IB(国際バカロレア)、English A Language and Literature(英語A言語と文学)の科目選択や勉強法、対策について

EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学に通う500名以上の帰国子女教師が、自身の経験を生かしてオンライン上で生徒様の指導にあたっています。本ページでは、IB 44点を取得した常盤先生(東京大学)を中心に、IB高得点取得者からIB English A Language and Literature(英語A言語と文学)HL/SLの科目選択勉強法試験対策に関する有益な情報を集め、まとめました。ぜひ今後の勉強にお役立てください!
 

<本ページの内容>
【1】IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)の勉強法や科目選択における特徴について

【2】スコアアップのコツと最終試験対策について

 

帰国子女枠 帰国枠

【IBで44点を取得した常盤先生】
所属大学:東京大学
滞在国:オランダ/シンガポール
指導可能科目:Physics/ Math/ Chemistry他

IBで高得点をとるには、コツを抑えた対策だけではなく、自分の進路を見据えた科目選択も重要です。科目選択に関してお悩みの方、English A Language and Literature(英語A言語と文学)を勉強されている方は以下の情報をご覧ください。

 

>>常盤先生の教師インタビューはこちら


IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)の勉強法や科目選択における特徴について

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)SL(Standard Level)

<English A Language and Literature(英語A言語と文学) SL(Standard Level)の概要>

IB English A Language and LiteratureのSLは文学作品を最低4作品読むことが求められる。また、English A Literatureと違って文学作品にとらわれず、広告文、新聞記事や政治演説など多岐にわたる文書を読むことができる。English A Language and LiteratureのHLで6点以上を取ると、海外の大学では単位に変換してもらえる場合がある。
 

【SL経験者の体験談・アドバイス】
・Language Aの科目であるため、ネイティブ程度の英語力が必要ですが、LiteratureよりLanguage and Literatureの方が課題の難易度などの面で負担が軽い傾向があると聞いていました。
・英語が苦手なのでEnglish Bを取ろうと思いましたが、英語歴が長い生徒にはELPの授業とそぐわずEnglish Aをなるべく勧める、というのが学校の方針でした。そのため、Aの中でも範囲が比較的自由であり、Literatureのように長文小説を何冊も読む必要のないEnglish A Language and Literature SLにしました。それでも高得点を取るのは大変でした。
・文学作品だけでなく広告文章や新聞記事などを読むことができ、多様性があって面白いと思います。

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)HL(Higher Level)

<IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)HL(Higher Level)の概要>

Language and LiteratureのHLでは文学作品を最低6冊読み、その他に新聞記事、広告文、政治演説などの文書を学ぶことが求められる。
 

【HL経験者の体験談・アドバイス】
・文献の内容の難易度はSLとHLではほとんど変わらないが、SLと比べて取り扱う範囲は広く、求められる英語の語彙力や文章構成力も高めだと思います。
・IA(内部評価課題)でもFinal Exam(最終試験)でも、Criteria(評価基準)と自分の文章を照らし合わせて評価基準をしっかり満たすように気をつけました。
・IOC(口頭試問文学分析)やIOP(文学分析プレゼン)では上手く喋れるか不安だったので、イントロダクションはノートに書いて暗記しました。
・理系なのでLiteratureよりLanguage and Literatureの方が負担が軽いと思い、履修しました。将来理系学部に進みたい人にオススメの科目です。

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)学習内容
<IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)学習内容>

Part 1: Language in cultural context(文化背景から見る言語)
Part 1では、言葉という概念が文化的背景においてどのような役割を果たしているのかを分析する。
例えば、政治演説や若者集団において使われている言語の発展や影響力を学ぶ。
例)戯曲、百科事典の項目、伝記、歌詞、コマーシャル、映画など

 

Part 2: Language and mass communication(言語とマスコミ)
Part 2では、言葉という概念がメディアに置いてどのような役割を果たしているのかを分析する。
例えば、新聞記事や雑誌、ラジオなどで用いられる言語の発展や影響力を学ぶ。
例)行政機関のホームページ、演説、広告、ブログ、ラジオ放送、ニュースなど

 

Part 3: Literature- texts and contexts(文学−文と時代背景)
・SLの場合:以下の条件を満たす文学作品を2冊読む。
 1冊はPLT*リストから 
 1冊は英語で書かれている作品であれば如何なる文書でも良い
 *PLT: Prescribed literature in translationの略。

・HLの場合:以下の条件を満たす文学作品を3冊読む。
 1冊はPLTリストから 
 1冊はPLA*リストから
 1冊は英語で書かれている作品であれば如何なる文書でも良い
 *PLA: Prescribed list of authorsの略。
例)Madame Bovary, The Bell Jar, The Remains of the Day

 

Part 4: Literature- critical study(文学分析)
・SLの場合:
 PLAから2冊を選択

・HLの場合:
 PLAから3冊を選択
例)Pride and Prejudice, Emily Dickinsonの詩集、Macbeth

スコアアップのコツと最終試験対策・アドバイス

English A Language and Literature(英語A言語と文学)の勉強には多くの勉強量と時間が必要とされます。IBにおいては決められた採点基準や独特の勉強法があるため、コツをつかんで対策をするだけで勉強の効率が良くなりスコアが取りやすくなります。そのため、躓いたときにはすぐに解決することも必要です。分からないことがあったらすぐに経験者や教師に聞くなどして解決しましょう。

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)の評価配点

External assessment (外部評価):70%
・Paper 1: 25%
・Paper 2: 25%
・Written tasks(記述課題): 20%
生徒はWritten taskをSLでは3つ、HLでは4つ書くことが求められ、その中の一つが外部評価先に提出される。
また、Written taskには200-300字程度のRationale*を添えることが要求される。
*Rationaleとは、授業で学んだこととtaskの関係性、taskの目的、言葉の用い方などを説明する概要のこと

Internal assessment(IA)(内部評価):30%
・Individual Oral Commentary (IOC) : 15%
・Further Oral Activity (口頭発展課題): 15%

 

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学) 勉強法・アドバイス

IB English A Language and Literatureは、名前の通りLanguage(言語)を学ぶコースとLiterature(文学)を学ぶコースが融合したものです。上記の「学習内容」から分かるように、Part 1と2がLanguageの学習、Part 3と4がLiteratureの学習です。

・Part 1と2について
Part 1と2では言語の用途と目的による変化を学ぶために、普段から広告や演説、携帯メールなどの文献に触れたとき、各々の目的を意識して口調や文体、構成など言葉の変化を意識すると良いでしょう。また、特にLanguageで学ぶ文献は文字だけでなく、広告の挿絵や演説のジェスチャーなどビジュアルにも工夫があるので、文章以外の視点も分析の対象とすると高得点を期待できます。

・Part 3と4について
一方、Part 3 と4ではLiteratureを学びますが、主な内容は小説を分析することです。小説の分析方法は様々です。小説の題材を考え、その題材が小説を通してどのように表現されているか、登場人物や背景設定が題材とどう関わっているかを詳しく見ること、あるいは筆者が用いる文学的技法および修辞法を分析することも可能です。自分一人で分析が進まないときの対策は、他人の考えをなるべく多く取り入れることです。授業で聞いた教師やクラスメイトによる分析、考え、インターネットに書いてある解釈、家庭教師の意見などを参考にすると良いでしょう。

 

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学) Final Exam(最終試験) 対策・アドバイス

IB English A Language and Literatureの試験は上に述べたように、Paper 1とPaper 2から成ります。どちらも文献を分析する、という点ではあまり内容に差がありませんが、Paper 1とPaper 2では文献のジャンルが変わります。以下では、対策法を紹介します!

Paper 1対策・アドバイス

Paper 1では広告文や新聞記事など文学以外のジャンルから文献が出題されます。初見で行われる試験であるため、準備は困難ですが、以下の項目に注目して分析を進めるとまとまった論文が書けるでしょう。

①要旨をまとめる:文献の題名、ジャンル、いつ、どこの国で出版されたものか
②内容とテーマを考える:文献の内容、主なテーマや題材
③対象としている読者を分析する:筆者が意図している読者は誰なのか、読者にどのようなメッセージを届けたいのかなど
④文献の目的を考える:筆者は文献を用いて読者を説得しようとしているのか、情報を提供しようとしているのか、楽しませようとしているのか、など
⑤構成について分析する:文献の構成は筆者の目的を果たすためにどのような働きをしているか
⑥文体について分析する:文体の工夫とその効果

 

Paper 2対策・アドバイス

Paper 2では授業で学んだ文学作品を用いて試験問題にエッセイ形式で答えます。この試験では過去問で出題された問題を集めれば、万全な対策はできます。というのも、過去問の問題に対応する分析論文を一通り書いておけば、本試験で似たような問題が出た時に準備しておいた論文をそのまま利用できるからです。しかし、過去問と全く違う傾向の問題が出題されることもあるため、授業で取り扱った小説をなるべく多方面から徹底的に分析すると良いでしょう。
例えば、小説の背景設定、登場人物、重要なシンボルや題材に注目し、それらが小説のストーリーや筆者の意図に与える効果を分析することでどのような問題にも対応できるようになります。また、文学作品からのquotes(引用文)を挿入すると論文の具体性が増すので、作品を読んでいるときに分析の根拠に使えるな、と思ったquotes(引用文)に付箋を貼って暗記しておくこともお勧めです。

 

IA(Internal Assessment)、EE(Extended Essay)などについて

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学) Internal assessment(IA)(内部評価) 対策・アドバイス

Internal assessment (内部評価)は、IB本部の採点者によって採点されるExternal assesment (外部評価)とは異なり、自分の学校の先生によって評価されます。コースの最後には、IBが外部的に評価を確認します。IB English A Language and LiteratureのIA(内部評価)には、上に述べた通り、IOC(Internal Oral Commentary)Further Oral Activity(口頭発展課題)の2種類があります。Further Oral Activityに関しては、Criteria(クライテリア)をしっかり読んで自分の発表内容が評価基準に沿っているか確かめましょう。ここではIOCの対策を紹介します!


<IB English A Language and LiteratureのIOC(Internal Oral Commentary)対策・アドバイス>
IOCではPart 4で学んだ作品のうちのいずれかの抜粋部分が出題されます。完璧な対策をするには、出題される可能性のある作品を全て一通り分析し、文章化しておくことが効果的でしょう。特に、英語で論理立ててコメンタリーを口頭で行うことに不安がある人はIOCのイントロダクションだけでも暗記すると、負担が軽くなります。

分析を行う際に詳しく見るべき要素は作品によって変わりますが、背景、登場人物、場面転換やその他の分析をするいかなる時でも、必ず忘れてはならないことは、要素の「効果」を述べることです。登場人物の描写や文体に工夫がなされているのなら、筆者は何を意図してその工夫を行ったのか、実際に読者はその要素を目にすることで何を感じるのか、なども詳しく説明しましょう。

 

IB English A Language and Literature Extended Essay (EE) (課題論文)対策・アドバイス

English A、すなわちGroup1の科目でEE(課題論文)を書くため、生徒には英語で論文を書き、流暢にプレゼンを行う能力が求められます。その語学力を前提に、生徒は以下の3つのカテゴリーのいずれかに沿った論文を書かなくてはなりません。

①文学作品を深く掘り下げて分析を行う論文
②翻訳された外国文学を原文と比較する論文

※EE(課題論文)に使う文学作品は授業で分析したものも使用可能ですが、その場合は授業で学んだ範囲を超える、生徒が独自で考えた、オリジナリティを含んだ分析が求められます。一方で新しい文学作品を選ぶ場合は、IBが認定した筆者の作品に限らず、十分な文学的価値がある作品ならば自由に選ぶことができます。

③言語を研究する論文

※③のカテゴリーに属する論文には、英語という言語と英語圏の文化の関係性を分析することが求められます。具体的には、文化や歴史の観点からあらゆる言語の形式を分析したり、それらの言語の形式がどのようにして文化の中で生まれ、受け入れられてきたのか、などです。あくまでも言語の論文なので、一般的な文化の分析にならないように注意しましょう。

 

EDUBALの教師はIB English A Language and Literature(英語A言語と文学)のIA、EEなどのエッセイのサポートも行います。
詳しくはEssay(小論文)添削サービスをご覧ください。
Extended Essayの対策法・スコアアップのコツが知りたい方はExtended Essay(課題論文)ページをご覧ください。

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)のCurriculum(カリキュラム)、Criteria(クライテリア)について

IB English A Language and Literature(英語A言語と文学)のCurriculum(カリキュラム)、Criteria(クライテリア)はこちら(IBOホームページ)でご確認ください。

 

 

教師は全員帰国子女!オンライン家庭教師EDUBALの特徴

EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学に通う500名以上の帰国子女教師が、自身の経験を生かしてオンライン上で生徒様の指導にあたっています。オンラインなので世界中のどこからでも指導を受けることができます。また、帰国受験、IB取得という経験を持つからこそ生徒様の悩みに寄り添った指導や相談に応じることが可能です。IBを勉強している人特有の課題でもあるTOK(Theory of Knowledge)やEE(Extended Essay)などのご相談も可能です。IBの勉強の仕方や進め方に関して分からないこと、Math(数学)で満点を取得した人に聞きたいことなどございましたらお気軽にご相談ください!IBを経験した先生達が無料でお答えします。

 

(EDUBALのIBを経験した教師例)

 

※他の科目について、もっと詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。

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