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「英語で授業を行う公立大学」として、世界中の帰国子女から絶大な人気を誇る国際教養大学(AIU)。
しかし、いざ受験しようと特別入試の募集要項を見ると、その入試方式の多さに圧倒されてしまいませんか?
「総合選抜型入試ⅠとⅡ、何が違うの?」
「グローバル・ワークショップ入試って何をするの?」
「自分はギャップイヤー入試を受けられるの?」
AIUの入試は、名前こそ似ていますが、「求められる能力」や「入学時期」が全く異なります。ここを間違えると、せっかくの海外経験やSAT/IBスコアを無駄にしてしまうことになりかねません。
この記事では、海外高校出身の帰国子女が検討すべきつの主要な特別入試を、一覧表で徹底比較します。さらに、特別入試の「合格のための対策(書類・面接・小論文)」まで踏み込んで解説します。
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まず、帰国子女(特に5月〜6月頃に卒業する海外高校生)が対象となる主要な4つの入試方式を整理しましょう。「入学時期」と「試験内容」の違いが一目でわかるよう、比較表にまとめました。
| 入試方式 | 入学時期 | 出願時期 | 主な特徴・選考科目 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 総合選抜型入試Ⅰ | 4月 | 9月 | 【王道】 ・書類審査 ・英語小論文 ・面接(日・英) |
・SAT/IBスコアを活かしたい ・英語エッセイが得意 ・卒業後、準備期間が欲しい |
| グローバル・WS入試 | 4月 | 9月(5月審査) | 【対話重視】 ・筆記試験なし ・WS参加(8月) ・面接(日・英) |
・筆記試験が苦手 ・議論やプレゼンが得意 ・協調性をアピールしたい |
| 総合選抜型入試Ⅱ | 9月 | 3月〜4月 | 【最短入学】 ・書類審査 ・英語小論文 ・面接(日・英) |
・SAT高得点保持者 ・卒業後すぐに大学生になりたい |
| ギャップイヤー入試 | 9月 | 11月 | 【活動重視】 ・書類審査 ・英語小論文 ・面接(日・英) ※活動計画書必須 |
・明確な活動計画がある ・ボランティア等に没頭したい ・(6月卒業生には日程が厳しい場合あり) |
⚠️【要注意】その他の入試区分について
以下の2つは出願資格において帰国子女(海外現地校・認定外インター出身者)は対象外となる可能性が高いです。
1. グローバル・セミナー入試
原則として秋田県内の高校生のみが対象です。
2. 学校推薦型入試
「日本の高校(または文科省認定の在外教育施設)」を「2025年3月〜2026年3月」に卒業することが条件です。
※海外の現地校や、文科省認定外のインターナショナルスクール出身者は出願できません。
それでは、各方式の詳細と「狙い目」について解説していきます。
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帰国生が受験できる特別入試の中でも、比較的多くの合格枠(約10名)が用意されているのがこの方式です。
5〜6月に高校を卒業してから翌年4月の入学まで時間が空きますが、その期間を自主活動や課外活動に活かせる点も大きな魅力となっています。また、英語資格の基準が比較的低めで、入試科目の英語小論文も「英語が得意な帰国生」にとっては対策がしやすく、合格率を高めやすい“王道ルート”と言えるでしょう。
出願資格:TOEFL iBT 61点以上、英検準1級以上、IBディプロマ取得者など。
評価ポイント:「英語力(SAT/IB/TOEFL など)」と「思考力(小論文・面接)」の総合評価。
この入試では、英語資格だけでなく、海外高校やインター、一条校出身者の場合はSATやIB(国際バカロレア)のスコアも書類審査の重要な評価項目になります。海外校はGPAの基準が学校ごとに異なるため、統一試験のスコアはあなたの学力を客観的に示す重要な指標です。 高いスコアを目指して計画的に準備していきましょう。
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「英語のライティング試験(小論文)がない」という非常にユニークな入試です。その代わり、夏(8月)にAIUのキャンパスで行われる「グローバル・ワークショップ(1泊2日程度の合宿形式)」への参加が必須となります。また、合格枠は約5名と限られた枠となっています。
出願資格:高校(またはそれと同等の教育)を卒業する人(英語資格の提出などは特になし。海外の高校を卒業している場合は統一試験のスコアの提出が必要)
評価のポイント:「学力」のほか、「協調性」「リーダーシップ」「対話力」。
プロセス:5月に事前審査書類を提出 → 通過者は8月のWSに参加 → 9月に出願 → 11月に最終面接。
海外の教育カリキュラムでPBL(Project Based Learning)やディスカッションの授業に慣れている帰国生にとって、P最も強みを発揮できる入試です。ただし、WSの日程が海外大学への進学準備やサマースクールと重なる可能性があるため、スケジュール管理が重要です。また、「相手を論破する」のではなく「合意形成する」姿勢が見られています。
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卒業後、そのまま秋から大学生になれる方式です。「総合選抜型入試Ⅰ」と試験内容はほぼ同じですが、最大の壁は「募集人数の少なさ(5名程度)」です。
出願資格:TOEFL iBT 61点以上、英検準1級以上、IBディプロマ取得者など。
評価のポイント:「即戦力」。入学直後から留学生と共に学ぶため、高い英語運用能力が求められます。
出願時期:春頃(卒業直前)。
9月入学枠は、外国人留学生入試も含めて海外からの正規留学生(International Students)も意識した枠組みです。そのため、ライバルは「日本の高校生」ではなく「世界の優秀層」になる可能性があります。SAT 1350点以上やIBハイスコアを目指し、4月入学との併願を視野に入れて対策していくことをお勧めします。
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入試に合格した後、入学までの期間(約半年間)に大学が定めた活動を行うことを前提とした入試です。
出願資格:高校(またはそれと同等の教育)を卒業する人(英語資格の提出などは特になし。海外の高校を卒業している場合は統一試験のスコアの提出が必要)
活動要件:合格発表後、入学までの間にボランティアやインターンシップなどの活動を行う必要があります。
評価のポイント:「ギャップイヤー活動計画書」の質。その活動がなぜ必要なのか、AIUでの学びにどう繋がるか。
注意が必要です。この入試のスケジュールは、日本の高校卒業生(3月卒→4〜8月に活動→9月入学)を想定しています。5〜6月まで高校に通う海外高校生は「活動期間」を確保しづらく、制度の利用が難しい場合があります。「ギャップイヤー」という言葉に惹かれますが、帰国生なら「総合選抜型Ⅰ(4月入学)」を受けて、個人的にギャップイヤー期間を過ごす方が現実的ではあります。
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自分に合った入試方式が見えてきましたか?ここからは、どの方式でも重要となる3つの試験要素について、具体的な対策を解説します。
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AIUの英語小論文は、試験時間90分の中で長文を読み、自身の考えを300字以上で書くものとなっています。単なる語学力のテストではありません。問われているのは、正解のない問いに対して、知識と論理を総動員して答えを導き出す「知的体力(Intellectual Endurance)」です。過去の出題傾向の分析と、合格者が実践していた「勝てる構成」を解説します。
AIUの小論文には、明確な傾向があります。それは「対立する価値観の相克」です。過去に出題された代表的なテーマを見てみましょう。
過去の出題テーマ例
自動運転車の倫理(2018年頃)
「トロッコ問題」の現代版。技術的進歩と倫理(命の選択)が衝突した時、どう判断するか。
インターネットと思考の変容(2019年頃)
「デジタル・ネイティブ」と「デジタル・イミグラント」の対比。便利さと引き換えに失われる「深い思考」について。
人の成長に貢献する媒体(2021年)
書籍か、SNSか。情報源の性質と人間の成長の関係性。
「群盲象を評す」(2022年)
インドの寓話を用い、多角的な視点の重要性や真実の不確かさを問う難問。
これらの根底にある「メタ・テーマ(共通する主題)」は以下の3点です。
どんなテーマが来ても対応できるよう、以下の10分野については「自分の意見」と「背景知識」を整理しておきましょう。単語の暗記ではなく、「論点(Arguments)」を知っておくことが重要です。
知識があるだけでは合格できません。AIUが最も評価するのは、一方的な主張ではなく、「反対意見を乗り越える論理プロセス」です。以下の「4段落構成」を身体に染み込ませてください。
| 段落 | 役割 | ポイント・使える表現 |
|---|---|---|
| Intro (10-15%) |
導入と 主張の提示 |
設問に対する明確な答え(Thesis Statement)を書く。 “I believe that…” |
| Body 1 (30%) |
自説の 主要な理由 |
具体的な根拠やデータを示す。 “Firstly,…” “For instance,…” |
| Body 2 (30-40%) ★最重要 |
反論への理解 と 再反論 |
一度反対意見を認め、それを論破する。 譲歩:“Admittedly, some may argue that…” 再反論:“However,…” |
| Conclusion (10-15%) |
結論 | 主張を言い換え、将来への展望で締める。 “In conclusion,…” |
💡 合格のカギは「Counter-argument(反論)」
日本の作文では自分の意見を並べがちですが、AIU(欧米式のアカデミック・ライティング)では、「自分の意見に対する反対意見」をあえて出し、それを乗り越えることで客観性と論理の強さを証明します。
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AIUの面接は、日本語と英語の両方で行われます。ここで見られているのは、単なる語学の流暢さだけではありません。「思考の深さ(自分の軸)」と「コミュニケーションへの姿勢」、そして徹底的な「AIUへの理解度」です。実際に合格した先輩が実践していた、効果的な対策プロセスを紹介します。
日本語面接では、志望理由書(自己アピール書)の内容を起点に、かなり深い部分まで突っ込まれることが予想されます。以下の3ステップで準備を進めましょう。
「削った部分」の再分析(AI活用)
自己アピール書を作成する際、字数制限のために削った内容こそが思考の背景です。「なぜそう書いたのか?」を整理するために、ChatGPTなどのAIを活用するのも一つの手です。AIに自分の文章を読み込ませ、「面接で突っ込まれそうなポイント」を出してもらうことで、想定外の鋭い質問への耐性をつけましょう。
動画撮影で「見え方」をチェック
模擬面接や自主練習を動画で撮影し、見返してみましょう。自分では気づかない「視線の動き」「姿勢」「話し方の癖(強弱)」を客観視することで、説得力が大きく変わります。
パンフレットは「お守り」になるまで読む
パンフレットには大学の理念や求める学生像が詰まっています。直前に読むのではなく、日常的に読み込み、マーカーを引き、「自分の言葉」で大学の魅力を説明できるレベルまで頭に入れておきましょう。
ここで最も大切なのは、流暢さそのものではなく、「論理性」と「日本・秋田で学ぶ意義」を明確に示すことです。
「お喋り」ではなく「ロジカルな対話」を
流暢なあまり、ダラダラと長く話してしまうのは逆効果です。結論から話す(PREP法)、ナンバリングを使って理由を挙げるなど、日本語面接以上に「論理的な構成」を意識して、短く的確に答える練習が必要です。
「なぜ海外大学ではなくAIUか?」への解像度
「英語で授業を受けたいから」という理由は、帰国子女には通用しません。「なぜ母国や海外の大学ではなく、あえて日本の、秋田のAIUなのか?」という問いに対し、自身のアイデンティティや日本の課題と絡めた深い洞察が求められます。
「傾聴」と「協調性」の姿勢
AIUは多様な学生が共に暮らす場所です。英語力で圧倒するのではなく、異なるバックグラウンドを持つ相手(面接官や将来の同級生)の意見を尊重し、対話を広げようとする「謙虚な姿勢」が見られています。
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国際教養大学(AIU)の特別入試は、自分の強みに合わせて選ぶことが合格への第一歩です。
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教師は全員帰国子女であり、さらに東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などの現役難関大生です。海外にお住まいの方や、帰国後の受験に不安のある方へ、教師自身が帰国子女だからこそ提供できる実践的な指導を行っています。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
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しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。