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2018.01.17

”IB(国際バカロレア)生への想いは日本一” 〜岡山大学の魅力・入試内容・対策方法について〜

IB岡山大学

(岡山大学 津島キャンパス 2017年11月撮影)

 

 

IB(国際バカロレア)生なら知らなきゃ損!岡山大学ってどんな学校?

 

IB生のみなさん、岡山大学をご存知ですか?岡山大学は「日本で一番IB生のことを考えている大学」です。なぜなら、IB生が受験し、入学するべきメリットや魅力が数多くあるからです。今回は、そんな岡山大学の魅力をお伝えするために、IB経験者のEDUBAL編集者が岡山大学にインタビューに行ってきました!

 

今回は、大学のホームページやオープンキャンパスなどではなかなか知ることのできない岡山大学の魅力をたっぷりとご紹介いたします。

 

また、詳しい入試内容や最近の受験動向対策方法などもご紹介しておりますので、ぜひご参考にしてみてくださいね!

 

 

IB(国際バカロレア)生が受験するべき岡山大学の魅力①:IBのみで受験できる!

 

1つ目の魅力は「IBのみで受験できる」点です。岡山大学は日本で初めて「IB入試」を導入した大学です。IBを取得していれば、ほぼ全ての学部で書類審査のみで受験することができます。まさにIB生のための入試制度です。例外として、教育学部、歯学部、医学部は面接試験も課せられていますが、いずれも筆記試験などはありません。面接できちんと人間性や志望理由などをアピールすることができれば、合格することが可能になります。そのため、IBと並行したり、終了後に大学の受験対策をしなくても、大学受験に合格することができます。

 

では、なぜ岡山大学はこのような入試制度を設けているのでしょうか?その答えは、「IBの評価制度や理念に共感と高い信頼を持っており、IBを取得した学生の人間性や能力を評価しているから」です。IBやIB生を信頼しているからこそ、このような入試制度を通して、大学が求めている学生を集めようと考えているのです。

 

また、現時点(インタビューを行った2017年10月時点)では、医学部以外の学部では点数の足切りがありません。最低点の24点を取得していれば「合格資格がある」ということになるのです。(医学部のみ、39点以上という基準があります。)しかし、この「IB入試」の制度自体が比較的新しい制度なので、この基準は受験者数が増加するに連れて上がっていく可能性があります。そのため、受験するならまさに「今がチャンス」なのです。「せっかくIBを取得したのだから、それを生かして受験をしたい!」とお考えの方は、ぜひこのチャンスを掴み取ってください!

 

 

IB(国際バカロレア)生が受験するべき岡山大学の魅力②:IBで学んだことを生かせる!

 

2つ目の魅力は、「IBで学んだことを大学で生かすことができる」という点です。岡山大学は、IBの教育理念、教育内容・方法、評価制度などを高く評価しています。岡山大学にとっての理想の生徒像がIBが目指す生徒像と非常に近く、そのような生徒を輩出しているIBのプログラム自体にも信頼・共感しているからです。岡山大学はIB生が「語学力」「コミュニケーション能力」「主体性」「異文化理解」の4つの能力を所持しており、これらを持ったIB生に、大学におけるグローバル人材の中心的役割を果たして欲しいと考えています。そして、このような能力を持ったIB生のような学生を育てるために、全学組織が一体となってIBを大学教育に生かす取り組みを行なっているのです。

 

その一例として、「TOKの授業」が挙げられます。岡山大学には、日本語であの「TOK(Theory of Knowledge)」を勉強することができる講義があります。現代社会における様々な課題はopen-endedなものが多く、必ずしも1つの答えが存在するものばかりではありません。しかし、日本の入試の弊害として、多くの学生が「問題には必ず答えが存在する」と考え、教師にたった1つの答えが何かを確かめようとします。岡山大学はこの状況を危惧するとともに、これからの時代で活躍するためには、「答えのない問題について考え、最適解を導き出す能力」が必要だと考えています。

 

岡山大学では、TOKは学生がこの能力を身につけるための手段として最適であると考え、TOKの講義を設けているのです。TOKの授業では、岡山大学教員を中心に執筆したワークブック「知の理論をひもとく Unpacking TOK」を活用して、TOK流に思考する実践を行っています。

 

現在IBを勉強していて「TOKって難しい…」と思われている方も、「TOKは面白いからもっと勉強を続けたい!」と思われている方も、岡山大学では、日本語でTOKを再度勉強することが可能です。後者の方は日本語で勉強し、クラスメイトと議論をすることでより理解が深まりますし、前者の方は母国語で勉強することにより「意外と面白いかも」とTOKの面白さに気づくきっかけが得られるかもしれません。岡山大学は、オックスフォード大学出版局の「Theory of Knowledge  – Skills and Practice」を翻訳・出版している実績もあり、上記のワークブック「知の理論をひもとく Unpacking TOK」は、日英両語バイリンガルで書かれています。

 

このように、岡山大学では、IBの勉強を通して培ったスキルやマインドを普段の学生生活で生かせるだけではなく、さらにそれを大学在学中の4年間で伸ばすこともできるのです。むしろそれが推奨され、学校全体の方針となっている岡山大学は、まさにIB生にとって最適な学習環境であると言えるでしょう。

 

 

IB岡山大学 授業

(岡山大学の授業風景)

 

 

IB(国際バカロレア)生が受験するべき岡山大学の魅力③:グローバルな学習環境がある!

 

3つ目の魅力は、「グローバルな学習環境」があるという点です。岡山大学には、「グローバル・ディスカバリー・プログラム」という学士課程教育プログラムがあります。このプログラムでは、国内外から集まった多様な背景を持つ学生たち(国内生30名、海外生30名)がアドバイザーの指導のもと、自分で履修を組み立てます。本プログラムのメリットは、主に以下の3点です。

 

【グローバル・ディスカバリー・プログラムのメリット】

10学部から好きな学部の授業を履修できるため、適正・興味が見つかる!
留学生とともに学べるため、日本にいてもグローバルな交流が可能!
国内外でのインターンシップや留学制度など、実践的な学びができる!

 

「せっかく高校時代に身につけた英語力を、大学に入ってからもキープしたい!」「大学でも、できればグローバルな環境で様々なバックグラウンドを持った学生と共に学習したい」。本プログラムは、そのように考えているIB生の方にぴったりな学習環境を提供しています。そして過去にはIB入試で本プログラムの前身のマッチングプログラムコースに入学・卒業し、三井住友銀行に入社した先輩もいらっしゃいます。

 

また、本プログラムではなく、学部においてグローバルな学習環境を提供しているというのも岡山大学の魅力です。医学部には「医学研究インターンシップ」という制度があり、日本国内の病院でインターンシップを行うことはもちろん、海外の大学に先端医療を学びに行くことも可能です。このように、岡山大学にはどのような進路を選んだ学生でもグローバルな環境で学習できるような制度や仕組みが整っているのです。

 

グローバル・ディスカバリー・プログラムについてさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

 

 

 

IB(国際バカロレア)生が受験するべき岡山大学の魅力④:合格後、大学入学までのサポートがある!

 

IB入試で岡山大学に入学したはいいけれど、「入学後、日本の大学の勉強についていけるか不安…」そんな風に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。岡山大学は、IB入試で合格した生徒に向けた「学習サポート」を無料で提供しています。例えば、8月募集の4月入学で岡山大学に合格した場合、大学入学まで約半年間のギャップイヤーがあります。その期間、ご希望の方は岡山大学が提供する補習を受けることができます。

 

また、その期間は大学の講義を受講することも可能です。入学まで、このようなサポートを通して入学準備ができるので、「長期間海外にいて日本の勉強についていけるか不安」「大学の勉強ってどんなことをやるのか事前に知りたい!」という方も、安心して受験に挑戦できますよ!

 

IB岡山大学図書館

(岡山大学 津島キャンパスの図書館)

 

 

IB(国際バカロレア)生が受験するべき岡山大学の魅力⑤:自然が多く、のびのび過ごせる広大なキャンパス!

 

岡山大学は山に囲まれた場所に位置しているため、キャンパス周辺はもちろん、キャンパス内も非常に自然が多い環境になっています。キャンパスは津島キャンパスと鹿田キャンパスの2つに分かれており、医学部と歯学部以外の全ての学部は津島キャンパス内に設置されています。津島キャンパスにおいては、キャンパスの面積がなんと約640,000平方メートル(東京ドーム13個分)もあり、敷地内には農場や各スポーツの種目別に異なるグラウンドが設置されています。また、先述したように、津島キャンパス内には文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、薬学部、工学部、環境理工学部、農学部の計9学部が設置されており、学部を横断して様々な学生と交流することができます。1つのキャンパスに様々な学部を設ける、というのは都心の大学ではなかなか実現できないことなので、貴重な環境と言えるでしょう。

 

さらに、敷地内は全てバリアフリー設計になっており、自転車での移動が多い大学生にとっては非常に移動しやすい設計になっています。大学内には女子寮と国際寮があり、岡山県内に住んだことがないという方でも、安心してキャンパス内で生活することができます。「長く海外にいたから、日本での一人暮らしは不安…」という方も、安心して快適なキャンパスライフを送ることができます。「せっかく海外で身に付けた英語力をキープしたい」という方も、国際寮での留学生との共同生活を通して、それが実現できるでしょう。

 

「東京にしか住んだことがないし、他の地方の大学に行くことはあまり考えたことがないなあ」「住んだことのないところにいきなり行くのはちょっと…」そんな風に思っている方も、ぜひ、一度岡山大学を選択肢に入れてみてください。そうすることで、きっと将来の可能性が広がるはずです!

 

 

岡山大学の卒業生の就職実績

 

現在(2017年10月時点)では、この「IB(国際バカロレア)入試」で岡山大学に入学し、卒業した先輩が2名いらっしゃいます。そのうち1名は、先ほどご紹介した三井住友銀行に就職された先輩です。そしてもう1名は、岡山大学の大学院に進学されています。IB入試で入学した先輩はまだ少ないですが、以下には岡山大学全体の就職実績をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

【就職先 例】(※平成28年度)

 

・パナソニック
・東京海上日動火災保険
・トヨタ自動車
・富士通
・野村証券
・三井住友信託銀行
・三菱東京UFJ銀行
・NTTデータ
・官公庁
・教員
・国家公務員

 

上記は一例ですが、就職先の企業の全体の傾向としては、国内に全国展開している企業に就職している卒業生が最も多く、続いて地域企業、西日本広域企業という順で多くなっています。また、官公庁への就職者数は160名以上教員は220名以上大学院への進学者数は700名以上でした。さらに、国家公務員の合格者数は全国の大学の中で15位で、38名の合格者を輩出しています。(全て平成28年度の実績)

 

 

岡山大学のIB(国際バカロレア)入試の募集要項、受験者数・合格者数は?

 

ここまで読んで「岡山大学を受験してみたくなった!」という方のために、ここからはIB入試の内容や最近の受験動向などについてご説明していきます。

まず、岡山大学のIB入試には、「4月入学」「10月入学(※グローバル・ディスカバリープログラムのみ)」の2種類があります。それぞれの募集時期は、以下の通りです。

 

【4月入学】8月・10月
【10月入学】1月

 

次に、必要な書類はどちらにおいても以下の3点です。
①成績評価証明書
②自己推薦書
③評価書

 

また、学部によってIBで取得する科目に指定があります。受験したい学部がある方は、以下の「学部別IB指定科目一覧」をご確認ください。

 

岡山大学IB指定科目

 

最後に、以下の表が近年のIB入試の動向です。ぜひご参考にしてみてください。

 

岡山大学IB入試動向

 

 

IB入試で岡山大学を受験するにはどんな対策が必要?

 

では、実際にIB入試で岡山大学を受験するには、どのような対策・準備が必要なのでしょうか?
先述したように、岡山大学の「IB入試」では、ほぼ全ての学部においていわゆる「試験」が設けられません。IBの資格を取得しているということが「受験資格」であり「合格資格」でもあるため、IBを取得していれば、基本的にその他に対策するべきことはありません。

 

また、現時点(2017年10月時点)では医学部以外の全ての学部において足切りの点数も設けられていないため、何点でも良いので「必ずIBを取得すること」が、岡山大学のIB入試に合格するための対策と言えるでしょう。ただ、学部によって「取得を指定されている科目」が異なるため、受験したい学部が決まっている方は、その学部の指定科目をきちんと確認し、指定された点数を取ることを目標にIBの勉強をしておきましょう。

 

一方、例外の教育学部・医学部・歯学部に関しては、「面接試験」が設けられるため、面接対策は必要になります。しかし、これらの学部で面接が設けられているのは、受験生の「コミュニケーション能力」を見るためです。なぜこれらの学部でコミュニケーション能力が見られるのかというと、将来教師や医者になる場合、人とのコミュニケーションは必要不可欠になるからです。そのため、これら3学部を受験する場合はコミュニケーション能力を証明する必要がありますが、気負う必要はありません。相手の考えを正確に受け取り、相手にきちんと自分の考えを伝えることができれば、必ず合格することができますよ!

 

医学部に関しては、IBの点数が「39点以上」であることが合格の基準になっているので、医学部を志望している方は、この点数を超えるための対策をしておきましょう。

 

 

IB岡山大学 Sabinaさん

 

【IBアドバイザーSabina先生からのメッセージ】

 

岡山大学のIB学生との経験は私にとって非常に興味深い旅のようなものです。私が最初にIB生に感銘を受けたのは、いろいろなトピックを話し合えるオープンさでした。トピックは深刻なものから気軽なものまであり、見解の違いがあっても、決して偏狭で自己中心的になることはありません。IB生は思いやりがあり、他人を尊重します。IB生は緊張感をうまくほぐしてくれるので、自分が先生で相手は学生と意識することなく接することができます。IBの学生ととても親密に交流する機会を得られたことをたいへん光栄に感じています。

 

 

IB入試で岡山大学を受験したい!と思った方へ

 

いかがでしたでしょうか?「岡山大学」を初めて知ったという方も、名前だけは知っていたという方も、このページを通して岡山大学の魅力が伝わっていれば幸いです。

 

みなさんと同じようにIBを取得した筆者は、今回のインタビューを通して、「東京にしか住んだことがないから、東京の大学を受験しよう」と安直に大学を決めてしまったことを後悔すると同時に、「もう一度大学に入学するなら、岡山大学でキャンパスライフを送りたい!」と強く思いました。それほど魅力的な学習環境が岡山大学にはあり、それらの魅力はIBを取得された方にとって特に大きなものであると感じます。高校時代に努力してIBを取得された方は、その経験を生かすためにも、将来の可能性を広げるためにも、視野を広げ、ぜひ岡山大学を選択肢の一つに入れることを考えてみてください!

 

EDUBALは、IB経験者の教師によるIBの学習サポートを行なっています。「IBで特定の科目の対策をしてほしい」「点数をもっと伸ばしたい」といったご希望・お悩みなどがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!

 

 

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