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帰国子女枠大学受験(帰国生大学入試)

【関西大学 帰国子女入試】総合情報学部の難易度は?SAT要件・小論文・面接対策を徹底解説

関西大学帰国入試

「海外経験を活かして、関西の名門大学で学びたい」

そんな帰国生におすすめなのが、関西大学(総合情報学部)の帰国生徒入学試験です。この入試は、単に英語力を測るものではなく、あなたの「異文化体験」そのものを評価してくれるという大きな特徴があります。

本記事では、最新募集要項に基づき、この入試制度の狙い、出願の条件、そして合否を分ける「小論文・面接」対策までを徹底解説します。

 

 

 

 

関西大学の帰国生入試(総合情報学部)を狙うべき理由

今回ご紹介する「帰国生徒入学試験」を実施しているのは総合情報学部です。

「学部が限定されているなら、自分には関係ないかな?」とスルーするのはもったいないです。なぜなら、この入試制度は、とてもに「帰国生フレンドリー」な入試だからです。

大学が求めているのは「英語力」よりも「異文化体験」

一般的な帰国生入試では「英語力(TOEFLの点数)」が最優先されがちですが、この入試の趣旨は少し異なります。

募集要項には以下のように明記されています。

「海外での学習・生活による豊かな体験を積んだ学生を迎え入れ、多様なバックグラウンドをもつ学生により、本学部の活性化と一層の国際化の促進を期待しています」

つまり、大学側はこの入試を通じて、単に英語が話せる学生ではなく、「海外生活で培った独自の視点や価値観(バックグラウンド)」を持ち込んでくれる学生を求めているのです。

だからこそ、試験科目が「英語」ではなく、あなたの考えを表現する「小論文」と「面接」に設定されているのです。これは、自分の海外経験を武器に勝負したい受験生にとって、大きなチャンスと言えます。

「文系だけどITも」が叶う、文理融合の3つの学び

この入試で入学することになる「総合情報学部」は、文系・理系の枠を超えた「文理融合」を掲げています。アドミッション・ポリシーでも「文系・理系という枠にとらわれることなく、さまざまな領域を『情報』という視点から総合的に探究する」としており、具体的には以下の3つのフィールドを自由に組み合わせて学ぶことができます。

学びのフィールド 学べることの例
①メディア情報系
(表現・アート)
CG、映像制作、Webデザイン、デジタル音楽など。
「技術を使ってどう表現し、人に伝えるか」を学びます。
②社会情報システム系
(社会・ビジネス)
インターネット社会論、マーケティング、経営戦略、法学など。
文系的な視点で「情報社会の課題や仕組み」を解き明かします。
③コンピューティング系
(技術・サイエンス)
プログラミング、AI(人工知能)、データ解析など。
システムを構築するための専門的なスキルを習得します。

帰国生の皆さんの中には、「理数系は日本のカリキュラムについていけるか不安だが、将来のためにITスキルは身につけたい」という方も多いでしょう。この学部なら、「英語力×マーケティング×Webデザイン」のように、あなたの文系的な強みに「IT」という武器を掛け合わせることが可能です。「情報」をツールとして使いこなし、社会で活躍する未来を描けるのが、この学部ならではの学びです。

年間通うキャンパス(高槻キャンパス)

総合情報学部は、大阪府高槻市にある「高槻キャンパス」です。

メインキャンパス(千里山)とは異なりますが、映像スタジオや最新のコンピュータ設備が整った、情報学部のための専用キャンパスとなっており、情報関連を学びたい方には最適な環境となっています。

 

【年2回チャンス】9月入学・4月入学の日程と過去倍率

関西大学 総合情報学部には、春(4月)入学だけでなく、海外の卒業時期に合わせた秋(9月)入学の制度もあります。それぞれのスケジュールと特徴を見てみましょう。

① 9月入学(2025年度 秋学期)

海外の高校を5月〜6月に卒業する方に最適なスケジュールです。卒業後、空白期間(ギャップイヤー)を作らずに入学できます。

項目 日程(日本時間)
Web登録・書類送付 2025年6月10日(火)〜6月18日(水)
試験日 2025年7月6日(日)
合格発表日 2025年7月10日(木)
募集人員 5名

※出願書類は6月18日消印有効です。

② 4月入学(2026年度 春学期)

日本の一般的な入学時期です。秋入試で合格できなかった場合の再チャレンジとしても活用できます。

項目 日程(日本時間)
Web登録・書類送付 2025年9月2日(火)〜9月5日(金)
試験日 2025年10月19日(日)
合格発表日 2025年11月1日(土)
募集人員 5名

※春入学の出願期間はわずか4日間と非常に短いため注意が必要です。

【過去】入試結果と実質倍率の推移

過去の入試結果を見ると、秋入試と春入試では傾向が異なります。特に春入試は年度によって倍率の変動が大きいため注意が必要です。

入試回 志願者数 最終合格者数 実質倍率
2025年度 春入学 10名 7名 1.4倍
2024年度 秋入学 2名 2名 1.0倍
2024年度 春入学 15名 4名 3.8倍
2023年度 秋入学 2名 1名 2.0倍
2023年度 春入学 17名 5名 3.4倍
2022年度 秋入学 4名 2名 2.0倍

※詳細は関西大学入試センターの公式データをご確認ください。

データを見ると、秋入学(9月入学)は志願者が2名〜4名と少なく、倍率も比較的落ち着いている傾向があります。一方、春入学(4月入学)は志願者が10名〜17名程度集まるため、年によっては倍率が3倍を超える激戦となります。

 

【重要】出願資格と統一試験スコア(SAT/IBなど)について

この入試に出願するためには、まず自分が「どの出願資格に当てはまるか」を確認する必要があります。大きく分けて2つのパターンがあり、それによって「統一試験(SATやIBなど)のスコア提出が必要かどうか」が異なります。

あなたはどっち? 2つの出願パターン

募集要項によると、出願資格は以下の2つのパターンのいずれかに該当する必要があります]。

パターン 対象者(概要) 統一試験スコア
(1) 海外高校 卒業型 外国の高校に継続して2年以上在籍し、卒業(見込み)の方 必要
(2) 帰国編入型 海外に長く滞在し(※)、帰国後に日本の高校を卒業(見込み)の方 不要

※(2)の滞在期間条件:帰国時の編入学から逆算して継続4年以上、または小1以上で通算6年以上。

もしあなたが現在、海外のインターナショナルスクールや現地校に通っている高校3年生(Grade 12/Year 13)なら、基本的には(1) 海外高校 卒業型となります。この場合、SATやIBなどの「国家統一試験」のスコア提出が必須となりますので注意が必要です。

海外高校出身者は「統一試験スコア」が必須!

「学校の成績(GPA)はあるけれど、SATは受けていない…」というご相談をよくいただきます。
しかし、関西大学の帰国生徒入試では、(1) 海外高校 卒業型で出願する場合、以下のいずれかの統一試験等の成績証明書の提出が求められています。

【提出が認められている主な統一試験】
・アメリカ合衆国の教育制度: SAT Reasoning Test
・イギリスの教育制度: GCE A-Level
・国際バカロレア(IB): IB資格証明書(Diploma)および最終試験6科目の成績
・フランス: Baccalauréat(バカロレア)
・ドイツ: Abitur(アビトゥア)
・ニュージーランド: NCEA

⚠️ 「SATなし」でも出願できる?

アメリカン・スクールに通っている場合、SATのスコアレポート提出が要項で指定されています。したがって、「SATなし」での出願は認められない可能性が高いと言えます。一方で、カナダやオーストラリア、アジア圏の現地カリキュラムなど、上記リストにない教育制度の学校に通っている場合は、出願資格の有無を確認する必要があります。自己判断せず、必ず出願前に関西大学入試センターへ問い合わせてください。

英語資格(TOEFL/IELTS)は必要?

多くの大学で提出が求められるTOEFL iBTやIELTSなどの「英語外部検定試験」ですが、2026年度の募集要項を見る限り、出願書類としてTOEFLやIELTSのスコア証明書は必須リストに含まれていませんこれは、「英語資格の点数が足りなくて出願できない」と悩んでいる方には朗報と言えるかもしれません。しかし、それは裏を返せば、「統一試験(SAT/IB)の学習成果」「小論文・面接での日本語能力」がより純粋に評価される入試であると考えることができます。

 

【出願書類】800字以上の「志望理由書」攻略法

入試当日の試験も重要ですが、出願時に提出する「志望理由書」も合否を左右する重要な要素です。面接ではこの書類に基づいた質問が行われるため、適当に書くことは許されません。

最新の「志望理由書作成要領」に基づき、確実に評価される書類を作るためのポイントを解説します。

要件は「800字以上 1,000字以内」と長文!

関西大学の志望理由書は、日本の大学入試の中でも比較的ボリュームが多いのが特徴です。

項目 要件
文字数 800字以上 1,000字以内
形式 所定様式を使用(横書き)
記入方法 氏名欄以外はパソコン入力可
※手書きの場合は黒ボールペンまたは黒インク(消せるボールペン不可)

「1,000字」は原稿用紙2枚半の分量です。思いつくままに書き始めると構成が崩れてしまいます。「序論(結論)・本論・結論」の構成をしっかり練ってから書き始めましょう。

また、「氏名欄は本人の自筆(手書き)」である点に注意が必要です。本文はパソコンで作成し、最後に名前だけ手書きすることで、見やすくミスのない書類を作成できます。

書くべき内容は「2つの柱」

作成要領では、以下の2点を中心にまとめるよう指示されています。

(1)本学部志望の理由
(2)将来の抱負

対策のポイント:アドミッション・ポリシーと結びつける

ただ「映像作成が好きだから」「就職に強そうだから」という理由では、1,000字も書けませんし、評価もされません。

志望理由: 自身の「海外経験(異文化体験)」と、総合情報学部の「文理融合(情報×社会)」の視点をどう結びつけるかが鍵です。「なぜ他の大学ではなく、関西大学の総合情報学部なのか」を具体的に述べましょう。
将来の抱負: 卒業後にどのような人材になりたいかを書きます。情報リテラシーやこれからのITスキル、そして映像に対する使命感などと語学力を活かして、〇〇な社会課題を解決したい」など、具体的なビジョンを示すと説得力が増します。

 

入試内容の徹底解剖! 小論文と面接の対策法

出願書類の準備と並行して進めなければならないのが、当日の試験対策です。関西大学 総合情報学部の帰国生入試は、「小論文」「面接(口頭試問を含む)」の2本立てで行われます。

【小論文】90分・100点満点の勝負

まず、午前に実施されるのが小論文試験です。

【試験データ】
・時間: 9:30〜11:00(90分)
・配点: 100点

90分という時間は、構成を練り、清書し、見直しをするには決して長くはありません。特に海外生活が長く、日本語の記述に不安がある方は、時間配分の練習が不可欠です。

どのようなテーマが出題されるのか?

アドミッション・ポリシーに基づき、単に「IT技術の知識」を問うものではなく、「情報技術が現代社会や人間にどのような影響を与えているか」といった、社会的な視点を絡めたテーマが出題される傾向があります。

「日本語力」よりも「論理構成力」

「難しい漢字が書けないと減点されるのでは?」と不安になる必要はありません。もちろん最低限の語彙力は必要ですが、大学側が最も重視するのは「論理的な思考力(ロジック)」です。

1. 課題文やテーマを正しく理解できているか
2. 自分の主張が明確か
3. その主張を支える根拠(理由・具体例)が一貫しているか

この3点を意識し、「序論・本論・結論」の構成で書くトレーニングを積みましょう。

【面接】口頭試問を含む実践的な内容

小論文の後、12:00から順次実施されるのが面接です。ここで注意すべきなのは、単なる人物面接ではなく、要項に「口頭試問を含む」と明記されている点です。

口頭試問とは?

一般的な「志望動機」や「自己PR」に加え、学問的な基礎知識や思考力を問う質問が行われることを指します。

最近気になったIT関連のニュースと、それに対する自分の意見
情報社会が抱える課題についてどう考えるか
提出した志望理由書の内容についての深掘り

対策のカギは「志望理由書との一貫性」です。面接官は、事前提出された書類を手元に置いて質問します。「書類に書いてあること」と「面接で話すこと」に矛盾がないよう、提出した書類のコピーは必ず手元に残し、何度も読み返しておきましょう。

 

合格に向けた「3つの壁」と乗り越え方

ここまで入試の仕組みを見てきましたが、海外からの受験は日本の高校生とは異なる苦労がつきものです。
関西大学 総合情報学部の帰国生入試を突破するために、皆さんが乗り越えなければならない「3つの壁」と、その攻略法を整理しました。

1. 「書類」の壁:4日間の出願期間と証明書の準備

最初の壁は、試験勉強そのものではなく、出願手続きです。
前述の通り、Web登録および必要書類の送付期間は「9月2日〜9月5日」のわずか4日間しかありません 。

海外の高校では、成績証明書や卒業見込証明書の発行に数週間かかることが珍しくありません。「ギリギリになって書類が足りない!」という事態を避けるため、夏休みに入る前、あるいは夏休み初旬には学校へ書類作成を依頼するのが鉄則です。

2. 「小論文」の壁:日本語での論理構成力

2つ目の壁は、合否を大きく左右する小論文です。
大学側が見ているのは「日本語の流暢さ」よりも「思考の論理性」です。アドミッション・ポリシーにあるように、「情報と人間・社会」に対する関心を持っているかが問われます。

日頃からITや社会問題に関するニュースに触れ、「なぜそうなるのか?」「自分ならどうするか?」を日本語でメモする習慣をつけるだけでも、大きな対策になります。

3. 「情報」の壁:少人数枠と独自の試験スタイル

募集人員が「5名」と少なく、かつ「口頭試問を含む面接」という独自の試験形式であるため、一般入試に比べて参考書や過去問の情報が出回りにくい傾向があります。

情報が少ないからこそ、「公式情報(募集要項)」を隅々まで読み込むことが最大の武器になります。また、一人で抱え込まず、帰国生入試に詳しい専門家や、実際に経験した先輩のアドバイスを求めることも有効です。

 

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まとめ:早期の書類準備と小論文対策が合格のカギ

本記事では、2026年度(2025年実施)の関西大学 総合情報学部 帰国生徒入学試験について解説してきました。

最後に、合格に向けて特に重要なポイントを振り返ります。

1. 出願期間はわずか4日間!
Web登録および書類送付期間は2025年9月2日(火)〜9月5日(金)と非常に短く設定されています。SAT等のスコア手配や証明書の発行依頼は、夏休み前に済ませておきましょう。

2. 出願資格とスコアの確認を
海外の高校を卒業する方は、SATやIBなどの「国家統一試験等の成績評価証明書」の提出が必須です。

3. 小論文は「情報×社会」の視点で
文理融合の学部であることを意識し、情報技術と社会の関わりについて自分の意見を書けるようトレーニングを積んでください。

関西大学の帰国生入試は、あなたの「異文化での経験」を高く評価してくれる入試です。募集人数は5名と少数精鋭ですが、しっかりと準備をすれば、その扉は必ず開かれます。

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※教師数は2018年6月現在のものです

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