お電話でのお問い合わせ

EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。

03-6756-8620

電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)

閉じる

EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。

03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)はどういう大学?合格するためには何が必要?



ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science、 以下LSE)は1895年に設立されたイギリスの大学で、UCLやキングス・カレッジ・ロンドンなどとともにロンドン大学を構成するカレッジの1つです。社会科学系、人文科学系の分野に特化しており、経済学や政治学、社会学、法学、人類学などが特に有名で、世界でもトップクラスの評価を得ています。

今回は、LSEの魅力と入試情報、志望理由書(Personal Statement)のポイントをご紹介します。

目次

  1. LSEの魅力
  2. LSEの入試情報
  3. LSEの志望理由書(Personal Statement)対策
  4. EDUBALでイギリスの大学進学ための対策をしましょう!

LSEの魅力

ランキングと評価

世界ランキングを見ると、LSEがどういった評価をされている大学なのか客観的に知ることができます。「QS World University Rankings by Subject 2020」の抜粋をご覧ください。

Social Sciences & Management (社会科学系全体) 第2位
Geography (地理学) 第2位
Sociology (社会学) 第3位
Communication & Media Studies (メディア・コミュニケーション学) 第3位
Economics & Econometrics (経済学) 第5位
Politics & International Relations (政治学・国際関係学) 第5位
Law (法学) 第6位
Anthropology (人類学) 第8位


自然科学系の分野をほとんど持たないため、評価基準の関係で全体のランキングでは30位前後になってしまいますが、社会科学系、人文科学系の分野に限れば、多くの分野で世界トップ10に入ります。日本ではどの分野も1位から順に東京大学、京都大学…と同じようなランキングになりますが、イギリスやアメリカでは分野によって順位が大きく変わることがあるため、自分の興味のある分野に絞ってランキングを見てみると、思わぬ学校が上位に現れるかもしれません。少なくとも、社会科学系の分野に関して言えば、LSEはオックスブリッジ(オックスフォード大学とケンブリッジ大学の併称)に並ぶ名門校と言えます。後述しますが、そういったこともあり、入試要件や選考は厳しく、入学までのハードルは高いです。

 

魅力的な立地と生活圏

オックスブリッジはどちらもロンドン郊外にあり、ロンドン市内まで少し距離がありますが、LSEはロンドン中心部に位置し、大英博物館やロイヤル・オペラ・ハウスなどが徒歩圏内という好立地です。また、LSEは多くの学生寮を持ち、4000人以上の学生に部屋を提供することができるため、寮を利用することで高額になりがちな都市部での生活費を抑えることができます

 

留学生の多さと日本人学生

LSEは世界的に見ても留学生比率が高く、大学院生を含めると全体の7割近くが留学生で、学部生も半数以上を留学生が占めます(2017-2018年)。そのうち、日本人は69人在籍しており、学部生が15人、大学院生は54人でした(2018年)。周辺にはUCLやキングス・カレッジ・ロンドン、インペリアル・カレッジ・ロンドンといった大学も多く、それらを含めると相当な人数の日本人学生がいるので、留学先での生活面の不安も少しは解消できるのではないでしょうか。以下は、2017-2018年のLSEの学生数と日本人学生数をまとめた表です。

 

大学全体(11,960人) 学部生:5,090人(うち留学生:2,700人)
大学院生:6,870人(うち留学生:5,461人)
日本人学生(69人) 学部生:15人、大学院生:54人

LSEの入試情報

学部の実質倍率はおよそ5倍

学部の定員約1600人に対して、毎年2万人以上の出願があり、競争率は非常に高い大学です。実際には4500人前後に合格通知を出しているので、平均すると実質倍率は5倍前後になります。LSEの学部入試では、40の専攻の中から希望する専攻を選んで出願するため、専攻の規模や人気によって出願者数や合格者数にばらつきがあります。2019年入学の入試データを見ると、実質倍率が2倍近い専攻もあれば10倍近い専攻もあることが分かります。

専攻 出願数/合格者数/入学者数
BSc Economics (経済学)

2918 / 497 / 237

BSc International Relations (国際関係学)

864 / 161 / 59

BSc Politics (政治学)

220 / 60 / 29

BSc Sociology (社会学)

358 / 160 / 36

 

出願要件と英語要件

出願要件は希望する専攻によって多少の違いはありますが、IBでは45点満点で37〜38点、なおかつHL3科目でそれぞれ一定以上の成績を収めている必要があります。また、AレベルではAAAAABといった成績が求められます。専攻によって必須科目があったりと細かい条件が変わってくるため、実際に希望する専攻の成績と必須科目はホームページ上で確認する必要があります。参考として、以下に一部抜粋しました。経済系の専攻では入学後に数学を使用することもあり、数学で一定の成績を収めることを必須としていることが多いです。

専攻 出願要件
BSc Economics (経済学)

Aレベル: A*AA with A* in Mathematics

IB: 38 including 766 at HL, with 7 in Mathematics

BSc International Relations (国際関係学)

Aレベル: AAA

IB: 38 including 766 at HL

BSc Politics (政治学)

Aレベル: AAA

IB: 38 including 766 at HL

BSc Sociology (社会学)

Aレベル: AAB

IB: 37 including 666 at HL



また、英語要件はオックスブリッジやアメリカのトップスクールと同程度のレベルが課されており、TOEFL-iBT 100、もしくはIELTS 7.0といった、英語要件の中でも最も高いレベルのスコアが必要になります。IB Englishの成績で代替することもできますが、科目によっては6や7といった成績が求められます。多くの英語試験のスコアを英語要件として提出することができますが、参考として上記の最低スコアを紹介します。

英語試験 最低スコア
TOEFL-iBT

100 overall, with a minimum of:

27 in Writing

25 in Reading

24 in Listening

24 in Speaking

IELTS (Academic)

7.0 overall and 7.0 in each component

IB English A

6 at SL or any grade at HL

IB English B

7 at HL

LSEの志望理由書(Personal Statement)

LSEの求めるポイント

LSEは面接を行わず、成績や志望理由書などの出願書類のみを参考に合格者を決めるため、自分の興味や長所といった伝えたいことを過不足なく志望理由書に書く必要があります。AレベルやIBなどの成績も大切ですが、それ以上に、志望理由書でどれだけ自己アピールできるかが重要です。数学オリンピックのようなコンテストで良い成績を収めるなど、特別な経験や肩書きがあれば良いシグナルになるかもしれませんが、LSEでは、自分に与えられた機会の中で、何を学び、どのように取り組み、志望する専攻とどう結びつけて志望理由書を作成するかが鍵となります。ホームページにある志望理由書についてのアドバイスからいくつか抜粋したものを紹介するので、LSEがどういった学生を求めていて、どういった志望理由書を評価しているか参考にしてください。

【”Before you start writing, do your research” より抜粋】
例えば、人類学の入試担当は、LSEで教えられていない生物人類学よりも、LSEで教えられている社会人類学に興味、関心を示した志望理由書をより評価します。

【”Before you start writing, do your research” より抜粋】
同様に、LSEで提供されていない「古代史」よりも、コースとして提供されている「近代国際史」に関心のある志望理由書の方が評価されます。

【”What to include in your personal statement” より抜粋】
LSEの学部生は入学後、専攻分野に関連するトピックについて学び、論文等のアイデアについて議論することが求められます。そのために必要なスキルを持った学生を探しているので、志望理由書の約80%はこういったアカデミックな話題になる方が好ましいです。

【”What to include in your personal statement” より抜粋】
LSEの入試担当は、周りと比べて優れた経験をした学生を探しているのではなく、自分にできる範囲の機会を最大限活用して、そこで得た知識や経験についてよく考えた学生を探しています。私たちは知識や経験の羅列に興味があるのではなく、アカデミックなアイデアについての考え方に興味があるのです。

【”Extra-curricular activities” より抜粋】
LSEの入試担当はアカデミックな内容に関する興味、関心について知りたいので、課外活動に関する記述は志望理由書全体の20%以下になるように抑えた方がいいです。



この他に、ホームページではあまり好ましくない志望理由書の例も紹介されています。志望理由書に正解はありませんが、上記のような点に注意して質を高めていくことで、合格に近づくことができるのではないでしょうか。出願直前は学校の勉強、出願準備と重なって大変になってしまうので、早め早めに準備を進めておくことが大切かもしれません。

EDUBALでイギリスの大学進学ための対策をしよう!

オンライン家庭教師EDUBALでは、「イギリス留学サポートコース」として、イギリスの大学に精通したEDUBAL専属のカウンセラーやEDUBALの家庭教師が、大学選びから出願書類の作成まで、学習以外の部分でもサポートをさせていただきます。志望校選びや出願条件の確認、志望理由書の作成など、出願までにかかる負担を軽減できるので、TOEFL・IELTS・IB・Aレベルなどの勉強に集中することができます。

・イギリスの有名大学への正規留学を目指している
・イギリスの大学留学のために、TOEFLやIELTS、IB、Aレベルなどの勉強をしている
・イギリスの各大学の特徴を知りたい、学部の絞り込みなどで悩んでいる

という方はお気軽にお問い合わせください。

イギリスの大学への進学をお考えの方はこちら

この記事のカテゴリー・タグ

EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • 毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。

    • スタンダードコース
    • 高校生以上
    • 愛知県
  • 短時間かつ英語での授業だったので難しい点があったと思いますが、生徒のモチベーションを落とさずに効率的に指導していただいたと思います。ありがとうございました。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • 群馬県
  • 娘の要望を取り入れつつ、目標に向かって指導をすすめていただきました。人間としても指導者としても信頼できる先生でした。初めての家庭教師だったので不安があったのですが、真摯に娘に向き合ってくいる様子をみて、安心して任せることができました。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • 東京都
  • 指導経験が豊富で生徒に寄り添った授業を進めていただけました。 短期間ではありましたが、テストスコアに直結した指導をしていただき、充実した10時間でした。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • チェコ
  • 思春期女子の心を上手にキャッチして,モチベーションを高めながら指導していただきました。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • 岡山県