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帰国子女枠大学受験(帰国生大学入試)

【法政大学】「帰国生入試」完全廃止へ。新制度の変更点とGIS・自己推薦の対策を徹底解説

【法政大学】2026年度帰国生入試廃止と新・合格戦略

2024年秋、法政大学より「2026年度入試(2025年度出願)から、帰国生入試を全学部で募集停止する」という発表がありました。

「帰国子女は法政を受けられなくなるの?」
「一般生と同じ試験を受けないといけないの?」

このような不安を感じている方も多いでしょう。しかし、今回EDUBAL編集部で最新の情報を調べた結果、帰国子女が受験できるルートは「英語学位プログラム」と「自己推薦入試」の中にしっかりと用意されていることが判明しました。

本記事では、廃止された「帰国生入試」に代わる新しい2つの入試方式と、各学部が提示した具体的な出願条件(TOEFLスコアやIBスコア)、さらに対策方法について、どこよりも早く、詳しく、実際に帰国大学受験を経験した筆者が解説します。

 

 

 

【2026年度激変】法政大学の帰国生受験は「2つのルート」に分かれる

法政大学の「帰国生入試」という名称はなくなりましたが、帰国生を排除する意図はありません。むしろ、より専門性の高いマッチングを行うために、以下の2つのルートに入試方式が再編されました。

ルート 特徴 主な対象学部
① 英語学位プログラム
(English-based Degree Programs)
授業は全て英語。英語力(TOEFL/IELTS)と書類審査が中心。
※日本国籍の帰国生は主に「Period II」等が対象。
GIS(グローバル教養)
経営(GBP)
人間環境(SCOPE)
経済(IGESS)
② 日本語学位プログラム
(自己推薦・公募推薦)
従来の「帰国枠」が「自己推薦」に統合。
出願資格に「海外高校出身」や「IB資格」が明記されている。
法、文、国際文化
キャリアデザイン
人間環境、スポーツ健康 等

重要なのは、「自分がどちらのルートで受験すべきか」を早期に見極めることです。

ルート①:英語学位プログラム(GIS・GBP・SCOPE・IGESS)

英語だけで学位が取れるプログラムは、帰国生にとって最も有利な選択肢の一つです。ただし、募集要項(Application Guidelines)を確認すると、日本国籍を持つ帰国生が出願できる時期(Period)が決まっているため注意が必要です。

日本国籍の帰国生は「Period II」または「春入学」を狙え!

英語学位プログラムの入試には「Period I」と「Period II」がありますが、最新の要項によると、「Period I」は主に学生ビザが必要な外国籍学生向け(Visa-based Admission)とされています。日本国籍を持つ多くの帰国生は、「Period II(General Admission)」での出願となります。

【英語学位プログラムの出願スコア目安(Period II / General)】

※2026年度要項に基づく足切りライン(最低点)です。合格にはこれ以上のスコアが推奨されます。

■ GIS(グローバル教養学部)
・TOEFL iBT:90点以上
・IELTS:7.0以上
※SAT/ACT/IBのスコア提出も推奨
■ GBP(経営学部)・IGESS(経済学部)
・TOEFL iBT:80点以上(IGESSは72点以上の場合あり、要確認)
・IELTS:6.0以上
■ SCOPE(人間環境学部)
・TOEFL iBT:72点以上
・IELTS:6.0以上

GIS(グローバル教養学部)は「春入学」の自己推薦もチャンス

最難関のGISには、9月入学(Fall Admission)だけでなく、4月入学(Spring Admission)の「自己推薦入試」もあります。ここには「S基準(TOEFL 90+ / IELTS 7.0+)」「A基準(基準スコアは緩和されるが面接あり)」の2種類が用意されており、自分の持っているスコアに合わせて戦略を立てることができます。

ルート②:日本語学位プログラム(法・文・国際文化・人間環境・キャリアなど)

「日本語で学びたい」「法政の看板学部に行きたい」という帰国生は、各学部の「自己推薦入試」「公募推薦」を受験することになります。要項には「海外高校出身者」や「国際バカロレア(IB)取得者」が出願できることが明記されています。

【法学部・国際政治学科】オンライン面接で海外から受験可能!

法学部の「英語外部試験利用自己推薦」は、帰国生にとってもフレンドリーな形態になっています。

  • 出願資格:TOEFL iBT 72+、IELTS 6.0+、英検準1級などの英語資格が必要。海外高校出身者も出願可。
  • 選考方法:書類審査 + オンライン面接(プレゼンテーション含む)

2次試験はオンライン面接のために帰国する必要ありません。なので、海外在住の受験生には特におすすめです。

【国際文化学部】「分野優秀者」か「SA自己推薦」か?

国際文化学部には2つの方式があります。

  • 分野優秀者入試:英語(TOEFL 72+等)や他言語の資格、IBディプロマなど「特定分野の実績」がある人向け。
  • SA(スタディ・アブロード)自己推薦:「特定の言語圏(独・仏・露・中・西・韓)への強い関心」があり、留学を熱望する人向け。

注意点
SA自己推薦の要項には、「外国から日本に留学している方が、母語を使用する国をSA(留学)先として希望することは趣旨に合わない」との記載があります。自分のバックグラウンドと志望動機の整合性が問われます。

【文学部・人間環境学部】IB(国際バカロレア)生は有利!

これらの学部の自己推薦入試では、IB(国際バカロレア)資格が出願資格として明確に数値化されています。

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学部・学科 IB生の出願資格(目安)
文学部(哲学・日本文) Full Diploma取得(見込)かつ Total 26ポイント以上
人間環境学部 Full Diploma取得(見込)かつ Total 26ポイント以上
文学部(英文) IB資格保持者は英語外部試験免除の可能性あり(要項詳細確認)

IBで26点以上を取得見込みであれば、評定平均(GPA)に関わらず出願できるケースが多く、IB生にとっては「狙い目」と言えます。

【最新データ】狙い目はどこ?入試方式別の「実質倍率」一覧

「帰国枠」がなくなったことで、国内生と同じ土俵で戦うことになる「自己推薦入試」。実際のところ、どのくらいの難易度なのでしょうか?直近の入試データ(2024〜2025年度)から、帰国生が利用する主な方式の実質倍率をまとめました。

学部・学科 入試方式 2025年度倍率 2024年度倍率
GIS
(グローバル教養)
自己推薦(春入学 S基準) 1.9倍 1.3倍
経営学部 グローバル体験公募推薦 1.25倍 (合格者なし)
法学部 英語外部試験利用自己推薦
(国際政治学科)
4.1倍 非公表
国際文化学部 分野優秀者 3.2倍 3.0倍
キャリアデザイン 自己推薦 6.9倍 4.4倍
人間環境学部 自己推薦 4.2倍 非公表
文学部 自己推薦(日本文学科) 非公表 3.0倍

※倍率は志願者数÷合格者数で算出(小数点第2位以下四捨五入)。年度により変動するため参考値としてご覧ください。

データの読み解き:ここが狙い目!

GISや経営学部(グローバル体験)は比較的広き門:

英語力などの出願ハードルが高い分、倍率は1倍台〜2倍前後と落ち着いています。「基準スコアさえクリアできれば、合格のチャンスは大きい」と言えます。

法・キャリアデザイン・人間環境は激戦:

これらの学部は国内生からの人気も非常に高く、倍率が4倍を超えることも珍しくありません。英語力だけでなく、「志望理由書」や「小論文」での差別化が合否を分けることになります。

【合格への具体策】2026年度入試を勝ち抜く3つの重点対策

「帰国生入試」が廃止され、「自己推薦・総合型選抜」や「英語学位プログラム(Period II)」へ移行することで、対策の質が変わります。これまでの「当日の小論文と面接で逆転勝負」などはなく、「事前の書類(英語資格・志望理由書)の完成度」が合否の8割を決めると考えて準備を進めてください。

対策①:英語資格(TOEFL/IELTS)は「有効期限」と「種類」に注意!

2026年度の募集要項では、英語資格に関して非常に細かい規定が設けられています。「せっかくスコアを取ったのに出願に使えなかった…」という事態を防ぐため、以下の3点を必ず守ってください。

★EDUBALの重要チェックポイント

1. Home EditionはNGの学部が多い
GISやGBP、IGESSなどの英語学位プログラムでは、自宅受験型の「TOEFL iBT Home Edition」や「IELTS Online」は原則として認められていません。必ずテストセンターで受験するタイプ(Paper Edition含む)を受けてください。

2. MyBest Scoresは使えない
複数のテスト結果の良いとこ取りをする「MyBest Scores」は、GISやGBPでは活用されません(Test Date Scoreのみ有効)。1回の試験で基準点を超える必要があります。

3. 高2の冬〜高3の春が勝負
出願時期(9月〜11月)の直前は予約が埋まりやすいため、余裕を持って高3の夏前までには目標スコア(GISなら90点〜、一般学部なら準1級/72点〜)を確保しましょう。

対策②:志望理由書は「アドミッション・ポリシー」への回答書

自己推薦入試において、志望理由書は単なる「作文」ではなく、「私は大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致します」という証明書です。2026年度要項をとに、各学部の特徴的な出題傾向に合わせて対策しましょう。

英語学位(GIS)志望の場合

GISの自己推薦(春入学)では、「Personal Statement」として以下のテーマから選択して英語エッセイ(約450語)を書くことが求められます。

リーダーシップ経験:クラブやプロジェクトで主体的に役割を果たした経験
探究型学習経験:特定のテーマを深く研究したり、創造的な制作を行ったりした経験

単に「部長をやりました」ではなく、「どのような課題に対し、どう行動し、周囲にどう影響を与えたか」を具体的に記述する必要があります。

一般学部(法学部・国際政治)志望の場合

法学部の英語外部試験利用自己推薦では、志望理由書に加え、2次試験で「自己プレゼンテーション(オンライン)」が課されます。「地球規模の課題」や「世界各地の諸問題」に対し、自分の海外経験をどう結びつけて解決に貢献したいかを、論理的に語るトレーニングが必須です。

対策③:国際バカロレア(IB)生は「26点」がボーダーライン

IBDiplomaを取得見込みの方は、多くの学部で優遇措置があります。

文学部(哲学・日本文)や人間環境学部などの自己推薦入試では、出願資格として「IBフルディプロマ取得(見込)かつトータル26ポイント以上」という明確な基準が設けられています。これは、海外大学の基準と比べると決して高すぎるハードルではありません。「国内大学は帰国枠がなくなったから無理」と諦めず、まずはIBのFinal Examに向けた勉強をしっかりこなすことが、法政大学合格への近道になります。

新制度への対応も、EDUBALにお任せください

「制度が複雑で、自分がどの入試を受けられるか分からない…」
「Period IIの出願時期に合わせて、いつから準備すればいいの?」

入試制度が大きく変わる年は、情報戦です。EDUBALには、法政大学をはじめとする難関大の「自己推薦」「総合型選抜」「IB入試」で合格した現役大学生チューターが多数在籍しています。

  • 最新の要項に基づいた併願戦略の提案
  • 英語学位(GIS等)の英語エッセイ・面接対策
  • 日本語学位(法・文等)の志望理由書・小論文添削

 

海外にいながら、これらの対策をマンツーマンで受講可能です。劇的な入試改革および変化の年をチャンスに変えるために、ぜひEDUBALの無料体験授業をご活用ください。

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