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2016.09.02

IB(国際バカロレア)体験談:頓所さん

【インドネシアでIBを取得し、早稲田大学に合格しました!】

ライオン

所属大学: 早稲田大学
IB取得校: Jakarta International School (インドネシア)
IB取得科目: 【HL】History/Math/Art
【SL】Japanese A/English A/Environment

私はインドネシアのインターナショナルスクールでIBを勉強しました。

私が通っていたインドネシアのインターナショナルスクールでは、IBを取得するかどうか、選択することができました。しかし、ほとんどの優秀な生徒がIBを取得することを決めていたので、私も取ることにしました。大学受験に有利になると感じていたので、それもIB受講を決めた理由の一つです。学校内ではIBを受講するための選考などはありませんでしたが、成績があまり良くない生徒は受けられないという噂はありました。

IBの勉強で苦労したことは、勉強とCASの両立です。

IBを勉強していて苦労したことは、IBの勉強とCASの両立です。海外の大学を受験をする場合は、CASなどの課外活動も重要だと聞いていたので、どちらも手を抜けず、バランスを保つのが難しかったです。また、海外の大学と言ってもアメリカとオーストラリアでは大学受験の際に重視されるポイントも異なるので、早い段階で目標を定め、どこに重点を置いて勉強するかを決めなければならなかったことも大変でした。

早めに塾や家庭教師を見つけ、IBの対策をすることをおすすめします。

私は普段、1日に2時間くらいIBの勉強をしていました。勉強内容は、主に授業ごとに課せられた課題です。IBの最終試験前は、1日に4~5時間くらい勉強していたと思います。私はインドネシアの日本人が多く住む地域に住んでいたのですが、そこには塾がなく、通うことができませんでした。私の学校では、分からない問題を自ら聞きに行けば先生が教えてくれましたが、学校全体のサポートが手厚いわけではありませんでした。そのため、分からない問題を放置してしまうことも多々ありました。先生の数に対して生徒数が多く、あまり先生を頼ることができない方は多くいらっしゃると思います。その場合は、早めにIBを教えてくれる塾や家庭教師などを見つけ、対策をした方が良いかもしれません。

IBの勉強で大切なことは、分からないことを0にする努力をすることです。

IBの授業の理解度は、科目によって異なりました。MathやHistoryはHLで取っていたので難しく、理解度は50%くらいでした。しかし、EnglishやJapanese、Artなどは好きな科目であったこともあり、あまり困りませんでした。苦手科目を克服するためには、ひたすら教科書を読んで理解することが大切だと思います。分からない単語などがあった際は、本やインターネットで調べることも重要です。分からないことはそのままにせず、常に先生や周りの友達に聞き、少しずつ分からないことを減らして行く努力をしましょう。

IBで高得点を取るために必要なことは、過去問とスケジュール管理です。

IBで高得点を取るために必要なことは、過去問を繰り返し解くことです。過去問を解く際には、Criteria(評価基準)を手元に置いて常に点数を意識しましょう。Criteriaは事前に読み込んでおき、頭に入れておくと良いと思います。普段の学校の成績が悪くても、結局は最終試験の成績でIBの点数の大部分が決まります。そのため、普段の成績が悪い方は落ち込まず、最後の試験で挽回できると思って頑張ってください。一方で、普段の成績が良い方は、最後まで気を抜かないようにしましょう。私は普段の授業でのEnvironmentの成績が良かったのですが、最終試験で失敗してしまい、点数が思うように取れませんでした。最終試験で自分の力を出し切れるよう、悔いのないように過去問でしっかり対策しておくと良いと思います。

また、スケジュール管理をしっかり行うことも重要です。私は勉強をする際、SNSを使わないようにするために、アプリを消してSNSから自分を引き離していました。そのように、勉強をすると決めたときは誘惑をきちんと断ち切って勉強に集中することが大切です。さらに、EEは早めに終わらせておくことをおすすめします。後になって余裕を持ってテスト勉強をするためにも、事前に計画を立て、余裕を持って書き進めていきましょう。Mathに関しては、間が空くと忘れてしまうかもしれないので、毎日少しずつ触れることも重要です。

IBを勉強してよかったことは、大学の勉強に役立ったことです。

IBを勉強してよかったことは、大学の勉強に役立ったことです。私は今、早稲田大学の政治経済学部に在籍しています。政治経済学部では数学が必修科目なのですが、IBでMathのHLを勉強していたので、なんとか授業に追いつけています。MathのHLは非常に難しい科目でしたが、こうして今、大学での授業を理解することに役立っているので、取ってよかったと思っています。また、EEで文章力がついたので、大学のレポートなど論文を書くことにも抵抗がなくなりました。

TOKとEE(Extended essay)は、自分が興味のあるテーマを選びましょう。

TOKのプレゼンは、中国についてのテーマで発表しました。発表の際の人数は選べると思いますが、私は2人でペアになって発表することをおすすめします。2人で行うと内容の濃さも発表する時間もちょうど良く、ワークの量も上手く分担できます。また、テーマは自分が興味を持っていることとTOKの授業で学んだことをいかに結びつけるかということが大切です。テーマを決める際には、先生に見てもらい、書けそうなテーマかどうかを判断してもらうと良いでしょう。

EEは、書いていて楽しいと思える分野のテーマを選ぶことと、自分が今までに学んだことを活かせる内容で書くことが重要です。また、資料があるかどうか、分析が可能かどうかも考えるべきポイントです。

TOKとEE(Extended essay)は、点数を取るために先生を頼りましょう。

TOKは授業の内容が難しく、関心もあまり持てなかったので、内容を理解するまでにかなり時間がかかりました。しかし、TOKの評価はエッセイとプレゼンで決まるので、その2つでいかに点数を取るかを意識すると良いと思います。授業を聞いていて、少しでも興味を持った分野があったら、それをプレゼンやエッセイにつなげましょう。また、Criteriaをしっかり確認し、それに沿ってエッセイやプレゼン資料を作ることも重要です。

EEは、文章量がかなり多いので最後まで書き続けることに苦労しました。余裕を持って書き進めていたのですが、細部にこだわっていたので予想以上に時間がかかってしまいました。EEは、適宜先生に添削してもらい、アドバイスをもらって修正する作業が大切です。こまめにアドバイスをもらわないと、締め切り間際になって修正点が多すぎて直せないまま提出ということになりかねません。私の学校では、生徒1人1人に担当の先生が割り当てられました。しかし、私の学校のようにEEを書く際に先生のサポートが受けられる学校ばかりではないと思うので、先生に添削してもらえない、質問に行きづらいといった場合は、塾や家庭教師の先生など、信頼のおける先生に何度も添削してもらうと良いと思います。

私は帰国枠とAO入試で早稲田大学と慶應大学を受験しました。

私は高校を卒業し、6月に日本に帰国しました。それから帰国生用の予備校に入り、受験勉強を始めました。6月中旬から下旬くらいまでは小論文の練習をし、7月には慶應大学の出願をしました。慶應大学は、商学部とSFCを受験し、合格しました。慶應大学は当日の試験よりもIBやSATなどの点数を重視しているので、IBで高得点を取っておいて良かったと思っています。9月初旬には、早稲田大学を受験しました。早稲田大学は慶應大学とは異なり、当日の試験が重視されます。試験内容は、ほぼ全学部共通で日本語(現代文)、小論文、英語の筆記試験です。

帰国枠受験では、早稲田大学は人間科学部しか合格することができませんでした。しかし、帰国枠ではなく、11月に行われるAO入試で再度早稲田大学を受験し、今度は政治経済学部に合格することができました。今では、この時に諦めなくて良かったと思っています。

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