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2016.10.08

IB(国際バカロレア)で高得点を取りにくい科目は?

先日掲載した『IBで高得点を取りやすい科目は?』に引き続き、今回はIBDPの科目で、高得点が取りにくい・難度が高いと言われている科目を紹介したいと思います。前回同様、IB経験者の意見を参考にした結果ですので、IBDPの科目選択で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!

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① Math HL

【経験者の声】
“私の学校ではよほどの数学好きでない限りは絶対に取らない方が良いと噂があるほど”
“optionではどの単元も大学でやるような内容が含まれている”

SLは点数が取りやすい科目と言われている一方で、HLはめっきり人気のないIB Maths。学習内容としては、日本の高校の理系数学と同程度と言えるでしょう。さらに、IB Maths HLのOptions(選択項目)では、統計や大学レベルの微分・積分などを学びます。数学を学問として広く学びたい生徒にとってはピッタリの科目と言えますが、数学をそこまで得意としない生徒は大変な苦労を経験することになるかもしれません。

② History HL

【経験者の声】
“日本人はもちろん、英語に問題がない生徒も難しいと言っていた”
“膨大な暗記量が要求されるらしく、友達の試験ノートは教科書3冊分くらいの分厚さだった”

社会科学の中でも最も勉強量が多いと言われているのがHistory。歴史という学問の性質上、詰め込む情報量・覚える知識はやはりIBの中でも非常に多い方だそうです。また、試験問題は論述形式が多く、実際に小論文を書く問題もあります。歴史的な文献に対して意見を論理的に展開する能力が求められるので、高度な理解力・論述力が必要となります。歴史を研究することが苦でない生徒以外には勧められない、との意見もありました。

③ Visual Arts

【経験者の声】
“短期間に大量かつ高いクオリティーの作品を制作しなくてはならないのに加え、その作品の背景や意図、目的などを振り返りをかかなければいけない”
“Predicted gradeから1~2落ちるのが普通と言われる科目。”

芸術という客観的に評価しにくい科目は、どうしても高得点が取りにくいものなのでしょうか。もちろん、評価対象には絵画や彫刻などの芸術作品だけでなく、芸術家の作品の分析や自分の作品の分析文なども含まれます。しかし、他の科目のように、問題の解き方を練習して勉強する、といった方法が通用しないため、「答え」が解りにくく対策するのが困難と言えるでしょう。また、作品を作り上げるために授業外の時間を何時間も費やす生徒が多く、学校に寝泊まりして作品に取り掛かることもあるそうです。強い忍耐力や精神力が必要となる科目と言えるでしょう。

 

以上、IBで高得点が取りにくいと言われている科目を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。確かに高得点が取りにくい科目を選択すると、他の科目と比べていい点数を取れる確率が下がってしまうかもしれません。最終スコアは大学の合否に大きく関わるため、このように「難しい」「大変」と言われている科目を避けたくなることは当然でしょう。しかし、IBではどの科目も、その科目を深く分析し、自分の意見や考えを構成していけるようなカリキュラムを持っています。苦労した分、その科目を深く理解することができるのです。点数ばかりに気を取られず、興味のある科目を選択することも重要だということを忘れずに科目選択を行ってくださいね。
「この科目に興味があるので取ってみたいけど、あまり自信がない」といったような科目選択のお悩みをお持ちの方は、是非EDUBALにお問い合わせください!IB経験者がアドバイスいたします。

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