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どう選ぶ、アメリカ現地校と日本人学校?学校を選ぶときのポイントはこれ!

アメリカ現地校と日本人学校の選び方

ご家族を帯同してのアメリカ赴任がいざ決まると、さてどこに住む?子どもたちの学校は?と、考えることが一度にどっと降りかかってきます。海外で通うお子さんの学校は、現地の状況や教育レベル、滞在年数やお子さんの性格と学齢、また帰国後にイメージしている進路によって大きく変わってきます。

今回の記事では、アメリカに駐在が決まった際にお子さんの学校を選ぶにあたって、意識しておきたいポイントや学校の選び方についてご紹介したいと思います。

筆者自身も子ども時代を海外で過ごし、現地校(アメリカ)・日本人学校(ドイツ)・インター(ドイツ)に通った経験があります。また、子どもたちを帯同しての二度の海外赴任を経験。一度目の帯同は長女が就学前でしたが、二度目の帯同は子どもたちがそれぞれ小学6年生と幼稚園年長。それぞれの学校選びも苦労があり、反省が多かったと感じています。今回の記事は、これまでの経験をすべて踏まえた上で、みなさんにぜひとも知っていただきたいポイントを中心に綴っていきたいと思います。


Writer Profile

EDUBALアンバサダー Erina

夫の海外赴任に帯同し、家族でドイツとアメリカに合わせて5年在住後に、長女の帰国子女高校受験を経験。筆者自身も海外在住歴12年の帰国子女であることから、さまざまな視点から海外での教育や生活を通じて感じたことを中心に綴ります。

Erinaのnote記事



目次

  1. 学校選びの前に
  2. 現地校と日本人学校、それぞれのメリット
  3. 現地校と日本人学校、それぞれの良さ
  4. 現地校と日本人学校、情報収集の方法
  5. 現地校を選ぶときのポイント
  6. 最後に

1. 学校選びの前に

海外赴任が決まると、一番はじめに考えるのは住む場所と、お子さんをどの学校に通わせるかだと思います。アメリカの場合は、学区制度があるため住むエリア内にある学校に通うことになります。そのため、住居探しと学校選びは同時進行で決めていくことになります。

ニューヨークやニュージャージー、シカゴが赴任先である場合は、文部科学省の認定する全日制の日本人学校があるため、現地校以外に日本人学校を選ぶこともできます。

注:カリフォルニアには私立の西大和学園カリフォルニア校https://www.nacus.org/)があります。

2. 現地校と日本人学校、それぞれのメリット

アメリカ現地校と日本人学校の選び方

<現地校のメリット>
・行事などを通して伝統や価値観に触れ、異文化を理解することで国際感覚が自然と身につく
・英語習得が比較的早い
・公立の場合は学費がほぼかからない

<日本人学校のメリット>
・海外生活に慣れない内は、日本語の環境は安心感がある
・日本の学習指導要領に基づいた教育活動を実施しているため、日本の学習に遅れることがなく帰国後もスムーズ
・日本人コミュニティとの関わりを通して、受験情報を含めいろいろな情報が手に入りやすい
・年中行事や係活動など日本の(学校)文化や風習を維持しているので、日本人としてのアイデンティティが育まれる

わが家の場合は赴任先に日本人学校の設置がなく、平日通う学校を現地校、週末に通う学校を日本語補習授業校(以下、補習校)と決めました。中には、補習校に通わないご家庭や、代わりに大手日系塾を選ぶ方もいました。現地校も日本人学校も、どちらもメリットがあるので、赴任先での滞在期間やお子さんやご家族のご希望を踏まえた上で、選ばれるといいと思います。

3. 現地校と日本人学校、それぞれの良さ

アメリカ現地校と日本人学校の選び方

私自身の経験ですが、アメリカ現地校に6年半通ったあと、中学2年のときに父の転勤でドイツへの移住が決まりました。ドイツで通う学校は、インターと日本人学校のどちらかを選べたのですが、日本への憧れが強かったこともあり日本人学校を選択。

日本人学校は、アメリカの学校生活しか知らなかった私にはすべてが新鮮で、日本の文化や考え方などを知る良い機会に恵まれ、高校1年で本帰国した際も、日本の社会や学校への適応はスムーズでした。

また、日本人学校では特に数学など遅れていた日本の学習のキャッチアップに、先生が親身になって指導してくださったおかげで、帰国後の高校受験(編入)も志望校に合格することができ、日本人学校に通った経験はとても大きな意味があったと感じています。

またアメリカ現地校では、いろいろな人種のクラスメイトがいる環境を通して、それぞれの文化や歴史の違いにも触れられたのは、非常に良い経験でした。自己を形成する時期に、自分がそれまで属していたのとは違う文化の中に身を置く経験は、多様な価値観を柔軟に受け入れる姿勢を与えてくれたように思います。何より日本とは違う国や人のことを深く知る経験は、人生を豊かにしてくれ、大きな喜びをもたらしてくれました。大人になった今でも、その当時の経験が自分の軸になっています。

4. 現地校と日本人学校、情報収集の方法

日本人学校についての情報

日本人学校の情報については、学校ホームページをネット検索して確認したり、直接学校にメールで問い合わせてみましょう。また渡航が決まったら、海外で使用する日本の教科書を海外子女教育振興財団(JOES)より受け取る必要があるので、その際に現地の日本人学校や補習校について尋ねたり、直接窓口で資料を閲覧することも可能です。

また日本人駐在員の多いエリアでは、インターネット掲示板がある場合もあります。現地での生活情報や学校情報、生活用品の譲渡などについて情報交換できるので、そういった掲示板を利用して情報を入手することもできます。現地で生活している方の声は非常に貴重で、わが家も渡米前から日本に帰国するまで、継続的に掲示板を利用していました。

現地校についての情報

現地校を探す場合ですが、居住エリアがある程度決まっていたら、まずは「GreatSchools」という学校検索サイトを見てみましょう。私立・公立問わず、小学校から高校(PK〜Grade12)までの学校情報が掲載されています。

生徒数や男女比に始まり、人種構成や教師と生徒の比率、また統一テストのスコアなどの情報もグラフ化して掲載されており、これらすべての情報に基づいた学校評価が10段階でレーティングされています。

また同様に「SchoolDigger」という学校検索サイトもあります。「GreatSchools」と「SchoolDigger」とでは評価項目が異なる部分もあるので、2つ以上のサイトを参考にすると偏った見方にならずおすすめです。

【GreatSchoolsリンク】 https://www.greatschools.org/
【SchoolDiggerリンク】 https://www.schooldigger.com/

5. 現地校を選ぶときのポイント

みなさんは現地校を選ぶとき、どんなことをポイントにして選びますか?わが家が学校選びする際に大切にしたポイントは、以下の3つでした。それぞれについて解説していきます。

①治安が良く、落ち着いた環境
②人種の比率に偏りが少なくNon-native(外国人)の生徒が一定数いる
③英語教育の充実度

①治安の良さ

やはりわが子には安心できる環境で毎日を過ごしてほしいもの。現地の治安については、Crime Map(犯罪マップ)を確認してみましょう。「Crime Map」と「エリア名」や「Zip Code(郵便番号)」などのキーワードを入力すると検索することができます。安全の高さを色別で表した地図や、過去の犯罪発生件数などを載せているサイトもあります。

②生徒の人種構成

「GreatSchools」などの学校検索サイトで確認することができます。英語を母国語としない外国人生徒が多数いる学校と、そうでない学校とでは英語教育の充実度も違う場合もあるので、必ずチェックしたい項目です。また、外国人生徒の受け入れ体制の可否は、入学後にお子さんが学校で快適に過ごせるかどうかにも大きく影響します。

ポイント!
日本人の多く住むエリアの学校では、やはり日本人生徒同士のトラブルも多く発生する傾向にあります。日本人同士で過ごすあまり、「英語がなかなか上達しない」「一緒にいる日本人の子と合わない」「日本人というだけで、転入してきた日本人生徒のサポートを先生に任命されてしまった」というような話をよく耳にします。日本人のいるメリットもあれば、デメリットもあるので、その点も考慮して学校を選んでみましょう。

③英語教育の充実度

アメリカでは、英語を母国語としない外国人生徒に対しEL(English Learner)プログラムを設置し、学校で勉強するのに必要とされる言語操作能力を身につけるための英語教育を実施していますが、その内容や充実度は学校によって異なります。詳しく調べるには、直接学校に問い合わせるのが一番です。

筆者の場合は、次女の通う小学校ではELプログラムによる英語取り出し授業が週3回あり、必要に応じて(特にテストのときなど)取り出し授業以外でも先生からサポートを受けることができました。ところが、長女が在籍していたミドルスクールでは、取り出しの授業があったのは最初の1年のみ。取り出しの回数自体も少なく、授業内容も入門者の長女にとってはハイレベルなものでした。

通常ELプログラムでは、毎年外国籍の生徒が必ず受験するWIDAという英語4技能を測るテストがあり、そのスコアが必要レベルに到達するとELプログラムから「卒業」します。ところが、長女はまだ十分な英語力もないまま、2年目からは一般の英語クラスへ移されてしまいました。理由は「この学校では入門レベルの授業しか実施していないため」。そういう状況もあることを考えると、事前に学校でのELプログラムの授業回数や受講している生徒数、大体の在籍期間を確認できるといいと思います。

⚠確認しておくといいこと!
2025年現在、アメリカでは著しい人口の増減がある地域が増えています。その理由としては、昨今の歴史的インフレに伴う不動産の高騰が挙げられ、それに伴い住宅を購入できない人たちが賃貸物件等に転居することで、賃貸物件の多いエリアの人口が急激に増える状況になっています。
そのため、学校においても生徒数の増減が見られます。急激に生徒が増えた学校では、教員不足や教室などのリソースが十分でないこともあり、リソース不足の学校ではお子さんが必要とするサポートを受けられないこともあるようです。学校選びをする際には、ぜひ生徒数の急激な増減がないかも、あわせて確認できるといいですね。

6. 最後に

学校で受けられるサポートの充実度・校風・人種構成など、学校選びの際にポイントとなる項目は、ご家庭によってもその重要度が異なります。お子さんがマッチする校風や、必要とするサポートの度合いなどは、それぞれに違います。何を優先にして学校を選ぶかに正解はありません。この記事はあくまで参考に留め、ぜひご家族でよく話し合って、お子さんにとって一番大切にしたいことは何かを考えてみてください。

また、実際に学校に入ってみて初めてわかることもあると思います。最初のうちは学校に馴染めず、本人やご家族も苦労もあるかもしれませんが、何がきっかけでそれが好転するかわかりません。馴染めないのは当たり前のことですし、戸惑うことも自然なことです。

日本と違い、海外では「察する」ことが少ないので、学校からの連絡を待たずに、心配なことはなるべく早めに学校の先生と共有するように、心がけるといいと思います。どうしても状況が変えられない場合は、思い切って転校するなど柔軟性を持って対応できると、気持ちも楽になるのではないでしょうか。「お子さんにとって良い学校」との出会いと、そこでの充実した学校生活があることを心から願っています。

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EDUBALへの声

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EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • 毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。

    • スタンダードコース
    • 高校生以上
    • 愛知県
  • 一緒に問題に取り組みながら、子供に寄り添った授業をしていただいています。

    • インター・現地校コース
    • 中1~3
    • 東京都
  • 分かりやすい授業はもちろんのこと、保護者とも密にコミュニケーションを取ってくれます。

    • インター・現地校コース
    • 中1~3
    • イギリス
  • 息子はアメリカに移住してすぐ公立中学に馴染めず辛い思いをしてきました。先生にも同じ経験があるため、彼の心情をよく理解していただきました。学習指導も素晴らしくMAPテストでは上位20%に入る事ができました。また先生のメール対応などはプロ意識の高いとても丁寧なものでした。母子ともに途方に暮れていた私たちに希望の光をともしていただきました。本当に感謝しています。

    • インター・現地校コース
    • 中1~3
    • アメリカ
  • 授業のおかげで、文法を前よりも理解できるようになり感動した。

    • インター・現地校コース
    • 小1~6
    • 東京都