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帰国生を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問するプロジェクト。今回は東京都西東京市にある武蔵野大学中学校・高等学校を訪問しました。
同校が大切にするのは、仏教の精神に基づいた「こころの教育」です。2020年に帰国子女の受け入れを再開し、グローバル教育を推進しています。
中高共通の合言葉は「チャレンジ」。6年間の学びを通して社会の課題を解決し、世界に貢献できる力を身に付けていきます。生徒一人ひとりが積極的に自ら学ぶ、将来を見据えた教育を実践しています。
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中高・大学正門と構内の銀杏並木
所在地 | 〒202-8585 東京都西東京市新町1-1-20 |
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TEL | 042-468-3256 |
アクセス | JR吉祥寺駅よりバス15分 「武蔵野大学」下車すぐ JR三鷹駅よりバス10分 「武蔵野大学」下車すぐ 西武新宿線武蔵境駅よりバス7分 「武蔵野大学」下車すぐ |
生徒数 | 中高合計で約1,700名 |
帰国生割合 | 中高合計で約50名(含海外生活経験者) |
コース | 中学:なし 高校:ハイグレード・PBLインターナショナル・本科 |
帰国生入試 | 中学:国語・算数・面接(日本語) 高校:国語・数学・英語・面接(日本語) ※中学:英検取得級に応じた加点あり ※高校:英検取得級に応じた成績保証あり(2026年入試は未定) |
編入 | 中1・中2・高1(欠員による) |
吉祥寺の北西、五日市街道沿いに位置する武蔵野大学中学校・高等学校(以下、武蔵野大中高)。JR吉祥寺駅や三鷹駅、西武新宿線武蔵境駅、西武池袋線の田無駅などからバス便があり、その他、自転車での通学も可能です。
広いキャンパスには1万1千本の樹木が生い茂り、自然に恵まれた環境で落ち着いて学ぶことができます。
武蔵野大学の敷地の一角を占める中高は、広大な人工芝のグラウンド、2つのアリーナと武道場を有する第一体育館、創立60周年記念館として建てられた雪頂講堂など、抜群の教育施設が整っています。
2025年4月からは、新しく完成した図書館機能を備えた4階建ての学びの施設「MUseion(エムユーセイオン)」での学びがスタート。更なる教育の充実が期待できます。
※Museion(ムセイオン): 古代エジプトに実在した世界で最初の学問・教育・文化・芸術の総合施設。ミュージアム(博物館)の語源。
図書館・自習室・教室の機能を備えた学びの施設「MUseion」
東京学芸大学附属国際中等教育学校(TGUISS)ってどんな学校? ~帰国子女の母が行ってみた!~
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【入試広報部 部長 小幡 武憲先生】
国語科教諭。女子校から共学化へと改革を続ける武蔵野大中高に着任して18年目。
本校には素直な生徒が非常に多いです。そして、皆が口をそろえて「学校が楽しい!」と言います。逆に言うと、学校生活を楽しもうとする子たちが選ぶ学校、と言えるのかもしれません。
物事を素直になんでも楽しめると、恐れずにいろいろなことにチャレンジしていけるので、自分の可能性をさらに伸ばすことができます。
本校は入試形態もさまざまなので、いろいろなタイプの生徒がいます。ダイバーシティのある環境なので、帰国生もすぐに馴染めるでしょう。
本校は、自然に囲まれた環境でのびのびと自分の好きなことができる学校です。実際の生徒たちの姿を是非見ていただきたいです。
【PBLインターナショナル コース長 桑原 千鶴先生】
英語科講師を経て、武蔵野大中高の専任教諭となり6年。コース長に着任し3年目。
本校は、英語力を向上させる環境があるのはもちろんのこと、アントレプレナー講座などの課外活動で、両輪を回しながら力を伸ばしていける学校です。「国際社会に貢献できる人材となりたい」と考える帰国生にはぴったりではないでしょうか。
学校の雰囲気というものは、生徒たちからおのずと出るものだと感じています。是非、本校の生徒のありのままの様子や、教員との関係性を見ていただきたいですね。
中高時代は、自分の核を作る大事な時期です。武蔵野大中高で輝いている自分をイメージできる方を教員一同、待っています。
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国際交流や留学の記録が並ぶ校内
小幡先生:
本校は仏教(浄土真宗)の学校ですので、その教えに基づいた「こころの教育」を大事にしています。
六波羅蜜の6つの徳目を基に、「六つの学習者像」に沿った人格形成を目指します。週1の宗教の時間で、全学年が倫理観や哲学などを学びます。深く自分と向き合う時間や心に響く機会が、自然と学校生活に組み込まれています。
小幡先生:
中学はこれからの学びの土台をつくる大事な時期です。言語のみならず、思考の整理の仕方やアウトプットの仕方などの「学ぶ姿勢」を身に付けていきます。
中学にはコース設定はありませんが、全員がPBL的な探究活動を行っています。具体的には「PBL」と「言語活動」という本校のオリジナル授業が各学年に設置されています。プレゼンをする機会が多いので、先ずは型を教えるところからスタート。そうすると初めの1歩が出しやすく、いろいろなことにチャレンジしやすくなります。このようにして身に付けたスキルを、学年が上がるごとにどんどん深掘りしていきますね。中学でポジティブな思考を形成し、高校の学びへとつなげていきます。
桑原先生:
高校では個々の目標に合わせて最適化された3つのコースから選択が可能です。
・医学部・国公立や難関私立大学を目指すハイグレード
・探究活動(Project Based Learninng)や留学を軸に国内外の大学を目指すPBLインターナショナル
・武蔵野大学への内部進学も視野に入れる本科
高校のコース紹介
以上3コースの中で、帰国生に相性が良く人気があるのが、海外大学や国内国際系私立大学(上智・ICUなど)を目指すPBLインターナショナルです。PBLインターナショナルを目指して中学から入学してくる生徒も、近年増えています。
桑原先生:
PBLインターナショナルは2クラス制で、例年、高入生と中学からの内進生が半分くらいずつ在籍しています。
コースの2つの柱は、英語力の向上とPBL的な探究活動です。さらには許可制となりますが、1年間の長期留学ができることも大きな特徴です。現在のPBLの高3は2クラス、69名。そのうち34名が留学中です。
留学を選択せずに、国内で英語力の向上に注力したり、じっくり課外活動に取り組む生徒も約半数います。PBLインターナショナルの授業は「英語尽くし」なので、留学に行かなくても英語力は十分に伸びていきます。
桑原先生:
外部団体「タクトピア」のサポートのもと、アントレプレナー(起業家)講座を行っています。さらにはその手法をもとに、教科を問わず探究的授業を立体的に幅広く展開しています。
社会の問題解決をするためにチームで共働し、プレゼンなどを通して形にしていきます。
例えば、農業の衰退を止め、どうすれば振興できるのかと考え、野菜図鑑の作成をしたり、動物保護のために水族館へ現地調査に行き、現状の報告をするなど、たくさんの啓蒙活動をしています。社会へ目を向け、皆がさまざまな視点を持つ良いきっかけになります。
生徒たち自身で計画を立て、教員に働きかけをし、教員は必要なサポートをする。周りの皆を巻き込んで行動する。それは社会の構図と同じですね。そのような活動を喜んで行う生徒が、多いと思います。さまざまな活動は、「自分たちで何でも解決できる!」という自信に繋がっているように見えますね。その姿を見るのは教員として非常に嬉しいです。
「MUseion」内での活気あるPBLインターナショナル・高2の授業
桑原先生:
高校1年次の冬または高校2年次の夏から1年間、希望者は長期の留学が可能です。留学先での単位を認定して、上の学年へ進級することができます。
カナダやアメリカ、オーストラリアやニュージーランドなど、本校の協定校へ留学する生徒もいれば、各種交換留学団体を利用して、台湾やイタリアやブラジル、オーストリアなどの非英語圏へ留学する生徒もいます。
ここ数年は円安の為替相場を鑑み、英語圏でありながらも費用をやや抑えることのできるカナダを留学先に選ぶ生徒が増えています。
1年の留学の意義は3つあると考えています。
1、保護者の元から離れて自立心を養い、自分を見つめ直すこと。
2、日本の価値観の殻を破り、多様な価値観に触れること。
3、「グローバル人材として社会に貢献する」という気持ちを養うこと。
これらを乗り越えて、帰国後は大きく成長した姿を見せてくれます。
桑原先生:
PBLインターナショナルの特徴は、1年間の留学だけではありません。あくまでも留学は「3年間で自己を確立していく過程の1年」という位置付けです。留学前からマインドを醸成し、帰国後も留学生活を振り返りながら成長していきます。日本を離れた位置から俯瞰する経験は非常に大きいですね。その経験を活かすことが、自然に総合型入試などに繋がっていきます。
桑原先生:
近年、留学組も非留学組も、探究活動の質が非常に高くなってきていると感じます。それは、生徒自身が自分のポテンシャルをしっかり自己分析して伸ばしたからこそ。そして、大学側がその「光る部分」をしっかり見てくれたからこそだと思います。PBLインターナショナルには、そんな土壌があると感じています。
桑原先生:
高校卒業時までに英検準1級相当以上の取得を奨励しており、実際に取得率も25%程度に上がってきています。もちろん1級に合格する生徒もいます。留学から帰国後は、さらにアカデミックな英語資格にチャレンジしたいとIELTSの高スコア取得を目指す生徒もいます。
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食堂には生徒たちの探究活動を経て作られたMUマートもあります
小幡先生:
帰国生(含海外生活を経験した生徒)の人数は以下の通りです。
中1:11名 中2:9名 中3:1名
高1:11名 高2:6名 高3:9名
その数は決して多くはありませんが、中高とも入学者数の増加にあわせ、帰国生の数も増加しています。
高校では各コースに帰国生が在籍していますが、中学から入学する帰国生は、高校でPBLインターナショナルに入りたいという意思を持って入学してくる生徒が多いですね。
桑原先生:
取り出し英語のSクラスでは、週6時間ある英語の授業のうち1時間、ネイティブ教員がAll Englishで指導にあたっています。英検準2級-2級の生徒を対象とし、各学年5-6名が少人数で手厚い授業を受けています。
中学の通常の英語の授業は、ネイティブ教員とELT教員の2人体制で行っています。
中2の英語の授業
小幡先生:
基本的には一般生と同様の指導をしています。帰国生に特化したフォローはしていませんが、人数がそこまで多くないだけに、最初の段階からこまめに声掛けをしています。
帰国生の様子は注意して見ていますので、学習面で苦手としていることや、生活面で困っていることなどはだいたい分かりますね。状況に応じて個別にサポートしています。
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オープンで明るい印象の中学職員室
小幡先生:
今年度(2024年度)の高校の卒業生は、中学を共学化した1期生です。
国公立や早慶上理ICU・GMARCHへの進学について、非常に良い結果を出しました。共学化という新しい取り組みの中、生徒たちが頑張ったことは非常に喜ばしく感じています。
コースごとの進路の傾向としては、ハイグレードは一般受験や総合型選抜受験をし、本科は武蔵野大学への内部進学も視野に様々な進路を実現しています。PBLインターナショナルは大半が総合型選抜で受験し、年内に進路が決まる生徒が多いですね。
帰国生も高校から3つのどのコースにも進学ができるので、一般生と同様の進路選択が可能です。
さらには、全コースの生徒が武蔵野大学への内部進学の権利を持ちながら外部受験も可能です。それは大きな安心材料になっているのではないでしょうか。
成蹊中学・高等学校ってどんな学校?~帰国子女の母が行ってみた!~
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左)第一体育館:右)グラウンド
【武蔵野大学中学校・高等学校ホームページ「入試情報」】
中学校:https://www.musashino-u.ed.jp/j-highschool/admissions/
高校:https://www.musashino-u.ed.jp/highschool/admissions/
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
◆武蔵野大学中学校:海外帰国生入試情報◆
【募集人数】
男女若干名
【試験科目】
国語・算数・日本語面接
※英検取得による得点加点あり
※中学では2月の一般入試で英語+基礎学力の「選択1科」入試あり
◆武蔵野大学高等学校:帰国生入試情報◆
【募集コース】
全科
【募集人数】
男女若干名
【試験科目】
国語・数学・英語・日本語面接
※高校のみ英検で成績保証(優遇)あり
・英検2級(CEFR B1以上)英語試験85%
・英検準2級(CEFR A2以上)英語試験70%
【小幡先生に聞く!入試対策とポイント】
帰国中学入試では国算の試験を通して、入学後に困らない基礎学力を持っているかどうかを確認します。
そのため、一般入試より問題は若干易しく設定しています。基本的な事項をきちんと学んでいれば合格が可能です。
また、英検を取得している場合は取得級によって得点の加点もあります。
英語のみでの受験を考えている方は、2月の一般受験「英語+基礎学力を測る選択1科入試」をご検討ください。
小幡先生:
例年、学年末に新中2・新中3・新高2を対象に転入試験を行っていますが、近年は在籍生徒数も増加傾向にあるため、実施しないこともあります。試験科目は国数英の3科目、試験時までに学んでいる内容を基に出題します。
海外からは原則日本人学校の生徒を受け入れています。
詳しくは学校に直接ご相談ください。
【2024年度版】帰国子女枠受験でおすすめの中学校ランキング10選
【2024年度入試】帰国子女高校受験で人気の高校ランキング!
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近年、保護者の評判、いわゆる口コミで受験者数が増えている武蔵野大中高。生徒さんも先生方もお気に入りだという広いキャンパスと、活気ある生徒さんの姿は、これぞ学校!という印象を受けました。
なんと言っても「学校生活が楽しい!」というのは大きなポイント。楽しいことは学校生活の基本。帰国生もすぐに馴染めそうな明るい雰囲気です。
帰国生にとっては、高校で3つのコースに分かれ、個々の目標に合わせて学びを最適化していけるのは理想的です。
さらには、PBLインターナショナルの英語環境は十分!見学させていただいた高2生の英語のグループワークで、皆がパッと主体的に動き出す姿が強く心に残りました。英語で話したくてたまらない生徒さんたちばかりです!
チャレンジする生徒や活気のある生徒たちの姿を見たい方。
そして、生徒たちの、やりたい!という意欲を受け止め、生徒を輝かせようと日々頑張っている先生に出会いたい方。
そんな方にお勧めしたい学校です。
ボランティアで交換留学生のサポートをする傍ら、小中学生の学習指導などにあたる。海外赴任に帯同後、大学を卒業した1人目、高校生の2人目はいずれも帰国生受験を経験。
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EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約5,500人(2024年7月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。
EDUBALなら、このようなご要望にお答えすることができます。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。