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赴任先の学校の選び方 マレーシア編 日本人学校?インター校?

赴任先の学校の選び方
マレーシア赴任が決まったら?
まず、思い浮かべるのが、子供の学校どうする?問題。

近年、母子留学でも話題のマレーシア。
インターナショナルスクールも沢山あると聞くけれど、沢山ありすぎて選べない!

そんな貴方に、インターナショナルスクール編入の経験豊かな筆者が、選ぶ際のポイント大公開!


Writer Profile

EDUBALアンバサダー泰真美

アジアをhopping しながら、気付けば駐妻歴10年超え。社会人と高校生の子どもがおります。インター4校×娘、息子×海外大学のあれこれをママ目線で共有します。

泰真美の記事


目次

  1. マレーシアには、4つある!日本人学校
  2. インターナショナルスクールは、180校?!
  3. まとめ

マレーシアには、4つある!日本人学校

マレーシア赴任の際の学校選びの候補として、まず考えられるのは、日本人学校。マレーシアには4つの日本人学校があります。
日本人学校を選ぶメリットは、

・日本と同じカリキュラムで授業が受けられる。
・日本語が保持できる。
・本帰国の際にも、スムーズに転校できる。
・運動会など日本の学校行事を体験できる。

などが挙げられます。

クアラルンプール日本人学校

マレーシアの首都、クアラルンプールにある日本人学校。
幼稚園(年少、年中、年長)、小学校、中学校があります。クアラルンプールの中心地から少し離れたサウジャナというエリアにあり、スクールバスか自家用車での送迎で通学します。

令和7年4月には、幼稚園年少11名、小学1年生55名、中学1年生38名が入学し、その他にも多くの編入学生が新学期を迎えました。
マレーシアの中では、一番大きな日本人学校になり、知的障害特別支援学級(定員4名)を開設しています。
また、中学3年生の編入については、6月1日には在籍していることが求められます。
編入学に関しては、学校ホームページにて、最新情報をご確認下さい。

 

ジョホール日本人学校

マレーシアとシンガポールの国境近くの町、ジョホールバルにある日本人学校。
小学校と中学校があり、令和6年には62名(小学校48名、中学校14名)が在籍しています。
多くの学校行事は小中学校合同で行われ、アットホームな雰囲気があります。中学校の修学旅行は、国外へ行くことになっており、昨年度はタイのバンコクを訪れたそうです。

 

ペナン日本人学校

ペナンのジョージタウンにある日本人学校。
今年の9月を目途に、同じジョージタウン内ですが、移転が予定されています。小学校と中学校があり、各学年1クラスの編成です。
なお、中学3年生の編入は、9月2日以降は認められません。

 

コタキナバル日本人学校

東マレーシア、ボルネオ島の北部に位置するコタキナバルにある日本人学校。自然豊かなボルネオにある小さな学校になります。
こちらでは、駐在員家族やMM2Hのほかに、母子留学学生visaと保護者visa)やノマドVISAの受け入れをしてもらえます。
詳しい編入手続きは、学校ホームページでご確認下さい。

インターナショナルスクールは、180校?!

日本人学校の他の選択肢としては、インターナショナルスクールがあります。マレーシアには、その数180校とも言われています。
インターナショナルスクールを選ぶメリットとしては、以下が挙げられます。

・英語を習得できる。
・多様性を体感し、違う価値観を学べる。
・世界共通のプログラムであるため、他の国へスライドしても継続可能

では、インターナショナルスクールを選ぶためのポイントは何でしょうか?
主に4つのポイントを考える必要があります。

・教育方式(イギリス・ケンブリッジ、アメリカ、IB、その他)
・学費
・学校のエリア
・新設校vs老舗校

 

まずは、教育方式の違いから押さえよう!

イギリス式インターナショナルスクール

マレーシアにおけるイギリス式インターナショナルスクールは、約70%の学校が採用していて、特にケンブリッジ式カリキュラムが主流です。このカリキュラムは、世界中の大学で認められているIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)A-Level(Advanced Level)を取得できます。
以下は、ケンブリッジ式カリキュラムの流れです。

年齢 学年(英国) 説明
3~5歳 EYFS(Early Years Foundation Stage) 幼児教育
5~11歳 Primary(Year 1~6) 基礎的な読み書き・算数・理科など
11~14歳 Lower Secondary(Year 7~9) 中学段階:幅広い科目を履修
14~16歳 IGCSE(Year 10~11) 5~10教科選択、国際的に認められた中等資格
16~18歳 A-Level(Year 12~13) 3~4科目に特化し、大学進学の準備

 
次にマレーシアにある人気のイギリス式インターナショナルスクールを3つほど挙げていきます。
※学費は学校や学年によって異なるため、各校の公式ウェブサイトで最新の情報をご確認下さい。

アリス・スミス・インターナショナルスクール
(Alice Smith School)
【所在地】クアラルンプール
【カリキュラム】イギリス式(IGCSE、A-Level)
【特徴】英国式教育を提供し、学術的な成果と課外活動のバランスが取れた老舗インタナショナルスクールです。
エプソム・カレッジ・イン・マレーシア
(Epsom College in Malaysia)
【所在地】ジョホール州
【カリキュラム】イギリス式(IGCSE、A-Level)
【特徴】英国のエプソム・カレッジの姉妹校で、厳格な学問と豊富な課外活動を提供しています。
ブリテン・インターナショナル・スクール
(Brighton International School)
【所在地】クアラルンプール
【カリキュラム】イギリス式(IGCSE)
【特徴】手頃な学費で質の高い教育を提供し、特に中高生向けのプログラムが充実しています。

 

アメリカ式インターナショナルスクール

マレーシアには、アメリカ式の教育カリキュラムを採用したインターナショナルスクールがいくつか存在します。
これらの学校では、アメリカの高校卒業資格である「High School Diploma」を取得でき、SATACTなどのテストスコアを持って、世界中の大学への進学が可能です。
以下は、アメリカ式カリキュラムの流れです。

学年 年齢目安 学校段階 主な内容
Pre-K(Preschool) 3~4歳 幼児教育(任意) 社会性、基礎的な英語・数・遊び学習
Kindergarten(K) 5~6歳 幼稚園(義務教育のスタート) 文字・数・社会性・基礎的な読み書きと算数
Grade 1~5 6~11歳 Elementary School(初等部) 英語(読み書き)、算数、理科、社会、芸術、体育など基礎科目
Grade 6~8 11~14歳 Middle School(中等部) 思考力を高める教科内容に発展、選択科目の導入、STEAM教育など
Grade 9~12 14~18歳 High School(高等部) 大学進学を意識した専門的学習、選択科目が豊富、高校卒業単位の取得が必要

 
以下に、マレーシアにある人気のアメリカ式インターナショナルスクールを紹介します。
※学費は学校や学年によって異なるため、各校の公式ウェブサイトで最新の情報をご確認下さい。

ラッフルズ・アメリカンスクール
(Raffles American School)
【所在地】ジョホール州ジョホールバル
【カリキュラム】アメリカ式(K–12)、WASC認定
【特徴】小規模なクラス編成で、個別指導に力を入れています。英語補習プログラムも充実しており、英語力に不安のある生徒にも対応しています。
ダラット・インターナショナルスクール
(Dalat International School)
【所在地】ペナン州バトゥ・フェリンギ
【カリキュラム】アメリカ式(K–12)、クリスチャン系
【特徴】リゾート地に位置し、自然豊かな環境で学べます。学業と共に、クリスチャン教育を重視しています。
オアシス・インターナショナルスクール
(Oasis International School)
【所在地】クアラルンプール
【カリキュラム】アメリカ式(K–12)、Apple Distinguished School認定
【特徴】技術を活用した教育に力を入れており、Apple社からの認定を受けています。個別対応の学習支援も充実しています。

 

IB式インターナショナルスクール

マレーシアには、国際バカロレア(IB)認定を受けたインターナショナルスクールが多数存在し、世界基準の教育を提供しています。
IBプログラムは、学問的な深さと広さを兼ね備え、批判的思考や国際理解を育むことを目的としています。
IBは、以下の4つのプログラムを提供しています。

PYP(Primary Years Programme) 5歳から12歳の児童を対象としたプログラムで、探究型学習を通じて基礎的な知識とスキルを養います。
MYP(Middle Years Programme) 11歳から16歳の生徒を対象とし、学問的な知識を現実世界と結びつける能力を育成します。
DP(Diploma Programme) 16歳から19歳の生徒を対象とする大学進学準備プログラムで、6科目の履修と3つのコア要素(知識論、拡張論文、CAS)を含みます。
CP(Career-related Programme) 職業教育と大学準備を組み合わせたプログラムで、特定のキャリアに焦点を当てています。

IBプログラムを修了すると、世界中の大学で認められる資格を取得できます。特に、DP(Diploma Programme)は、大学進学に向けた厳格なカリキュラムと評価基準を持ち、国際的な進学に有利です。

マレーシアで代表的なIB校をいくつか紹介します。

フェアビュー・インターナショナルスクール
(Fairview International School)
【所在地】クアラルンプール、ジョホールバル、ペナン、イポー
【カリキュラム】PYP、MYP、DP
【特徴】1978年に設立され、マレーシア国内外にキャンパスを展開。多国籍な生徒が在籍し、国際的な視野を持つ教育を提供しています。
IGBインターナショナルスクール
(IGB International School)
【所在地】スンガイブロー、クアラルンプール
【カリキュラム】PYP、MYP、DP、CP
【特徴】マレーシア唯一、IBの4つのプログラム(PYP、MYP、DP、CP)全てを提供する学校です。
UCSIインターナショナルスクール
(UCSI International School)
【所在地】スプリンギル(Springhill)
【カリキュラム】PYP、MYP、DP
【特徴】クアラルンプールの南に位置するフルボーディングスクール。

他にも、IBDPのみを取り入れている学校もあり、アメリカ式×IBDPインターナショナルスクール オブ クアラルンプール(International School of Kuala Lumpur)などが挙げられます。

学費は学校や学年によって異なるため、各校の公式ウェブサイトで最新の情報をご確認下さい。

 

その他(オーストラリア、カナダ式)

その他、マレーシアには、カナダ式オーストラリア式の教育システムを取り入れているインターナショナルスクールもあります。
唯一のカナダ式インターナショナルスクールのサンウェイ・インターナショナル・スクールでは、カナダのオンタリオ州教育システム(Ontario Curriculum)に基づいた教育を提供しています。

サンウェイ・インターナショナル・スクール
(SISKL)
【所在地】クアラルンプール
【カリキュラム】カナダ、オンタリオ州教育システム(ONTARIO CURRICULUM)
【特徴】オンタリオ州の教育システムは、カナダの中でも最も発展している教育システムの一つであり、特に国際的にも高い評価を受けています。
オーストラリア・インターナショナル・スクール
(AIS)
【所在地】クアラルンプール
【カリキュラム】オーストラリアのVCE(Victorian Certificate of Education)
【特徴】オーストラリアの教育基準に基づき、学問的な探究と共に、スポーツや芸術にも力を入れています。オーストラリア国内の大学進学が有利になるカリキュラムです。

 

学費は、ピンキリ!!

お子様の学校を決める際に、理想だけでは決められません。
はい、現実的な問題として、学費が重くのしかかってきます。

初年度は、学費の他に、編入試験費用、入学金、デポジット(退学時に返金)、制服や本などの諸費用がかかります。
また、スクールバスをご利用の場合は、その費用もお忘れなく。
学校によっては、放課後のアクティビティにも有料クラスが設定されていることがあります。(バレエやテコンドウなど、外部から講師を招く場合)

そして、忘れてはいけないのが、学年が上がるにつれ、学費は上がり、かつ、毎年物価調整として、3%から5%、学費が上がることです。
駐在期間中、もしくは、母子留学期間中の学費について、余裕を持った予算確保が必要です。

詳しい学費につきましては、各学校のホームページより最新情報をご確認下さい。

 

エリアも大事。

学校の候補を絞り込む場合、勤務地や居住地との兼ね合いも大事です。また、お子様が小さい場合、長い通学時間は避けたいものです。

初めての海外居住の場合、モントキアラエリアが住みやすいといわれています。日本人学校のスクールバスがカバーするエリアで、日系の塾やクリニックなども多くあり、英語が苦手な方には、嬉しい地域です。年々そのエリアは拡大しており、新しいコンドミニアムも建設されています。
日本のみならず、海外駐在員の住むエリアと認識されており、治安はいいものの、物価は高めのエリアです。

マレーシアは、車社会です。
地下鉄やモノレールなどは、ありますが、日本のように、駅にショッピングモールが連結していたりすることは、まれです。
また、強い日差し、突然のスコール、歩道のガタガタ具合などを考えると、徒歩通学は、大分限られてきます。
また、車社会の分、交通渋滞もあります。
朝と夕の通勤ラッシュもマニラ、ジャカルタほどではありませんが、あります。スクールバスの運行は、その渋滞を避けるため、朝早いピックアップ時間が設定されています。

勤務地、居住地、学校の三角形は、なるべく小さいほうが、QOLがあがります。

 

新設校 vs 老舗校

学校を選ぶ際の視点として、新設校と老舗校があります。
それぞれの、長所と短所をまとめてみました。

老舗インターナショナルスクール

長所 実績・信頼性がある:大学進学先や卒業生の成功事例が豊富。
教育体制が確立されている:教師陣やカリキュラム、管理運営が安定。
ネットワークが強い:保護者・卒業生・学校間のつながりが強く、進学支援に有利。
短所 学費が高め:歴史とブランドにより、学費が新設校より高いことが多い。
柔軟性が少ない場合も:既存の方針や伝統が強く、個別対応が難しいことも。
入学が難しい場合も:特に人気校はウェイティングリストがあったり、また、高い英語力を求められる場合もある。

新設インターナショナルスクール

長所 最新の施設・IT環境:新しいキャンパスで最新の教育設備やICT環境が整っている。
柔軟で革新的な教育方針:個別対応やプロジェクト学習、STEAM教育などを積極導入。
学費が比較的抑えめ:老舗校に比べて、費用面でのメリットがある。
生徒数が少ない=手厚いサポート:開校当初は少人数で、教師の目が行き届きやすい。また、英語力がなくても入学許可が出やすい。
短所 進学実績が未知数:卒業生がまだ少なく、大学進学や外部評価が不明確。
運営が安定していない場合も:資金面や教員の定着に課題が出るケースもある。
教師やシステムが流動的:人事やカリキュラムが安定するまでに時間がかかることも。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
マレーシアは、日本人が老後に住みたい国に何年も選ばれるなど、居住国としては、大変住みやすい国です。
この記事が、お子様にとって、ベストな学校選びの一助になれば幸いです。

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