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帰国生を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問するプロジェクト。今回は2023年に開校し、今年で3年目を迎えている芝国際中学校・高等学校を再訪問しました。
一人ひとりの可能性を広げるための確かな学力を養いながら、STEAM教育やアントレプレナーシップ教育を通じて、世界基準の学びを展開しています。
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校内に入ると真っ先に目に留まる大階段
所在地 | 〒108-0014 東京都港区芝4-1-30 |
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TEL | 03-3451-0912 FAX:03-3451-0902 |
アクセス | ●JR 山手線・京浜東北線「田町駅」徒歩5分 ●都営浅草線・三田線「三田駅」徒歩2分 ●都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩10分 |
生徒数 | 中高合わせて約700人 |
帰国生割合 | 国際クラスの約5割 |
コース | 本科コース・国際ADVANCEDコース(中学)、最難関選抜コース・国際コース(高校) |
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【川上 武彦 先生】
入試広報部長
芝国際には、多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まっています。特に国際クラスでは、様々な価値観に触れる機会が豊富です。異なる文化や考え方を持つ仲間との交流は、時には衝突を生むかもしれませんが、それらを乗り越えることで真の国際人へと成長することができると考えます。
生徒たちが自らのやりたいことを追求し、学校の枠を超えて活動することを応援します。「学校にないものは自分たちで創る」という意欲を持って入学してきていただければ、教員も生徒の主体的な学びを柔軟にサポートしながら、共に学校を創り上げていきたいと考えています。
芝国際で共に学び、新しい時代を切り開く仲間に出会えることを楽しみにしています!
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体育祭の様子
川上先生:
開校初年度は「学校を一緒に作りたい」という強い意欲を持った生徒が多く、主体的に活動する姿勢が特徴でした。そして開校から2年以上経ち、生徒数は増えましたが、その文化は変わらず続いていると感じています。2期生や3期生の生徒たちも、自らやりたいことを見つけて周囲に発信していくなど、主体性を発揮しています。学校の教育理念が生徒たちに浸透し、良い形で文化として根付いているのではないかなと思います。
川上先生:
芝国際中学校・高等学校は、2023年に開校した新しい学校ですが、その前身は120年以上の歴史を持つ「東京女子学園」です。
東京女子学園は、日露戦争直前に「人の中なる人となれ」という校訓のもと、性別の枠にとらわれず社会を支える女性を育成するために設立されました。それから120年以上の時を経て、現代社会に必要とされる教育のあり方を追求した結果「あらゆる壁や枠組みを乗り越える人材を育てる」という新たな教育理念を掲げ、男女共学の芝国際として生まれ変わりました。
ここでいう「壁」とは、人々の心の壁、既成概念、そして国境といったあらゆる境界線を指します。芝国際は、多様な価値観がぶつかり合うグローバル社会を生き抜くために、これらの壁を乗り越える力を育んでいきたいと考えています。
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成層圏まで観測機を飛ばしました。
川上先生:
観測機を搭載した風船を成層圏まで飛ばすというプロジェクトを生徒たちが立ち上げました。初年度、資金不足で頓挫しかけたのですが、九州の製菓会社とタイアップ撮影することでプロジェクトを成功させました。成層圏に浮かぶアイスの写真が宣伝に使用され、集めたデータは、情報の授業でさまざまな考察に使いました。この企画は、生徒のSTEAM分野への内発的探究を刺激できたと思います。2年目は、生徒たちが主体的に企業と交渉してプロジェクトの予算を確保。観測機に搭載したおにぎりの写真を成層圏で撮影するという、ユニークな観測を行いました。このプロジェクトは、企業のYouTubeチャンネルでも紹介されています。
川上先生:
国際アドバンストコース・国際コースは、外国人教員が担任を務め、ホームルームから掃除の時間まで、そして数学・理科・社会(日本史を除く)などの主要教科もオールイングリッシュでのイマージョン教育を実践しています。ケンブリッジやナショナルジオグラフィックなどの教材も活用しながら、日本の学習指導要領に準拠した内容を網羅するため、国内外の大学進学に柔軟に対応できる学力が身につくように授業を進めています。国際コースは1学年に1クラスなので6年間クラス替えはありませんが、体育や部活動、学校行事などで本科コースの生徒と交流する機会も多いです。
川上先生:
国際コースに入学する生徒のほとんどが英検2級以上の英語力を持っています。英検2級が必須というわけではないのですが、国際コースは英語の授業がメインとなるため、英語力は必要です。また、高校生になると、全生徒がベネッセの英語能力テスト「GTEC」を受けます。高校卒業時には、国際コースの生徒全員がCEFRのC1レベル(英検1級相当)の英語力に到達することを目指しています。
本校にはネイティブの教員が20名ほど常駐していますので、生徒たちが英語に触れる機会が非常に多いのも特徴です。
川上先生:
高校では、生徒の自己管理能力を育み、授業時間を最大限に確保するために定期テストを廃止しています。評価は単元ごとの小テストやレポートなどで行われ、日々の学習への主体的な取り組みがより重要となります。
川上先生:
将来の進路や目標の変化に対応できるよう、高2進級時までは学年があがるタイミングで、国際コースと他コース間でのコース変更が可能です。例えば、国際コースに在籍していて、途中で国内の医学部を目指す場合は、本科系コースに移行することを勧めています。また、コース変更しても困らないように、各学年度末までに本科コースと同じ学習内容が網羅できるよう授業を進めています。生徒一人ひとりが将来の目標をしっかり見定めた上で、最適な進路を選べるようにサポートしたいと考えています。
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スタンフォード大学など、海外の大学の授業を体験
川上先生:
学習面では、全生徒対象の「チェック&フォローシステム」や「芝国塾・芝国予備校」のチューター制度で十分なサポートが可能です。英語力の維持・向上はもちろん、イマージョン教育の中でさらに高いレベルを目指すことができます。
授業以外の場面でのフォローもしっかりと行います。例えば「掃除の時間」のような日本の学校独特の文化に対して「なぜそれを行うのか」という根本的な部分から、生徒たちと粘り強く対話を重ねます。異なる文化を持つ仲間との関わりの中で、互いを尊重し、理解し合う経験そのものが、同校が目指す教育の根幹となっています。
【チェック&フォロー➕特別講座】
学校HPより
川上先生:
中学校の「芝国塾」、高校の「芝国予備校」では、学校内で学習サポートを行っています。放課後、全校生徒の約7割が参加しており、通常の授業より一歩進んだ内容を学びます。大学生チューターが常駐し、生徒たちの質問に個別に対応が可能なので、授業でわからなかったことを質問する生徒もいます。学校内で学習が完結する手厚いサポート体制が整っていることと、料金も良心的な金額に設定させていただいているので、保護者の皆様からもご好評いただいています。
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図書室以外にも各階にたくさんの本棚が
川上先生:
海外大学と国内難関大学の両方を視野に入れた進路指導を行います。現在の高校3年生では、国際コースの約10名程度が海外大学への進学を目指しており、ネイティブ教員によるエッセイ指導など手厚いサポートを受けています。国内大学では、早稲田大学国際教養学部(SILS)のような英語で学ぶ英語学位プログラムや国際基督教大学(ICU)、上智大学などのいわゆる国際系私立大学が主な進学先として想定されています。
学校として特定の進路を押し付けることはなく、あくまで生徒一人ひとりの「やりたいこと」に基づいた選択を最大限に尊重し、支援する姿勢です。
川上先生:
もちろん、やりたいことや将来の目標があって、海外の大学に行きたいという生徒がいれば、できる限り後押しはします。外国人教員も一緒にサポートさせていただいています。
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時には教室以外のスペースで授業が繰り広げられることも
川上先生:国語は、出題傾向は変わりません。一方、算数・数学の問題は、英語と日本語の両方で表記されるようになります。得意な言語の方を見て解いていただければと思います。
英語は、大きく変わります。100点のうち60点を、事前に提出していただく検定スコアで点数化します(※以下の表を参照)。英語の面接は英語スピーキングのレベルを測る試験です。入学してからの国際コースの英語授業についていけるかどうかの確認をするということが目的で、難しい質問をして、生徒の思考力を問うわけではないです。
もう一つは、今まで帰国生が受験できるのは国際コースだけでしたが、今年度の4期生からは中学校では本科コース、高校では最難関選抜コースも受験が可能です。東南アジアなどの非英語圏の日本人学校の卒業生にも受験の機会が広がるかなと期待しています。
川上先生:やはり過去問を解いていただくのが一番良いですね。全教科の合計点で6割が合格ラインだと考えております。
【芝国際中学校・高等学校ホームページ「入試情報」】
https://www.shiba-kokusai.ed.jp/
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
学校HPより
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訪問時は全校生が下校した後だったため、生徒に会うことは叶いませんでしたが、各階の広々としたフロアにテーブルとイスがいくつも設置されている光景を見ただけで、コミュニケーションが取りやすい、オープンな環境だということが一目瞭然でした。「授業後、いろいろな場所で生徒と教員が会話をしているのをよく見かけるんです。」とおっしゃる川上先生の言葉に納得です。「ここで毎日勉強ができたら、楽しくて仕方ないだろうな。」というのが私の率直な感想です。
自主性を育むカリキュラムやプログラムはもちろんのことですが、校内の環境そのものが、生徒のやる気につながるように工夫がされていると感じました。
今後も「やりたいこと」にあふれた生徒と一緒に変化し続けるであろう芝国際に期待したいと思います。
中学生時代をアメリカで過ごし、帰国受験を経験。娘たちも同じく帰国子女で、帰国受験を控えております。帰国子女 ならではの想いや経験を発信したいと思います。
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EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約5,500人(2024年7月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。