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「海外の大学に行きたいけれど、学費は高いし生活費もかかるから、奨学金をもらわない限り行けないかなぁ。」 「将来海外で働きたいなら、やっぱり海外の大学に行かないとチャンスがないのかなぁ。」 「日本人なんだから、日本の大学に行きたい。でも海外の大学のキャンパスライフも憧れる!両方経験できる方法はないのかなぁ。」 進路を考えるとき、日本の大学に行くべきか、海外の大学に行くべきか、悩む方は多いでしょう。
こちらの記事では、そのように迷っている方に一つの選択肢として、日本の大学に在籍中に海外の大学に留学し、卒業時に2つの学位を取得できる、「ダブル・ディグリー・プログラム」と「デュアル・ディグリー・プログラム」についてご紹介いたします。
文部科学省の定義では「我が国と外国の大学が、教育課程の実施や単位互換等について協議し、双方の大学がそれぞれ学位を授与するプログラム」を「ダブル・ディグリー」と呼びます。つまり日本の大学に入学し、その大学が提携している海外の大学へ1年間以上留学すると、卒業するときには日本の大学と留学先の大学、両方の学位を取得できる制度ということです。こちらが日本の大学で一般的な「交換留学プログラム」と異なる点です。「ダブルディグリー」「デュアルディグリー」「パラレルディグリー」「複数学位制度」「ジョイントディグリー」など、色々な呼び方があり、またプログラムの内容も教育機関によって多少違うようです。しかし、今回の記事では「卒業時に2つの学位を授与するプログラム」について詳しく解説していきたいと思います。
各大学のプログラムによっても多少異なりますが、一般的に以下のメリットがあります。
・在籍している大学の提携校に留学するため、日本の大学内での基準に合格すれば通常の入試は免除される
・日本の大学に授業料を支払っていれば、留学先の入学料や授業料を払わずに学位を取得できる場合が多い
・日本の大学も留学先もそれぞれ通常より短い期間で両方の学位を取得できる
・留学しても4年や5年で卒業できるので、同級生と大幅な後れを取る心配がない
・大学卒業後海外で就職をする際に、日本の大学だけでなくその国の大学の学士号を持っていると、有利であることが想定できる
QS世界ランキング2021で世界31位のオーストラリア国立大学 (ANU) で1年間学び、プログラムを修了した学生は、立命館大学のグローバル教養学の学士号 (Bachelor of Global Liberal Arts)、ANUのアジア太平洋学の学士号 (Bachelor of Asia Pacific Affairs) を取得できます。学部全体が海外の大学とのデュアル・ディグリーを前提として作られた日本初のプログラムです。
特徴は大阪のキャンパスにいながら、立命館大学の講義とANUの教員によるANUの講義を受講できる点です。ANUから派遣される教職員が常駐して授業を提供し、キャンベラへの留学前後にも日本でANUでの学びの準備と振り返りができるシステムが構築されています。国内では「21世紀のグローバル市民にふさわしい主体性を身につけるためのリベラル・アーツ」を学び、留学時は「グローバル化のダイナミズムを体感しつつアジア太平洋地域」の知識を身につけることで、「多元的でグローバルな学び」を得られます。両校での授業は全て英語で行われます。
【番外編】※2021年2月更新
立命館大学国際関係学部のジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)
立命館大学国際関係学部では、アメリカン大学と協力し、日・米の大学で初、学部レベルでは日本で初めてとなるジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)をスタートさせました。
JDPは2つの大学が1つのカリキュラムを編成し、共同で学位を授与するという、これまでにない新しい国際連携プログラムです。卒業時には、両大学から共同で1つの学位が授与されます。
特徴は、「立命館大学で2年間、アメリカン大学で2年間、1つの専門分野について学ぶことができる」という点です。2つの大学で異なる学問を学ぶデュアル・ディグリー・プログラムとは異なり、学生は1つのカリキュラムを両大学で体系的に学ぶため、日本とアメリカ、2つの異なる視点から1つの学問について理解を深めることができます。
海外大学(特にアメリカの私立大学)に直接入学するよりも少ない学費で海外大学の学位が取れる点、日本とアメリカで2年ずつ学べる点、両大学のシステムが4年間活用できるためアメリカでのインターンシップ参加や留学中の日本国内での就職支援など、キャリアサポートが充実している点も、JDPならではの魅力です。
経済学部に在学中の2年間パリ政治学院 ル・アーブル校に留学し、両校の修了要件を満たすことで慶應義塾大学とパリ政治学院から両方の学士号 (B.A.) が授与されます。プログラムの目的としては「豊かな国際感覚と幅広い教養、そして経済分野の専門知識を併せ持つ次世代リーダーの養成」であるそうです。また、パリ政治学院修士課程への進学資格も取得できます。 対象人数は10名程度です。経済学部入学予定者のうち、塾内進学者を対象とする先行募集が実施されます。
経済学部に在学中の3年次秋学期から1年間ボッコーニ大学へ留学することで、慶應義塾大学経済学部およびボッコーニ大学から学士号 (B.A.) を取得することができるプログラムです。ボッコーニ大学での授業は、外国語科目(イタリア語)の他はすべて英語で提供されるため、留学中は経済学、経営学などの社会科学を広く学び、イタリア語の運用能力を高められるようです。参加者数の上限は年間4名です。
フランスを代表するグランゼコール、エセックに商学部の3、4年生が派遣される4年間の学士課程プログラム。エセックでの1年間の学びと6ヶ月のインターンシップを終えることで、慶應義塾大学、エセック経済商科大学院大学から両方の学士 (B.A.) が授与されます。募集人数は5名。
中国のトップスクールで世界水準のビジネススクール(Guanghua)を持つ北京大学に商学部の3年生が派遣されるプログラムです。本学商学部に合計3年在籍し、Guanghuaに2年半留学することに加え、一定の条件を満たすことで慶應義塾大学とGuanghaから学士号(B.A)を取得することができます。
協定校に留学し、所定の要件を満たせば、卒業する際に早稲田大学の学位と留学先大学所定の学位の両方を取得できるプログラム。対象学部・研究科、選抜時期、留学期間などはプログラムによって異なります。
【協定校一覧(2021年2月時点)】
アリゾナ大学 James E. Rogers College of Law (ロースクール)と協働で実施しているプログラムです。在学生は3年間を同志社大学で、2年間をアリゾナ大学で学び、所定の単位を修得すれば同志社大学の学士号とアリゾナ大学のJ.D. Degree (Juris Doctor Degree) が授与されます。J.D. Degreeを取得すれば、全米で有効な司法試験受験資格を得られることが一番のメリットといえるでしょう。派遣人数は制限がないようです。
留学先 | オーストラリア国立大学 |
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留学条件 | 原則学部生全員、選抜なし |
期間 | 1年間 |
留学先の学費 | 立命館大学の学費のみ |
留学含む卒業年数 | 4年間 |
留学先 | パリ政治学院ル・アーブル校、ボッコーニ大学 |
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留学条件 | 成績とTOEFLによる選抜あり |
期間 | 1〜2年間 |
留学先の学費 | 慶應義塾大学の学費のみ |
留学含む卒業年数 | 4~5年間 |
留学先 | エセック大学経済商科大学院大学 |
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留学条件 | 選抜あり |
期間 | 1〜2.5年間 |
留学先の学費 | 慶應義塾大学の学費のみ |
留学含む卒業年数 | 4年間 |
留学先 | 複数あり |
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留学条件 | 選抜あり |
期間 | 1年間 |
留学先の学費 | 早稲田大学の学費に加え、留学先の学費を一部を払う大学もあり |
留学含む卒業年数 | 4~5年間 |
留学先 | アリゾナ大学 |
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留学条件 | 成績とTOEFLによる選抜あり |
期間 | 2年間 |
留学先の学費 | 同志社大学には特別在籍料のみ支払い、アリゾナ大学の学費が別途かかる。 |
留学含む卒業年数 | 5年間 |
今回はオーストラリア、ヨーロッパ、アジア、アメリカと、世界中の大学と提携している4つの大学をご紹介しましたが、その他にも埼玉大学、明治大学、武蔵大学など、このようなプログラムを提供している日本の大学は年々と増えてきています。 日本の大学に所属しながら日本と海外の2つの環境で勉強をし、本当の意味でグローカルに活躍するための基盤を作れる「ダブル・ディグリー・プログラム」や「デュアル・ディグリー・プログラム」。これを機会に、ぜひこの魅力的な制度を検討してみてください。
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EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。
短時間かつ英語での授業だったので難しい点があったと思いますが、生徒のモチベーションを落とさずに効率的に指導していただいたと思います。ありがとうございました。
娘の要望を取り入れつつ、目標に向かって指導をすすめていただきました。人間としても指導者としても信頼できる先生でした。初めての家庭教師だったので不安があったのですが、真摯に娘に向き合ってくいる様子をみて、安心して任せることができました。
指導経験が豊富で生徒に寄り添った授業を進めていただけました。 短期間ではありましたが、テストスコアに直結した指導をしていただき、充実した10時間でした。
思春期女子の心を上手にキャッチして,モチベーションを高めながら指導していただきました。