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【ドイツ・デュッセルドルフ駐在】小・中学校選びのヒント

ドイツ学校選び

母子帯同でのドイツ駐在が決まった場合、真っ先に考えるのが、子どもたちの学校選びではないでしょうか。
「ドイツ語なんて全くわからない!」「日本人学校以外の選択肢はあるの?」「そもそも日本人学校はあるの?」と不安に感じている方は多いと思います。

今回は、筆者が実際に住んでいたドイツ・デュッセルドルフでの学校選びのポイントについて、実体験を交えてお伝えします。


Writer Profile

EDUBALアンバサダー Nanako

中学生時代をアメリカで過ごし、帰国受験を経験。娘たちも同じく帰国子女で、帰国受験を控えております。帰国子女 ならではの想いや経験を発信したいと思います。

Nanakoのnote記事

目次

  1. ドイツの教育システム
  2. 学校の種類
  3. 最適な学校の選ぶためには
  4. まとめ

1.ドイツの教育システム

まずはドイツの教育制度について簡単にご説明します。
日本の義務教育では小・中学校の9年間一貫で全員がほぼ同じカリキュラムを学ぶのに対し、ドイツの教育システムは、10歳前後で進路が早期に分断されるという点が最大の特徴です。ドイツでは小学校が原則4年間と短く、卒業時に学習成績や教師の推薦に基づき、大学進学のためのギムナジウム、中間的な職業教育に繋がる実科学校基幹学校の3つの進路に振り分けられます。

また、日本では文部科学省が一律で定めるのに対し、ドイツでは教育に関する権限が各州に委ねられているため、学期開始時期や制度細部が州ごとに異なる点も大きく異なります。

ドイツの学校系統図
ドイツの学校系統図(文部科学省HPより)

2. 学校の種類

ドイツの学校は、日本とは全く違う教育システムということもあり、ほとんどの日本人のご家庭は日本人学校またはインターナショナルスクールを検討されます。
筆者の体験上、親のどちらかがドイツ人のご家庭、つまりミックスのお子さんで現地校に通っている子は何人かいましたが、将来的に日本に帰国予定の家族で現地校を選んでいる人には会うことはありませんでした。

今回は、日本人学校と併せてインターナショナルスクールをご紹介します。
デュッセルドルフにはインターナショナルスクールが3つあります。International School of Düsseldorf(ISD)、ISR International School on the Rhine(ISR)、 そして St. George’s British International School(セントジョージ)です。

※最新情報は必ず各学校のHPまたは直接学校に問い合わせてください。

デュッセルドルフ日本人学校

デュッセルドルフ日本人学校では、日本で行われている義務教育課程と同等の教育カリキュラムに沿って運営されています。
また、中学部コメニウス校との交流やドイツのイベント「マルティン祭」「クリスマスマーケット」への参加や「デュッセルドルフ空港見学」「サッカーチーム・フォルトゥナのサッカー教室」など、現地の様々な施設と連携した独自のカリキュラムも実施しているので、日本人学校に通いながらもドイツの文化に触れる機会がたくさんあります。

滞在期間が短い予定だったり、日本での生活と同じような環境を望む場合は、日本人学校を検討してみてもいいかもしれません。

小学校卒業までは日本人学校に通い、その後はインターナショナルスクールに転校するお子さんも多数いました。

◆デュッセルドルフ日本人学校◆
住所|Niederkasseler Kirchweg 38, 40547 Düsseldorf, ドイツ
TEL|+49 211 55770
学校HP|https://www.jisd.de/

International School of Düsseldorf(ISD)

International School of Düsseldorf(以下ISD)は、60年近い歴史を持つインターナショナルスクールです。
1,000名以上の多国籍な生徒が在籍しており、比率としては、ドイツ人・アメリカ人に次いで日本人が多く在籍しています。ISDは、日本の高校生にあたる9年生以上の生徒が多く在籍しているのが特徴です。日本人学校を卒業したのち、日本に帰国せずに引き続きドイツに残る子どもがISDへ転入するからです。筆者が滞在していた頃も、毎年10人以上の転入がありました。
ISDのカリキュラムは、国際バカロレア(IB)一貫教育を行っています。
国際機関からは、国際学校評議会(CIS)、国際バカロレア機構(IBO)、ノルトライン=ヴェストファーレン州、ニューイングランド学校大学協会(NEASC)によって認定されています。これは、現地における信頼性、そして世界的な教育機関としての水準に値する教師の質と施設の安全性が保たれているということを意味します。
また、約30のアクティビティと50以上のスポーツチームを持つ充実した課外活動も特徴です。スポーツや体を動かすことが得意な場合はISDが気に入るかもしれません。
ISDには、日本人スタッフと教員が多数いるので、駐在員家庭の生徒への帰国・転校の際に日本語サポートしてくれるので、英語が苦手でも安心です。

◆International School of Düsseldorf◆
住所|Niederrheinstraße 336, Niederrheinstraße 323, 40489 Düsseldorf, ドイツ
TEL|+49 211 94066
学校HP|https://www.isdedu.de/

ISR International School on the Rhine(以下ISR)

デュッセルドルフ・ノイス・メーアブッシュ地域に位置する ISR International School on the Rhine(以下ISR)は、幼稚園から高校3年生までの生徒に対し、多言語環境の中で卓越した国際教育を提供しています。約60カ国から1,000人の生徒が通っています。
Cognia、ケンブリッジ試験センター、そしてIBワールドスクールの認定メンバーです。また、カレッジボードPSAT試験をキャンパス内で実施する認可も取得していて、ISRの教育水準の高さと、生徒の将来の進路選択肢の広さが表れています。
生徒が世界のトップ大学への進学を可能にする国際バカロレア(IB)を確実に取得できるよう支援してくれます。
ISDとの大きな違いとしては、ISRでは「定期テスト」「期末テスト」があることです。毎週のようにテストがあるので、英語が身につくのが早い印象です。
さらに、ISDは転入時の英語力は問いませんが、ISRはある程度の英語力がないと転入ができないことがあります。

◆ISR International School on the Rhine◆
住所| Konrad-Adenauer-Ring 2, 41464 Neuss, ドイツ
TEL|+49 2131 40388199
学校HP|https://www.isr-school.de/

St. George’s British International School(以下セントジョージ)

St. George’s School(セントジョージ)は、「生涯学習への情熱」を原動力とする幼稚園から高校まで一貫したブリティッシュ系スクールです。

【ブリティッシュ系スクールとは?】
イギリスのナショナルカリキュラムに基づき英語で教育を提供している学校のこと。中高では世界的に通用する資格取得を目指し、イギリスの伝統的な教育文化やアカデミックな厳しさが特徴です。

好奇心や勇気、コミュニティといった価値観を重視し、革新的で質の高い教育を通じて、知識だけでなく、現代の課題を解決し持続可能な社会に貢献できる姿勢を持つ生徒を育成する教育を実施しています。

ISDやISRに比べると小規模で、よりアットホームな雰囲気を好む方におすすめです。制服があり、とてもかわいいです。

中等教育修了時の資格として、高校レベルの学習に進むための確かな基礎学力を証明することができる「IGCSE」やイギリス、ヨーロッパ、オセアニアなど、世界中の大学の入学審査基準として直接利用できる「A-Level」などの資格取得が可能。将来的にイギリスへの留学や進学を視野に入れているご家庭に適しています。
イギリスの教育システム特有の、少人数制や個別指導を重視しているところも特徴の一つです。

年齢区分
学校HPより引用

◆St.George’s School◆
住所| Am Neuen Angerbach 90, 47259 Duisburg, ドイツ
TEL|+49 203 456 860
学校HP|https://duesseldorf.stgeorgesschool.com/

3.最適な学校の選ぶためには

学校選びと同じくらい大切なのが「住むエリア」と「通学方法」。
この2つのポイントについてお伝えします。

ポイント①住むエリア

学校選びと同時進行しなければならないのが「住居探し」です。
ドイツ駐在が決まったら、学校選びと並行して早めに家も探しましょう。

デュッセルドルフは、物件探しが大変なことで有名です。多くの駐在の方は前任者が住んでいた家を引き継ぐことが多いのですが、そうではない場合、家探しはとても難航します。
家が見つかるまで、しばらくホテルに仮住まいする家庭もたくさん聞きました。

そして、家を探す際に重要なのが「住むエリア」。

デュッセルドルフの中で、最も日本人が住んでいるのがオーバーカッセルとニーダーカッセル地区です。
日系のスーパー・レストラン・塾・美容室などなんでもあり、日本人にとって住みやすいエリアです。

デュッセルドルフ日本人学校はスクールバスはなく、徒歩通学可能な学校です。毎日朝8時頃になると、日本人学校周辺はランドセルを背負った日本人の子どもたちが元気よく信号を渡って行きます。さらには、「旗振り当番」をする保護者の姿もあり「ここは日本?」と勘違いしてしまいそうなくらい「日本の光景」です。

一方「せっかくなら海外の雰囲気を味わいたい」「日本人が多いエリアは避けたい」という人も少なくありません。日本人が多く住むオーバーカッセル・ニーダーカッセル地区からライン川を越える際に利用する「テオドール・ホイス橋」付近などにも日本人が住んでいます。
このエリアはISDまで電車1本で通うことができます。

ポイント②通学方法

家から学校までの通学手段・ルートも重要なポイントです。

デュッセルドルフだけではなくドイツ全体の話になりますが、日本ではあり得ないことがドイツでは頻繁に起きます。「ストライキ」と「電車の運休」です。
ストライキや路線の工事の影響で、数日間単位で電車が休止するのです。

筆者は、車で子供達を送迎していたのですが、帰国間際に車を手放した後にあったストライキの時は、近くに住むお友達の車に子どもを乗せてもらいました。車の場合は、道路が渋滞して通常より時間がかかるので注意が必要です。
また、一部区間では臨時でバスが走りますが、非常に混み合います。タクシーを呼び、友達と相乗りして通学する子もいます。日本では考えられないですよね。

いつ何が起こるかわからないドイツの交通事情。学校選びの際は「もしもの時」も確認しましょう。

4. まとめ

ドイツ・デュッセルドルフでの学校選びとして、日本人学校、主要なインターナショナルスクール3校を紹介しました。

駐在期間お子様の性格英語力、そして帰国後の進路を明確にして、学校選びをしてみてください。さらに、学費通学方法も重要な検討事項です。
それぞれの学校は異なる教育方針を持つため、ホームページを見たり現地見学(またはオンライン面談)を行ったりして、雰囲気を肌で感じて比較すると良いでしょう。

お子さんにとってより良い学校選びができ、素敵な駐在生活を過ごせると良いですね。
少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

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