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中央大学附属ってどんな学校?~帰国子女の母親が行ってみた~

中央大学附属

帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。今回は東京都小金井市にある中央大学附属中学校高等学校です。関東圏に4校ある中央大学の附属校の中でも「自主・自治・自律」を基本とする自由な校風で知られる同校。中高一貫校でありながら高入生の定員が約200名と多い学校です。

 

筆者プロフィール:

EDUBALアンバサダー

エアライン、外資系秘書、大学事務を経て夫のシンガポール駐在に3年間帯同。二人の娘は帰国高校入試を経験。
インスタグラム”EDUBAL more!”、帰国受験に寄り添うコミュニティEdu-more plusの運営を担当。

 

目次

  1. 中央大学附属の基礎情報
  2. お話を伺った先生紹介
  3. コース・カリキュラム紹介
  4. 帰国生のフォロー体制
  5. 進路実績
  6. 帰国生入試情報
  7. アンバサダー感想

 

中央大学附属の基礎情報

中央大学附属人口芝のグラウンド

JR中央線の武蔵小金井駅から約3分間隔で走る路線バスに乗って6分。西部新宿線の小平駅からはバス12分。アクセスの良い中央線が最寄り駅ということもあり、東京だけでなく埼玉エリアからも多くの生徒が通っています。東京ドームがすっぽり入る広さのキャンパス内には広々とした人工芝グラウンド、野球場に体育館が三つ、プールや図書館など充実した教育環境が整っています。

都市大付属
7階建ての赤レンガの高校校舎がシンボリック。訪問した時には広い人口芝のグラウンドでサッカーに汗を流す生徒たちがいました。

 

お話を伺った先生紹介

中央大学附属

【校長 石田 雄一 先生】
 文学博士
 中央大学法学部教授

中央大学附属

【副校長 大島 誠二 先生】


 

石田校長先生からのメッセージ

本校は「自主・自治・自律」をモットーに、校則に頼るのではなく、自分から考え責任ある行動ができる個性的な生徒を理想としています。中学には、豊富なアイテムの中から自分でコーディネートする制服があり、高校からは制服や校則もほとんどなく、服装も頭髪も自由です。約9割の生徒が中央大学に進学しますので、勉学でも受験勉強ではなく、知識を応用し自分の意見を構築して発表する力を育むことを重視しています。本校では2018年から帰国生入試を始めました。私たちが帰国生に期待していることは英語が上手に話せるといった言語能力だけではありません。海外で生活した貴重な経験やグローバルな思考を本校独自の「教養総合」「Project in English」などのプログラムの中で更に養い飛躍させて欲しいと願っています。

中央大学附属左:高校生体育祭 右:中学生の制服姿

コース・カリキュラム紹介

本校では多彩な教育を展開していますが、特徴的な取り組みを3つご紹介します。

「教養総合」

本校の教育の柱ともいえる「教養総合」では、身近な問題から世界で起きているさまざまな問題についての課題探究を行います。自分で設定した課題を調べる→分析する→人に伝えることを繰り返し、問題を解決するためにどうアプローチすべきかを学びます。高2では修学旅行の代わりに「研究旅行」で国内外を訪れ、研究テーマをまとめて発表する機会もあります。高3ではその集大成として卒業論文(1万字以上)に取り組みます。
 

「Project in English」

中央大学附属ネイティブ教員が指導する”Project in English”

週5時間の英語授業に加えて、中学で週1時間、高校では週2時間「Project in English」と呼ばれる授業があります。ネイティブ教員1名と日本人教員1名がペアとなって指導し、英語を使って自分の考えを表現する力を養うための授業です。中学では身近なものから日本に関することをテーマに、高校では更に視野を広げて世界の貧困、差別、環境問題などを調査し英語を使って自分の考えを表現します。
 

「6年間で160冊の課題図書」

生徒に読書習慣を確実に身につけさせるために国語科の教員が選んだ「課題図書」を読ませています。中学3年間で60冊、高校3年間で100冊の課題図書が定められ、定期テストでは課題図書の記述内容に関する問題が出題されます。実際に読んだ生徒には比較的簡単に回答できる問題で100点満点中30点の配点があり、最初は半ば義務感で読んでいた生徒がいつの間にか活字の世界の楽しみを語るようになります。読書の楽しさを知ること、豊かな教養を身につけること、考える力を養うことは本校の教育目標とも合致しています。

開放的な図書館内

「中附の魅力は図書館にあり」
アンバサダーが思わず唸った図書館の素晴らしさ。蔵書数はなんと20万冊!天井高の広い館内の真ん中には40席以上の机が配置され、白い壁面にプロジェクターが投影されていました。ほとんどの科目において図書館内での授業が行われるとのこと。調べ学習のためにわざわざ図書館に足を運ぶ必要がなく、本を見て調べるリファレンス能力が養われる素晴らしい環境です。生徒も先生もフルに図書館を活用していて一人あたり50冊まで貸出可能。この数字も圧倒的です!そして年間で紛失する本は10冊にも届かないそう。生徒たちの意識の高さがうかがえます。

 

帰国生フォロー体制

中央大学附属ユニークな部活動も魅力のひとつ

帰国生の割合はどれくらいですか?

募集定員は若干名としていますが、例年、中学で10名、高校で30名の合格者枠を確保しています。現状、実際に入学される生徒は中高合わせて20名前後ですので、これからはもっと多くの帰国生に入学していただきたいと願っています。

帰国生のフォロー体制はありますか?

特に帰国生のためにというフォロー体制はありませんが、一般生も同様に学習に遅れがあったりサポートが必要な生徒には補習を行っています。逆に言うと、帰国生を特別扱い、特別視しないという考えです。以前は、全生徒に対して習熟度別のクラス分けを行っていたことがあるのですが、レベル分けをすると生徒同士が教え合う機会が減ってしまうのでやめました。例えば帰国生が何か苦手な科目があったら、他の生徒が自然と教えてくれるような良い風潮があります。

法政国際高等学校
現状は日本人学校出身の帰国生が多いようです。帰国生が良い意味で特別扱いされず過ごせる環境がGOOD!!

 

進路実績

中央大学附属中央大学法学部の象徴”テミス像”が立つ中学校棟

進路実績について教えてください。

85%~90%の生徒が中央大学に進学します。中央大学が文系に強い大学ですので、文系学部に進む生徒が大半を占めます。
例年、1割程度の生徒が一般選抜や学校推薦型、総合型選抜などで難関大学に進学しています。教養総合で取り組んだ卒業研究や卒業論文が総合型選抜で有利に活かせることが他大学進学の強みになっているようです。

法政国際高等学校
大学入試対策に時間を取られることがないので、6年間を探究学習や読書に費やすことができる。これが大学附属校の最大のメリットですね!

帰国生入試情報

★★2024年度で変更点あり★★
①入試日程が変わります
従来12月→2024年1月8日(月)
②2次試験が廃止に!!
昨年まで実施していた2次試験(グループディスカッション及び個別面接)が廃止になります。

中学:定員若干名(23年度合格者10名)国算
高校:定員若干名(23年度合格者30名)国数英
※編入試験なし

<<対策ポイント>>
中高ともに国語は長文読解問題で100字の要約、400字の感想文が出ます。
高校の数学では対話形式の「考えさせる数学問題」が出題され、数学においても読解力や考える力が問われます。
・海外滞在中も本を読んだり文章を書くことに触れておかれると良いでしょう。
・数学対策としては数学史や数学の本を読むことをおすすめします。

 
★試験の詳細は学校ホームページでご確認ください。
中学受験情報
https://www.hs.chuo-u.ac.jp/junior/jr-exam/
高校受験情報
https://www.hs.chuo-u.ac.jp/senior/se-exam/

 

アンバサダー感想

中央大学附属
取材を終えて先生と記念撮影

「中大附属が自由な校風である理由は、かつての『学生紛争時代に勝ち取った自由を守る』という伝統があるからなんです。」と校長先生が話してくださいました。同系列の中央大学附属校でも学校のカラーは違っていて、中附は自由がモットー。この自由な校風は帰国生にとてもフィットするように感じました。大学入試がない附属校のメリットを最大限に活用して沢山本を読み、探究学習に没頭できる3~6年間。学校見学に足を運んだ生徒が、生き生きと楽しそうに学生生活を送っている先輩たちの姿を見て「この学校に行きたい!」と志望することが多いのも頷けます。

EDUBALで中央大学附属中学校・高等学校の入試対策を!

EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約4,000人(2022年6月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。

EDUBALなら、このようなご要望にお答えすることができます。
・中大附属の入試に向けた指導をしてほしい!
・受験に有利な英語資格の対策をお願いしたい!

EDUBALでは充実した内容の学習サポートサービスもご用意しています。
生徒様の目標達成のために、オリジナル教材の配布、エッセイ添削、EDUBALスタッフとの学習相談など、親御様もご安心いただけるサポートサービスです。

まずはお気軽にお問い合わせください。

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EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • 英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。

    • 帰国子女高校受験コース
    • 中1~3
    • 中国
  • とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。

    • 帰国子女中学受験コース
    • 小1~6
    • 兵庫県
  • 生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。

    • 帰国子女高校受験コース
    • 中1~3
    • アメリカ
  • 受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。

    • 帰国子女高校受験コース
    • 中1~3
    • 埼玉県
  • 保護者とも綿密に連絡を取り合い、こちらからのリクエストにも快く応じて内容の濃い授業を続けてくださいました。英語の能力も申し分なく、優しく分かりやすい授業だったと息子も言っております。先生のサポートのおかげで、第一希望の高校入試に合格できました。海外生活が長く日本語に不安がある状態での高校受験でしたが、同じような環境で受験をされた先生だからこそ気持ちを分かっていただけたのだと思います。お力添え、本当にありがとうございました。

    • 帰国子女高校受験コース
    • 中1~3
    • 兵庫県