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みなさん、明治大学の国際日本学部にあるEnglish Track Programをご存知ですか?マンガやアニメといった日本のポップカルチャーから国際ビジネスまでを全て英語の授業で学び、学位が取得できるプログラムです。9月入学が基本で、海外の教育課程からスムーズに進学できることもあり、帰国生にとても人気があります。本記事では、そんな国際日本学部の概要や気になる入試と対策についてといった内容を中心にまとめていますので、受験対策にぜひお役立てください。
なお、帰国子女受験は情報戦で、信頼できる情報を早く集めることがとても重要です。当サービスでは、そのように帰国子女受験のためのノウハウやアドバイスを知りたい方に向けたオンライン指導を提供しています。教師は全員帰国子女であり、さらに東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などの現役難関大生です。海外にお住まいの方や、帰国後の受験に不安のある方へ、教師自身が帰国子女だからこそ提供できる実践的な指導を行っています。
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数ある英語学位プログラムの中でも、多くの帰国生が明治大学国際日本学部(以下GJS)のEnglish Track Programに惹かれるのはなぜでしょうか。まずは、学部の基本情報を以下の表で確認してみましょう。
項目 | 内容 |
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学部名称 | 国際日本学部 (School of Global Japanese Studies) |
プログラム名称 | English Track Program |
使用言語 | 英語 (講義から学位取得まで全て) |
取得学位 | 学士(教養) |
入学時期 | 9月入学 |
キャンパス | 中野キャンパス (4年間) |
学びのキーワード | ポップカルチャー、社会学、政治経済、経営学、国際関係 |
このように、海外の教育課程からスムーズに移行できる魅力的な特徴が揃っています。ここからは、そのユニークな学びの内容から充実した学生生活を送れる環境まで、GJSのEnglish Track Programが持つ特徴と魅力をさらに詳しく見ていきましょう。
上の表にもある通り、GJSにあるEnglish Track Programの最大の魅力は「日本」を軸とした幅広い学問分野を、すべて英語の授業で学べる点にあります。「日本のことを深く学びたいけれど、日本語の専門的な講義についていけるか少し不安…」と感じている帰国生の方にとって、最適な学習環境が整っています。カリキュラムは、マンガやアニメといったポップカルチャー、社会学、政治経済、経営学など多岐にわたります。特定の分野に偏らず、多様な視点から現代日本を多角的に理解できるのが大きな特徴です。また、多くの授業がディスカッションやグループワークを中心とした少人数形式で進められるため、主体的な学びが促されます。教授や学生同士の距離が近く、活発な意見交換ができる環境は、海外の教育スタイルに慣れた方にも馴染みやすいと言えるでしょう。
English Track Programの学生は、4年間を中野キャンパスで過ごします。新宿駅から電車で一駅というアクセスの良い立地にありながら、緑も多く落ち着いた雰囲気のキャンパスです。中野は、新しいカルチャーと昔ながらの商店街が共存する、非常にユニークで刺激的な街です。特にサブカルチャーの発信地として世界的に有名で、キャンパスでの学びを街に出て肌で感じる機会にも恵まれています。
大学で何が学べるかと同様に、卒業後のキャリアパスも大学選びの重要なポイントですよね。GJSの卒業生は、学部で培った高度な英語力、異文化理解力、そして日本に関する深い知識を武器に、多様な分野で活躍しています。
具体的な進路としては、以下のような例が挙げられます。
グローバル企業: 外資系コンサルティングファーム、IT企業、メーカー、金融機関など
官公庁・国際機関: 外務省などの国家公務員、国際機関職員など
大学院進学: 国内外のトップレベルの大学院へ進学し、研究を続ける道も
GJSのEnglish Track Programでの学びは、世界と日本を繋ぐ架け橋となる人材を育成することを目的としています。そのため、卒業生が国内外を問わず、グローバルな舞台で活躍できる多様なキャリアパスが拓かれていると考えることができます。
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まず、ご自身に出願資格があるかを確認しましょう。GJSの帰国生入試では、日本の教育制度とは異なる海外の教育課程で学んだ生徒が対象となります。
以下のうち1つを満たしている必要があります。
外国の教育課程に基づく高等学校を卒業、または卒業見込みであること。
国際的な大学入学資格(国際バカロレア、アビトゥア等)を保有していること。
上記は一例であり、詳細な条件は年度によって異なりますので、募集要項でご自身の経歴が該当するかを必ず確認してください。
以下の英語資格の条件を満たしている必要があります。
TOEFL IBT 80点以上
IELTS 6.0点以上
上記は一例であり、詳細な条件は年度によって異なりますので、募集要項でご自身の経歴が該当するかを必ず確認してください。
次に、入試のおおまかな流れです。
出願 | 3月下旬 |
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一次選考結果 | 5月下旬 |
二次選考 | 5月下旬 |
最終合否 | 6月下旬 |
海外の高校に通っていると、出願準備や書類の取り寄せに時間がかかることもありますよね。特に成績証明書や卒業見込証明書は、学校の先生に早めに依頼しておくことをお勧めします。
GJSの入試は、提出された書類全体を評価する「書類選考」と「オンライン面接」で合否が決まります。一つひとつの書類を丁寧に準備することが非常に重要です。
提出書類 | 準備のポイント |
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志望理由書 (Application Essay) | なぜGJSで学びたいのかを伝える、合否に最も影響する書類の一つです。自分の経験と将来の目標を結びつけ、熱意を伝えましょう。 |
成績証明書 | 高校在学中の成績です。日々の学習の成果が評価されます。 |
卒業(見込)証明書 | 在籍する高校に発行を依頼します。 |
英語能力証明書 | TOEFL iBTやIELTS (Academic Module) のスコア提出が求められます。有効期限に注意しましょう。 |
統一試験のスコア | SAT、ACT、IB Diplomaのいずれかのスコア提出が必要です。 |
パスポートのコピー | 身分証明として必要です。 |
私たちEDUBALの教師も、出願書類の作成では「どの活動を強調すれば良いだろう」「自分の経験をどう表現すれば大学に響くだろう」と頭を悩ませた経験があります。特に志望理由書は、時間をかけて何度も書き直すくらいの気持ちで取り組むことが大切です。
統一試験のスコアについて、「どれくらいの点数を取れば安心できますか?」という質問をよくいただきます。
大学側が明確な基準点を公表しているわけではありませんが、これまでの合格者の傾向を見ると、一つの目安としてSATでは1300点以上、ACTでは28点以上を目指したいところです。また、IB Diplomaの場合は、35点以上が目標スコアになると考えられます。
重要なのは、これらのスコアはあくまで目安であるということです。GJSの入試は、学力試験のスコアだけで合否が決まるわけではありません。全体の成績や志望理由書、課外活動、そして面接での評価などを総合的に判断する「ホリスティック選考」の形式をとっています。
もしスコアが目安に少し届かないと感じても、それ以外の部分、特に志望理由書や面接であなたの個性や学習意欲を力強くアピールできれば、十分に合格の可能性はあります。焦らず、自分の強みを最大限に活かす戦略を考えましょう。
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明治大学国際日本学部(GJS)の入試において、あなたの個性や学習意欲を伝える最も重要な書類が「Statement of Purpose(志望理由書)」です。約1000ワードというボリュームで、あなたがどんな人間で、なぜGJSで学びたいのかを伝える、まさに書類選考の核となります。ここでは、大学側が提示している要件を一つひとつ読み解きながら、あなたのユニークな経験を合格に繋げるための具体的な書き方を解説します。
内容の前に、大学が定めた形式的なルールを守ることは、評価の第一歩です。要項に書かれている指示は明確なので、一つずつ確認すれば全く問題ありません。以下のチェックリストを活用してください。
項目 | 要件 | EDUBALからのアドバイス |
---|---|---|
タイトル | “Statement of Purpose” | 必ずこのタイトルをエッセイの冒頭に記載してください。 |
単語数 | 約1000ワード (Approximately 1000 words) | 950〜1050ワードの範囲に収めるのが一般的です。最後に必ず単語数(Number of words)を記載しましょう。 |
言語 | 英語 | 指導者に添削を依頼するのがおすすめです。 |
書式 | フォント: Arial サイズ: 12ポイント 行間: ダブルスペース (Double-spaced) |
Microsoft WordやGoogle Docsで簡単に設定できます。提出前に必ず確認してください。 |
ヘッダー情報 | 全ページに氏名 (Full name) 全ページにページ番号 (Page numbers) |
Wordなどのヘッダー/フッター機能を使うと簡単です。 |
ファイル形式 | PDF形式 | Word等で作成後、「PDFとして保存」または「印刷→PDFとして保存」を選択します。 |
ファイル名 | パスポート記載の氏名 (Last name, First name) | 例: Yamada, Taro.pdf |
【先輩からの重要アドバイス】
オンライン出願システムは、1ページあたり60分でタイムアウトになることがあります。エッセイは必ずWordなどで下書きを完成させてから、PDFにしてアップロードするようにしましょう。システム上で直接書くのは非常に危険です!
大学は、志望理由書に含めるべき内容として、以下の3つの要素を明確に指定しています。これらは別々の質問ではなく、あなたの過去・現在・未来をつなぐ一つの物語として構成することが重要です。
(1) Reasons why you wish to study at the School of Global Japanese Studies (SGJS)
(なぜ国際日本学部で学びたいのかという理由)
(2) What you wish to study at SGJS
(国際日本学部で何を学びたいか)
(3) Plans on how you are intending to apply your studies in the future
(将来、その学びをどのように応用しようと考えているか)
私たちEDUBALの教師も、この「自分だけの物語」を構築するのに最も時間をかけました。以下の構成案を参考に、あなたの経験を深掘りしてみてください。
【序論:問い(1)への導入】あなたの「原体験」を語る
まず、あなたがなぜ「日本」という対象に興味を持ったのか、そのきっかけとなった具体的なエピソードから書き始めましょう。海外にいたからこそ感じた日本の特異性、現地で出会った日本の文化(アニメ、食、ビジネスなど)、あるいは逆に日本を外から見たことで抱いた疑問など、あなた自身の個人的な体験が最も説得力を持ちます。
【本論1:問い(1)と(2)の架け橋】なぜ「GJS」でなければならないのか
次に、その興味や問題意識を深める場所として、なぜ他の大学ではなく明治大学のGJSが最適なのかを具体的に述べます。そのためには、GJSのウェブサイトを徹底的にリサーチすることが不可欠です。
・興味のある授業名やゼミ、担当教授の名前を挙げる。
・ポップカルチャー、ビジネス、社会学といった多様な学問分野を横断的に学べるGJSのカリキュラムが、あなたの探究心にどう合致するのかを説明する。
・「GJSの〇〇という授業で△△を学び、自分の〜という経験を学問的に深めたい」というように、具体的に結びつけましょう。
【本論2:問い(2)と(3)の架け橋】GJSで学び、どう成長したいか
GJSの環境で、具体的に何をインプットし、それを将来にどう繋げたいのかを述べます。ここでは、あなたの将来のビジョンを明確に示します。
・GJSの国際的な環境で、多様なバックグラウンドを持つ学生と議論することで、どのような視点を得たいか。
・卒業後のキャリアプラン(例:国際機関、グローバル企業、研究者など)を提示し、その目標達成のためにGJSでの4年間がいかに重要であるかを論じます。
【結論:総括】GJSへの貢献と最終アピール
最後に、これまでの内容を要約し、あなたがGJSの学生コミュニティにどのような貢献ができるかをアピールして締めくくります。あなたのユニークな海外経験や視点が、他の学生に刺激を与え、学部の多様性を豊かにすることを伝えましょう。「GJSで学ぶ準備はできており、貢献する意欲も高い」という力強いメッセージでエッセイを終えるのが理想的です。
私たちEDUBALの教師も、この「自分だけの物語」を構築するのに最も時間をかけました。何度も推敲を重ね、誰が読んでもあなたの魅力と熱意が伝わる文章を目指してください。
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書類選考を通過した後に待っているのが、教授と直接対話する面接です。これは、書類だけでは伝えきれないあなたの個性や熱意をアピールできる最後のチャンスであり、合格を掴むための最終関門です。英語での面接とはいえ、日本の大学の先生方が相手となると、「どんな雰囲気なんだろう」「失礼がないようにしないと」と不安に感じる方も多いかもしれません。ここでは、安心して本番に臨めるよう、面接の形式から具体的な対策までを詳しく解説します。
まずは、面接の基本的な形式と、大学側がどこを見ているのかを理解しましょう。
形式 | Zoomなどを用いたオンライン形式 |
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言語 | すべて英語 |
時間 | 15分〜20分程度 |
面接官 | 教授1〜2名 |
重要なのは、この面接は単なる英語力テストではない、ということです。面接官である教授たちは、対話を通して思考力や表現力、さらに学習意欲と学部への理解、そして人間性と将来性のような点を総合的に評価していると考えられます。
提出した志望理由書(Application Essay)の内容を深掘りされることも多いため、自分が書いた内容をしっかり頭に入れておくことが大前提となります。
面接で何を聞かれるか、一番気になりますよね。もちろん毎年同じ質問とは限りませんが、過去の傾向からよく聞かれる質問というものが存在します。
基本的な頻出質問リスト
これらの質問に答える際のヒントは、「志望理由書との一貫性」と「具体性」です。
例えば、「なぜGJSか?」という問いに対しては、「国際的で評判が良いからです」と答えるだけでは不十分です。「〇〇先生の△△という授業に強く惹かれており、自分の〜という経験と結びつけて研究したい」というように、あなた自身の経験や目標と、GJSの具体的な特徴を結びつけて語る準備をしておきましょう。
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ここまで、明治大学国際日本学部(GJS)の魅力から、具体的な入試対策までを詳しく解説してきました。
GJSの合格を掴むために最も重要なのは、「なぜGJSで学びたいのか」という問いに対し、あなた自身の海外経験と結びつけて、説得力のある答えを提示できるかという点に尽きます。
学部の深い理解: GJSがどんな学生を求めているかを正しく理解する。
戦略的な書類作成: 志望理由書で、あなただけのユニークな物語を語る。
入念な面接準備: 書類では伝えきれない熱意と人間性を直接アピールする。
これら一つひとつのステップを丁寧に進めていくことが、合格への道を拓きます。海外での経験は、時に不安や孤立感の原因になることもあるかもしれません。しかし、帰国生入試において、その経験は間違いなくあなただけの大きな強みです。世界をその目で見てきたあなただからこそ語れる言葉が、きっと面接官の心に響くはずです。もし、あなたのそのユニークな経験を、合格に繋がる「説得力のある物語」へと昇華させるのに少しでも不安があれば、ぜひ私たちEDUBALを頼ってください。あなたの挑戦を心から応援しています。
EDUBALとは、帰国子女の方に向けてオンラインで学習サポートを行うサービスです。
1.教師は全員【帰国子女】×【難関大生】
自身が帰国子女だからこそ、同じ境遇の生徒様の気持ちを理解して指導することができます。また、歳の近い難関大生が指導を行うので、憧れのお兄さん、お姉さんのような存在として、生徒様に寄り添った指導を行うことができます。
2.全世界どこからでも指導を受けることが可能
オンラインで指導を行うため、世界中どこでも、自宅から指導を受けることができます。
3.帰国子女枠受験対策から学習サポート、統一試験まで幅広く対応
殆どの教師が帰国受験を経験しているので、自身の経験に基づいた指導を行うことが可能です。統一試験(IB、SATなど)では満点をとった教師も在籍しており、多くの指導を行っています。
この記事のカテゴリー・タグ
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
この度はご指導いただき、ありがとうございました。初めてのオンライン家庭教師でしたが、想定以上に息子は有益に、また楽しく感じたようで、毎回授業に前向きに取り組んでおりました。宿題も適切に出していただき、モチベーションにもつながっていたようです。また機会がありましたら、よろしくお願い申し上げます。
とてもわかりやすい授業で、結果として成績が上がりました。
生徒に考えさせる授業構成をしてくれるため、単に受動的に先生の授業を聞くのではなく、自分自身が問題に対してどうアプローチしていけば良いのか考えを引き出してくれました。とても話しやすくいつもわからないことがあれば詳しく解説し、過去問で間違えた部分も丁寧に解説をしてくれるので良かったです。何回も同じ問題を間違えてしまいまった時も授業内で熱心に何回も同じことを説明し、私の知識が定着するまで教えてくださる姿が印象的でした。授業中以外でも、わからないことをメールで尋ねると、解説をメールで送って頂き、すぐに疑問点が解消され、本当に助かりました。先生の授業を通して、Chemistryに対する考えや思いが変わり、1年間熱心に勉強に取り組むことができたと感じています。本当にありがとうございました。
いつも丁寧なご指導ありがとうございます。娘は先生との授業を毎回とても楽しみにしています。今後ともよろしくお願いいたします。
家庭教師との勉強の時間が苦痛ではなく、楽しく過ごせるような方向に持っていっていただけるのはありがたかったです。