IB Environmental Systems and Societies(国際バカロレア 環境システムと社会)の科目選択や勉強法、対策について

EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学に通う600名以上の帰国子女教師が、自身の経験を活かしてオンライン上で生徒様の指導にあたっています。本ページでは、IBで高得点を取得した元IB生からのアドバイスを中心に、IB Environmental Systems and Societies(環境システムと社会) HL/SLの科目選択や勉強法、試験対策に関する有益な情報をまとめました。ぜひ今後の勉強にお役立てください!
(本ページの内容は2017年〜2023年までのシラバスに基づいています。)

 

 

目次

  1. IB ESS(環境システムと社会)の学習内容
  2. IB ESS(環境システムと社会)の評価方法
  3. IB ESS(環境システムと社会)の科目選択で悩んでいる人へ
  4. IB ESS(環境システムと社会) スコアアップのコツ
  5. IB ESS(環境システムと社会)のCurriculum(カリキュラム)、Criteria(クライテリア)について
  6. 教師は全員元IB生!オンライン家庭教師のEDUBALのIBコースについて
  7. 教師紹介

 

 

IB ESS(環境システムと社会)の学習内容

ESSはIB教科の中で唯一、Group3としてもGroup4としても選択することができる「分野横断型の教科」です。SLとしてのみ履修可能です。2年間を通してエネルギーや生態系などの科学的な分野から人口や資源、汚染問題、社会問題などまで幅広い内容について学習していきます。
ESSではあらゆる実例(Case studies)をもとに、具体的な問題発見、その解決方法、解決策の結果の利点や欠点について議論することが特徴です。歴史や経済、地理、政治、倫理といった様々な観点から分析する必要があり、そのプロセスの中で自分が取っている他の教科の知識を応用することができます。


ESSで学ぶトピック

Topic 1— Foundations of environmental systems and societies
Topic 2—Ecosystems and ecology
Topic 3—Biodiversity and conservation
Topic 4—Water and aquatic food production systems and societies
Topic 5—Soil systems and terrestrial food production systems and societies
Topic 6—Atmospheric systems and societies
Topic 7—Climate change and energy production
Topic 8—Human systems and resource use


 

 

IB ESS(環境システムと社会)の評価方法

External Assessment(外部評価)は、5月または11月に受ける最終試験でIB本部によって採点されるもの、Internal Assessment(内部評価)が学校内で担当教員が採点し、本部に提出するものです。
ESSはExternal Assessmentが全体の75%、Internal Assessmentが全体の25%といった配点で評価がつきます。


SL
External Assessment
(外部評価)
Paper 1範囲:Syllabus全て
比重:25% (35marks)
試験時間:60分
計算機:あり
内容:
見たことのないcase studyについての文章、データやグラフ、写真についてや、それらの情報を用いた分析を求められる。
Paper 2範囲:Syllabus全て
比重:50% (65marks)
試験時間:120分
計算機:あり
内容:
Section A – 短く回答する問題
セクションAは、出されたデータの中から答えを探す問題や、データを踏まえてそれらの原因や影響を答える問題が大半になっている。

Section B – 短文問題が2つと長文エッセイが1つ
セクションBは大問が4つあり、1つの大問は3つの小問題によって構成されている。4問のうち2問選択しなくてはいけないため、実質6問答えることになる。
Internal Assessment
(内部評価)
II(Individual Investigation)比重:25%
内容:
IIの目的は特定のESSの問題に注目して、そこで得た結果をさらに幅広い環境問題や社会問題に応用し、レポートを作成すること。

 

 

IB ESS(環境システムと社会)の科目選択で悩んでいる人へ

ESSはGroup 3としてもGroup 4としても履修可能なため歴史やビジネスが苦手な方、化学や物理が苦手な方代わりに取れるとても有利な科目です。
以下はESSの科目選択に悩んでいる方のために、ESSの特徴と利点を経験者に聞いたものをまとめました!

【経験者の体験談・アドバイス】
・ESSは生物や地理、歴史、経済に通ずるため、他の教科を応用しながら勉強したい人にお勧めです。

・社会の環境問題について学び、それらに対して自分の意見や解決策などについて議論する問題が多いため、社会の環境問題に興味がある人、エッセイが得意な人にお勧めです。

・Case Studyなど覚えることが多いため、大変に感じる方もいますが、実生活との関わりが深い内容のため、覚えやすいでしょう。

・Topicが8つしかないため、他の教科に比べて負担は小さく、他に優先したい教科がある方にもぜひお勧めしたい教科です。

・ESSは電卓を使っての簡単な計算が出来る必要があります。ただ、計算機が使え、グラフを見て必要な数字を読み取り計算をするため、数学が不得意でも取りやすいでしょう。


 

 

IB ESS(環境システムと社会) スコアアップのコツ

IB Environmental Systems and Societies(環境システムと社会) の勉強には、どの科目でもそうですが、多くの勉強量と時間が必要とされます。IBにおいては決められた採点基準や独特の勉強法があるため、コツをつかんで対策をするだけで勉強の効率が良くなりスコアが取りやすくなります。そのため、躓いたときにはすぐに解決することも必要です。疑問や不明な点があったらすぐに経験者や教師に聞くなどして解決しましょう。

 

IB ESS(環境システムと社会)のFinal Exam(最終試験)対策

➀Command Termをしっかり理解する

Command Termsとは、試験の問題文に含まれる命令系の動詞を指します。
Command termsはレベル別になっており、それぞれ配点も異なってくるので、正しく読み取り、見当違いな回答を書いてしまわないように、しっかりと意味を理解して解答する訓練をしておきましょう。


<例>
Compare:2つ(それ以上も可)のモノや状態を比較すること。主に類似点を挙げる。一方をひたすら説明するのではなく、両方を同じくらい説明するのがポイント。

Discuss:イエスかノーで答えるのではなく、複数の意見や議論を持ち出して議題にまつわるあらゆる問題を概説すること。


より詳しくCommand termについて知りたい方はこちらのページをご覧下さい!

IB生必見!知らないと試験で差が出る「Command term (指示用語)」とは?


➁ある程度のCase studiesを頭に入れておく

高い点数を獲得ためには様々な実例を用いて、具体的かつ明確化させる必要があります。そのため、授業内で扱うケーススタディーはもちろんのこと、普段から新聞やテレビなどニュースに気を配り、学習している内容が実践されている実例を探し、頭に入れておくことを強くお勧めします。
さらに6,7点レベルを目指したい方は、ただ単にそれらの情報について触れるだけでなく、その事例がどう質問とつながっているのか説明でき、分析のツールとして使えるようにするとよいでしょう。



➂過去問を解いたら必ず 模範解答を確認してポイントを押さえる

特にESSのPaper2の大きな問題では、触れるべきポイントにしっかり触れてることで点数がもらえます。模範解答に単語が記されているので、「この単元のこの内容についての問題が出たらこれらについては触れなければいけない」というリストを作ってまとめるのも有効的な勉強法の一つです。



➃ESSの専門用語を使えるようにする

エッセイのなかでしっかりと専門用語を使えるように、事前に定義やトピックとの関連性の確認と、その単語の使い方の復習を行いましょう。「Quizlet」のような単語帳アプリを駆使して、単語を覚えるだけでなく、定義もしっかり答えられるレベルまでもっていきましょう。



➄電卓の使い方をマスターする

本試験中、関数電卓の使用を許可されています。ESSにも計算問題が出題されるためです。電卓の使い方を思い出すことに時間を使うことはとてももったいないことなので、演習を通して事前にやり方を習得しておきしょう。

 

より細かいPaper別対策が知りたい方はこちらのページをご覧下さい!


 

 

IB ESS(環境システムと社会)のIA(Internal Assessment)の対策

IAでは、ESSの内容に関連する問題について調査し、英語で1,500 to 2,250字のレポートを作成します。調査は、インタビュー、アンケート、データ収集、実験、観察、モデルを使った分析などの方法を使い、行います。

そのため、IAでは
・ESSの問題を発見し、特定した1つの問題を集中的に調査すること
・特定した観点において、知識と理解を深めるためにどうしたらいいか、分析の方法を熟考すること
・実験や分析で出た結論をESSの内容に応用すること
が求められます。

*これらに加え、調査した内容から地元、地域、グローバルな環境問題に繋げ、現実的な解決策や、現在の環境の法律や政策の問題について触れることが推奨されています。より深い考察に持ち込み、議論できると高得点が狙えるでしょう。


 

 

IB ESS(環境システムと社会)のEE(Extended Essay)対策

ESSをEEとして行うのは、環境問題や生態系などに興味ある生徒にお勧めです。社会問題などに言及する場合、多面的に分析しなければいけないため、ESSのノウハウはとても応用しやすいです。通常の学習から実例に触れているので、自分の気になる問題を取り上げて深く掘り下げることが可能な科目になっています。EEでとても大事になるステップは「トピック決め」です。自分の興味のあることであることはもちろん、学習した内容が活きてくるか、リサーチのしやすさや分析の余地があるかなど様々な観点から考えて決める必要があります。


 

Extended Essayの概要や対策法、スコアアップのコツが知りたい方はこちらのページをご覧ください。


EDUBALではIB ESSを経験したDP卒業生であるEDUBAL教師がトピック決めやEEのリサーチの進め方、エッセイの書き方など多岐にわたりサポートいたします。
詳しくはEssay(小論文)添削サービスをご覧ください。


 

 

IB ESS(環境システムと社会)のCurriculum(カリキュラム)、Criteria(クライテリア)について

IB ESS のCurriculum(カリキュラム)、Criteria(評価基準)はこちらでご確認ください。

 

他の科目について、もっと詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。

 

*2021年度試験については、変更点があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

 

教師は全員元IB生!オンライン家庭教師のEDUBALのIBコースについて

EDUBALでは、国内外問わずIB生の可能性を広げるためにオンラインでの指導を通して世界中のIB生の勉強のサポートを行なっています。教師は全員IB経験者であるため、生徒様の悩みに寄り添った指導や相談に応じることが可能です。IBの勉強でお困りの方は、EDUBALへお問い合わせください!

EDUBALでは、国内外問わずIB生の可能性を広げるためにオンラインでの指導を通して世界中のIB生に 指導を行なっています。

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