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【2025年度最新】大妻中野中学校・高等学校ってどんな学校?深堀り再訪問!~帰国子女の母が行ってみた!~

大妻中野

帰国生を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問するプロジェクト。今回は東京都中野区にある大妻中野中学校・高等学校の学校説明会を取材させていただきました。
1908年(明治41年)に裁縫・手芸の私塾を開設して以来、120年近くの歴史を誇る大妻中野中学校・高等学校(以下、大妻中野)。
大妻中野は、文部科学省「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)グローバル教育拠点校」およびユネスコスクールに認定されているグローバル教育校です。多様性を尊重しながら、さまざまな機関との交流や繋がりを学校の授業で活かし、そこで得たプロセスをさらに学校の外へ繋げていく、そのような探求的な取り組みを積極的に行なっています。

※WWLについては、文部科学省のHP参照

今回の取材では、大妻中野教育顧問の服部孝彦教授の特別講座への潜入と、GLC1期生でもあり帰国生でもある中村優花さんにお話を伺いました。2025年度で24年目を迎える帰国生入試・帰国生編入試験についての情報もお届けします。

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「グローバル教育校」である大妻中野の魅力に迫ります!


edumore

目次

  1. 大妻中野中学校・高等学校の基礎情報
  2. 服部孝彦教授の特別講座
  3. 卒業生インタビュー
  4. 帰国生入試情報
  5. 帰国生編入試験情報
  6. アンバサダー感想
  7. EDUBALで大妻中野中学校・高等学校の入試対策を!

大妻中野中学校・高等学校の基礎情報

大妻中野
大妻中野中学校・高等学校の正門

 

所在地 〒164-0002
東京都中野区上高田2-3-7
TEL 03-3389-7211
アクセス JR中央・東京メトロ東西線中野駅徒歩10分
西武新宿線新井薬師前駅徒歩8分
JR・中野五丁目バス停徒歩2分
生徒数 約1,400名(中学・高等学校合わせて)
帰国生割合 約10%にあたる約140人
コース アドバンストクラス・グローバルリーダーズコース
帰国生入試 国語・算数・面接または英語・面接(オンラインは面接{日本語・英語}のみ)
編入 国語・数学・英語の3教科(30分の基本学力試験と面接)

 
中野駅の改札口からおよそ10分ほど歩くと、左側に茶色のレンガ作りの校舎が見えてきます。
この日は校舎内を自由に見学することができる「オープンデー」が開催されており、ミニ説明会では大妻中野の教育理念や入試に関する説明、そして図書室では個人相談コーナーが設置され、学校に関して質問ができたり、各部活動の見学ができたりと、大妻中野の魅力を存分に感じ取ることのできるイベントとなっていました。

 

服部教授の特別講座

大妻中野
服部孝彦教授の特別講座

【服部 孝彦教授】
大妻中野教育顧問
大妻女子大学名誉教授
東京大学大学院理学系研究科講師(アカデミック英語担当)
文部科学省WWL企画評価会議委員

「帰国生の英語保持のための効果的な方法」

大妻中野

大妻中野は、長年、帰国生を日本の社会に同化させようとする適応教育ではなく、帰国生の異文化体験から得た特性を見い出し、それを伸長させる教育を実施しています。

特別講座は、服部教授が用意した英語保持に関する10個ほどの質問を元に、保護者同士でのディスカッションからスタート。帰国生の保護者がコメントした内容をフィードバックしながら、服部教授が「どのようにして英語保持をしていくのが効果的か」というトピックに移ります。
教授は、帰国したお子さんの英語力の衰えと保持の難しさを、ご自身やご自身の家族の実体験も交えながら、第二言語喪失理論に基づく学術的な視点から話してくださいました。
 

服部教授が示した「英語保持のための効果的な方法」のまとめ
・特定の場所や時間を設けて「英語しか話してはいけない」環境を物理的に作る
・子どもが好きなジャンルの英語の本を沢山読ませる
・オンラインで視聴可能な英語の動画を多く視聴する
・英検などの受験に挑戦する(親子でどちらが先に合格するかを競うのも良い)
・保護者は「英語を忘れるのは自然なこと」と理解し、子どもが失ってしまった英語の語彙力や会話力について責めない・言及しない。

 
これらは英語力やモチベーションの維持に有効であると述べられました。何より大切なのは、子どもが保持できている部分をたくさん褒めることだと服部教授はおっしゃっていました。

卒業生インタビュー


大妻中野

【中村優花さん】
GLC(Global Leaders Course)一期生として大妻中野に入学し、学習院大学国際社会科学部を来年3月に卒業予定。

 
大手航空会社で客室乗務員として乗務することが決まっている中村優花さんにGLCや大妻中野での学校生活についてお話を伺いました。

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簡単に自己紹介をお願いします。

中村優花さん:
中村優花と申します。私は、イギリスに約7年住んでおりました。小学3年生のスタートと同時に帰国し、中学受験で大妻中野に入学しました。受験前には、たくさんの学校に足を運んだことを今でもよく覚えています。

 

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たくさん見学に行かれたとのことですが、大妻中野に決めた理由を教えてください。

中村さん:
一番の決め手は、「英語力の強化」だけでなく、「自分の意見を持ち、それを発信する力」を育てられる環境があったことです。学んだことをアウトプットする機会が豊富で、その点がとても魅力的でした。また、職員室の雰囲気がアットホームだったのも印象的でした。疑問があったときにすぐ先生に質問できる、距離の近い環境が整っていて、自然とコミュニケーションが生まれる場所だと感じました。

 

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小学3年生という比較的早い年齢での帰国だったと思うのですが、帰国してからの英語の維持や、日本語と英語のバランスをどのようにとっていたのかを教えてください。

中村さん:
小学校3年生で日本の小学校に通い始めたときは、周囲に英語を話す環境がなくなってしまい、英語の維持の難しさや、その大切さを強く感じた時期でもありました。
その後、大妻中野に入学してからは、特にGLCの活動を通して、英語力を保つにはとても良い環境が整っていました。ディスカッションやグループワークの授業が多く、自分の意見を言葉にして、さらにそれを英語で伝える経験を重ねることで、英語力だけでなく、表現力も鍛えられたと感じています。

 

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大妻中野といえば「フランス語」というイメージがありますが、中村さんもフランス語を勉強されましたか?

中村さん:
フランス語の授業は高校3年生まで履修していました。新しい言語を学ぶ楽しさはもちろんありましたが、フランスについて調べてプレゼンテーションを行ったり、文化について深掘りしたりする授業もあって、とても印象に残っています。
日本とフランスの言語の違いだけでなく、文化の違いや共通点を比較して学ぶことができたのも、楽しくて刺激的な経験でした。

大妻中野
中村さんによる発表

 

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大妻中野で経験した様々なプログラムについて教えてください。

中村さん:
大妻中野では留学プログラムが非常に充実しています。私自身カナダ・イギリス・タイの短期留学に参加しました。実際に現地で異文化に触れて、現地の方々と交流する中で、自分の価値観が大きく変りました。タイ留学中、スラム街に放置されたプラスチックごみが土壌汚染を引き起こしている現状を目の当たりにしたことをきっかけに、環境問題や社会課題に対して「何か自分ができることはないか」と強く考えるようになりました。 帰国後には、卒業する中学 3年生と高校 3年生の制服を回収し、翌年現地のアーサーパッタナーデック財団に届ける活動を行いました。この「制服リサイクルプロジェクト」は現在も続いています。

 

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卒業後の進路についてお聞かせください。

中村さん:
タイでの活動を通じて、社会科学の観点からもっと学びたいと思ったことがきっかけで、学習院大学の国際社会科学部を志望しました。
私は小さい頃から「空を飛ぶ仕事」に憧れていましたが、その夢を明確な目標として言葉にできるようになったのは、GLCで培ったアウトプットの機会の多さや異文化理解の学びがあったからこそです。さらに、大妻中野での「自分自身と向き合う時間」そして「多様な価値観に触れる経験」は、客室乗務員に求められるコミュニケーション力や共感力の土台となりました。
また、英語での発信力が身についたことによって、就職活動の際も面接やグループディスカッションに臆することなく挑戦できたと感じています。

大妻中野

 

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大妻中野のGLCでの学びが現在の中村さんにどのような影響を与えたと思われますか?

中村さん:
GLCで得た「考え抜く力」「人を巻き込む力」「社会に生きる力」は、今の私の核となる力です。
中学高校時代、自ら問いを立てて、仲間と共に行動に移す経験を何度も重ねたことによって、どんな課題に対しても主体的に向き合い、粘り強く解決策を考える姿勢が身に付きました。

タイ研修をきっかけに立ち上げた制服リサイクルプロジェクトは、その象徴的な経験です。誰もやったことのない取り組みをゼロから形にする中で、「なぜそれが必要なのか」を言葉にして仲間を説得し、実際に動いてもらう難しさと面白さを学びました。
GLCでの対話型の学びが、目に見えるスキルだけではなくて、どんな環境でも自分で課題を見つけ、仲間と共に価値を生み出す力をもたらしてくれました。大妻中野での学びや経験は卒業した後もずっと自分を支えてくれる大切な宝物です。そして、自分でも知らなかった「好き」や「得意」に出会える場所、それが大妻中野だと私は感じています。

 

帰国生入試情報

大妻中野
部活動も盛ん(左)、学祖である大妻コタカの像(右)

【大妻中野中学校・高等学校ホームページ「入試情報」】
https://www.otsumanakano.ac.jp/admission/
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。

◆大妻中野2026年度帰国生入試情報◆
国内(学校)入試
【試験科目】
●国語・算数・面接または英語・面接
 
シンガポール会場入試
【試験科目】
●国語・算数・面接または英語・面接
 
オンライン入試
【試験方法】
●Zoomを用いたオンライン面接(日本語・英語)
【試験科目】
●面接試験(日本語・英語)
 
英語4技能検定試験の扱いについて
以下の英語4技能検定試験スコアのいずれかをお持ちの場合、英語の筆記は行わず面接試験のみで受験可能

英検 1728(準2級)以上
TOEIC L&R 550以上
TOEFL Junior 645以上
TOEFL Primary Step 2 212以上
TOEFL iBT 42以上
IELTS 4.0以上

 
※3年以内(2023/4月以降)取得スコアが有効
※オンラインは上記スコアが出願要件

 
出題形式
国語:第1問「文章読解問題」(50点)、第2問「語句知識に関する問題」(50点)
算数:第1問「計算問題」(30点)、「短い文章題」(30点)、第3・4問「大問」(20点×2)
英語:Reading Part(30点)、Writing Part(30点)
※シンガポール会場のみ配点が異なります

帰国生編入試験情報

大妻中野は帰国生の編入受け入れをとても柔軟に行っています。編入情報については学校ホームページでご確認のうえ、直接学校へお問い合わせください。
【大妻中野中学校・高等学校ホームページ「編入学・転入学 試験情報」】
★編入に関する情報(学校ホームぺージ)

◆入試時期◆
原則年3回(4月・9月・1月)。急な帰国の場合は、学期途中からでも対応可能。
 
【編入受け入れ学年】
原則、編入学の学年が中学1年〜高校2年次まで(高校3年次では4月入学からできる)であること。
 
【編入試験内容】
・国語、数学、英語、各30分、各100点満点の筆記試験を実施します。
・内容は、これまでの学習履歴を教えていただき、それに沿ってカスタムメイドで問題作問もあります。本当の授業に対応できるかを判断することが基準です。
・日本語および英語による面接(保護者同伴で全体で20分程度の面接を行います)
・中学への編入は、英検2級合格(CSE2.0_1980)、TOEFL iBT 52、IELTS 4.0、TOEIC 550点のいずれかのスコアを超えている、高等学校への編入は、英検準1級合格(CSE 2.0_2304)、TOEFL iBT 61、IELTS 5.0、TOEIC 630点のいずれかのスコアを超えていれば、英語筆記試験が免除(満点扱い)になります。
グローバル・リーダーズ・コースの編入に必要な英語力の目安もこのスコアに準じます。

 

アンバサダー感想

生徒と先生がまるで友達のように会話するほどアットホームな雰囲気でありながら「グローバル教育校」という大きなミッションを持ってさまざまな取り組みに挑戦している大妻中野中学校・高等学校。その名の通り、世界を見据えたプログラムや生徒たちが興味を持って学習ができる環境が整っていて、帰国生も安心して通えるのではないかと感じました。

帰国生の母として最も印象に残ったのは、編入試験に力を入れているところです。高校3年生の春まで受け入れ可能であったり、試験内容は個人の学習履歴を考慮してくれるなど、こんなにも帰国生のことを理解してくれている学校があるんだ…!と感激しました。
海外で過ごした様々なバックグランドを持った帰国生一人ひとりが、ありのままにのびのびと過ごせる学校なのではないでしょうか。
自分のアイデンティティを大切にしながら、多様な仲間と学び、世界を舞台に挑戦することのできるきっかけを生み出してくれる、魅力にあふれた場所です。
ぜひ一度、実際に学校に足を運んでみて、その雰囲気を肌で感じてみてください。


Writer Profile

EDUBALアンバサダー Nanako

中学生時代をアメリカで過ごし、帰国受験を経験。娘たちも同じく帰国子女で、帰国受験を控えております。帰国子女 ならではの想いや経験を発信したいと思います。

Nanakoのnote記事

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