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2016.09.03

IB(国際バカロレア)体験談:阿部さん

【ドイツのインターでIBを取得し、一橋、慶應義塾大学に合格しました!】

abe

所属大学: 一橋大学
IB取得校: International School of Dusseldorf(ドイツ)
IB取得科目: 【HL】Japanese A/English B/Visual Arts
【SL】Economics/Math/Chemistry

ドイツのインターナショナルスクールでIBを勉強しました。

私が通っていたドイツのInternational School of Dusseldorfでは、基本的に全員が11年生からIBのカリキュラムで学習をしていました。「IBは大変だけど身になるし、世界でも、日本でも評価されている」と聞いていたこともあり、あまり悩むこともなくIBの学習を始めました。私が通っていた学校では、アメリカの大学に進学したい人は、IBのカリキュラムに沿った授業を受けながら自分でSATの勉強をしていました。優秀な人しかIBのカリキュラムで学習できない学校もあると聞いたので、それに比べると私の学校はみんなにIBで学習するチャンスが与えられていたのが特徴的だと思います。

IBの勉強と、クラブ活動の両立に苦労しました。

私は中学生の頃からバドミントンをしており、IBの勉強を始めてからも練習を続けていました。日本人クラブ、学校のクラブ、現地のデュッセルドルフのバドミントンチームでの活動など、様々な環境で合わせて週に4回程度練習をしていたので、勉強との両立が大変でした。しかし、バドミントンをやめることは頭に浮かばなかったし、IBの勉強も手を抜きたくなかったので、長期的な課題などを計画的に行うなどして両立させていました。IBは、2年間に及ぶカリキュラムの中で、長期的な課題が多く、タイムマネジメント力が試されていたと思います。とりわけ、私が取っていたVisual Artsは時間のかかる課題が多かったので、11年生の頃から放課後や空きコマに作業するなど計画的に進めました。また、Economicsなどでは、自分なりのまとめノートを作ってこまめに復習していました。12年生のFinal examの時にも教科書を簡潔にまとめたノートがあったので助かりました。インターに編入した当初こそ英語が苦手で、授業に追いつくのも精一杯でしたが、12年生の頃は英語面で劣等感を抱くこともなくなっていたので成長したなと思いました。

IBの最終試験直前は、1日中過去問を解いていました。

私は普段から1日に2〜3時間くらいはIBの勉強をしていたように記憶しています。勉強時間の確保は大変でしたが、今思うとどの科目もわりと楽しんで勉強できていたように思います。IBの最終試験の直前は、学校での授業がなかったので、1日に10時間以上家で勉強していた日もありました。過去問は解いたら、自分で作った表に正答率や間違った問題、自分へのアドバイスを書いて一覧にし、復習する際に活用していました。一方、試験期間直前にも、定期的にバドミントンをしたり、おいしいものを食べたり、自分なりの息抜きの時間を大切にしていました。

IBの勉強中も、大学受験を見据えて小論文は塾で授業を受けていました。

11年生になり、IBの勉強を始めてからは、大学受験を見据えて小論文の対策を塾で始めました。小論文の力は、一瞬でつくものではないので、早めの対策が重要だと思います。また、定期的に日本語を手で書く習慣がついたので、語彙力も含め、IB Japanese Aの科目対策にもなっていました。

IBの効果的な対策法は、計画的に教科書の内容を復習していくことと、過去問を解くことです。

11年生の頃は、授業の内容をあまり理解できていなかったこともありました。しかし、何度も教科書を読んだり、過去問を解く練習をしたりする中で、着実に力がつきました。最初は理解できなくても、少し時間をおいて復習すれば理解できるようになることもあるでしょう。ひとつひとつ苦手をつぶしていく事が大切だと思います。また、勉強は計画的に進めていくことが重要です。11年生のうちから危機感を持ち、単元の区切りごとにきちんと復習をしましょう。

TOKは、テーマを自分の体験と関連づけることが重要です。

TOKのプレゼンでは、授業で扱ったカント哲学を現実世界の問題に応用したものを発表しました。授業で学んだことを現実世界に関連づける姿勢が大切なので、実際の生活や自らの体験を基にテーマを選ぶと良いでしょう。プレゼンは準備期間が長いので、自分の興味のあるテーマを選ぶとモチベーションが続くと思います。

CASは新しいことに挑戦するチャンス!

私にとってCASは、習字を習ったり、幼稚園でボランティアをしたりすることの良いきっかけになりました。前述の通り、私はバドミントンの練習をたくさんしていたし、気付いたらcreativity、activity、serviceのどの分野においても50時間を優に超して活動していました。科目の勉強をすることだけがIBではありません。CASを通して、様々な集団や、地域と関わることができたからこそ成長できた面も大きかったです。

EEは計画的に進めましょう。

11年生の冬にはスーパーバイザーを探したり、トピックを決めたりしはじめるExtended Essay。最終提出まで約1年かけて仕上げることになりますが、ここで注意しておきたいのは、1年「も」あると油断せず、計画的に進めていくことです。スーパーバイザーとのミーティングは定期的に行い、随時進捗を共有しましょう。また、11年生と12年生の間の夏休みにはdraft(下書き)を仕上げておくと新学期が始まってからが楽です。

帰国子女枠で、一橋大学に合格しました。

私はインターナショナルスクール卒業後、6月に帰国して予備校に通い始めました。予備校では、主に小論文や英語の勉強をしていました。9月に慶應義塾大学等に合格した後、第一志望である一橋大学の受験に向けて対策を始めました。一橋大学の入試は2月下旬だったので、引き続き小論文や英語の対策をした他、面接の練習なども繰り返し行いました。最終的には、無事一橋大学社会学部に合格して入学し、現在に至ります。

大学生になり、IBを勉強してよかったと再認識しています。

IBを勉強して良かったことは、英語への苦手意識がなくなったことです。インターナショナルスクールに編入した当初は、英語が苦手で、授業についていくので精一杯でしたが、気付いたら英語も好きになっていて、大学生になった今も留学生と一緒に英語で開講されている授業を取ったりもしています。また、IBでは、レポートを書くことが多かったので、様々なパソコンソフトが使いこなせるようになった他、基本的なレポートの仕上げ方や、出典の書き方を学べ、また、リサーチすることにも慣れることができました。大学でレポート課題が出ても困ることはほとんどありません。

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