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Internal Assessment(IA) は成績の25%も占めるので出来るだけ高得点を取得したい課題です。授業で学んだ理論やフレームワークを実際に応用し、使う Source も自分で収集する必要があるので苦労しているIB生も多いと思います。
「そもそもIAの始め方がわからない…」
「IAの詳しい構成の仕方を知りたい…」
そのようなお悩みにお答えして、Business Management のIAで高得点を取得した筆者の経験を元に構成から書き方のアドバイスまで徹底的に解説します。
IB経験者が教える!IB Business Managementビジネスマネジメント) Paper別 対策法
元IB生が教える!IB Business Management(ビジネスマネジメント) Paper 2 Section C 徹底ガイド
いざIAに取り掛かろうと思っても大きい課題なので、どこからアプローチするのか悩む人も少なくないと思います。実際に、私自身もそうでしたがあらかじめ授業でスケジュールを組み立てたことがとても役に立ちました。
Business Management のIAでは大まかに
①リサーチで用いる企業を決める
②Research Question を決める
③分析に必要な Source を収集する
④HLのみ;Primary Source を収集する(インタビューやアンケートなど)
⑤Research Question に沿ってリサーチをする
⑥求められている構成に従って実際にレポートを書く
というステップがあります。
実際にIAに取り組み始める前に、いつまでにどのステップを終えるべきかのスケジュールを組んで置くことでスムーズにIAに取り組むことができます。
HLを取っている皆さんは Action Plan という項目があるのでスケジュールを組むことが必須となっていますが、他の科目の課題やテストとバランスをとるという点ではSLの方にとっても欠かせない所です。
まだスケジュールを組んでいない人はするべき課題がより明確になるのでぜひたててみましょう。
ケースとして扱う企業はIAの中核となる部分であり、後々の過程に響いてくるので慎重に考えることが重要です。興味本位で企業を選びたい気持ちはあると思いますが、以下のポイントも検討して選考していきましょう。
質の高いリサーチをするにあたって、様々な種類の Sourceや、異なる視点から書かれている Sourceが揃っていることに超したことはありません。特にSLをとっている方は、Secondary Resource のみのリサーチになるのでSourceが多く拡散されている大企業を取り上げるとスムーズに課題を進められます。
情報が豊富にあることだけではなく、その情報にアクセスする権限があるのかということにも目を向けましょう。大企業などを選ぶと、公開されている情報も多く、困ることも少ないと思いますが、後々つまずかないようにあらかじめチェックしておきましょう。
HLを取っている場合、Primary Source も収集する事を視野に入れるので、より慎重にリサーチする企業を選択しなければいけません。特にインタビューをしたいのであれば実際にその企業の人と連絡ができる事がマストです。
Primary Source を取得する方法はインタビューだけではないので必ずしも連絡できる事がマストではありません。しかし連絡先を持っていると収集できる Sourceのオプションの幅が広まるので強みになります。
企業選びと同様 Research QuestionもIAの中核です。Research Question が原因でIAを最初からやり直さざるおえなかったというケースも少なくありません。順調にリサーチが進められるように以下のポイントに注目しましょう。
IAのワードカウントは最大2000文字なので、それに適切な範囲に絞ってリサーチを行うことが重要です。例えば、
“Should Company A invest more in marketing to increase their overall profitability?”
これだとリサーチの対象が広範囲すぎて2000字のレポートでは収まりません。
↓
“Should Company A invest more in marketing to increase the profitability of product A?”
このように範囲を絞るとリサーチの目的も明確で深く追求しつつ、ワードカウントに収まるので良い RQ と言えるでしょう。
最初から適切な範囲を見定めるのはなかなか難しいと思うので、リサーチを進めていくにつれ範囲を調節するというのも良い RQ にたどり着く一つの方法です。
どれだけ良い RQ であっても、関連する情報が取得できなければリサーチとしては先に進められません。なので、Source が豊富にあるのか?アクセスの権限があるのか?という点にも着目しましょう。
例えば、上記の例ではマーケティングに関して問いていますが、マーケティングに関する Sourceがない場合リサーチの焦点を変えざるを得ません。
大体のレポートの構成は分かっていても、それぞれのセクションをどのくらい書いたら良いのか、また、各項目に何を含めたら良いのかわからないとお悩みのIB生は多いのではないでしょうか?
そんなお悩みに対して以下に経験者がおすすめする構成方法を詳しくまとめました!構成を細かく計画すると最終的なレポートのイメージもつきやすいのでぜひ活用してみてください。
セクション | ワードカウント(おすすめ) | 内容 |
---|---|---|
Executive Summary (HLのみ) |
HL: 200 words (注:IAのワードカウントには含まれない) | IAの概要をまとめるセクション ・企業に概要とResearch Question に至る背景 ・Research Question ・リサーチに活用したビジネスツール ・使った Primary と Secondary Sources ・結果 ・リサーチの反省点 |
Introduction | HL: 200 words SL: 150 words |
・企業の名前と概要 ・現在の企業の戦略や課題 ・Research Question ・カリキュラムでどのチャプターに関連するのか |
Methodology | HL/SL: 200 words | ・リサーチの方法と活用した Source の種類 (例:学術記事やインタビューなど) ・リサーチに活用したビジネスツール ・HLのみ:2つ以上の Primary Source を活用していることを明確に表す ・活用した Source の利点 |
Main Results and Findings (HLのみ) |
HL: 300 words | ・活用する Primary と Secondary Source の要点 (ワードカウントの制限もあるので、 詳細は Appendices に組み込む) ・使えるところは積極的にグラフや図を取り入れる |
Analysis and Discussion | HL/SL: 900 words |
・ワードカウントを無駄にしすぎないようにする為、出来るところリサーチの内容は図などに組み込む ・一つや二つの Source に頼りすぎず 全ての Source をバランス良く組み込むようにする |
Conclusion | HL: 200 words SL: 250 words |
・注:この時点で新たな論点を紹介しないこと ・Sourceのリサーチから絞り出した論点を まとめて、Research Question を明確に答える ・今回のリサーチの反省点を2つほど |
Recommendation (HLのみ) |
HL: 200 words | ・最低でも3つ Recommendationを提案 ・このリサーチからさらに探究できそうな トピックや Research Question を提案 (このセクションで満点をとるには必須) |
Works Cited | 制限なし | ・参考にした Sourceなど ・Primary Source (HLのみ; インタビューやアンケートなど) 最低でも2つ |
Appendices | 制限なし | ・参考にした Sourceやグラフなど ・ファイナンス関連の計算過程 ・HLのみ;自身で行ったインタビューの筆記録 ・HLのみ;アンケート結果 |
※ワードカウントに含まれないもの: Acknowledgements, Contents Page, Data Tables, Diagrams or Figures, Equations, Formulae and Calculations, Citations, Bibliography, Appendices
HLの皆さんはIAと一緒に Research Proposal という企画書のようなものを提出する必要があります。
Research Proposal に関してはこれからリサーチをするという前提で書くものなので Future Tense(未来形)で書くようにしましょう。
構成(500 words)
・Research Question
・Rationale: このリサーチをすることにより企業にとってどのような価値があるのか?企業の課題や市場機会にどう繋がるのか?
・Theoretical Framework: リサーチに関連するカリキュラムのチャプターとツールを紹介。これらが Research Question を答えるのにどのように役立つのかも言及。
・Methodology: 活用する Primary と Secondary Source を明確にまとめる。例えばインタビューであれば、インタビューを受ける人の名前となぜその人を選ぶかという詳細にも触れる。
・Anticipated Difficulties: リサーチするにおいて考えられるリスク、それに対しての対処法をまとめる。(例:資料の視点が偏っているか、資料にアクセスできるのか、企業との連絡がスムーズに行えるのかなど)
・Action Plan: Action Plan を組むにおいて細かい日付まで明確にする。リサーチの過程でタイムラインを調節したのであれば、どこを調節したのかも明確にする。スケジュールの調節などをすることにより、採点基準であるReflective Thinking が出来ていることが伝わる。
構成の方法としては上記が基本となるので、これを参考に取り組んでみることをおすすめします。セクションごとの構成だけではなく、レポート全体としての展開の筋が通っているかという点にも目を配りましょう!
求められている基準を超えたリソースを一つでも活用することで、リサーチに力を入れているという印象が採点者に伝わり、高得点が期待できます。例えば、より深く追求された学術記事や、競合に関するリソース、競合とのインタビュー(HLのみ)などを盛り込むと大きなプラスになります。
Research Questionで知りたいこととは関係のない Sourceを使うことは避けましょう。特にレポートに関しては論理的な展開が大切なので使う Sourceは慎重に選文しましょう。
Qualitative Source を先に提示すると背景を明確にできるので後に来る Quantitative Source の内容と意味合いがより読み手に伝わりやすくなります。
HLの場合は Primary sourceと Secondary Sourceを分けた上で順番を意識しましょう。
Business and Management でよく使われるキーワードを積極的に組みこむなどして、カリキュラムの理解と応用ができていることを強調させましょう。
Internal Assessment に対する悩みが少しでも解決することができましたか?IAに取り掛かり始める時期は、IB生活の中でも本格的に忙しくなり始めるので他の科目と両立するプレッシャーも大きいと思いますが、スケジュールを立ててコツコツ進めていきましょう!
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