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IB生必見!知らないと試験で差が出る「Command term (指示用語)」とは?

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「Command term」という言葉を聞いたことはありますか?

  • 授業で先生が言っていたけど何のことか分からない…
  • 知ってるけど意味がよく分からない…
  • Command termの勉強法を教えて欲しい…

こんなお悩みをお持ちではないでしょうか。

この記事ではそんなお悩みを解決するべく、Command termについて解説していきます!

目次

  1. IB(国際バカロレア)のCommand termとは?
  2. IB(国際バカロレア) Command termの解説
  3. IBの試験対策ならEDUBALにお任せを

1. IB(国際バカロレア)のCommand termとは?

Command termとは、問題を回答する上で「Examinerが何を求めているか」を示す動詞です。 IB日本語版では指示用語と訳されています。

例えば、下記のようなものがあります。
Past Paperの問題文などで見たことがあるのではないでしょうか。

  • Describe
  • Explain
  • Evaluate
  • Determine

 

Assessment Objective(評価目標)について

Assessment Objective(AO)という言葉を聞いたことはありますか。IB日本語版では評価目標と訳されています。

これはCommand termに付けられている評価の指標で、AO1からAO4の4段階で構成されています。AO3まではレベルが上がるにつれて求められる回答のレベルが上がり配点も高くなり、AO4はAO1からAO3とは異なり、教科の特有の回答方法があります。

 

Command termを勉強する理由

Command termの意味を知り、その通りに回答できるようにしておくことは、試験でスムーズに回答できるようになるためだけでなく、高得点を取る上でも必要不可欠なことなのです。

例えば、AO3のCommand termにAO1程度の回答では足りませんし、AO3は通常AO1よりも回答時間がかかりますから、逆では時間の無駄になってしまいます。そのため、どのCommand termがどのAOなのかを知ることも、求められる回答を作る上で重要です

ちなみに、このCommand termは皆さんが持っている各教科のCurriculum Guideの最後のページに掲載されています。
手元にある人はそれも見ながら記事を読んでみて下さい。



 

2. IB(国際バカロレア) Command termの解説

それでは、Command termにはどの様なものがあるのでしょうか。先ほど説明したAOごとにピックアップして見ていきましょう。

ただし、1つ注意して頂きたい事があります。それは、Command termの意味はIBの全教科で統一されていますが、必ずしも全教科で同じCommand termが使われる訳ではなく、AOも教科のGroupごとにCommand termの分類が異なるという事です。ここでは、記事では全体の傾向を捉えるという目的で、AOの基準が特に重要になるGroup 3の教科を元にご紹介していきます。

AO1: 意味を答える問題を表す IB Command term

AO1では、しっかり正確な知識を持っているか、理解しているかが見られています。
そのため、純粋な知識・理解を見るために、用語の意味を答える基本的な問題や、ある概念がどういうものかを答えるものが多いです。
例えば、以下の様な動詞がよく見られます。

Define
定義しなさい
Give the precise meaning of a word, phrase, concept or physical quantity.
語句、概念、または物理量の正確な意味を述べなさい。
State
述べなさい
Give a specific name, value or other brief answer without explanation or calculation.
説明または計算することなしに、特定の名称、数値、またはその他の簡潔な答えを示しなさい。
Describe*
詳しく述べなさい
Give a detailed account.
詳細に述べなさい。
Outline*
概要を述べよ
Give a brief account or summary.
簡潔な説明または要点を述べなさい。

*DescribeとOutlineはGroup 4ではAO2

AO1は意味を答えるだけと書きましたが、それでもやはり満点を取るには、用語の意味をしっかり覚え、回答に必要な要素を全て含めた回答を作る必要があります。覚えるだけと言えばそれまでですが、意外と完璧な回答を作るのは難しいです。逆に、こうした問題で点を落とすともったいないので、甘く見ずに完璧な回答をできる様に勉強しましょう。

AO2: 主に説明問題を指す IB Command term

AO2では、知識や理解の応用や分析をできるかが見られています。
そのため、知識をとある状況に適用して述べる事が求められていて、なぜ◯◯は××なのかといった事象の説明や、フレームワークや公式を使って解説する問題があります。

Apply
応用しなさい
Use an idea, equation, principle, theory or law in relation to a given problem or issue.
与えられた問題または課題との関連において、考え、公式、原理、理論、または法則を用いなさい。
Distinguish
区別しなさい
Make clear differences between two or more concepts or items.
2つまたはそれ以上の概念または事柄の相違点を明確にしなさい。
Explain*
説明しなさい
Give a detailed account including reasons or causes.
理由や要因などを詳しく述べなさい。
Analyse*
分析しなさい
Break down in order to bring out the essential elements or structure.
本質的な要素または構造を明らかにするために分解しなさい。

*ExplainとAnalyseはGroup 4ではAO3

AO2は一見単純な問題に見えますが、Command termを見ても分かる様に、回答に細かい指定があります。これが抜けてしまうと減点に繋がるので、「Distinguishは2つ以上の相違点を述べる」、「Explainは理由や要因を含める」などしっかり覚えましょう。

そして、フレームワークを使う問題では、漏れなく正しく事象に当てはめるのがネックになることも多いので、繰り返し問題を解いて回答の勘を鍛えましょう。また当たり前ですが、AO2の問題は知識や理解がある事が回答の前提条件になっているので、基礎知識の勉強もしっかりしましょう。

AO3: 評価するエッセイ形式を示す IB Command term

AO3では、実際に知識を使って対比したり、ある方法が適切か評価したりできるかが見られています。
その為、ある事象に対してフレームワークなどを根拠や基準に用いて論ずる事が求められ、例えば、Business Managementでは「A社は◯◯をするべきかを論じなさい」といった問題が出題されます。解答欄は大きめで、短いエッセイの様な形式です。

Compare and contrast
比較・対比しなさい
Give an account of the similarities between two (or more) items or situations, referring to both (all) of them throughout
2つ(またはそれ以上)の事柄または状況の類似点および相違点について、常に双方(またはすべて)について言及しながら、説明しなさい。
Discuss
論じなさい
Offer a considered and balanced review that includes a range of arguments, factors, or hypotheses. Opinions or conclusions should be presented clearly and supported by appropriate evidence.
さまざまな議論、要因、仮説を考慮し、バランスよく批評しなさい。意見または結論は、適切な根拠を挙げて、はっきりと述べなさい。
Evaluate
評価しなさい
Make an appraisal by weighing up the strengths and limitations.
長所と短所を比較し、価値を定めなさい。
Examine
考察しなさい
Consider an argument or concept in a way that uncovers the assumptions and interrelationships of the issue.
論点の前提や相互関係が明らかになるように、議論または概念について考えなさい。

AO3では、フレームワークやある概念の長所短所などを用いて評価したり考察したりする問題が出ますが、Command termの意味を見ても分かる様に、両サイドの主張や意見に触れる必要があるものもあります。

こう言われると身構えてしまうかもしれませんが、授業で習っていないものが出ることはないので、「この事象には3つの特徴がある」ということや「この方法には長所と短所が2つずつある」ということなど、授業で扱ったものを正確に覚えていれば基本的には問題ありません

ただ、これを完璧に回答するにはもちろん慣れが必要ですので、フレームワークを覚えるのはもちろんのこと、練習問題の数をこなし、自己採点や添削などを通して回答に必要となる知識の分量を感覚として覚えることも大切です。

AO4: 計算や作図を指示する IB Command term

AO4では、その教科特有のスキルを正しく選んで使えるかを見られています。
AO4はグループ4には存在せず、グループ3の計算や作図などの問題がこれに当たります。その為、回答の際には回答方法が分からないと致命的なので、グラフや公式の使い方は覚えておきましょう。

Label*
名称をつけなさい
Add labels to a diagram.
図表に名称をつけなさい。
Annotate**
注釈しなさい
Add brief notes to diagram or graph.
図表やグラフに簡単な説明をつけなさい。
Calculate**
計算しなさい
Obtain a numerical answer showing the relevant stages in the working.
作業の過程を適切に示しながら、答えとなる数値を求めなさい。
Determine***
決定しなさい
Obtain the only possible answer.
考えられる唯一の答えを求めなさい。

*LabelはGroup 4ではAO1
**AnnotateとCalculateはGroup 4ではAO2
***DetermineはGroup 4ではAO3

グループ3の試験では、計算問題のためにFormula bookletが配布され、計算機を使うこともできるので点が取りやすいです。こう言われると油断しがちですが、どの数値を公式のどこに当てはめるのかが分からないと計算できないですから、問題数をこなしてしっかり覚えましょう。
作図は覚えるまで繰り返し解く必要がありますが、一度覚えてしまえば筆記の問題よりも解きやすく、こちらも点を取りやすいので繰り返し解いて手で覚えましょう。

 

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