お電話でのお問い合わせ

EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。

03-6756-8620

電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)

閉じる

EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。

03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)

IB(国際バカロレア) TOK新カリキュラムが発表?!変更点をまとめてご紹介!

2022年からTOKのカリキュラムが大きく変わることが発表されました。TOKは特殊な科目なので先輩たちにアドバイスを求める方も多いと思います。ただ、新カリキュラムを受ける生徒は「先輩たちのアドバイスはどこまで使えるのか?」といった疑問や不安があるのではないでしょうか。特に評価物(IAとエッセイ)に対する不安が多いと思います。そういった疑問にお答えするために、本記事では旧カリキュラムと新カリキュラム比べながら、どのように変更したのか、また何が同じなのかについてまとめました。

TOKの概要に関してはこちらで詳しく解説しているので参照ください:
IB(国際バカロレア) TOK(Theory of Knowledge)の学習内容や対策法、スコアアップのコツ紹介

目次

  1. TOKのCore Themeの変更
  2. IAの変更
  3. AOKの変更
  4. Knowledge Questionの変更
  5. Knowledge Frameworkの変更
  6. TOKでお困りのあなたへ

IB(国際バカロレア) TOK 新カリキュラムの変更点:TOKのCore Theme

従来のTOKでは私たちがどのように知識を生成していたのかについて探求していました。知識生成のプロセスを重視する傾向にありましたが、新カリキュラムではプロセスよりも、知識そのものについて探求するようです。この変更点に伴い、TOKエッセイの質問が知識自体について問うものになる可能性があります。

Knowledge and the Knowerに焦点を当てる

発表されたカリキュラムによると、KnowledgeとKnowerについてTOKでは探求するようです。Knowledgeは知識そのものについて、そしてKnowerは知識を得る私たちを指しています。これらに焦点を当てることで「私たちの価値観は知識にどのような影響があるのか?」や「私たちが保持している知識はどのような知識なのか?」などの、より私たちに関連する質問を取り上げることができます。今までも「個人的な知識」として個人の知識について探求を行なっていましたが、新カリキュラムではより個人の保持する知識を深掘りするようです。IAとエッセイでは、今まで以上に「私」という存在が重要になることが予想されます。

IB(国際バカロレア) TOK 新カリキュラムの変更点: IAが変更

従来のTOKのIAはプレゼンテーションの方式を採っていました。プレゼンでは実社会にある事例や事柄をTOKの文脈に落とし込み、分析する手法がとられていました。この変更によって、TOKでの評価物はExihibitionとエッセイの2つになりました。

IAがExihibitionに変更

新カリキュラムのIAでは、従来と同じように実社会にある事象をTOKの文脈に落とし込むことが求められています。考え方や流れは従来のIAと似ていますが、発表方法が異なるようです。Exihibitionでは、Real-Life Situation(実社会の例)として作品を3つ展示し、Core Themeか下記のオプションからいずれか一つにつなげる必要があります。そして、各作品がどのようにTOKと関連するかについてのコメンタリーを書くことが求められています。また、プレゼンテーションでは最大3人とグループでプレゼンテーションが可能だったのに対し、Exihibitionは個人で行わなくてはいけません。

IB(国際バカロレア) TOK 新カリキュラムの変更点:AOKの変更

従来のカリキュラムでは、AOKはMathematics(数学)・Natural Sciences(自然科学)・Human Sciences(人文科学)・History(歴史)・Arts(芸術)・Ethics(倫理)・Religious Knowledge Systems(宗教的知識の体系)・Indigenous Knowledge Systems(土着の知識の体系)の8種類で構成されていました。新カリキュラムによると、AOKが大きく変わるようです。

AOKはたったの5つ

2022年からAOKはMathematics(数学)・Natural Sciences(自然科学)・Human Sciences(人文科学)・History(歴史)・Arts(芸術)で構成されます。また、従来では8つのAOKのうち6種類網羅する必要がありましたが、新カリキュラムでは全てのAOKを網羅する必要があるようです。

5つのオプションから選択

新カリキュラムでは、上記のAOKの他にTechnology(技術)・Politics(政治)・Religion(宗教)・Indigenous Societies(土着の社会)・Language(言語)のいずれか2つを選択して、学ぶ必要があります。これらのオプションは、従来のAOKから外されてしまったものが含まれているようです。また、新しいIAであるExhibitionはこれらのCore Themeから得た学びから表現していきます。

倫理が全てのAOKの題材に

倫理がAOKから外された代わりに、各AOKを分析する手法になりました。「各AOKでは、どのような倫理的な制約があるのか?」や「倫理はどのようにAOKで作用しているのか?」などの各AOKに特化した質問を探求していくので、従来の「AOKとしての倫理」とは全く異なります。ただし、一般的な善悪など、AOKに特化していない倫理の基礎は変わっていないので、参考にできる部分はあるでしょう。また、エッセイやExihibitionでも倫理を題材にできるようになると思われます。

IB(国際バカロレア) TOK 新カリキュラムの変更点: Knowledge questionの探求

今までのカリキュラムでは、Knowledge question(知識に関する問い)は評価物(EA・IA)の方向性を定めるためだけに使われていました。例えば、実社会の例をTOKの文脈に落とし込むためにKnowledge Questionを生成していました。従来のカリキュラムではどの程度Knowledge Questionを深掘りするか定められていなかったため、学校によってKnowledge Questionを授業でどの程度取り扱うか異なっていたようです。

Knowledge Questionの探究

新カリキュラムではKnowledge Questionは他の質問とどのように異なるのか探究します。カリキュラムとしてKnowledge Questionの特徴を紹介することが定められています。例えば、Knowledge Questionは決まった答えがないことや知識についての質問であることについて、カリキュラムを通して教えるようです。カリキュラムに組み込まれたことで、ExihibitionやエッセイでのKnowledge Questionが定形化されました。授業で学んだKnowledge Questionをそのまま活かせるようになりました。

IB(国際バカロレア) TOK 新カリキュラムの変更点:Knowledge frameworkの変更

新カリキュラムでは従来使われていた分析方法がなくなります。今まではWOKを使ってどのように知識が生成されたのか分析していました。また、知識をカテゴリー化するためにShared Knowledge(共有された知識)とPersonal Knowledge(個人的な知識)を使って分析していました。これらが新カリキュラムではなくなり、代わりとなる分析方法が発表されたようです。

WOKの代わりとなる新たな分析方法

発表された新しいカリキュラムでは、Scope・Method and tools・Perspective・Ethicsの4つを使ってAOKを分析するようです。

  • Scope
  • 「各AOKはどのような分野なのか?」「社会にどのような意義があるのか?」などAOKの概要や核心を探ります。

  • Method and tools
  • どのように知識が生成されているのかについて探求するようです。

  • Perspective
  • 「私たち個人の価値観がどのような影響をAOKに与えているのか?」など、「私」とAOKの関連性を探ります。

  • Ethics
  • 倫理とAOKの関係性や倫理の影響を探求するようです。

上記の4つはAOKを分析するための手法となっているので、WOKと従来のKnowledge Framework(知識に関する枠組み)の代わりになるようです。以上のKnowledge Frameworkを使ってExihibitionやエッセイを書いていく必要があるようです。

IB(国際バカロレア) TOKでお困りのあなたへ

TOKの新しいカリキュラムについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?2022年の5月に試験を受ける方からが対象となっているので、まだ「エッセイやIAがどのように運用されていくのか?」などわからないことは多いです。カリキュラムが変更されたからといって先輩たちを頼らないのもったいないので、変更点を踏まえた上で先輩たちに頼るといいでしょう。

EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生教師と、家庭教師を探している現役IB生やPre IB生をつなぐオンライン家庭教師サービスです。

EDUBALでは、インターネットのビデオ通話を通して授業を行うため、世界中どこにいても授業を受けることができます。また、帰国子女大学受験を経験している教師も多く在籍しています。

これまでにも、
・TOKのエッセイを書く練習や、授業のサポートをしてほしい!
・苦手科目対策をしたい!
・海外大受験・帰国子女受験の出願書類をサポートしてほしい!

などのお悩みを抱えた生徒さまに、IBを経験した大学生の教師をご紹介し、
オンライン家庭教師の指導によってIBの勉強のサポートをしてきました。

EDUBALには約600名のIB経験者の大学生が教師登録をしています。
実際にIBで高得点を取得した教師が、自らの経験に基づいてIBの勉強をサポートいたします。
東京大学や京都大学をはじめとする国内外の難関大学に通っている教師や、IBで40点以上を取得している教師も多く在籍しています。

実際に、EDUBALを受講した方からは、

「実際にIBを経験した方だったので、的確な指導をしてもらえた上に、日本語で教えていただけたことで今まで分からなかった点が理解できるようになりました。」

「担当の先生も過去に私と同じように英語力に悩んでいた経験があり、同じ悩みを抱えていた先生から指導を受けることができたのでとても参考になりました。」

といった声をいただいています。

現在、無料体験授業も実施しておりますので、IBや国内外の大学進学でお困りの皆さま、まずはEDUBALにご相談ください!

 

 

SAT短期コースバナー

【先輩IB生の体験談も掲載!】
国際バカロレアって何?という方のための「IB丸わかりBook」を作成しました。
 IBって何を勉強するの?
 IBを取るべきか迷っている…。
 IBはどこで学べるの?
などの疑問にお答えします。
ダウンロードは無料です!

詳しくはこちら

この記事のカテゴリー・タグ

EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • とても真面目な先生に計画的に指導していただいています。 おかげでテストで高得点がとれました。

    • IBコース
    • 高1~3
    • ドイツ
  • 日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。授業科目以外の経験やアドバイスもシェアしていただいてるのでIB全体の参考になり助かっています。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 大阪府
  • 本人とよく相談してレベルに合わせて指導していただいています。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 東京都
  • 教え方がわかりやすく感謝しています。

    • IBコース
    • 高1~3
    • シンガポール
  • 生徒の能力、習熟度を把握しながら、生徒がわかるまで繰り返し丁寧に指導していただきました。最初の時に比べて息子の勉強に取り組む姿勢が変わりました。問題が解ける度に喜びを感じているようです。数字にも反映されている事に感謝しております。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 京都府