お電話でのお問い合わせ

EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。

03-6756-8620

電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)

閉じる

EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。

03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)

【IB(国際バカロレア)の数学選択】Analysis and ApproachesとApplications and Interpretationの比較!

Analysis and ApproachesとApplications and Interpretationの比較!

以前からEDUBALのサイトでもご紹介している通り、これまで行われていたカリキュラムでのIB Mathematicsの試験は2020年11月のExamをもって終了となります。2021年5月のExamからは、Analysis and Approaches (HL/SL)とApplications and Interpretation(HL/SL)の4種類の科目の試験が実施されます。

 今回は、新しいIB Mathの教科のそれぞれの詳しい特徴と、科目選択の仕方についてご紹介します。
・どのようなことを勉強するのかがわからない!
・それぞれの教科で何を学ぶのかもっと詳しく知りたい?
・大学受験との兼ね合いはどうなるの?

という疑問をお持ちのかたはぜひご覧ください。

●あわせて読みたい
IB(国際バカロレア)、Math(数学)の科目選択や勉強法、対策について

【目次】

  1. IB Math 新カリキュラム それぞれの特徴について
  2. 学問としての数学を扱う IB Math Analysis and Approaches
  3. 科学に活かせる数学を学ぶ IB Math Applications and Interpretation
  4. 百聞は一見にしかず。IB Math新カリキュラムのサンプル問題をみてみよう!
  5. IBのことでお困りの方はEDUBALにご相談ください!

IB Math 新カリキュラム それぞれの特徴について

新しくできた2種類のIB Math の違いは、数学のどこの分野に重点を置いているかです。下表では、各単元の指導時間の目安をまとめています。

IB Math 単元ごとの指導時間目安

 

高校で学ぶ数学には概念的に数術を扱う”数学”と、実世界に応用するための実用的な数学とがあります。例えば、統計学や微分積分は実世界においてデータやグラフの分析を行う際に使うことが多いのですが、数学を学ぶために必要になる基礎力と自然科学や社会科学のデータアナリシスのために必要となる基礎力が若干異なります。指導時間の目安を見ると、数学的な基礎力を身につけるのががAnalysis and Approaches, 実世界に応用するため数学の基礎知識を学ぶのがApplications and Interpretationということがわかります。

●IB Mathematicsについての詳しい説明はこちらIB Mathematicsの構成や学びの特徴について

 

学問としての数学を扱う IB Math Analysis and Approaches

微分積分を中心に、学問としての数学の核心に迫る

Analysis and Approaches(AA)ではHL SLともに微分積分に一番時間をかけて学びます(HLでは240時間中55時間、SLでは150時間中28時間)。

Analysis and Approaches では、微分積分と統計学において、数学を学問として学びたい人のためのトピックを追加しており、特に微分積分の比重が大きくなっています。

 

理系の道に進みたいIB生にオススメのAA HL

 大学で理系の学問を学びたいと考えている人には、数学の重要性と大学入試の観点からAAHLを取ることをオススメします。

 一つ目の理由は、数学の基礎力が身につくからです。もちろん、Application and Interpretationで詳しく学べるモデリングや統計学はエンジニアの道や自然科学系の道に進みたい方にとっては魅力的かもしれません。しかし、これらの学問で扱う数学はかなり高度なものが多く、数学的な基礎知識を高校のうちに身につけておく必要があります。

 二つ目の理由は、理系学部の大学入試の条件として一番多く扱われているからです。
 日本の一部の大学や、スペインの大学、香港などアジア圏の大学、アメリカの大学の一部では、理系学部に入学するためにAAHLを取っていることを必須条件として課している大学が多くあります。

 基本的にはHLであればAIでもAAでも構わないとしている大学が多いイギリスでも、オックスフォード大学の理系コースではAIHLを認めていなかったりするため、志望大学の要項を見ながら決定することを強くオススメします。IBを始めてから志望進路が変わるということも珍しくはないため、理系の学部に行きたいが、どの学校かは決められていない!という方はAA HLを取っておくようにしましょう。

 

MathはSLで取ると決めている文系IB生にオススメのAA SL

 数学はSLでとると決めていて、大学で社会科学系の学問を学びたいと考えている人には、大学入試の観点からAASLを取ることをオススメします。

 なぜなら、一部の国の大学の社会科学系の学部ではAISLがこれまでのMath Studiesと同等に見られており、入学条件として認められていないからです。

 微分積分に重きを置いているAA SLを取ることに不安を抱えている文系IB生も多くいると思います。しかし、大学で社会学や経済学などの社会科学を学ぶ場合、数学の知識があると研究の幅が広がることが多くあります。そのため、高校生のうちに数学的なものの考え方の練習をしておくことは大切です。

 よほど数学が苦手ということでない限り、文系の学問に進みたいIB生にはAA SLを取ることをオススメします。

 

科学に活かせる数学を学ぶ IB Math Applications and Interpretation

統計学やモデリングに重きをおいた数学

 Applications and Interpretation(AI)ではHL SLともに統計学に一番時間をかけて学びます

 AIでは、将来自然科学や社会科学を学ぶ際に使える統計的なデータ処理やモデリングを学ぶことができるのが特徴です。

 また、Final Examでは全てのPaperで計算機が使えるというのも特徴です(AI Paper 1では計算機NG)。数学的な能力よりもデータ処理能力を養おうというテーマがここから伺い知れます。

 

自然/社会科学の道に進みたい数学が得意なIB生にオススメのAIHL

 Applications and Interpretations はこれまでのIB Math とは一線を画しています。というのも、これまでどのHLでも、SLでも、Studiesでもほとんど扱われていなかった”モデリング”というものに重点を置いているからです。

 その証拠に、AI HLでは、統計学と確率という単元にかなりの時間(コースブックによると240時間中51時間)を割いています。

 また、物理現象を数式として表すときに用いる微分方程式もトピックとして追加され、それなりに数学のセンスが求められていると言えます。

 そして、統計学と確率、そしてモデリングの知識は、実世界の現象を数式や理論で解き明かす自然科学(特に物理学など)や社会科学(特に経済学や政治理論、社会理論)を学ぶ際に役立ちます。

 よって、AI HLは、数学科ではない理系の学問や文系の学部に進みたく、数学が得意という人にオススメです。(ただし、理系学部については必ず大学受験条件との兼ね合いで選択するようにしましょう。)

 

Math Studiesをとりたかった!という人にオススメのAISL

 Applications and InterpretationsのSLは他の3つの選択肢と比べて、数学の基礎的な部分に一番時間を割きます

 時間数でいうと、統計と確率に当てる時間が一番長い(150時間中36時間)ですが、関数(一次関数と二次関数)に当てる時間が次に長くなっています。

 また、大学側はAI SLについて、これまでのMath studiesと同じような扱いをしているところが多いようです。理系の学科はもちろん、一部の人文社会系の学部でもAISLを認めていないところがあるので注意が必要です。(例:キングスカレッジロンドンのEconomics, Accounting, Psychology coursesなど)

 

百聞は一見にしかず。IB Math新カリキュラムのサンプル問題をみてみよう!

ここまでIB Mathの新しいカリキュラムについてみてきました。Analysis and approachesでは、従来の数学と同じような数学を学び、Applications and interpretationではより実用的な数学を学ぶことになります。自分の希望する進路と照らし合わせ、熟考の上で科目選択をすることをおすすめします。

EDUBALでは、IBOのSubject Guideを元にオリジナルのサンプル問題を作成しました。AAとAIそれぞれの特徴の解説も加えています。以下のフォームに情報をご入力いただき、科目選択の際にぜひご利用ください。

【見本】


 

IB対策や海外大学進学でお困りの方はEDUBALにご相談ください

EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生教師と、家庭教師を探している現役IB生やPre IB生をつなぐオンライン家庭教師サービスです。

EDUBALでは、インターネットのビデオ通話を通して授業を行うため、世界中どこにいても授業を受けることができます。また、帰国子女大学受験を経験している教師も多く在籍しています。

これまでにも、
・IAのサポートをしてほしい!
・苦手科目対策をしたい!
・海外大受験・帰国子女受験の資料のサポートをしてほしい!

などのお悩みを抱えた生徒さまに、IBを経験した大学生の教師をご紹介し、
オンライン家庭教師の指導によってIBの勉強のサポートをしてきました。

EDUBALには約600名のIB経験者の大学生が教師登録をしています。
実際にIBで高得点を取得した教師が、自らの経験に基づいてIBの勉強をサポートいたします。
東京大学や京都大学をはじめとする国内外の難関大学に通っている教師や、IBで40点以上を取得している教師も多く在籍しています。

実際に、EDUBALを受講した方からは、

「実際にIBを経験した方だったので、的確な指導をしてもらえた上に、日本語で教えていただけたことで今まで分からなかった点が理解できるようになりました。」

「担当の先生も過去に私と同じように英語力に悩んでいた経験があり、同じ悩みを抱えていた先生から指導を受けることができたのでとても参考になりました。」

といった声をいただいています。

現在、無料体験授業も実施しておりますので、IBや国内外の大学進学でお困りの皆さま、まずはEDUBALにご相談ください!

 

 

SAT短期コースバナー

【先輩IB生の体験談も掲載!】
国際バカロレアって何?という方のための「IB丸わかりBook」を作成しました。
 IBって何を勉強するの?
 IBを取るべきか迷っている…。
 IBはどこで学べるの?
などの疑問にお答えします。
ダウンロードは無料です!

詳しくはこちら

この記事のカテゴリー・タグ

EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • とても真面目な先生に計画的に指導していただいています。 おかげでテストで高得点がとれました。

    • IBコース
    • 高1~3
    • ドイツ
  • 日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。授業科目以外の経験やアドバイスもシェアしていただいてるのでIB全体の参考になり助かっています。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 大阪府
  • 指導のためのノートがとてもわかりやすく、見やすいです。そしてわからないところを図式化して教えてくれるのでてくれるので内容が理解しやすく、記憶に残りやすいです。

    • IBコース
    • 高1~3
    • アイルランド
  • 細やかなところまで心配りができる先生に担当していただきました。優秀なのにおごったところがひとつもなく、いつも謙虚でいらっしゃるので、安心して任せることができました。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 宮城県
  • 英語のご指導だけでなく、先生の経験に基づいたアドバイスを頂けるので、情報が少ない中でも自信を持って受験に臨めております。毎回の丁寧なご指導も勿論ですが、娘が楽しく授業を受けさせていただいていることに感謝しております。

    • IBコース
    • 高1~3
    • シンガポール