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2018.10.08

IB生の海外大学入試体験談|インペリアル・カレッジ・ロンドンに進学した櫻井さん(イギリス)

海外の大学に進学した元IB生のEDUBAL教師に、海外大学入試や留学の体験についてインタビューしました!
今回はイギリスの名門校、インペリアル・カレッジ・ロンドンへ進学された櫻井先生の体験談を紹介します。海外留学を考えているIB生、イギリスの大学進学を考えているIB生のみなさんは是非参考にしてみてください。

sakurai
教師名: 櫻井先生
所属大学: Imperial College London(イギリス)
Faculty of Natural Sciences
IB取得校: United World College of South East Asia Dover Campus
(シンガポール)
IB取得科目: 【HL】Maths/Physics/Chemistry
【SL】Japanese A/English Literature A/Economics

 

海外大学入試を目指した理由

私は小、中、高ずっとシンガポールのインターナショナルスクールに通っていたので、大学も海外に進学するだろうと思っていました。それでも大学では理系を専攻すると決めていたので、日本の大学も考えたこともあります。しかし、最終的には日本の大学は受験しませんでした。

極端な話になってしまいますが、日本の大学生には積極性や純粋な勉強への意欲が海外の大学生ほど見られないと思ったのが、海外大学を志望した一つの理由です。この違いは高校の授業風景からも伺えました。私は夏休みに聴講生として日本の高校に通ったことがあるのですが、その経験を通して能動的なインター生の姿勢と、受動的な日本人学校生の勉強への姿勢の違いを明確に感じました。インターでは授業中発言する生徒が多い一方で、日本の学校では発言が少なく、先生に指名されたとしても黙り込んでしまう生徒などもおりました。このような姿勢は高校の間だけでなく、大学入学以降も継続するでしょう。私は大学では前者のような人たちに囲まれて刺激をたくさん受けたいと考え、そのような教育文化が浸透している海外の大学を志望しました。

二つ目の理由は、やはり日本人として異国で勉学に励むことは、相当のモチベーションになるという点です。勉学だけでなく、その国の文化、気候、人、全てが新鮮でその街にいるだけで味わえるトキメキは、今までとは全く違う環境にいないと感じられないものだと思います。

 

出願から合格までのスケジュール

志望大学の調査について

まずは自分のPredicted Gradeと自分が狙えそうな大学を、世界ランキングを参照しながら調査しました。
その次に各大学のウェブサイトへ行きそのコースの構成(例:学士で3年か4年か、留学制度や研修機会の有無)、授業内容、教育方針(例:講義と実験の割合)を見ました。また、研究に興味があった場合は、その大学はどういう研究に力を入れ、学生を研修生として受け入れてくれるかという点も調べました。
しかしウェブ上で集められる情報は限られているため、実際にその大学に通っている先輩の話も聞きました。そうすることでウェブでは分からない大学の雰囲気や不満など、リアルな意見を聞くことができます。他には、その大学に実際に赴き、自分でその大学のカルチャーを感じ取ることも重要です。志望校をある程度決めていたとしても、実際に行ってみることでその街が自分には合わないという直感的なものも感じられると思います。
また、滑り止めの学校についてもよく考えることが重要です。滑り止め校を自分が純粋に行きたいと思う大学にしておけば、試験の際に感じる肩の荷の重さが大きく減ります。

私が一番主張したい点は、第一志望校を決める時にランキングにとらわれないということです。最初に述べたことと矛盾しているように感じられますが、ランキングを参照するのはあくまでも最初の段階で志望校を絞り込むために使うべきです。大学ランキングの判断基準はサイトによって全く異なり、また多くは文献の引用数など学生にとっては無関係なものばかりです。そうでなく、大学の教育方針への生徒の満足度、勉学以外で自分を磨ける課外活動の機会の豊富さなどに注目するべきだと今は感じています。自分の直感を無視して大学を選び、第一志望に受かったがその大学が期待外れであったという時、自分を責めてしまうでしょう。周りの目を気にしてランキングや学歴の高さで大学を選んでいることになっていないか、考えて欲しいです。

 

アプリケーションについて

イギリスの受験は全てUCASという一つのシステムによって管理されています。したがってIBの成績とPersonal statementという専攻分野についての志望動機を5校全てに共通して送る形になります。このエッセイは11月が提出期限でしたが、私は夏休みの7月から第一原稿を書いていました。Personal Statementの執筆が、海外大学を受験する上で最も苦労したことです。自分が本当にこの科目を学びたいという意欲が言葉にちゃんと示されているか不安でした。そのため、添削は先輩や友達などできるだけ多くの人に読んでもらい、説得力のある文章になるように推敲しました。特に同じ専攻分野に進んだ先輩などに読んでもらいました。

 

受験勉強について

IBは試験範囲が非常に明確に示されている上、毎年出てくる問題の形式も似ているため、言い方は悪いのですが私はひたすら過去問で練習を重ねました。3月に行われた学校の模擬試験(Mock Exam)では今までの単元のノートを書き終え、過去問を解き、本番のように挑みました。この時点では大学へのアプリケーションは終わっているので多くの生徒は勉強を疎かにしてしまうのですが、私は5月の試験までに過去問で練習を重ねる時間を作るため、単元の復習は3月の時点でやり終えようとしました。

 

現役IB生へメッセージ

IBは確かに大変なコースです。しかし勉学だけでなく、CASを通して全人教育を目指したコースに取り組めたことを私は今とてもありがたく思っています。勉強とは机の上だけでなく、ボランティア活動、自分の趣味などを通して色んな形でできるものだと気づかされました。その時は時間の無駄だと感じられる活動も、何かしらの学習として自分に身についていると思います。

今IBで大変な思いをしているからこそ、大学1年目は高校で他のコースを勉強した生徒ほど大学の勉強を大変に感じないと思います。未来の自分を楽にさせるためだと思って、頑張ってください!

 


海外大学進学、留学を目指すIB生のみなさんへ

オンライン家庭教師EDUBALでは、櫻井先生のように海外の名門大学、日本の難関大学に所属する元IB生の先輩が300名以上活躍しており、IB科目のサポート、TOEFLやSATといった試験の対策、海外大学受験へのアドバイスなど幅広くサポートを行っております。「海外大学入試に向けて、高得点を目指して早めにIBの対策をしたい!」「似たような経験をした先輩に指導をお願いしたい!」という方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 

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