでしょう。

大学によって時期も試験内容も異なるので、適切な対策をしましょう。

私は高校を卒業して日本に帰国し、5月から予備校に通っていました。予備校では、受験で使用する科目のみを勉強していました。一番初めの試験は、9月の早稲田大学の入試でした。早稲田大学の入試では、日本語、英語、小論文の試験が課されます。次に、慶應大学の試験があり、一次選考の書類審査を合格し、面接と筆記試験を受けました。9月以降は、MARCHや国立大学の受験勉強が始まります。この時期は志望校や学部ごとに異なる科目の対策をしていました。また、自分の分野を極めるために、新書をひたすら読んで知識を身につけていました。私の友人の中には、9月入学できる大学に入学し、仮面浪人をしながら国立大学に向けて受験勉強をするという人もいました。

IBを利用し、東京大学、早稲田大学、慶應大学を受験しました。

私はIBを利用して、東京大学の経済学部、早稲田大学の法学部と商学部、慶應大学のSFC、法学部、商学部を受験しました。帰国枠受験にあたり、事前にインターネットで過去に帰国枠受験を経験した方のブログなどを見て、情報収集していました。また、大手塾や予備校、家庭教師などの資料からも受験の情報を得ていました。私は最終的に、第一志望校の東京大学に入学しましたが、IBで44点を取っていたことは受験に有利に働いたと思っています。

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