IB(国際バカロレア)、English A Literature(英語A文学)の科目選択や勉強法、対策について

EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学に通う500名以上の帰国子女教師が、自身の経験を生かしてオンライン上で生徒様の指導にあたっています。本ページでは、IB English A Literatureを勉強したT先生(慶應義塾大学)を中心に、IB高得点取得者からIB English A Literature(英語A文学)HL/SLの科目選択勉強法試験対策に関する有益な情報を集め、まとめました。ぜひ今後の勉強にお役立てください!
 

<本ページの内容>
【1】IB English A Literature(英語A文学)の勉強法や科目選択における特徴について

【2】スコアアップのコツと最終試験対策について

 

帰国子女枠 帰国枠

【IB English A Literature(英語A文学)を勉強したT先生】
所属大学:慶應義塾大学

滞在国:アメリカ/カナダ/ブラジル

指導可能科目:English A Literature/Japanese/Economics他

IBで高得点をとるには、コツを抑えた対策など効率の良い勉強が重要となりますが、自分の進路を見据えた科目選択も重要です。科目選択に関してお悩みの方、IB English A Literatureを勉強されている方は、以下の情報をご覧ください。

 

IB English A Literature(英語A文学)の勉強法や科目選択における特徴について

IB English A Literature SL(Standard Level)

<IB English A Literature SL(Standard Level)の概要>
IB English A Literature (英語A文学) は文学について学ぶコースである。授業では10冊の文学作品を読むことが要求され、これらの課題図書は担当教師がIB (国際バカロレア)の「指定作家リスト」より選ぶ。すべての課題図書の形式の分析、内容把握はもちろんのこと、作品が書かれた目的や、読者へ向けたメッセージなどを考察する必要がある。口頭試験や筆記試験を通して、これらの考察に基づき文学作品を自分なりに批評することが求められている。批評することで、文学の存在意義における知識を身につけられることがIB Literatureの魅力だ。本を読んだり、文章を書いたりすることが好きな人にとっては興味深い科目だと思われる。

 

【SL経験者の体験談・アドバイス】
・英語が苦手だったということもあり、課題図書は理解できるまで2回ほど繰り返し読んでいました。

・SLでは要求される課題の量やレベルがHLより低いので、より高得点が見込めます。

・文学を深く追求することができるため、文学が好きな人にとってはおすすめの授業です。クラスメイトも文学好きな人が多かったため、授業外でも課題図書についての話で盛り上がることがありました。

IB English A Literature HL(Higher Level)

<IB English A Literature HL(Higher Level)の概要>
IB English A Literature (英語A文学) において、SLとHLのコース構成は同じだが、SLとHLの間には量・質的な面で大きな違いがある。SLでは10作品を学ぶ一方で、HLの生徒は13作品を学ぶ。また、口述課題や筆記試験の課題において、HLではSLよりも知識や理解の深さ、評価力および構成能力が求められる。

【HL経験者の体験談・アドバイス】
・1つ1つの作品に対し丁寧に取り組み、詳しく分析することが大切です。分析した分、内容を理解でき、試験に備えることができるでしょう。

・口頭試験で高得点を得るためには、とにかく練習することが大切です。家庭教師や周りの友達に頼んで、模擬口頭試験という形で練習に付き合ってもらっていました。

・文章を書く量が多いので、英語で書く力が身につきました。

・作品の文化的、歴史的背景を把握することは作品の内容や作者の意図を分析する際にとても重要です。

IB English A(英語A)学習内容
<IB English A(英語A)学習内容>

IB English A Literatureでは、幅広い文学の学習を通じて、文学の芸術性を味わい、各自の見解について批判的に振り返りをすることが推奨されている。その能力をつけることこそがこのコースの特徴である。この力を育成するためにコースは4つのパートに分かれ、それぞれ異なる要素に重点を置いている。4つのパートの概要は以下の通りである。

Part 1: Works in translation (翻訳作品):

原作が英語以外の言語で書かれた作品が、英語に翻訳されたものを「指定翻訳作品リスト」の中からSLは2冊、HLは3冊学習する

Part 2: Detailed study (精読学習):

「指定作家リスト」の中から異なるジャンルの作品をSLは2冊、HLは3冊 (そのうち1つは詩)学習する。

Part 3: Literary genres (ジャンル別学習):

「指定作家リスト」の中から選択した同じジャンルの作品をSLは3冊、HLは4冊学習する

 

Part 4: Options (自由選択):

教師が自由に選択した3作品を学習する

 

スコアアップのコツと最終試験対策

IBには確固たる採点基準や独特の勉強法が存在するため、それらを理解して対策をすれば効率よく勉強することができ、スコアアップを見込めるでしょう。English A Literature対策でお悩みの方は、EDUBALの教師にぜひご相談ください。

 

External assessment (外部評価)

・Paper 1 (SL: 1時間30分、HL: 2時間): 20%

・Paper 2 (SL: 1時間30分、HL: 2時間): 25%

・Written assignment(記述課題): 25%

 

Internal assessment(IA)(内部評価)

・Individual Oral Commentary (IOC): 15%

・Individual Oral Presentation (IOP): 15%

 

IB English A Literature 勉強法・アドバイス

IB Literatureを勉強するにあた勉強するにあたり、おすすめの勉強法を紹介します。

 

①作品ごとに分析する要素をまとめた表を作る!
IB English A Literatureでは学習するそれぞれの作品において、分析する要素が明確になっています。試験やIAでは2つの作品を比較した内容のものを書くことも想定されます。その時に、すべての作品の情報がまとまっていると格段に比較しやすく、楽になります。例えば、作者の名前・作品の名前・作品が書かれた時代背景・文章の形式・文章の内容・作品から読み取れる作者の意図やメッセージ・作品から読者が受ける印象・その他の特徴的な要素、などといった項目を表に並べ、授業で作品が取り上げられる度にこれらの項目を埋めると良いでしょう。作品から得られる事実だけではなく、自分の意見なども加えられれば、コメンタリーなどを書く時にも役立ちます。クラスメイトと同じ表を作り、お互いのものを共有し合って違う視点を得るのも効果的でしょう。

 

②日頃から作品のannotation(詳しい注釈付け)をする!

授業内で扱われる作品の内容や形式を理解することはとても重要です。特に試験や小論文などで作品の詳しい分析を行う際には、作品をあらゆる視点から理解していなければなりません。また、記述課題では作品の中から引用することを求められることが多いため、印象に残る文章なども覚えておかないといけません。試験直前などに文章を探したり、作品の内容をまとめたりすることは非常に危険です。なぜなら、作品の解釈は急いでできるものではないからです。作品を読み始めたときから、特徴的な文章や印象的な比喩など、最終試験で引用できそうな部分をメモしておくようにしましょう。ページ数などもわかるようにメモをしておくと、時間が経ってからもう一度確認する際の手間が省けます。少しイメージしにくいかもしれませんが、各ページに分析項目や自分の感想などについてコメントを書いていくだけで作品に対する理解が深まり、思い入れも強くなります。

 

③友達や家庭教師とディスカッションをする!

作品について自分なりの解釈をすることはもちろん大切です。しかし、IB Literature (英語A文学) の授業の多くはディスカッションで構成されているように、他の人の意見や解釈を聞くこともとても重要です。ディスカッションは、自分では気づけなかった点に気づいたり、内容についての疑問などを解消できる場です。作品について友達や家庭教師と議論することで、自分自身の作品に対する理解や考えを深めましょう。

 

④作者を知る!

IB English A Literature (英語A文学) では、作品の内容そのものと同じくらい、その内容を書き上げた「作者の意図」について分析することが求められます。作者の意図が何かを考える際、その作者の人生についてある程度のことを知っておくことが重要です。例えば、どのような時代に生まれ、どのような場所で育ち、どのような考えを持っているのか。また、該当の作品を書いたのは作者が何歳のときだったのか、同じ時代に、他にどのような作品を書いていたか、などについて知ることが大切です。これらの情報を頭に入れておくことで、試験などで作者の意図について分析する際に自分の主張に説得力を持たせられるでしょう。

【経験者の体験談・アドバイス】
・作品と作者を知り、そして作品を好きになることで文学的批評や分析を楽しくすることができました。

・クラスメイトと、休み時間や放課後に課題図書について楽しく語り合ったことが作品の理解にもつながりました。

・手が疲れる、ボールペンのインクの消費が早い、と感じるほどannotation(詳しい注釈付け)をし、エッセイも書きました。限られた時間の中で、早く的確に書く練習を沢山しましょう!

 

IB English A Literature Final Exam (最終試験) 対策

IB English A Literatureの最終試験はPaper 1とPaper 2から構成されます。どちらも文学作品を分析し、論文形式で回答するので問題内容には大差ないとも考えられますが、アプローチの仕方や点数を上手く取るコツは異なります。

Paper 1: 文学評論 (コメンタリー) 対策

Paper 1では小説やエッセイなど任意の文学の抜粋部分、または詩を分析してコメンタリーを書くことが要求されます。この試験で試される能力は、初見の文学作品をどれほど深く理解し、細かく分析できるかです。評価規準は「理解と解釈」「作者の選択についての認識」「構成」「言語」の4つであり、これら基づいて作品を分析する必要があると言えます。まずは形式、それから内容、という順序で分析していくとまとまったコメンタリーが書けるでしょう。

Paper 2: 小論文対策

Paper 2では授業で学んだ文学作品を用いて論文を書くため、万全な準備をすることが可能です。だからこそ、過去問を利用した準備が重要です。一見問題の内容が抽象的すぎて難しそうに見えても、少し考えてみれば必ず何かの観点から評論できるでしょう。「形式」「内容」「目的」「読者」などの観点から分析してっ考えれば、どのような質問でもなにかしら分析する手がかりは見つかることでしょう。Paper 2のPast paper(過去問)を何年分か集め、1つ1つの問題に対して各文学作品の分析をまとめておけば、Final Exam(最終試験)でどのような問題が出されてもすぐに対応できるでしょう。各文学作品の分析内容をまとめる際には表などを作ると分かりやすいです。

 

IA(Internal Assessment)、EE(Extended Essay)などについて

IB English A Literature Internal assessment (IA) (内部評価) 対策

IOC: 個人口述コメンタリーおよびディスカッション対策

「IB English A Literature 評価配点」の項目で述べたように、IB English A LiteratureではIA(Internal Assessment)の一環でIOC(個人口述コメンタリーおよびディスカッション)をSLは10分、HLは20分で行います。IOC(個人口述コメンタリーおよびディスカッション)では、限られた時間の中でコメンタリーを行います。そのため普段のプレゼンテーションとは違って、言いたいことを時間内にまとめるために、より細やかな計画性を要します。評価は担当教師が行いますが、後にIB本部が評価の確認をするためにコメンタリーが録音されます。時間制限と録音されていることをプレッシャーと感じてしまう人は特に練習が必要です。

まずは、課題図書の内容を完璧に把握した上で自分の中で分析し、さらに自分なりの考えを持つことが重要です。作品の分析は、形式、内容、目的、読者など、様々な視点からしなければなりません。それらをしっかりと整理した状態でコメンタリーに挑みましょう。実際に時間を計って練習をすることは、自信をつけることにも繋がります。作品に関するあらゆる評論をする練習を、計画性を持って繰り返しましょう。また、1人で練習するのも効果的ですが、試験本番では発表する相手がいます。そのことを想定し、練習はクラスメイトや先生に聞いてもらうことをおすすめします。発表相手にコメントや質問をしてもらい、そのコメントを踏まえて発表内容や方法を改善していけば、自然とレベルの高いコメンタリーができるでしょう。

 

IOP: 個人口述プレゼンテーション対策

IOP(個人口述プレゼンテーション)では授業で学んだ文学作品を元に自由にテーマを選んでプレゼンテーションを行います。10~15分の時間制限で、順序立った説得力のある分析を発表しなければなりません。初めはテーマ選びで悩むことが多いですが、高得点を獲得できるプレゼンをするためには、文学的に批評ができるようなテーマを選ばなければなりません。テーマを決めきれない場合は、Paper 2の過去問などを見ると良いでしょう。

また、IOCの時と同様、発表能力が重要になります。IOPではプレゼンの形式やビジュアルも評価の対象です。そこでは点数が比較的取りやすいので、プレゼンの構成や発表方法を工夫をし、どうすれば説得力のあるプレゼンができるかを考えると良いでしょう。そして実際にプレゼンをする時は、時間制限もあるため、プレッシャーを感じ緊張してしまう人が多くいます。緊張していても発表したいことを伝えられるように、しっかり練習をしましょう。IOCとは異なりIOPはプレゼンであるため、1人で練習することのほうが多いかもしれませんが、客観的な意見を取り入れるためにクラスメイトや先生、あるいは家庭教師に向かって練習することも重要です。

 

IOPとIOCのいずれにおいても、Criteria(クライテリア)、つまり評価基準を確認しておくことが何よりも重要です。発表の内容や、作品の分析項目などもすべてCriteria(クライテリア)に明記されています。この評価基準に沿った発表でなければ点数は取れません。また、評価基準をガイドのように利用すれば自分の頭の中でも発表内容の整理がつきやすいでしょう。Criteria(クライテリア)を活用し、練習を積み重ねて良い発表を行ってください。

 

 

IB English A Literature Extended Essay (EE) (課題論文)対策

IB English A LiteratureでEE (課題論文) を執筆する場合、3つのカテゴリーのうち1つを選び、その範囲内で研究を進めることが求められます。3つのカテゴリーは、「原書が英語で書かれた文学作品の研究」、「原書が英語で書かれた文学作品と、原書が英語以外の言語で書かれた文学作品の比較研究」、「言語研究」に分けられます。生徒は、関連する文献を授業内で扱った範囲を超えて幅広く本を読み、分析をしなければなりません。また、論文が個人的な研究によるものであることを必ず証明するような内容にすることが重要です。適切であればどのような文学作品もEE(課題論文)の研究対象として選択することができますが、適切な評論をするためにも、作品選びは慎重に行うことを心がけましょう。

 

<EE (課題論文)での注意点>

・Supervisor (監督者) の先生は、なるべくEE(課題論文)の科目について知識があることが望ましいです。そうでなくても、進捗管理や内容に関するアドバイスをくれるのでsupervisor(監督者)とは積極的にミーティングをしましょう。

・トピック選びは極めて重要です。2年弱向き合っていくEE(課題論文)ですから、自分が興味を持ち、気持ちを込めて論ずることができるようなトピックを選択しましょう。

・EE(課題論文)を書くにあたって、参考文献を明記することは極めて重要です。漏れなく参考文献を記載することを心がけましょう。

 

EDUBAL教師は、IB English A LiteratureのEssay(小論文)の添削にも対応します。

詳しくはEssay(小論文)添削サービスをご覧ください。

Extended Essayの概要・対策法・スコアアップのコツが知りたい方はExtended Essay(課題論文)ページをご覧ください。

教師は全員帰国子女!オンライン家庭教師EDUBALの特徴

EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学に通う500名以上の帰国子女教師が、自身の経験を生かしてオンライン上で生徒様の指導にあたっています。オンラインなので世界中のどこからでも指導を受けることができます。また、帰国受験、IB取得という経験を持つからこそ生徒様の悩みに寄り添った指導や相談に応じることが可能です。IBを勉強している人特有の課題でもあるTOK(Theory of Knowledge)やEE(Extended Essay)などのご相談も可能です。IBの勉強の仕方や進め方に関して分からないこと、Math(数学)で満点を取得した人に聞きたいことなどございましたらお気軽にご相談ください!IBを経験した先生達が無料でお答えします。

 

(EDUBALのIBを経験した教師例)

 

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教師氏名: 樋口 先生
滞在国: エジプト/フランス/カンボジア
所属大学: 上智大学 国際教養学部
【教師の特徴】
IB Japaneseも指導可能!
詳細インタビュー

岡庭(219394)

教師氏名: 岡庭 先生
滞在国: オランダ/シンガポール
所属大学: 東京大学 文科二類
【教師の特徴】
IB44点取得!
詳細インタビュー

 

※他の科目について、もっと詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。

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