EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)
IB Japanese A Paper2の難しさは、読んだ文学作品を記憶だけに頼り、出題された問いに沿って比較・分析しなければならない点にあります。暗記やあらすじの再現では通用せず、限られた時間の中で論理的に構成し、自分の考えを表現する力が求められます。
文学が得意な人は「満点に近づく工夫」が、苦手な人は「比較の組み立て方や始め方」が大きな課題になるかなと思います。私自身もIB生の頃、試行錯誤を重ねて対策をしましたが、かなり苦戦しました。そこで今回は、文学で高得点を取得した先輩方からのアドバイスを交えつつ、得意・苦手のどちらのタイプにも役立つ実践的な対策法をご紹介します。この記事を参考に、スコア7に一歩でも近づいていきましょう!
.
Japanese A Paper2は、作品の比較分析を通して論理的なエッセイを構築する能力を測る試験です。高得点を獲得するためには、採点の基盤となる5つの評価基準(クライテリアA〜E)を正確に理解し、それぞれが要求するスキルをエッセイの中で明確に示すことが不可欠です。以下では、各評価項目で具体的に何が求められているのかを詳しく解説します。
評価項目 | 評価のポイント |
---|---|
基準A:知識と理解 | ・答えた設問に関連させて、パート3の作品とその文脈についての知識と理解をどの程度示しているか |
基準B:設問に対する答え | (SL) ・設問の主な意図をどの程度理解しているか ・答えは、設問の意図にどの程度関連づけられているか (HL) ・批判的分析はどの程度示されているか |
基準C:スタイル(文体)上の特徴とその効果についての理解 | ・小論文は、「そのテクストで著者がどのようにスタイル(文体)上の特徴(例えば、語り手の視点、設定、人物描写、構成、スタイル(文体)、技法など)を選び、意味を構築するために使用しているかについて」の認識を、どの程度示しているか ・小論文は、「スタイル(文体)上の特徴の効果について」の理解を、どの程度示しているか |
基準D:構成と展開 | (SL) ・小論文の議論は、どの程度効果的で、かつ一貫性を保っているか ・小論文の形式的な構成は、どの程度効果的か (HL) ・小論文の議論は、どの程度論理的かつ高度に展開されているか |
基準E:言語 | ・言葉遣いはどの程度明確で、多様で、正確であるか ・言語使用域(レジスター)、スタイル(文体)、専門用語の選択はどの程度適切か(※生徒が課題に対して適切な語彙、語調、構文、専門用語などの要素を使用することを「レジスター」と呼ぶ) |
基準A:知識と理解 | パート3の作品とその文脈がどのように意味に影響を及ぼすかについての徹底した知識と非常に優れた理解が示されている |
---|---|
基準B:設問に対する答え | 設問の主な意図に対する非常に優れた認識が見られる。一貫して関連性の高い答えになっている |
基準C:スタイル(文体)上の特徴とその効果についての理解 | スタイル(文体)上の特徴についての非常に優れた認識と例証、およびその効果についての優れた理解が見られる |
基準D:構成と展開 | 非常によく焦点が絞られていて、非常に優れた構成と展開が見られる |
基準E:言語 | 言葉遣いは非常に明確であり、効果的に、かつ注意深く選択されており、的確である。文法、語彙、構文もきわめて正確である。レジスターとスタイル(文体)は効果的で、課題に適切である |
基準A:知識と理解 | パート3の作品と文脈が意味にどのように影響を及ぼすかについての知識が徹底的に、かつ説得力のある方法で例証されており、洞察力のある理解が示されている |
---|---|
基準B:設問に対する答え | 設問の意図に対する非常に優れた理解が見られ、設問の機微についての理解も大いに見られる。答えは関連性が高く、焦点が絞られており、洞察に富んでいる |
基準C:スタイル(文体)上の特徴とその効果についての理解 | スタイル(文体)上の特徴の使い方についての非常に優れた認識と例証、およびその効果についても非常に優れた理解が見られる |
基準D:構成と展開 | 綿密に焦点が絞られていて、非常に優れた構成が見られる。見解のつながりに一貫性があり、徹底して議論が展開されている |
基準E:言語 | 言葉遣いは非常に明確であり、効果的に、かつ注意深く選択されており、的確である。文法、語彙、構文もきわめて正確である。レジスターとスタイル(文体)は効果的で、課題に適切である |
.
IB Japanese A Paper2対策において、多くのIB生が「何を、どのように書けば評価されるのか」という点で悩んでいます。そこで今回は、過去にこの科目で高得点を取得した卒業生たちが、最も重要だと語る「評価項目の戦略的な活用法」について、彼らのアドバイスを基にご紹介します。採点基準をただ知るだけでなく、それをいかにして自分の「武器」に変えるのか。先輩たちの実践的なノウハウから、高得点への道筋を学んでいきましょう!
Aさん(文学HL&取得スコア5):
まずは、共通点だけを探し次に相違点を探します。最初に整理した共通点と相違点の間に繋がりがないか探し、再整理します。それを元に解答の構成を練ります。また整理する際に青を共通点、黒を相違点と色分けをしていました。見やすく、より頭の整理にもなるのでおすすめです。
Bさん(文学HL&取得スコア6):
私は現役の時に本番と同じ緊張感を持って、何度も繰り返しpaper2の問題に取り組むことです。緊張感を持たせるためにも、必ず時間を測定していました。また、本番で焦らないために、各作品の共通点と相違点をまとめたノートを作っていました。本番直前に見直せるので安心感もあり、余裕を持って挑むことができました。
Cさん(文学HL&取得スコア6):
本番と同じ緊張感を持って、何度も繰り返しpaper2の問題に取り組むことです。緊張感を持たせるためにも、必ず時間を測定していました。また、本番で焦らないために、各作品の共通点と相違点をまとめたノートを作っていました。本番直前に見直せるので安心感もあり、余裕を持って挑むことができました。
IB(国際バカロレア)、Japanese A Literature(日本語A文学)の科目選択や勉強法、対策について
Japanese A Literature Paper1 IBスコアを4→7まで上げる対策法・アドバイス8選!(国際バカロレア)
.
.
記事を読んでみて、いかがでしたでしょうか。
少しでも皆さんの自信ややる気につながってくれたら幸いです!
EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生教師と、家庭教師を探している現役IB生やPre IB生をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
EDUBALでは、インターネットのビデオ通話を通して授業を行うため、世界中どこにいても授業を受けることができます。また、帰国子女大学受験を経験している教師も多く在籍しています。
これまでにも、
・国内大学IB入試出願のためのサポートをしてほしい!
・苦手科目対策をしたい!
などのお悩みを抱えた生徒さまに、IBを経験した大学生の教師をご紹介し、
オンライン家庭教師の指導によってIBの勉強のサポートをしてきました。
EDUBALには約600名のIB経験者の大学生が教師登録をしています。
実際にIBで高得点を取得した教師が、自らの経験に基づいてIBの勉強をサポートいたします。
東京大学や京都大学をはじめとする国内外の難関大学に通っている教師や、IBで40点以上を取得している教師も多く在籍しています。
実際に、EDUBALを受講した方からは、
「実際にIBを経験した方だったので、的確な指導をしてもらえた上に、日本語で教えていただけたことで今まで分からなかった点が理解できるようになりました。」
「担当の先生も過去に私と同じように英語力に悩んでいた経験があり、同じ悩みを抱えていた先生から指導を受けることができたのでとても参考になりました。」
といった声をいただいています。
現在、無料体験授業も実施しておりますので、IBや国内外の大学進学でお困りの皆さん、まずはEDUBALにご相談ください!
【先輩IB生の体験談も掲載!】
国際バカロレアって何?という方のための「IB丸わかりBook」を作成しました。
IBって何を勉強するの?
IBを取るべきか迷っている…。
IBはどこで学べるの?
などの疑問にお答えします。
ダウンロードは無料です!
この記事のカテゴリー・タグ
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
とても真面目な先生に計画的に指導していただいています。 おかげでテストで高得点がとれました。
日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。授業科目以外の経験やアドバイスもシェアしていただいてるのでIB全体の参考になり助かっています。
とてもわかりやすい授業で、結果として成績が上がりました。
生徒に寄り添いながら、丁寧にわかりやすく指導していただきました。とにかく素晴らしい人間性で心細いIB生のメンタルをしっかり支えて伴走してくれました。先生のおかげで自信がついたと思います。
教え方が上手くとても分かりやすいです。学校から急な課題を出された際も親身に対応をしてくれます。IB取得に向けてのアドバイスをしていただいたり、また勉強以外のお喋りも娘は楽しんでいるようです。いつも優しく指導していただき感謝しています。