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海外インターナショナルスクールや現地校にお子さまを通わせているご家庭の頭を悩ませる問題の一つとして、「6月修了の海外校」と「4月入学の日本の高校」の時期のズレが挙げられます。
「日本の学齢では中3だから、3月で現地校を退学して帰国すれば、そのまま4月から高校生になれるはず」
そう考えて帰国計画を立てているご家庭は要注意です。実はこの「数か月の早退」が原因で、日本の高校の受験資格が得られないケースがあることをご存じでしょうか。
本記事では、多くの帰国生家庭が見落としがちな「Grade9未修了問題」の実態と、その解決策について詳しく解説します。
※本記事の情報は2026年1月調査時のものです。詳細は必ずご自身で学校にお問い合わせください。
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学校教育法では、義務教育は小中9年間と定められています。そのため、高校入学資格として、「外国において学校教育における9年の課程を修了した者(または修了見込みの者)」という要件が多くの学校で課されます。
ここでズレが生じます。
・海外のGrade9修了時期・・6月
・日本の高校入学時期・・4月
日本の高校に4月から通うために、現地の高校を3月(Grade9の途中)で退学して帰国すると、厳密には「9年の課程を修了していない(Grade9中退扱い)」とみなされるリスクがあります。
「日本の学齢では中3だから大丈夫だろう」「たった数か月の違いだから大丈夫だろう」という自己判断は禁物です。学校によっては出願資格がないと判断されるケースが現実に起きています。
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では、全ての学校で出願が認められないのでしょうか? 実は、学校の種別や方針によって対応が大きく分かれます。
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基本的に、国立・公立高校は、学校教育法の規定に厳格です。「9年の課程を修了」という要件を必須とするケースが多く、3月時点での退学(Grade9未修了)では出願資格を認めない傾向にあります。
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私立高校の中には、教育制度の違いに理解を示し、柔軟な規定を設けている学校があります。
| 学校名 | 募集要項抜粋(2025年度入試情報) |
|---|---|
| 国際基督教大学高等学校 | 出願時に米国系の学校(海外の現地校または国内外のインターナショナルスクール)のGrade9に在籍し、6月に修了予定の場合は、『9年生(Grade9)未修了受験要望書』を提出することにより、受験資格が得られます。 |
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早稲田大学本庄高等学院 |
海外現地校等における9年間の学校教育とは、たとえばアメリカのGrade9、イギリスのYear10、オーストラリアのYear9を指します。たとえばアメリカのGrade9、イギリスのYear10に在学中で、2026年3月時点では修了しない場合でも、日本の中学校3年生の学齢に達している場合は基本的に出願資格(3)を満たします。 *出願資格(3):9年間の学校教育を修了、または修了見込み |
| 慶應義塾湘南藤沢高等学校 | 国外の学校に在籍し、日本との学校制度の相違により、3月末までに9年の課程を修了見込みとならない場合にも、学齢相当ならば受験を認めることもありますので、お問い合わせください。 |
| 茗渓学園高等学校 | 2026年6月までに海外の学校教育において9年の課程を修了、または修了見込みの者。 |
| 同志社国際高等学校 | 外国の学校教育(国内の外国学校を含む)における9年生(日本の学校の中学3年生相当)の課程を修了した者、または2026年7月末までに修了見込みの者 |
| 立命館宇治高等学校 | 「外国の学校教育」における9学年の課程(⽇本の義務教育の中学校の課程)に相当。2026年6⽉までの修了⾒込みを含む。 |
※上記の情報は2026年1月調査時のものです。詳細は必ずご自身で学校にお問い合わせください。
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実際に複数の学校へ問い合わせた結果、以下のような回答が得られました。
「Grade9未修了でも、日本の学齢に合わせて出願が可能です。」
「4月入学では受け入れられませんが、Grade9修了後、帰国時期に合わせて編入試験を受けてください。」
「入学手続きの時に入学延期の申請を行い、帰国時期が決まり次第ご連絡ください。」
「Grade9未修了の方は、必要書類(例:9年生(Grade9)未修了受験要望書)を提出してください。」
募集要項に明記されていなくても、個別で相談することで、柔軟な対応をしていただけることもあるとわかりました。
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この「Grade9未修了問題」に直面しないため、あるいは直面した場合の対策として、以下の4点を意識してください。
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海外転校時に、英語力などを考慮して、学年を一つ下げる「ダウングレード」を選択するケースがあります。しかし、これをすると日本の学齢では中3(15歳)の時に、現地ではG8(中2相当)に在籍することになります。
こうなると、帰国時に「年齢は満たしているが、在籍学年がG8(中2)となり、日本の高校受験資格(中3の課程修了)を満たすのが困難になります。将来的に日本の高校受験を視野に入れている場合は、安易なダウングレードを避ける、あるいは早めに元の学年に戻す手続きが必要です。
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最も確実な方法として、「中学3年生で本帰国し、日本の地元の公立中学校に編入する」ことです。数ヶ月でも日本の中学校に在籍し、3月に卒業式を迎えれば、間違いなく「日本の中学校卒業資格」が得られます。これで国内のどの高校でも堂々と受験が可能になります。帰国時期を調整できるご家庭には、これが最強の「安全策」です。
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一部の私立高校では、1月から2月に行われる帰国生入試で合格・入学手続きを済ませた後、すぐには入学せず、「6月のインター校・現地校卒業を待ってから、9月(または夏休み明け)に1年生として合流する」ことを認めている場合があります。
この制度を利用すれば、「現地校を中退して3月に帰国する」必要がありません。現地校ではGrade9を最後まで全うして、卒業資格を取得し、その後、充分な準備を整えて日本の高校生活をスタートさせることができます。
【入学延期制度のある学校例】
佼成学園高等学校
宝仙学園高等学校
工学院大学附属高等学校
啓明学園高等学校
富士見丘高等学校
立命館宇治高等学校
同志社国際高等学校
関西学院千里国際高等部
※2026年1月調査時の情報です。詳細は必ずご自身で学校にお問い合わせください。
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出願資格について不安な場合には、志望校の入試担当部署へ早めに電話やメールで相談しましょう。
この確認を怠り、出願直前になって「資格なし」と判明するのだけは、一番避けたいケースです。中2の段階から動き出しても早すぎることはありません。
【お問合せ内容例】
「現在Grade9に在籍していますが、日本の高校入学に合わせて3月に帰国予定です。6月のGrade9修了を待たずに帰国しますが、出願資格はありますか?」
お子様の在籍校種別、在籍学年、入学希望時期をお伝えし、受験資格の有無をお尋ねしましょう。
なお、Grade制ではなくYear制(英国式など)の学校に在籍されている場合は、学校によって判断が分かれるため、志望校へ直接お問い合わせいただくことをおすすめします。
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「Grade9の6月修了」と「日本の4月入学」の間に生じるズレは、帰国生にとって悩ましい問題ですが、決して解決策がないわけではありません。記事で紹介した通り、国公立校は規定が厳格な傾向にありますが、私立校では柔軟な対応があったり、「公立中への編入」や「編入試験の活用」など、アプローチの仕方は一つではありません。
一番もったいないのは、「知らなかった」ことでお子さまの選択肢を狭めてしまうことです。早めの情報収集と柔軟な計画で、お子さまにとってベストな進路を切り拓いていきましょう。

約7年間のロシア、オーストリアでの海外生活を経て、4人の子どもの帰国大学受験、帰国高校受験、帰国中学受験を経験。 受験生ママの視点でも悩みに寄り添います。
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