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世界中で注目を集めているIB(国際バカロレア)。実は、IBは高校生専用のプログラムではなく、幼稚園児や小学生に向けたコースもあるんです!その3歳から12歳の児童を対象とした国際バカロレアの教育プログラムが、PYP (Primary Years Programme)というプログラムです。
このページでは、小学生時代にインターでPYPを学んだEDUBAL教師の声をもとに、PYPの概要、メリット・デメリット、PYPを学んだ生徒の進路、PYPの難易度などを分かりやすくまとめました。お子様がPYPを受けている・または受ける可能性がある保護者の皆様、ぜひこのページをお役立てください!
<本ページの内容>
【1】PYPとは?
【2】PYPのメリット・デメリット
【3】PYP対策・サポート
PYP(Primary Years Programme)とは、IBOが1997年に設置した「IB初等教育プログラム」を指します。PYPを提供している学校は、2015年末時点で世界に1327校、日本に19校あり、世界中で認められた教育制度であることが分かります。PYPは母国語で学ぶことも可能ですが、日本語でPYPを提供している学校は現時点で世界で1校のみとなっています。したがって、PYPを学ぶ場合は英語で学習することになるでしょう。
IBはPYPの次に学ぶプログラムとしてMYP(11~16歳対象)、DP(16~19歳対象の大学準備プログラム)を設置していますが、PYPのみを学んだとしても特に問題はなく、中学からIB以外の教育プログラムを履修したとしても、遅れをとることはないとされています。ですので、中学から一条校・日本の学校に通う予定だというお子様をお持ちの保護者の方も是非PYPを検討してみてください。
IBの教育プログラムは一環して、生徒を自立した学習者に育てるという理念を掲げています。その中でもPYPは、指導内容の幅が広く、比較的自由な教育プログラムとなっています。生徒がバランスの取れた、幅広い学習内容に触れられるために、PYPでは国語・算数・理科・社会・外国語・技術・美術などの基礎科目に加え、グローバルな社会問題を取り上げる教科横断的な科目を学習し、調査します。そして、PYPの生徒は自分の調査の集大成として「発表会(Exhibition)」にてコースで学んだ知識やスキルをプレゼンすることも要求されます。PYPの目的とは、生徒に決まった科目内容を教えることではなく、生徒の考え方や思考プロセスを伸ばすことにあるため、同じPYPでも教師によって学習内容が多少変わってくることがあります。
海外子女の小学生に向けた教育プログラムは、もちろんPYP以外にも多様にありますが、この項目ではPYPによって得られる能力・メリット、またPYPで得られない能力・デメリットなどを紹介します。
PYPでは生徒に自発的に考える能力を鍛えさせ、自分が興味を持ったトピックについて問いを立て、それについての知識を深める訓練をします。一般的な日本の教育方法とは異なり、先生や教科書から一方的に知識が与えられるのではなく、先生と生徒が共に考え思考を深めていく、といった授業体勢がPYPの主な特徴といえるでしょう。生徒は自ら発言し、クラスメイトと意見を交換することの大切さを教えられるため、自分の考えを具体的に説明し、他者の異なる意見を受け入れる姿勢を身につけることができます。さらに、transdisciplinary(教科横断的)といったキーワードが強調されているように、PYPでは一つのトピックをあらゆる科目から見ていき、より柔軟な思考力を得ることができるようになっています。
このように、PYPでは小学生のころから「考える能力」を集中的に鍛えることができます。加えて、PYPでは国際的なトピックを扱うことが求められている他、外国語を学ぶことも要求されているため生徒たちは早い段階から異文化や新たな言語を学び、理解することができるようになります。このように、PYPでは日本の普通の学校では得られない、また社会になって必要になる能力を小学生の頃から学ぶことができるのです。
PYPはIBOが提供しているため、中学生対象のMYP(Middle Years Programme)や、大学受験を控えた高校生対象のDP(Diploma Programme)と一貫した教育理念を掲げています。IBの考え方に早い段階からなじんでいるほど、MYPや最近日本で積極的に導入されているDPを比較的容易に、効率良く学習することができるでしょう。
EDUBALにはIBDP経験者の教師が非常に多く在籍しているため、PYPを取っているお子様の将来の学習プランも視野に入れた指導が可能です。もちろん、PYP修了後もMYPやDPの学習のサポートを継続して行うこともできます。
PYPは教育方針として、生徒の「学び方」や「考え方」に重点を置いています。
そのため、「教科書に書いてあることを完璧に理解すれば良い成績が取れる」といった、ある意味安易な勉強方法は通用しません。
多面的なPYPの学びでは、正しい答えが生徒自身の考え方によることもあるため、保護者の皆さまがお子様の勉強をサポートしようにもできない状況に陥ることもあるでしょう。ですが、裏を返せば生徒自身が自分の力で、自分のために考え努力すればするほど、成績や学校での評価も上がるということです。生徒が「報われやすい」教育制度と言ってもいいかもしれません。PYPは日本の普通の学校よりも評価制度が複雑かつ、科目が多様にあり大変な教育制度と捉えることもできますが、その分生徒が得るものは大きいと言えるでしょう。
PYPでは、上にも述べたように、知識の詰め込みよりも「思考プロセス」や「柔軟性」「自発性」を鍛えることが重視されています。そのため、日本のように決められた科目の知識をある程度まで完璧に覚えこむ、といったことはできないでしょう。たとえば日本の歴史を一通り暗記したり、文科省に定められた理科の範囲を全て網羅するなどは教えられないため、日本では常識と言われている知識が欠けてしまうかもしれません。
そのため、お子様の進路をよく考えた上での決断が重要となってきます。しかし、PYPを学びながらも、お子様の努力しだいで日本の学校で学習される内容の勉強を両立させることはもちろん可能です。
EDUBALでは海外在住の生徒を対象に、日本の中学受験や高校受験の準備コースも提供していますので、インター・現地校に通うお子様の能力に合わせて、日本の学校で学習される内容を指導することができます。
EDUBALでは、PYPを学んでいるお子様の学力をより一層伸ばすために、様々なコースを提供しています。お子様がPYPについていけるか不安、と感じている方はぜひ以下の項目を参考にしてください。
PYPでは言語能力や積極性、考える力が必要となってきます。日本人の多くのお子様が躓きがちなのは、英会話能力、また発言する積極性です。積極性については個々の性格に左右されそうですが、幼い頃から訓練すれば、本人にも自信がついて能力を伸ばすことができるでしょう。
EDUBALではPYP生のお子様に、英会話に特化した「英会話コース」や、小学校低学年のお子様を指導する「低学年コース」を提供しています。英会話コースはインターや現地校など、英語が公用語の環境で育った経験のある教師が担当するため、英会話能力だけでなく、欧米の教育システムで必要とされる積極性も同時に指導することができます。一方で、低学年コースは帰国子女の教師がお子様の個性や習熟度に合わせて様々な勉強のサポートをするコースとなっています。英会話だけでなく、帰国子女特有の思考プロセスやインターでの経験を生かした指導を行うことができます。
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目標を定めて計画的に指導を進めて下さり、生徒の状況も把握しながら丁寧に指導してくださいました。機会があればまた是非お願いしたいです。
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自分の意見を否定せずに、どのようにして正解に踏み出せるか、その導きを一緒に生み出してくれる素晴らしい先生に担当していただきました
英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。