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2016.09.17

日本の大学に進学した帰国子女の大学生活:岡崎さん

日本と海外、どっちの大学に進学すればいいの?

海外子女の皆さん、日本の大学か海外の大学、どちらに進学したいですか?日本で言うところの高校2年生、3年生の皆さんは、そろそろ大学受験や高校卒業後の進路のことを考え始める時期ではないでしょうか。海外に住む日本人学生にとって、大学生活を日本で送るか、海外で送るかは非常に難しい問題ですよね。この記事は、「日本と海外、どっちの大学に進学すればいいの?」「日本の大学生活って、どんな感じなの?」そんな疑問をお持ちの方へ向けた、日本の大学生活を紹介するブログ第一弾です。今回は、帰国子女の先輩である岡崎さんがどのようにして日本の大学を選んだのか、今はどのような大学生活を送っているのかをご紹介します。大学生活のイメージ形成や進路の決断に、ぜひお役立てください!

ライオン

名前: 岡崎さん
出身校: St. Nicholas School (ブラジル)
在籍している大学: 早稲田大学 文化構想学部

日本の大学生活への憧れと、もう一度日本から海外を見たいという想いから、日本の大学への進学を決めました。

私が日本の大学を選んだ理由は2つあります。まず1つ目は、「日本の大学生活を送ってみたかったから」です。私は中学2年生の秋から高校3年生の夏までの約4年間をブラジルで過ごしたため、日本の学校生活に憧れを抱いていました。そのため、「高校を卒業したら日本に帰国し、日本の大学に入りたい」という想いは比較的早い段階から持っていたと思います。また、自分の周りにいる日本人の先輩たちが日本の大学に進学していたという事実も、そのような思いを抱くきっかけになったのかもしれません。
2つ目は、4年間の海外生活を経て、「日本から改めて海外を見てみたい」という想いが芽生えたことが挙げられます。ブラジルでの生活を通して、文化や価値観、生活スタイルなど、本当に数多くの「日本との違い」を肌で感じ、そこから日本の良さや悪さを考えるという機会が多々ありました。その経験を通して、外から日本を見たときに自分が感じたことや考えたことが、日本に戻ることでどう変化するのか、また双方向からの視点を持つことで何かできないか、と考えるようになりました。

早稲田大学の文化構想学部には、帰国子女の知識や経験が活かせる環境があります。

私は現在、早稲田大学の文化構想学部に在籍しています。文化構想学部には、帰国子女や留学経験のある学生が数多く在籍しているため、帰国子女だからと言って奇異な目で見られたり、周りから浮いてしまう、といったことはほとんどありません。むしろ、帰国子女ではない日本人の学生も、非常にユニークで個性的、またマイペースな学生が多く、帰国子女の学生にとって非常に居心地の良い環境なのではと感じています。一人一人が自分の趣味や学問、ファッションや考え方などを貫き、その上で互いの価値観を尊重し合える環境に身を置くことができる環境は、ブラジルのインターナショナルスクールと共通するところがあり、自分に適しているなと思っています。

また勉強面でも、文化構想学部では異文化コミュニケーションやメディア、ジャーナリズムなど、海外で得た知識や経験を生かすことができる学問分野が数多くあります。現在、私は文化構想学部の複合文化論系で最も人気と言われている「異文化接触ゼミ」に所属しているのですが、このゼミに入ることができたのも、ブラジルでの海外経験から学んだことや身につけたコミュニケーション能力があったからだと思っています。ゼミの教授はもちろん、ゼミに所属している学生の約9割が留学経験者や帰国子女など、海外とのつながりが非常に強いゼミなので、国際的な感覚や知識はもちろん、英語力やプレゼンテーション能力など、海外で培ったスキルをさらに伸ばすことのできる環境が整っており、毎日刺激的で楽しい日々を送っています。

日本で学生生活を送ったことがない方、海外の大学に興味はあるけれど自信がない方には日本の大学がおすすめです。

最後に、どういった学生に日本の大学がおすすめなのかをお話します。まず、海外生活が長く、日本で学生生活を送ったことがないために日本での生活に興味を抱いている、そんな方には日本の大学をおすすめします。海外での生活が長いと、日本での生活に不安を覚えることもあるかもしれませんが、帰国子女が生活しやすい環境がある大学や学部は多くあります。そのため、日本での生活や、単純に「日本」という国に対する関心や憧れがある方は、ぜひ実際に日本の大学に通い、ご自身の目と耳で「日本」という国を感じ、生活することで初めて分かる様々なことを学びとって欲しいと思います。

一方で、海外の大学も気になるけれど、海外滞在歴が短く、英語に自信がないため海外の大学に行くのは不安、と思っている方にも、日本の大学はおすすめできます。現在、日本ではグローバル化を推進している大学が増えており、短期長期問わず、留学制度が充実している大学が多くなっています。そのような背景があり、一度日本の大学に入学し、留学制度を使って短期や長期での留学をする帰国子女は多くいます。一度日本の大学に入学することで、改めて日本と海外のどちらが自分に合っているのかを見極めた上で、もう一度海外で学びたいと思った学生が、そのように再度海外での学びを選択するのでしょう。将来は海外で学びたいけれど今は自信がない、一度日本の大学に入ってから考えたい、という方は、ぜひ留学制度が整った大学や学部を事前に調べ、将来の自分の可能性を広げておいて欲しいなと思います。

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