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海外駐在中からの帰国受験。本番までの長いようで短い期間、伴走する保護者の皆さんは様々な準備に奔走されていると思います。
その中でも頭を悩ますのが一時帰国をしての学校訪問ではないでしょうか。
わざわざ帰国してまで行かなくても、オンライン説明会や募集要項で十分に学校の内容は分かるじゃないか。と思う方もいらっしゃると思います。確かに実際に行くには、時間も費用もかかり、親も子も休みを取らないと行けなかったりと、想像するだけで大変ですよね。
しかしながら、学校訪問に行った方からは「やはり行ってみて良かった!」としか聞きません。経験者の私からも、行けるのであれば足を運ぶことを強くお勧めします。
この記事では、一時帰国の学校訪問をするメリットとその準備、また、効率的な動き方を母親目線で解説します。大切なお子さんが、子供から青年期へと成長する大事な6年間を過ごす学校の訪問に関して、この記事がお役に立てると幸いです。
シンガポール在住歴14年、アメリカ国籍の主人と国際結婚。 3人を子育てしながら、通信制大学で心理学を専攻中。育児支援コミュニティKids Priority Cafe主宰。趣味は教育・海外生活について綴るnote執筆。好きな言葉は「始めれば始まる」。子どもたちの中高帰国子女受験を経験。
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さて、まずは学校訪問は本当に必要かどうか。この問いに対しての筆者の回答はズバリYES!実際に校内に入った際の雰囲気(空気感)や、教員と生徒の距離感を目の前にして、「なんだか違った」「想像してたより良かった」など意外な発見があるのが学校訪問の醍醐味です。実際に筆者も長女と二人で一時帰国をして、夏の暑いなか計6校を見学しました。土地勘のない場所でのバスや電車を乗り継いでの移動は確かに大変でしたが、見学後、志望校が5校から2校に絞られ、第1志望と第2志望が変わるほど、学校訪問は本人の意思決定に大きく影響しました。
他にも学校訪問のメリットの1つに、出願に必要な提出書類を郵送でなく持参できるという点があります。募集要項には『原則レターパックで送付』と書いてありますが、ほとんどの学校が当日持参で対応してくれました。海外からの郵送で無事に届くか不安。もしくは、時間やコストがかかり過ぎるという方は、学校訪問の際に持参しても良いか確認することをお勧めします。
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miraicompassとは、学校・受験生の受験・入試をサポートするサービスです。イベント予約・インターネット出願を中心に全国の小学校・中学校・高等学校1200を超える学校で利用されています。(miraicompass HPより抜粋)
私立学校の多くがmiraicompassを取り入れており、学校説明会などのイベント予約もmiraicompassを使って申し込みます。キャンセルや情報修正もできるので、その都度メールや電話をする必要がなく便利なシステムです。
一度入力すれば個人情報もその後の申し込みに引き継がれるので、受験出願時も入力作業がスムーズ。さらに、出願用の顔写真も予め登録しておけるので、いざという時に慌てることがありません。しかも顔写真が載った状態でプリントアウトできるので、その都度写真を揃える手間が省けるという有り難さです。
※miraicompassを取り入れていない学校もあります。学校訪問や説明会などの情報については、必ず学校の公式ホームページをご確認ください。
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人気のある学校説明会やオープンスクールは、ものの2時間ほどで満席になることがほとんどです。無事に申し込みができれば良いのですが、あんなに待ち続けていたのにmiraicompassにログインすると満席の文字が!ということも珍しくありません。狙っている学校のホームページをこまめにチェックして、申し込み開始時期を確認しておきましょう。
もし予約が取れなくてもそこで諦めないで!キャンセルが出て「受付可」になることも珍しくはないですし、午前枠がすぐに埋まったので、午後にも追加開催するということもあります。
また、学校が開催する説明会と日程が合わないという方も多くいらっしゃると思います。そんな時も諦めず、まずは学校へ問い合わせすることをお勧めします。
「海外からの学校訪問には個別で対応しています。」という学校もたくさんあり、実際に筆者も、第1志望と第2志望の学校訪問を個別でお願いしました。問い合わせの際に⚪︎月⚪︎日〜⚪︎月⚪︎日の間で学校訪問をさせて頂きたい。と具体的な日程をこちらから打診すると、学校側の夏休み期間を外した候補日程を教えて頂けるので話がスムーズに進むでしょう。
筆者の見解では、学校側の設定した説明会は他の参加者の方の質問や意見を聞けて新しい発見もある一方、個別の訪問ではピンポイントの質問が出来て、顔も覚えてもらいやすいので、訪問後のメールのやりとりもスムーズにいくように思えます。我が子の性格や態度に自信がある方は、個別での学校訪問をお勧めします。
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現地での移動には、バスや電車などの公共機関を使う方が多いと思われます。筆者もGoogleMapやNAVITIME、Yahoo路線情報などのWebサイトを駆使して、バスと電車を使って見学に廻りました。どちらのサイトにも予測の所要時間と乗り換え方法が出て大変便利ですが、1つ注意しておきたいのが、表示されている所要時間はあくまでも土地勘のある人がスムーズに乗り換えての所要時間なので、土地勘がなく乗り換えに自信がない方は、大幅に余裕を持って動くことをお勧めします。特に朝の通勤ラッシュに被る時間帯は遅延や運行停止が度々あり、電車内でも構内でも文字通り身動きが取れないこともあります。
学校によっては、最寄駅からのバスが1時間に数本しか来ないというところもあるので、特にバスから電車などの乗り継ぎが必要な際には、タイムマネジメントに念を入れましょう。日程に余裕があるようでしたら、事前に学校までのルートを往復して、バス停や駅周りの雰囲気、他にも代替できるルートがあるか確認することをお勧めします。
レンタカーなどご自身の運転で動く場合は、学校に車を止められるか、もしくは近隣にコインパーキングがあるかを調べる必要が出てきます。
どちらにしても、遅刻しそうな際に学校に連絡できるように、学校の連絡先と担当の名前、学校に着いたらどの入り口から入るのか等のメモを携帯電話などに記録しておくことをお勧めします。
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学校訪問の際にどんな服装で行ったらいいですか。と聞かれることがよくあります。男性はスーツが多い傾向にありますが、女性の場合はスーツまでいかなくとも、相手に不快感を与えない清潔感のある格好、相手に失礼のない程度の服装だと間違いないでしょう。
服装の参考
<女性>
色味:黒、紺、グレー、ベージュなどの抑えめのカラー。
スタイル:ワンピース、綺麗めのシャツにカーディガンもしくはジャケット。ボトムスにスカートもしくはスラックスのようなパンツ。
足元:低めのパンプス。
<女子>
ワンピース。カットソーやボタンシャツにスカート。カーディガン。
<男子>
黒のパンツにボタンシャツもしくはポロシャツ。ニットベスト。
女子・男子どちらも足元はスニーカーがほとんど。
編入試験のために個別訪問した際のエピソードで、こんな話を聞いたことがあります。「面接はないのですか?」と聞いたところ「今こうやって見させてもらってますから。」と言われドキッとした。せっかく海を越えて訪問するのですから、気を抜かず、やはりやれることはやっておいた方が良さそうです。
もし今住んでいる滞在国に、相応しい服装を購入できるお店がない場合は、帰国後でも遅くありません。以下のお店は比較的どの地域にもあるのでご参考になさってください。
ユニクロ、GU、ZARA、H&M、イトーヨーカドー、AEON
そうは言っても、お子さんが普段着慣れない服装だと、緊張して落ち着かない性格の持ち主でしたら、無理のない程度で構わないと思います。実際に個別訪問をした際に、Tシャツとジーパン姿のお子さんと一緒になったこともありました。
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連日の準備段階を終えていよいよ日本に一時帰国。滞在国が同じ気候であればいいのですが、冬から夏へと真逆の気候から訪問される方もいるかと思います。一時帰国で一番気をつけたいこと、それは体調管理です!気候の変化と共に、土地勘のない場所で時間通りに動けるかというプレッシャーは相当なストレスになっているはずです。日程に余裕があったとしても、あれこれ予定を入れてみたり、観光で歩き回りたい衝動を抑えて、体調管理には十分注意したいものです。日本では今でもマスク必須の場所もあり、満員電車や人混みが気になる時にも重宝するので、マスクを1、2枚持参しておくことをお勧めします。
他にも、学校訪問への移動は想像以上に歩くことが考えられるので、普段パンプスなどを履かない方は靴擦れを起こす可能性が多いにあります。また、履き慣れない靴での満員電車は、バランスが取りにくく慌てたこともありました。それ以来筆者は、移動中はスニーカー、目的地に着いたらパンプスに履き替えています。
多少の荷物にはなりますが、訪問当日は資料などを頂くことも多いので、カバンとは別に、A4サイズの用紙が入る簡易的なトートバッグにパンプスと構内履き替え用のスリッパを一緒に準備しておくといいでしょう。
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説明会の際にメモを取ることは大前提として、複数の学校を訪問する際は特に、その日のうちに、お子さんと一緒に、良かった点、気になった点、通学の行程はどうだったかなど、メモや日記に書き留めておくことをお勧めします。文字にして可視化することで、親と子供では見るポイントや感じ方が異なるという点が見えてきます。
また、説明会の後に校内見学がある学校がほとんどです。その中には企画から案内までの全てを生徒が計画する学校もあります。
生徒が案内してくれる見学の際は、生徒目線の学校のウリや推しを聞けるので、受験生にとってより学校生活がイメージできると思われます。在校生の生の声を聞けるまたとないチャンス!ぜひ説明会の後の校内見学に参加して積極的に質問することをお勧めします。注意点としては、あくまでもメインはお子さんで、保護者はサポート役として振る舞いましょう。
「こんな事を聞いてもいいのかしら?」と質問を躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、案外皆さんいろいろな質問をされています。事前に質問項目を箇条書きで書き出しておいて、躊躇せず聞いてしまいましょう。
教員による学校案内も、パンフレットなどに書かれていないこぼれ話や、踏み込んだ話など、ざっくばらんに聞けることが多いので、さらに興味を惹きつける学校も出てきます。
どちらにしても校内見学では、校内の雰囲気(空気感)を感じられて、生徒と教員の距離感が見て取れます。普段から生徒と教員の距離が近い学校は、生徒達が積極的に挨拶をしてくれたり、案内している教員に話しかけてきます。逆をいうと、閉鎖的な学校では、在校生の態度に素っ気なさを感じることもありました。さらに、教員同士のやり取りにも注目してみましょう。校内の雰囲気が明るい学校は教員と生徒のやり取りだけでなく、教員同士のやり取りも活発だと感じます。
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さて、一時帰国からの学校訪問の準備や心得などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
日本国内に住んでいたならば、こんなにまでも用意周到にならずに済むことなのに…と気持ちが落ちる時も確かにありましたが、備えあれば憂いなし!せっかく訪問するのですから準備万端で拝みましょう。
筆者自身の学校訪問を振り返っての思い出ですが、計画や準備が大変だったなかにも、受験生の我が子と二人だけで一時帰国して過ごした時間は、親子の絆を深められた貴重な時間だったと感じますし、今では良い思い出となっています。
特に受験勉強に追われピリピリした時期でもあったので、お互いに若干の息抜きにもなりました。
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今年ももうすぐ帰国受験がスタートします。どうぞ皆さん体調に気をつけて本番をお迎えください。
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とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。