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世界中で注目を集めている国際バカロレア(IB)。IBは実は高校生だけではなく、小学校高学年から高校1年生に向けたコースもあるんです!11歳から16歳の生徒を対象とした国際バカロレアの教育プログラムが、 MYP(Middle Years Programme)です。MYPってなに?どんなことが学べるの?よく出てくるあの単語、どういう意味?どう勉強したらいいの?Personal Projectはどこから始めればいいの?などIB教育は独特であるため、このような疑問を持つことも多いと思います。
このページではMYP経験者の声をもとに、MYPの概要、MYP用語の解説、メリット・デメリット、MYPの学習方法などを分かりやすくまとめました。現役MYP生のみなさん、MYPを考えているみなさん、また保護者の皆様、ぜひこのページをお役立てください!
<本ページの内容>
【1】MYPとは?
【2】MYP用語の解説
【3】MYPの魅力
【4】MYP学習方法・対策・サポート
MYP(Middle Years Programme)とは、IBOが1997年に設置した「IB中等教育プログラム」を指します。11歳から16歳(5年生から10年生)を対象とした5年間のプログラムで、IB教育の最終段階DP(Diploma Programme)のための基礎学習として位置付けられています。2016年7月時点で、MYPを提供している学校は、世界に1307校、日本に9校あり、世界で認められた国際的な教育プログラムです。
MYPのカリキュラムは8つの学習分野(言語A、言語B、人文科学、理科、数学、芸術、体育、テクノロジー)で編成されています。また、教科間を超えたつながりを示す5分野のAOI(Area Of Interaction:学習の姿勢、人芸性の創造性、共同体と奉仕、多様な環境、健康と社会環境)を重要視している点と勉強した内容と実生活とのつながりを発見しながら学習していくスタイルが特徴的です。また国内では2つの学校でのみ日本語でMYPを提供しているので、ほとんどの学校では英語で授業を受けることになります。そのため、普段の生活から国際社会で使える実践的なコミュニケーション能力を外国語で養うこともできます。
MYP最終学年(10年生)ではPersonal Projectと呼ばれる自由研究のような課題があります。生徒は自分でテーマを決め、一年間かけてエッセイと成果物の制作を行います。DPでのExtended Essayの準備段階として捉えている方も多くいます。
IBにはMYPに限らず日本人にとって独特な言い回しやニュアンスがつかみにくい言葉がよく使われています。みなさんの「これ、どういう意味?」という素朴な疑問を解消しましょう!
Learner Profileは特に心身が発達するMYPの時期に重要視されるIB的な要素の一つで、IBの理念を10の行動にしたものです。IBの教育では机上での知識や関心を超えて、地球市民の一人として幅広い能力と責任感をもつ国際的な視野をもつ人の育成を目指しています。10の行動についてさらに詳しく知りたい方はIB learner profileって何?をご参照ください。
相互作用のエリアとはMYPで大事にされている「つながり」をより実践的なものにした考え方のことです。AOIにはApproaches to learning、Community and service、Health and social education、Environments、Human ingenuityという5つのエリアがあり、それぞれのエリアがお互いに影響しあったり、重なったりすることでDPに向けての知識の吸収の仕方やそれを行動に移すための考え方を発達させます。
Approaches to learning(ATL)では文字通り個人の学習で得た知識やスキルを慣れていない状況でも使えるための学習方法を身につけます。そのために社会的な考え方、物事の調べ方、コミュニケーション力、自己管理能力の上達を図ります。
Community and serviceではコミュニティーにおいて自分個人の役割や立場がどのようなものなのかを理解し、どんな場面でも積極的に参加し、社会力を養います。また個人の責任を認識して、社会にどう貢献できるかを考えます。
Health and social educationでは自分と対峙し、自分が社会の中でどう役にたてるかを考えます。 また、社会のなかで自分がどう変わっていくのか、人生においてどのようにさまざまな意思決定をしていくのかについて学びます。
Environmentsではバーチャル、自然、社会などの多様な環境のなかで人々がどのように世の中と関係しているのかについて探求します。
Human ingenuityでは人々の考えや行動が世界にどのような影響や結果をもたらすのかについて考えます。
Personal Projectはその名のとおり、個人別に取り組む自由研究のようなもので、MYPの集大成として全員が必ず取り組むものです。自分で研究テーマを見つけるところから始め、1年間を通じてリサーチ、論文・作品制作を行います。普段の学校から出される課題と異なり、継続的な活動なので、自分の興味のあること、好きなことをテーマとして設定することが成功する秘訣になります。そのためパーソナルプロジェクトを通して、時間管理能力やどう制作をすすめていくかのスキルを磨くだけでなく、自分と対峙するよい機会となり、DPでのコア科目にあたるTOKやEE、CASに備える力を養います。
EDUBALでは海外在住の生徒を対象に、日本の中学受験や高校受験の準備コースも提供していますので、インター・現地校に通うお子様の能力に合わせて、日本の学校で学習される内容を指導することができます。
MYPの魅力はなんといっても「学んだ知識が実生活につながる瞬間をみつける」ことです。将来使うか使わないかわからないのに何のために勉強しているんだろう。そう思ったことがある方はいらっしゃいませんか?MYPでは、例えば、「三角関数をどう使うか」という知識を学ぶだけでなく、「三角関数を使う仕事はなにか」「日常で使うとしたら何に使われているか」について調べるところまでが学習内容に含まれます。最初は半強制的にむりやり実生活とつながりを探しているように感じますが、そのうち「これは何につながるんだろう」といった好奇心を掻き立てられ、自ら進んで学習できるようになります。こうして知らないうちに「探求型学習」と呼ばれる「学び方」を習得していきます。
MYPではクリエイティビティ―の富んだ様々な形態でのアウトプットが求められます。課題はテストよりもエッセイやポスター制作など時間をあけてじっくり取り組むものやクリティカルシンキングをつかったディベート、ディスカッションといった学習形態などが多くなります。このように書かれると構えてしまう生徒さんや不安に思う保護者の方がいらっしゃるかもしれませんが、実際は楽しくかつ実践的に学ぶことができるため従来の教育方式とは一新したものとなっています。とはいえ、小学校・中学校で学んできた教育とは少し違うため、戸惑いを感じる方がいらっしゃるのも事実です。また、MYPはIBOに指定されたカリキュラムが用意されているわけではないので、学習方法は各IB校によって異なります。しかし、EDUBALではIB経験者で難関大学に通う家庭教師が親身にご相談に対応し、エッセイ添削、英会話コースなどさまざまな形でみなさまの学習サポートをご用意していますのでぜひご活用ください!
興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
【先輩IB生の体験談も掲載!】
国際バカロレアって何?という方のための「IB丸わかりBook」を作成しました。
IBって何を勉強するの?
IBを取るべきか迷っている…。
IBはどこで学べるの?
などの疑問にお答えします。
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三浦 先生(cole htelire de Lausanne / Bachelor of Science in International Hospitality Management)
三浦 先生(cole htelire de Lausanne / Bachelor of Science in International Hospitality Management)
滞在国
コスタリカ共和国
担当コース
社交的で明るい教師です。学校の活動と勉強の両立に苦労しましたが、効率よく学ぶ工夫をし、積極的に活動に参加した経験があります。生徒様の状況に応じた柔軟な指導を心掛けます。
中村 先生(上智大学 / 経済学部)
中村 先生(上智大学 / 経済学部)
滞在国
アメリカ・ドイツ
担当コース
真面目で努力家でありながら計画的な教師です。生徒様は総合的に学びを高めていくべきだと考えており、そのためにも一方的に教えるのではなく一緒に問題を解くといった心構えを持って生徒様を指導をします。
狩野 先生(トロント大学(University of Toronto) / Faculty of Arts and Science)
狩野 先生(トロント大学(University of Toronto) / Faculty of Arts and Science)
滞在国
フィリピン・シンガポール
担当コース
おだやかで人当たりが良く、誠意のある教師です。「わかりやすく伝えること」に意識が高く、校内で人に教えるプロジェクトのリーダーを行うなど積極的に人と関わることが信条です。学習の躓きを解消し、楽しく学ぶ機会を明るく伝えるお兄さん的存在を目指します。
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
日本語に自信がありませんでしたが、先生のご指導を受けてモチベーションが上がり、少しづつ自信をつけることができました。成長を感じることができ大変感謝しております。
非常に礼儀正しく、丁寧に教えて頂きました。教材も事前によく確認して頂き、娘のレベルに合った指導をしてくれたと思います。コロナによる状況の変化もあり短い期間となりましたが、大変お世話になり、ありがとうございました。
どの範囲を学習したいのか細かく話をしていただき、本人のレベルをよく考えた課題を与えてくれたと思います。また今後の勉強方法などについても大変きめ細やかにご指導くださいました。
IB受験の論文の書き方と模擬面接について丁寧に教えていただき、息子本人が面接と論文に関してもっとわかるようになり、大分自信がついたようでした。今回は主に論文の書き方について指導してくださいました。レッスン終了後、前より書く字数も増えましたし、自分の意見もちゃんと段落を分けて、文章のなかに表現できるようになったと思います。時差があるなかで、毎日朝早くご指導いただいて、ありがとうございました。
ご自分の体験をベースにした上で、生徒のレベルに合わせた対策を立てて対応してくれました。子供がなかなかうまくいかないときも、モチベーションを維持しながら淡々と授業を進め、しっかりと成果を出してくれました。目標には残念ながら届きませんでしたがそれに近い点数を取ることができたのは先生のお陰です。