EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
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みなさん、早稲田大学の基幹理工学部・創造理工学部の英語学位プログラムをご存知ですか?科学技術の最先端分野を全て英語で学び、世界レベルの研究者・技術者を目指せる、理系の帰国生にとって非常に魅力的なプログラムです。本記事では、そんな早稲田理工の英語学位プログラムのプログラム概要、入試要項、要件、スケジュール、入試対策といった内容を中心にまとめていますので、受験対策にぜひお役立てください。
なお、帰国子女受験は情報戦で、信頼できる情報を早く集めることがとても重要です。当サービスでは、そのように帰国子女受験のためのノウハウやアドバイスを知りたい方に向けたオンライン指導を提供しています。
教師は全員帰国子女であり、さらに東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などの現役難関大生です。海外にお住まいの方や、帰国後の受験に不安のある方へ、教師自身が帰国子女だからこそ提供できる実践的な指導を行っています。
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まずは、プログラムの基本的な情報を確認しましょう。
プログラム名 | 英語学位プログラム (English-based Undergraduate Program) |
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対象学部 |
基幹理工学部 (School of Fundamental Science and Engineering) 創造理工学部 (School of Creative Science and Engineering) |
募集人数 | 各学部、約30名 |
専攻分野 |
【基幹理工学部】
【創造理工学部】
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授業言語 | 英語 ※出願時に日本語能力は問われません。 |
入学時期 | 9月 |
選考方法 | 出願書類のみの総合的な審査(AO入試)。 ※必要に応じて、オンラインでの面接が実施される場合があります。 |
このプログラムの最大の魅力は、授業、研究、論文作成まで4年間全ての課程が英語で行われることです。出願時に日本語能力は一切問われないため、海外での学習経験を直接活かし、言語の壁を感じることなく専門分野の探究に集中できます。提供されている専攻分野は以下の通りで、いずれも現代社会を支える重要な領域です。
基幹理工学部
・数理科学 (Mathematical Sciences)
・コンピュータ科学・通信工学 (Computer Science and Communications Engineering)
創造理工学部
・機械工学 (Mechanical Engineering)
・土木・環境工学 (Civil and Environmental Engineering)
早稲田大学のような日本のトップ研究大学では、3年次に専門分野を決定し、4年次には「研究室」に所属するのが一般的です。これは、特定の授業を履修していくスタイルとは異なり、指導教員や大学院生と密接に関わりながら、特定の研究テーマに深く没頭できるユニークな環境です。
この経験は、将来大学院への進学や、企業で研究開発職を目指す皆さんにとって、計り知れない価値を持つでしょう。自身の知的好奇心を、具体的な研究成果として形にできる絶好の機会と考えることができます。
このプログラムの入試は、学力試験だけでなく、出願書類全体を評価する「ホリスティック選考」によって行われます。そのため、皆さんが高校時代に打ち込んできたことや、独自の視点を正当に評価してくれます。
特筆すべきは、国際バカロレア(IB)やGCE Aレベル、アビトゥア、フランス・バカロレアといった、世界各国の大学入学資格が正式に認められている点です。出願資格で国籍や海外滞在期間は関係ありません。そのため、多様なバックグラウンドを持つ帰国生にとって門戸が広く開かれています。
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主な出願資格の例
以下のいずれかに該当する必要があります。
①海外の高校を卒業した、または卒業見込みである。
※補足:この要件は「日本国内または海外の初等・中等教育を修了し、かつ海外の高校を卒業(見込み)の者」を指します。つまり、海外の高校を卒業しているかどうかが大事なので、小学校および中学校は日本でも海外でも関係ありません。ご自身の経歴が当てはまるか不確かな場合は、必ず大学に直接確認してください。
②国際的な大学入学資格(国際バカロレア、GCE Aレベルなど)を取得した、または取得見込みである。
③WASC、CIS、ACSIなど国際的な認定機関から認定されたインターナショナルスクールを修了した、または修了見込みである。
出願から最終結果発表までの流れは以下の通りです。
イベント | 日程 |
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オンライン出願期間 | 1月~2月頭 |
書類選考結果発表 | 4月上旬 |
面接(必要な場合) | 4月中旬 |
最終結果発表 | 4月下旬 |
オンライン出願システム(TAO)を通じて、様々な書類を提出します。特に重要な要件は以下の通りです。
必須の試験科目 | 提出する標準化テスト(SAT、ACT、IBなど)の成績には、「数学」「物理」「化学」の3科目が含まれている必要があります。 |
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英語能力証明 |
TOEFL iBT、IELTS (Academic)等のスコア提出が求められます。
【免除規定あり】 |
主な出願書類 |
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早稲田理工のAO入試は、提出されたすべての書類を総合的に評価する「ホリスティック選考」です。あなたの強みを最大限に活かすための出願戦略を、書類ごとに具体的に解説します。
統一試験のスコアは研究のポテンシャルを示すための重要な要素です。
最重要項目:3科目の要件を満たす
募集要項では、標準化テストにおいて「数学」「物理」「化学」の3科目のスコアが含まれていることが必須とされています。SATのスコアに加え、AP Calculus BC, AP Physics C, AP Chemistryなどで高得点を取得していることは、大学レベルの学習への準備が整っていることの強力な証明となります。
目標スコアの目安
大学は公式な最低基準点を設けておらず、合否は出願書類全体の「ホリスティック選考」で決まります。しかし、参考として過去3年間(2023-2025年度)における書類選考通過者の平均スコアが公開されています。
【書類選考通過者の平均スコア】
● ACT (Composite): 32.2
● SAT: 1473.2
● IB Diploma: 38.3 (42点満点中)
これらのスコアは合格を保証するものではありませんが、ご自身の立ち位置を客観的に把握するための重要な目安となります。この平均スコアレベルを一つの目標として対策を進めるのが、現実的な戦略と言えるでしょう。
Essayは、あなたの知的好奇心と研究への情熱を伝える、出願書類の中で最も重要なものです。
専攻によって異なるEssayの問いに注意する
2026年度入試では、専攻によってEssayで問われる内容が異なります。
機械工学(ME):機械工学とその学際領域での学びを、将来のキャリアにどう応用したいか。
上記以外(数理科学、コンピュータ科学・通信工学、土木・環境工学):なぜ早稲田理工で、その専攻で学びたいのか、そして将来のビジョンは何か。
この問いの違いを正確に理解し、自分の経験と目標を的確に結びつけることが不可欠です。
自身の研究テーマと、早稲田の研究室を明確に結びつける
「早稲田大学で研究がしたい」という漠然とした動機では響きません。早稲田大学の研究者データベースや各学科のウェブサイトを徹底的にリサーチし、「〇〇教授の△△という研究に強く惹かれており、自身の□□という研究を発展させ、貢献したい」というレベルまで具体化させましょう。
【Essayの書式要件】
単語数 | 1,000語以内 |
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書式 | A4またはレターサイズ、12ポイント、ダブルスペース |
その他 | 各ページにページ番号、冒頭に氏名とタイトル、末尾に「The End」を記載 |
早稲田理工のAO入試では、活動報告書のような書類はありません。そのため、Essayで述べたあなたの素晴らしい活動を客観的に証明する上で、推薦状が極めて重要な役割を果たします。
最適な推薦者を選ぶ
推薦状は、あなたの最も最近の在学校の校長または教員1名に依頼する必要があります。あなたを間近で見て、指導してくれた先生に依頼するのが理想的です。「この生徒は、〇〇において、非常に高い独創性と探究心を発揮した」といった具体的なエピソードを書いてもらえる先生を選びましょう。
推薦者への情報提供を徹底する
推薦状は、推薦者自身がオンラインシステムを通じて直接提出します。依頼する際には、あなたの実績などをまとめた資料(Brag Sheet)をお渡しすると、先生も格段に書きやすくなります。
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この記事では、早稲田大学理工学部の英語プログラムが、世界のトップ大学と伍する研究環境を提供していること、そして、あなたのその優れた研究実績を合格に繋げるための戦略を解説しました。
高いSATスコアやAPスコアを持つあなたにとって、学力はすでに証明されています。合否を分けるのは、その高いポテンシャルと研究への情熱を、いかに「早稲田で研究したい」という説得力のある物語として伝えられるかです。
早稲田理工のAO入試は、あなたがこれまで打ち込んできた研究活動や、科学に対する純粋な探究心を正当に評価してくれる場所です。大切なのは、その実績や情熱を、大学側が求めるフォーマット(専攻別のEssayや推薦状)に合わせて、的確かつ魅力的に表現し直すこと。その最終仕上げのプロセスで、専門的な視点からのフィードバックが必要だと感じたら、ぜひ私たちEDUBALにご相談ください。あなたの挑戦が最高の結果に結びつくよう、経験豊富な先輩たちが全力でサポートします。
EDUBALとは、帰国子女の方に向けてオンラインで学習サポートを行うサービスです。
1.教師は全員【帰国子女】×【難関大生】
自身が帰国子女だからこそ、同じ境遇の生徒様の気持ちを理解して指導することができます。また、歳の近い難関大生が指導を行うので、憧れのお兄さん、お姉さんのような存在として、生徒様に寄り添った指導を行うことができます。
2.全世界どこからでも指導を受けることが可能
オンラインで指導を行うため、世界中どこでも、自宅から指導を受けることができます。
3.帰国子女枠受験対策から学習サポート、統一試験まで幅広く対応
殆どの教師が帰国受験を経験しているので、自身の経験に基づいた指導を行うことが可能です。統一試験(IB、SATなど)では満点をとった教師も在籍しており、多くの指導を行っています。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
指導経験が豊富で生徒に寄り添った授業を進めていただけました。 短期間ではありましたが、テストスコアに直結した指導をしていただき、充実した10時間でした。
主に英検の指導をしていただきましたが、まんべんなく出題範囲に触れ、かつ計画的に本番まで持っていっていただきました。 短い間でしたが、ご指導ありがとうございました!無事に英検一次をクリア致しました。本人も大変喜んでおり、今後も英語を勉強していく上でのモチベーションとなりました。
毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。
先生の指導により小説の読み取りが多面的になったようです。計画的に丁寧に授業してくださいました。EDUBALにお願いして良かったと思っております。今後とも宜しくお願い致します。