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江戸川女子ってどんな学校? ~帰国子女の母が行ってみた!~

江戸女
帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。今回は東京都江戸川区にある江戸川女子中学校・高等学校(通称:江戸女)です。
「教養ある堅実な女性の育成」を建学の精神とし、最終目標を「自立できる人」としている江戸女。創立90周年の節目の2021年度に設置された国際コースの魅力に迫ります!
 

江戸女
年々帰国生が増え、活気がある江戸女の学校生活をご紹介します!

 

目次

  1. 江戸女の基礎情報
  2. お話を伺った先生方紹介
  3. カリキュラム・プログラム紹介
  4. 帰国生のフォロー体制
  5. 進路について
  6. 帰国生入試情報
  7. アンバサダー感想
  8. EDUBALで江戸女の入試対策を!

江戸女の基礎情報

江戸女江戸女と言えばこの「シンデレラ階段」


所在地 〒133-8552 東京都江戸川区東小岩5-22-1
TEL:03-3659-1241
アクセス JR総武線 小岩駅から徒歩10分
京成線 江戸川駅から徒歩15分
生徒数 【中学】各学年約200名
【高校】各学年約300名
全校で約1500名
帰国生割合 1割-2割。近年増加傾向にあり
コース 【中学】国際コース・一般コース
【高校】国際コース・英語科・普通科
帰国生入試(中学) 【英語特化型】英語・面接(日英)
【基礎学力型】国語・算数 または 国語・算数・英語
※高校も帰国生入試あり(若干名)
編入 随時。中1・中2・高1・高2(二学期制)

 
1931年(昭和6年)、「教養ある堅実な女性の育成」を建学の精神として創立された江戸女。90周年の節目となった令和3年度には中学に「国際コース」を新設し、時代に合わせた進化を続けてきました。

JR小岩駅から10分程歩くと、90周年に合わせて新築された校舎が迎えてくれます。本館エントランスを入ると目の前に現れる豪華なシンデレラ階段、文化祭の発表も行われる広いパティオ(中庭)にはヨーロッパ調の噴水が設置された、女子校らしい美しい校舎です。廊下のスペースには誰でも演奏できるグランドピアノやベンチやソファーが配置され、非常に明るく開放的。休み時間に生徒さんがクラスを跨いで自由にコミュニケーションを取る姿が印象的でした。

(左)かたばみ会館大ホールにて第九の練習 :(右)校内からパティオを臨む

お話を伺った先生紹介

江戸女

【水嶋 瞳先生】
中学2年生 副主任 1組担任
中学入試対策委員・広報ご担当  
理科教諭(化学) 
教員歴17年・バトン部顧問

 

水嶋先生から帰国生へのメッセージ

今年、国際コースとして4期生を迎えました。いろいろな国からの帰国生が増えていることで多様性が生まれお互いの個性を認め合う、とても良い雰囲気が作れています。
今年は国際コースの入学者が帰国生と一般生を合わせて40名と、活気が出てきています。今後もっと入学者が増えていくとクラス数を増やすことができ、その中でいろいろな人間関係が生まれ、ご家庭と学校が安心感をより共有できるようになると思います。
帰国生が自信をもって「自分たちは認めてもらえている」という部分を、江戸女の良さである温かさで活かしていけると思います。江戸女生は勉強だけでなく部活動にも一生懸命取り組み、お互いの趣味や個性を認め合えるような楽しい学校生活を送っています。帰国生の皆さん、安心して入学してきてください。

 

カリキュラム・プログラム紹介

ネイティブ教員によるAdvanced Classの授業

江戸女
江戸女の英語教育について教えてください。

水嶋先生:
「帰国生が学んできた英語力を足踏みさせない」ような環境が本校にはあります。高校では30年以上前から英語科を設置しており、海外研修などを行ってきました。コースを問わず週9時間の英語の授業数を確保し、さらには高校英語科の評判も非常に高いため、年々帰国生が増えています。以前は帰国生だけ別に英語の授業を行ってきましたが、1クラスに集めて集中的に行った方がいいと考え、4年前中学に「国際コース」を設置しました。
 

江戸女
「国際コース」について教えてください。

水嶋先生:
中学で4年前に国際コースをスタートし、現在の高校1年生が1期生です。オーストラリア・ニュージーランド・アメリカなど出身のネイティブ教員8名のもと、Advanced ClassとStandard Classの2つのクラスに分けて少人数で授業を行っています。Advanced Classの方がネイティブ教員との授業が多く設定されています。
今年は、中1の194名のうち、国際コースには、帰国生(海外で暮らしたことがある生徒)20名と一般生20名の合計40名が在籍しています。
 

【Advanced Class (英検2級以上)】
英検2級以上を取得している生徒を対象として高い英語力を生かし、さらに向上させるための授業を展開します。ネイティブ教員が担当する授業では、原書の講読を通してディスカッションやライティングも行います。さらに、探究(Global Studies)の授業では世界の様々な事象について調べ、それをプレゼンテーションするなど自己発信力を養成します。また、Grammarの授業は日本人教員が担当し、感覚ではなくルールをしっかり理解することにより文法の知識を定着させ、確かな文章理解力、表現力へとつなげていきます。
 
【Standard Class(英検3級、準2級)】
New Treasureという高いレベルのテキストを用いて4技能をバランスよく取り入れた授業を展開します。また、テキストの内容に沿ったオンライン英会話やネイティブ教員の英会話の授業によりスピーキングやプレゼンテーション力を養成します。さらに、オンラインの多読システムを利用し、楽しく英語の本を読みながら読解力の土台を築きます。

 
高校では受験で使えるよう論理英語にも触れていきます。また、ネイティブ教員による原書購読やパラグラフリーディングの授業の他に、スピーチ・プレゼンテーション・ディスカッションなどのスキルを磨く授業が加わり、大学や社会に出てから役に立つ本物の英語力の養成を目指します。
外部講師に来ていただき3日間のIELTS講習会も行ったところ、多くの生徒の参加がありました。

Standard Classの授業

 
その他、国際コースでは音楽と美術で週に1時間ずつイマージョン教育を行っているのも大きな特徴です。 

★江戸女のイマージョン教育とは?
「immerse(浸す)」が語源で、英語以外の授業で英語を使って(=英語に浸りきって)展開することで、生きた英語習得を目指す教育です。ネイティブ教員が中心となり、日本人教員がサポートするティームティーチングで授業を展開。英語の授業とは違う雰囲気の中で、自然なかたちで英語に触れることができます。
音楽のイマージョン授業では、自ら作曲した曲を使ってグループでパフォーマンスをする、美術のイマージョン授業では、動画を創作して作品についてプレゼンテーションをする、といった表現活動を取り入れています。生徒たちはイキイキと取り組み、高い表現力を発揮することにいつも驚かされます。

【海外研修】
中3の国際コース生徒対象にバリ島海外研修を行いました。現在世界で起こっている社会問題に直接触れ、多様な価値観や文化を体感し、多くの刺激を受けてきたようです。
オーバーツーリズムによるごみ問題や水質汚染などのバリ島が抱える環境問題や、無償で医療を提供する助産院を訪問して貧困・命の問題について考えるプログラムもありました。
生徒たちも現地でそういった問題に直面しながら考えることで、帰国した生徒たちのそれぞれの価値観やパーソナリティが変わったように感じています。英語のスキルを身に付けただけでは、真の英語力は育ちません。部活動や学校行事、さらに海外研修などで知識と経験を積むことが、国際人としての力を伸ばすことにつながります。
 

★2023年度よりU.S.デュアル ディプロマ プログラム(DDP)をスタート!
高校の卒業時には江戸女の卒業資格の他に、米国の名門プレップスクール「The Province Country Day School(ロードアイランド州)」の高校資格が取得できます。アメリカの高校の卒業資格があることで、海外大学への進学が近付きます。プログラム費用が約200万円必要になりますが、現在4名(高1国際コース3名、高2英語科1名)の生徒たちが、DDP取得を目指してプログラムを受講しています。
プログラムは中3からスタートしますが、仮に最初から参加していなくても途中からの合流も可能です。DDPに合流できるチャンスが合計で3回あるので、スタートしやすいのではないでしょうか。例えば平日に自宅で1時間、土日に自宅で2時間(平均週7時間)オンラインで授業を受講します。個別プログラムなので、土日にまとめての受講も可能です。
ディプロマを取得するには、プログラムスタート時に必要な英語力は英検2級以上となり、高等学校の中3年-高3までの履修科目から単位認定される15科目と、DDPで履修する5単位、計20単位の取得が必要です。全単位を履修し試験に合格すれば、ほぼ確実にディプロマを取得でき、全米ハイランキング(トップ2~8%)18大学への入学が保証され、奨学金制度も充実しています。

 

江戸女
どうすれば国際コースに入れますか?クラス変更はできますか?

水嶋先生:
どの入試方式でも希望すれば国際コースに入学可能です。ただし、英語力の基準として英検3級以上を取得している生徒、または「英語チャレンジテスト」に合格した生徒を対象としています。また、進級に合わせてStandard ClassからAdvanced Classへの変更も可能です。定期テストの成績、英検の取得(学年ごとに基準を設定)、ネイティブ教員との会話のテストなどで総合的に判断をします。Advanced Classはネイティブ教員との会話が多くなるため、会話力は必須です。
 

江戸女
その他、特色ある授業はありますか?

水嶋先生:
中学の特別教育活動として週1回、茶道(中1)・筝曲(中2)・華道(中3)に取り組んでいます。日本の伝統文化を実際の経験を通して体感する貴重な時間です。芸術への造詣を深めると同時に、和室での立ち居振る舞いを身に着けることで、女性としての感性・品格を磨く良い機会となっています。 
高1(4年次)の3月には全員参加の「ベートーヴェン第九演奏会」を行っています。1994年以来30年続いている本校の伝統行事で、オーケストラは本校OGや吹奏楽部・弦楽部の部員が担当し、高校1年生全員がドイツ語で第九を合唱します。女子校なので、必要な男声パートに関しては生徒のお父様が喜んで参加してくださいます。
 

 

帰国生のフォロー体制

江戸女帰国生が在籍する国際コース・中1クラスの休み時間

江戸女
帰国生のフォロー体制について教えてください。

水嶋先生:
学習面では、放課後に主に数学・国語の補習を行っています。それぞれの生徒に必要な内容をオーダーメイドで実施しているので、状況に応じて対応しています。
例えば理科の授業で「植物」という漢字が書けなかったとしたら補習の時に「植物」という漢字を取り入れてもらうなど、教科を問わずに教員が連携してサポートしています。
英語力を活かして入学してきた帰国生の良いところをさらに伸ばし、足りない部分を補完するのが江戸女の教育です。小テストや補習・講習は頻繁に行い、土台となる基礎学力を積み上げていきます。「日々の積み重ねが、大きな力に」なり、夏期講習・冬期講習ではよりハイレベルな内容に挑戦し、確実な実力養成を図っていきます。
また、教員と生徒の距離が近いため、生徒からも主体的に質問があったりなど良い雰囲気の中で補習が行われています。教員同士が生徒の情報を共有できていて、良い信頼関係が築けていると思います。
 

 

進路について

江戸女(左)和室にて茶道の授業:(右)エントランス付近

 
【江戸川女子中学校・高等学校「進学実績」】
https://www.edojo.jp/senior/result/index.html
 

江戸女
帰国生の進路の傾向を知りたいです。

水嶋先生:
本校の進学先としては、理系と文系の生徒が半々くらいです。国際コースや英語科がある女子校というと、文系に強いイメージがあるかもしれませんが、理系を選択する生徒も多くいます。生徒たちの選択の幅を広げたいため、文系理系問わず、進路選択ができるカリキュラムにしています。
帰国生の英語のアドバンテージは大きいですね。2020年には東大の理科Ⅱ類に合格した帰国生もいました。2024年3月に卒業した帰国生からも東大の文科Ⅲ類に1名合格しました。東大だけではなく、英語を武器にして医学部へ進む生徒もいます。もちろん、その他の大学にも多数合格しています。
中学の間に国際コースで英語力を高め、高校から国公立や理系を目指して普通科にコース変更を希望する帰国生もいますので、柔軟に対応しています。
大切なのは、どこに合格するかというより、“生徒が何を実現したいのか、将来歩む道をどう決めていきたいのか”に寄り添うことです。

U.S.デュアル ディプロマ プログラムをスタートしたこともあり、今後は本校としても海外大学への進学を後押ししていきたいと考えています。2年後には初めてのDDP卒業生が出るので大いに期待しています。

帰国生入試情報

江戸女校内の様子

 
【江戸川女子中学校・高等学校「入試情報」】
https://www.edojo.jp/exam/index.html
 
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
★一時帰国に合わせて個別で見学も可能です。ZOOMでも個別相談を受け付けています。

【帰国生入試情報】
(中学校)
一般入試と合わせ200名
【英語特化型】英語(英検2級レベル)・面接(日英)
【基礎学力型】国語・算数 または 国語・算数・英語(英検3級レベル)※面接なし
★ 2025年度入試帰国生入試の日程が確定しました。
11月24日(日)午前:帰国生英語特化型入試 午後:帰国生基礎学力型入試
科目は上記と変わりません。募集要項は7月頃ホームページにアップします。
 
(高校)
英語科・普通科ともに若干名
【第一志望者】
※英検準2級以上の資格保有のこと
普通科:国語・数学・面接(日)
英語科:国語・面接(日)
【併願者】
普通科:国語・英語・数学・面接(日)
英語科:国語・英語・リスニング・面接(日)

 
中学の帰国生入試は【英語特化型】と【基礎学力型】に分かれ、得意科目を生かした受験が可能です。帰国生は2月の【一般英語特化型入試(英検2級レベル)】・【一般基礎学力型入試(英検4級レベル)】にもチャレンジできます。
 

江戸女
編入学について教えてください。

水嶋先生:
編入試験は基本的に定員に満たない場合に実施しています。帰国時期に合わせて随時実施していますので、できるだけ早めにご相談ください。出題範囲も詳細にお伝えします。
中学校への編入は中1・中2、高校への編入は高1・高2で可能です。
編入試験科目は英語・国語・数学で、校内で実施している学力テストもしくは定期テストなどを受けていただき、授業についてこられるかをもとに判定します。

アンバサダー感想

江戸女明るく親しみやすい笑顔が印象的な水嶋先生。江戸女の雰囲気そのものです

入学して日が浅いにもかかわらず、生徒さんたちのイキイキとした笑顔が印象的でした。お城のような造りの美しい校舎は、明るく元気で和気あいあいとした江戸女生の雰囲気にとてもマッチしています。
帰国生が海外で身に着けた英語力を、さらに伸ばせる学校をお探しのご家庭はとても多いと思います。英語の時間数が週に9時間と多いこともあり、帰国生にとっては英語力のさらなる向上が期待できそうです。中学3年の時点で英検1級合格者が3名も在籍しているのは同校の英語教育のレベルの高さが伺えます。英語以外の教科においても丁寧できめ細かい指導をされていることも江戸女の魅力の一つ。進学実績にもしっかり繋がっています。
部活動も勉強も一生懸命取り組み、友だちや先生と充実した学校生活を送りたい方におすすめしたい学校だと思います。卒業生もよく訪れるアットホームで温かい学校です!ぜひ一度学校に足を運んでみてください。


Writer Profile

EDUBALアンバサダー Takako

約7年間のロシア、オーストリアでの海外生活を経て、4人の子どもの帰国大学受験、帰国高校受験、帰国中学受験を経験。 受験生ママの視点でも悩みに寄り添います。

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