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帰国子女枠大学受験(帰国生大学入試)

【立命館大学】帰国子女におすすめの帰国生入試とAO入試を徹底解説!〜志望理由書と面接の対策方法は?TOEFL基準は?〜

立命館大学 帰国子女入試

「立命館大学に行きたい!」と思い、帰国生入試の要項を開いてみたけれど……。

「あれ? 募集している学部がGLA(グローバル教養)とJDP(国際関係)しかない?」
「自分は理系志望なのに、あるいは政策科学を学びたいのに、帰国枠はないの?」

こんな風に戸惑っていませんか?

実は、帰国生が立命館大学を受験する上でおすすめの入試方法は、「帰国生徒入学試験」だけではありません。「AO選抜入学試験(English Basis)」という別の入り口を使えば、選択肢は一気に5つに広がります。

この記事では、要項を見ただけでは気づきにくい「帰国生が使える隠れた選択肢」と、合格率を高めるための「入試方式の使い分け戦略」について、EDUBALが徹底解説します。

 

 

 

【全体像】動画で見る立命館大学

以下の動画では、大学の入試担当の方による大学の魅力・入試制度などの説明がご覧になれます。

※この動画は2020年6月の大学説明会の録画となっております。

【全体像】「帰国入試」にはない選択肢がAOにはある!全5コース紹介

帰国生入試の募集要項を見ると、対象学部には確かに「GLA」と「JDP」の2つしか記載がありません。
「英語学位プログラム」として有名ですが、分野が国際教養と国際関係に限られており、「もっと他の選択肢はないの?」と物足りなく感じる方もいるでしょう。

しかし、実は立命館大学には「AO選抜入学試験(English Basis)」という、帰国生にこそおすすめしたい入試方式が存在します。

この枠を使えば、帰国生であっても以下の計5つの英語学位コースすべてに出願が可能になります。「帰国枠がないから諦める」必要は全くありません。

1. GLA(グローバル教養学部)

  • 場所: 大阪いばらきキャンパス(OIC)
  • 特徴: オーストラリア国立大学(ANU)との「デュアル・ディグリー」。文理の枠を超えたリベラルアーツを学びます。帰国入試・AO入試のどちらでも受験可能です。

2. JDP(国際関係学部 アメリカン大学・立命館大学国際連携学科)

  • 場所: 京都(衣笠) & アメリカ(D.C.)
  • 特徴: アメリカン大学(AU)との「ジョイント・ディグリー」。国際政治の中心で学ぶプログラム。こちらも帰国入試・AO入試の両方が使えます。

3. GS(国際関係学部 グローバル・スタディーズ専攻)

  • 場所: 京都(衣笠)
  • 特徴: 【AOのみ】日本にいながら、多国籍な環境で国際関係学を英語で学びます。留学必須のJDPとは異なり、京都での学びを深めたい人におすすめです。

4. CRPS(政策科学部 政策科学専攻)

  • 場所: 大阪いばらき(OIC)
  • 特徴: 【AOのみ】都市計画、環境問題、地域開発などを学ぶ「課題解決型」のプログラム。社会科学に関心がある帰国生にとって、実は狙い目の学部です。

5. ISSE(情報理工学部 情報理工学科コース)

  • 場所: 滋賀(びわこ・くさつ / BKC)
  • 特徴: 【AOのみ】英語で学位が取れる理系プログラム。「立命館に理系の帰国枠はない」と諦めていた方、ここがその選択肢です。AIやIoTなどの最先端技術を学びます。

このように、「AO入試」も視野に入れることで、理系や政策科学、日本拠点での国際関係学など、選択肢がグッと広がります。

 

【出願資格】その「帰国枠」、本当に使えますか?要件比較

「海外に住んでいたから『帰国生徒入試』を受けられるはず」
「国内のインターナショナルスクールだから『帰国枠』は無理かも」

このように自己判断してしまう前に、立命館大学が定めている正確な「出願資格」を確認しましょう。実は、日本国内に住んでいても「帰国枠(JDP/GLA)」に出願できるケースがあります。

以下の比較表で、ご自身の経歴がどちらの入試に適しているかチェックしてください。

項目 帰国生徒入学試験 (Returnee) AO選抜入学試験 (English Basis)
対象コース JDP、GLA のみ 全5コース (JDP, GLA, GS, CRPS, ISSE)
在籍期間の条件 中高6年間で通算2年以上
※日本のIBコースやインターも対象になる場合あり
規定なし
※海外経験が短くてもOK
対象となる学校 外国の教育課程
※海外校、または国内のIB/インターコース等
問わない
※一般的な日本の高校も可
国籍要件 日本国籍 または 特別永住者 問わない

ここがポイント!
帰国生徒入試の「外国の正規の教育課程」には、海外の学校だけでなく、日本国内の高等学校における「IB(国際バカロレア)課程」や「外国の高校卒業資格が得られるインターナショナルコース」も含まれます。つまり、ずっと日本に住んでいても、これらのコースに中高通算で2年以上在籍していれば、有利な「帰国枠」でJDPやGLAを受験できるチャンスがあります。逆に、「海外にはいたけれど期間が2年未満だった」「日本の一般的な高校に通っている」という方は、迷わず「AO選抜入学試験」を選んでください。AO入試はバックグラウンドに関わらず広く門戸が開かれています。

【入試方式】「帰国生徒入試」vs「AO入試」使い分けの極意

「じゃあ、全部AO入試で受ければいいの?」と思うかもしれませんが、そう単純ではありません。
実は、学部によっては「帰国生徒入試を使ったほうが圧倒的に有利(合格基準が低い)」というケースがあるのです。

ここでは、賢い入試方式の使い分け戦略をお伝えします。

①「JDP」志望なら『帰国枠』が絶対有利!

もしあなたがJDP(アメリカン大学連携学科)に行きたいなら、AO入試よりも「帰国生徒入試」を使うべきです。なぜなら、求められる英語スコアに大きな差があるからです。

AO入試 (English Basis): TOEFL iBT 85点以上
帰国生徒入試 (Returnee): TOEFL iBT 76点以上

なんと、帰国枠を使うだけで9点も基準が下がります。帰国生としての資格(海外在籍期間など)を持っているなら、この「特権」を使わない手はありません。

②「GS・CRPS・ISSE」は『AO入試』で受験せよ!

これら3つのコースには、そもそも「帰国生徒入試」という枠組み自体が存在しません。しかし、それは「帰国生が受けられない」という意味ではありません。これらの学部は、帰国生であっても「AO入試」として出願すればOKです。

しかも、英語要件はJDPやGLAに比べて比較的マイルドに設定されています。

GS (国際関係): TOEFL 76点
CRPS (政策科学): TOEFL 71点
ISSE (情報理工): TOEFL 72点

「英語学位で学びたいけれど、TOEFL 80点の壁が厳しい……」という帰国生にとって、CRPSやISSEは隠れた「狙い目」の選択肢と言えます。

③「GLA」はどちらも条件同じ。だからこそ「2回」受ける!

< p>GLA(グローバル教養学部)に関しては、帰国入試でもAO入試でも、英語要件や選考方法(書類のみ)に違いはありません。しかし、帰国生徒入試(1期)は7月に出願できます。「まずは7月の帰国入試で合格を狙い、ダメなら秋以降のAO入試で再チャレンジする」というように、受験機会を2回に増やせるのが帰国生のメリットです。

【比較表】全5コースの出願要件・選考方法まとめ

「自分がどの学部に挑戦できそうか」を判断するために、2026年度入試要項に基づいた最新データを一覧にしました。

特に、AO入試を利用する場合のスコア感を確認してみてください。

学部・コース TOEFL iBT (Min) IELTS (Min) 主な選考方法
GLA
(グローバル教養)
80点
※R&W 20点以上
S&L 18点以上の足切りあり
6.5
※各6.0以上
書類選考のみ
※面接なし
JDP(国際関係・アメリカン大) AO入試: 85点
帰国入試: 76点
6.5
※各6.0以上
書類選考 + 面接
GS(国際関係・グローバル) 76点 6.0 書類選考 + (面接)
※面接は対象者のみ実施
CRPS(政策科学) 71点 5.5 書類選考 + 面接
ISSE(情報理工) 72点 5.5 書類選考 + 面接
※TOEIC L&R 730点でも出願可

※スコアはすべて「最低出願要件」です。
※TOEFL iBTの「MyBestスコア」は採用されません。

先輩チューターからのアドバイス

1. 「帰国枠」の名称に惑わされないで!

理系(ISSE)や政策科学(CRPS)に行きたい場合、「帰国入試の要項に載っていない=受けられない」ではありません。「AO入試」の要項を取り寄せれば、そこにはあなたのための入り口が用意されています。

2. GLA志望者は「Sub-scores」が命取り
GLAだけは合計点だけでなく、セクションごとの足切り点(Reading/Writing 20点以上など)があります。「合計点は足りているのに出願できなかった」とならないよう、早めの対策が必要です。

【倍率・定員】合格のチャンスはどれくらい?データで見る難易度

「TOEFLの基準点はクリアしたけれど、実際の倍率はどれくらい?」と気になる方も多いでしょう。
立命館大学の入試では、「帰国生徒入試」と「AO入試」で募集人数(定員)の規模が大きく異なります。

1. 募集定員(枠の大きさ)の違い

まずは、それぞれの入試方式で「何人募集しているか」を確認しましょう。

学部・コース 帰国生徒入試の定員 AO入試の定員 (4月入学)
GLA 10名
(1期:6名 / 2期:4名)
17名
(※9月入学は別途30名)
JDP 4名
(1期:2名 / 2期:2名)
5名
GS なし 12名
(※9月入学は別途34名)
CRPS なし なし
(※9月入学のみ35名)
ISSE なし 24名

2. 【直近3年】帰国生徒入試の実質倍率

「定員が数名しかないJDPは狭き門では?」と不安になるかもしれませんが、実際の入試結果(志願者数と合格者数)を見ると、意外な事実が見えてきます。

以下は、直近3年間の「帰国生徒入試」の結果まとめです。

年度 学部 志願者数 合格者数 実質倍率
2025年度 JDP 6名 5名 1.2倍
GLA 53名 49名 1.1倍
2024年度 JDP 5名 5名 1.0倍
GLA 17名 16名 1.1倍
2023年度 JDP 7名 4名 1.8倍
GLA 19名 13名 1.5倍

ここがポイント!

① JDPは「定員が少ない」が「倍率も低い」
JDPの定員はわずか4名ですが、実際の志願者数も例年5〜7名程度に留まっています。その結果、実質倍率は1.0倍〜1.8倍で推移しており、要件(TOEFL 76点以上)さえ満たしていれば、決して「合格不可能な難関」ではありません。

② GLAは志願者急増中!でもチャンスあり
2025年度入試では、GLAの志願者が前年の17名から53名へと約3倍に急増しました。しかし、大学側もそれに応じて合格者を49名(定員の約5倍)出しているため、倍率自体は1.1倍と低く抑えられています。
ただし、2023年度のように不合格者が一定数出る年もあるため 、「出せば受かる」と油断せず、エッセイ対策を万全にすることが重要です。

合格への対策:志望理由書(エッセイ)と面接、どう準備する?

出願する学部が決まったら、次は対策です。立命館の英語学位プログラムは、学部ごとに志望理由書 (Essay) のテーマも文字数も異なります。

なお、すべての学部において、志望理由書(エッセイ)は必ず「英語」で記述する必要があります(日本語は不可)。

志望理由書対策:学部別テーマと文字数

2026年度入試要項に基づき、各コースのエッセイ課題を整理しました。

1. GLA(グローバル教養学部)

  • 対象入試: 帰国生入試・AO入試 共通
  • 文字数: 300 words
  • テーマ: 現在の「学術的な関心(Academic Interests)」について、過去の経験や洞察を交えて論じること。そして、その関心をGLAのデュアル・ディグリー・プログラムを通じてどのように追求する計画かを説明すること。
  • 対策: 帰国枠・AO枠ともにテーマは同じで、300語という非常に短い制限があります。「なぜ立命館だけでなくANU(オーストラリア)でも学ぶ必要があるのか」を論理的に、かつ無駄を削ぎ落として説明する構成力が合否を分けます。

2. JDP(国際関係学部 アメリカン大学連携)

  • 対象入試: 帰国生入試・AO入試 共通
  • 文字数: 600 words
  • テーマ: JDPで学びたい主題・分野とその理由、自身の過去の経験・活動との関連性。
  • 対策: GLAの倍の分量があります。自分の原体験(Experience)を具体的に掘り下げ、それが将来のビジョンにどう繋がっているか、一貫性のあるストーリーを描くことが重要です。

3. GS(国際関係学部 グローバル・スタディーズ)

  • 対象入試: AO入試のみ
  • 文字数: 500 words
  • テーマ: 国際関係学部で学びたい科目・分野について、その理由と経験を交えて記述する。
  • 対策: JDPと同様に「国際関係」を学びますが、こちらは日本(京都)での学びが中心です。「なぜ留学必須のJDPではなく、京都拠点のGSなのか」という点を明確に意識して書く必要があります。

4. CRPS(政策科学部)

  • 対象入試: AO入試のみ
  • 形式: 3つの設問に回答
    • ①志望理由(200 words)
    • ②誇れる経験とそれをどう活かすか(250 words)
    • ③CRPSで学びたい現代の社会課題とその理由(300 words)
  • 対策: 設問が細分化されています。特に3つ目の「社会課題」については、政策科学的な視点(地域・行政・法律など)で解決策を模索する意欲を示す必要があります。

5. ISSE(情報理工学部)

  • 対象入試: AO入試のみ
  • 形式: 3つの設問に回答
    • ①志望理由(300 words)
    • ②学校や学習における誇れる経験(300 words)
    • ③学びたいIT/ICT技術や手法と、その用途(600 words)
  • 対策: 特に3つ目の設問は600語と長く、専門性が問われます。「AIを学びたい」だけでなく、「具体的にどのような技術を用いて、何を解決したいのか」というエンジニアとしての具体的なビジョンが求められます。

面接対策:JDP・CRPS・ISSE志望者は必須

GLA以外の多くの英語学位プログラムでは、書類選考の後に面接(Interview)があります。多くはオンラインや電話で行われます。

  • JDP: 書類審査通過者に実施。「日米関係」や「国際ニュース」について、英語で自分の意見を述べる練習が必須です。
  • CRPS / ISSE: 書類審査通過者に実施。エッセイで書いた「解決したい課題」や「技術」について深く突っ込まれます。「なぜ?」に対して即座に英語で答えられる瞬発力を鍛えましょう。
  • GS: 書類選考のみで合否が出る場合と、面接に呼ばれる場合があります。面接に呼ばれた場合はボーダーライン上の可能性があるため、入念な準備が必要です。

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ここまで読んで、「選択肢が多いのは分かったけど、結局自分はどこを受ければいいの?」と迷ってしまった方もいるかもしれません。

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