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自由な校風と圧倒的な英語教育で、帰国子女から絶大な人気を誇るICU高校。
「現地校の成績はどのくらい取ればいいの?」(米国在住・中3)
「TOEFLのスコアが推薦枠で通用するスコアなのか心配…」(インター生)
「3教科受験で合格できる枠はあるの?」(日本人学校生)
本記事では、「推薦・書類選考・学力選考」の違いから、必要なスコア、受験の日程、そして実質倍率や対策方法まで、ICU高校受験のすべてをEDUBALが徹底解説します。
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ICU高校の帰国生入試を受けるためには、まず「帰国生徒としての資格」を満たしているかどうかの認定を受ける必要があります。単に海外経験があるだけでなく、滞在期間や帰国時期に関する厳格な規定があるため、必ず確認しましょう。
募集要項によると、以下の条件をすべて満たす必要があります。
① 海外在留期間
海外に勤務する保護者と共に、継続して1年6ヶ月以上在留していること。
② 帰国時期
帰国後5年以内であること。
※「単身留学」や「保護者が勤務していない(勉強のための留学など)」場合は、原則として在留期間に含まれませんので注意が必要です。
出願期間に入る前に、Web上で「帰国生徒資格認定」の手続きを済ませておく必要があります。この認定を受けていないと、Web出願(エントリー)に進むことができません。
※期限を過ぎると出願できなくなる恐れがあるため、早めの登録を強くおすすめします。
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まずは、ご自身やお子様が帰国生入試の中でもどの入試方式が合うかを確認しましょう。定員数に加え、昨年度(2025年度入試)の実質倍率を併せて見ることで、具体的にイメージできるはずです。
| 入試方式 | 試験日(2026年度) | 募集人数 | 2025年度 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| ① 推薦入試 | 2025年12月16日(火) | 60名 | 1.8倍 |
| ② 書類選考入試 | 2026年1月28日(水) | 90名 | 2.4倍 |
| ③ 学力試験入試 | 2026年2月10日(火) | 帰国枠 10名 | 高倍率 ※1 |
※1 学力試験入試(帰国生徒枠)は定員が10名と非常に少なく、一般入試(全体倍率約2.1倍)の中でも特に激戦となる傾向があります。
選考方法:書類審査 + 面接(日本語・教員2名対生徒1名)
特徴:「合格したら必ず入学する(入学確約)」ことが条件です。
倍率の分析:出願資格に厳しい成績基準、かつ受かったら絶対に入学するという条件があるため、出願する時点である程度ライバルは絞られています。それでも1.8倍ということは、「2人に1人近くが不合格になる」計算です。第一志望者同士のハイレベルな戦いになります。
選考方法:書類審査 + 面接(日本語・教員2名対生徒1名)
特徴:募集人数が90名と最も多いメインの入試です。条件を満たせば「オンライン面接」も可能です。選考内容は推薦入試と変わりませんが、自己PRカードの提出がないため、書類審査では学校の成績と英語のスコアという客観的な数字のみでの評価をされる傾向にあります。
倍率の分析:2.4倍と、推薦入試よりも競争率が高いです。定員が多いからといって決して「広き門」ではありません。世界中の現地校・インター校から優秀な生徒が集まるため、半分以上の受験生が涙を飲む激戦区です。
選考方法:英語・国語・数学の筆記試験(各100点)+ 調査書(90点)= 390点満点
特徴:一般入試と同じ問題を解くため、日本のカリキュラムに基づいた高い学力が求められます。
倍率の分析:帰国枠の定員はわずか10名。ここには推薦・書類選考で不合格だった層が再挑戦してくるため、実質的な競争率は非常に高くなります。
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「ICU高校は帰国子女の受け入れ数が多いから、倍率も低いのでは?」そう考えている受験生や保護者の方は少なくありません。しかし、募集要項の数値を詳しく観ていくと、入試方式によって「門の広さ」や「求めていること」が異なるという現実が見えてきます。
1月の書類選考入試は90名と、一見すると間口が広く見えます。しかし、ここには見えないハードルが存在します。ICU高校は世界中の帰国子女が目指す人気校であるため、この90名の枠には、各国の現地校やインターナショナルスクールでトップクラスの成績(GPA)を修めて、かつ高い英語力を持つ生徒たちが集まります。定員が多いからといって決して「倍率が低い=入りやすい」わけではなく、求められる書類のレベルや面接の質による競争が比較的高い入試であると考えるべきでしょう。
最も注意が必要なのは、2月に行われる学力試験入試です。帰国生徒としての出願資格を持つ受験生向けの枠は、わずか10名しかありません。この「10名」の枠には、以下のような受験生が殺到する傾向があります。
そのため、実質的な倍率は非常に高くなることが予想されます。「英語は得意だが、数学は苦手」という状態では、この少人数の枠を勝ち抜くことは容易ではありません。一般入試と同じ問題で高得点を取るための、総合的な学力対策が不可欠です。
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ICU高校の入試では、方式によって「英語資格(スコア)」の扱いが大きく異なります。自分の持っているスコアでどの入試に出願できるのか、あるいは有利になるのかを正しく理解しましょう。
推薦入試に出願するためには、以下の内申点または英語資格の基準をクリアしていることが必須条件です。
【推薦入試条件 a】(主に日本人学校生)
・中3の成績合計が9教科5段階評価で40以上であること。
・かつ、英検2級、TOEFL iBT 52点以上などを取得していること。
【推薦入試条件 b】(主に現地校・インター生)
・現地校等に継続して2学年以上在籍し、優秀な成績を修めていること。
・かつ、英検準1級、TOEFL iBT 79点以上などを取得していること。
書類選考入試には、推薦入試のような「〇〇点以上」という出願資格はありません。帰国生徒資格さえあれば、英語資格を持っていなくても出願自体は可能です。
しかし、選考において英語資格の結果は重要な評価対象となります(提出は任意ですが、実質的に多くが提出します)。
【EDUBALの分析】
推薦入試および類選考どちらにおいても勝ち抜くには、(TOEFL iBT 90〜100点以上など)を持っていることが望ましい傾向にあります。
学力試験入試も、出願に英語資格は不要です。
合否はあくまで当日の筆記試験(100点満点)の結果で決まります。英検やTOEFLのスコアが直接加点されるわけではありませんが、試験問題はハイレベルなため、準1級以上の実力がないと高得点を取るのは難しいと言えます。
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ICU高校の入試で合格を勝ち取るためには、それぞれの試験科目や選考資料の特徴を理解し、的確な準備をすることが不可欠です。ここでは、「英語」「数学」「国語」「書類・面接」の4つの観点から、具体的な攻略法を解説します。
ICU高校の帰国生入試では、推薦入試・書類選考入試のいずれにおいても、提出書類と面接の内容が総合的に評価されます。
推薦入試では、自己PRカード・成績・英語スコアの提出に加え、面接が行われます。自己PRカードは日本語または英語で記入可能ですが、単に「海外でどのような活動をしたか」といった事実の羅列では不十分です。その経験を通じて何を学び、どのように成長したのか、そしてそれがICU高校の理念や教育とどのように結びつくのかを、自分自身の言葉で深く掘り下げて表現することが求められます。
一方、書類選考入試では自己PRカードの提出はありませんが、成績・英語スコアの提出と面接が実施されます。そのため、面接ではこれまでの経験や考えを具体的に伝え、提出書類の内容と矛盾のない受け答えをすることが重要になります。面接は原則として日本語で行われます(必要に応じて英語での補足が認められる場合もあります)。なぜICU高校を志望するのかに加え、これまでの経験から何を考え、どのような人物になりたいのか、将来の目標などについても問われます。
特に推薦入試では、自己PRカードと面接内容の一貫性が評価の重要なポイントになります。また、書類選考入試では、海外在留者向けのオンライン面接の場合でも、画面越しに熱意や人柄が伝わるよう、話し方や表情にも気を配ることが大切です。
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推薦入試・書類選考入試を目指す場合、最低基準を満たしたからといって安心せず、出願直前までスコアアップを目指して受験を続ける粘り強さが重要です。
特に書類選考入試では、自己PRカードや志望理由書の提出がないため、提出書類は成績や英語スコアといった客観的な数値によって評価されます。そのため、できる限り高いスコアを目指して準備することが合否に直結します。一方、推薦入試においても英語スコアは重要な評価材料となるため、早い段階から計画的に対策を行い、ハイスコアを狙う姿勢が大切です。
また、学力試験を受験する場合、ICU高校の英語試験(70分・100点)は、単なる文法や語彙の知識を問う問題だけでなく、放送を聞いて答えるリスニング問題や、長文を読み、内容を論理的に理解する読解問題が出題される傾向があります。そのため、まとまった英文を正確に読み解くリーディング力と、話の構造や要点を捉える論理的なリスニング力の両方をバランスよく養うことが求められます。
学力試験入試で最も差がつきやすいのが数学です。試験時間は70分で100点満点です。
試験問題は一般入試と共通であり、日本の中学校の学習指導要領に基づいて出題されます。
現地校やインターナショナルスクールに通っている場合、因数分解、二次関数、三平方の定理、円の性質など、日本の中学数学特有の単元や進度とズレが生じていることが多々あります。日本語の数学用語(「解の公式」「相似比」など)を覚えるとともに、未習範囲がないか早急に確認し、日本の教科書レベルの問題を解けるようにしておくことが必須です。
ICU高校の数学は、単に公式を当てはめるだけでなく、長い問題文(リード文)を読み、その場で法則性を見つけて解くといった、思考力を問う問題が出題される傾向があります。過去問演習を通じて、こうした独特の出題形式に慣れておくことが合格への鍵となります。
学力試験入試の国語も70分・100点満点で行われます。小説や随筆だけでなく、論説文(評論文)を読み解く力が求められます。また、日常会話に支障がなくても、試験に出てくる熟語や慣用句が分からないと読解の妨げになります。漢字練習帳などを活用し、基礎的な語彙力を底上げしておきましょう。
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ICU高校合格には、英語力だけでなく、日本の数学対策や、魅力的な自己PRの作成など、戦略的な準備が必要です。EDUBALには、実際にICU高校を卒業した教師が多数在籍しており、経験者だからこそ分かるリアルな指導が可能です。
最後に、2026年度入試の重要スケジュールを再確認しましょう。
【2026年度 ICU高校入試スケジュール】
・資格認定:2025年11月21日(推薦希望者は10月10日)まで。これが最初の一歩です。
・Webエントリー(推薦):2025年11月1日〜。
・試験日:推薦(12/16)、書類選考(1/28)、学力試験(2/10)。
準備は「早すぎる」ということはありません。ICU高校への合格を目指して、今日から対策を始めましょう。
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英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
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