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2020.11.26

埼玉県でIB(国際バカロレア)が取れる昌平中学・高等学校の帰国子女にとっての魅力

昌平中学・高等学校は埼玉県でIB(国際バカロレア)教育が受けられる数少ない学校の一つです。中学校、高校ともに帰国子女入試を実施しており、埼玉、東京、栃木など、幅広い地域から帰国子女が通っています。

中学校では全員が国際バカロレアのMYPのカリキュラムを導入しており、生徒の「考える力」を確実に伸ばす授業を行っています。また、「全員が英語を得意科目にする」というモットーの元高いレベルで英語の授業をしており、中学校三年生までに一般生の生徒を含めて全体の80%の生徒が英検準2級を取得しています。高校でIBDPが取得できる国際バカロレアコースを設けていることなどからも、帰国生には特におすすめの学校です。

「帰国子女の我が子を、昌平中学・高等学校に通わせるメリットはなんだろう?」

今回は、そんな疑問に答えるべく、帰国子女中学受験の経験者で国際バカロレアを取得しているEDUBAL編集者が取材しました。

目次

  1. 取材させていただいた前田先生
  2. 昌平中学校の帰国子女にとっての魅力① 全員がMYP 国際バカロレア教育で考える力を確実に養う
  3. 昌平中学校の帰国子女にとっての魅力② 取り出し授業で帰国子女の英語力を維持
  4. 昌平高校の国際バカロレア教育
  5. 昌平中学・高等学校の帰国子女入試について
  6. 昌平中学・高等学校から、入学希望者へのメッセージ
  7. 昌平中学・高等学校の受験を考えている帰国生の皆様へ

取材させていただいた先生

「目指すところは、『日本人らしさ』を生かした国際教育」

教頭 国際教育部長 前田先生
「社会のグローバル化が進んでいくことによって、学校では英語教育を強化したり、アクティブラーニングを基調とした欧米の教育手法を取り入れるということが必要になってきました。しかし、昌平高校ではあくまでも日本人らしさを重視した上での国際教育を取り入れています。
本校では、何事においても両極端を知ることを重視しています。「考える力」を養うための新しい教育と、「知識を身に付ける」ための従来の教育の両方を経験することによって生徒の「引出し」が増えるものだと考えています。」

昌平中学校の帰国子女にとっての魅力① 全員がMYP 国際バカロレア教育で考える力を確実に養う

昌平中学校では全員が国際バカロレアの中学生向けプログラムであるMYPを実施しています。導入の経緯と授業の様子について伺いました。

一歩先の教育をするための教育プログラム

Q.IB教育を取り入れたきっかけを教えて下さい。
「実際にIBの導入を考え始めたのが、2015年。時代の変化の中で教育が変わらないといけない状況でした。国際教育には様々な方法ありますが、世界で知名度が高く、50年の歴史があるIBを取り入れるのが最適だと考えていました。IB入試を取り入れる大学も増え、新しい学習指導要領との親和性も高かったこともあり、一歩先の教育ができるのではと思い導入をすることにしました。」

 

中学生のプレゼンテーションの「内容の深さ」が変わった

Q.MYPを取り入れたことによって、生徒はどのように変わりましたか。
「IBを導入する前から、プレゼンテーションを授業の中で取り入れていました。しかし、その頃は発表の内容そのものよりも、いかにパフォーマンスをするかというところに重点を置いている生徒もいました。それが決して悪いわけではありませんが、発表が得意な人だけの個人技のようになってしまう傾向がありました。
ところが、IBを導入してから生徒全員の「考える力」が高まったため、パフォーマンスがなくても、内容だけで興味深いプレゼンテーションをするようになりました。」

 

議論が白熱する昌平地球サミットや生徒の主体性を高めるCommunity Project

Q.IB教育の一環として、具体的にどのようなことで生徒の力を養っていますか?
「日頃の授業の中で、複数の科目を融合したトピックを扱ったディスカッションをしています。先日は、エネルギー問題について環境問題経済活動の両方の側面から調べてもらい、生徒に世界の各国の代表になったつもりで「昌平地球サミット」を行いました。この議論には正解がない上、必ず生徒の間で主張が食い違うことになります。実際に、一回の授業内では結論に至ることができず、生徒からもう一回やりたい!という声があったので次の授業でも行ったのですが、その授業内でも終えることができず、生徒たちは昼休みも使って話し合いをしていました。」

 

「他にも、MYPの集大成として、中学校三年生がグループで奉仕活動をするCommunity Projectというものを実施しています。この活動はなんでもやっていいというわけではなく、生徒それぞれが自分が将来やりたいことから逆算して取り組んでもらうようにしています。そして、活動が終わると、それをレポートにまとめ、行ったことや成果をプレゼンテーションしてもらっています。」

 

「中学校でこのような経験をした生徒の中には、高校でも自主的に活動を続けている生徒も多いです。「地球サミット」のようなディスカッションから勉強や議論が好きになった生徒が少人数で集まって、放課後に自主的に勉強会を開いていたり、Community Projectでプロジェクトを思うように進めることができなかった生徒が、高校のプロジェクトでその失敗を生かして成長を見せてくれることもあります。」

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昌平中学校の帰国子女にとっての魅力② 取り出し授業で帰国子女の英語力を維持

昌平高校の英語の取り出し授業を行う教室昌平中学校の日本語禁止部屋。ネイティブの英語の先生が常駐し、いつでも英語で喋れる環境が用意されています。帰国生の取り出し授業もこの教室で行われます。

一般生向けの授業では物足りないという人のために取り出し授業

Q.帰国子女のための英語の取り出し授業はありますか?
通常の英語の授業だけでは物足りない!という生徒のために取り出し授業を行っています。
生徒のレベルと学年のレベルに合わせた授業を、教員1人に対して3人〜4人の生徒という少人数で実施しています。
この授業では、ネイティブの先生によるスピーキングの授業はもちろん、日本人教師による文法の授業も行います。英語維持と大学受験に向けての勉強を両立して行います。」

 

「全員が英語を得意科目にする」がモットーの英語の授業

Q.昌平中学校では、英語教育に力が入っていると聞きました。具体的にどのような授業をしているのでしょうか?
「昌平中学校の生徒は、みんな英語でいい結果を残しています。コミュニケーションを重視する授業はもちろん、文法についても詳しく勉強します。中学校のうちから英語を2科目に分け、通常の英語の授業とは別に、英語で調べ学習をするIB英語の授業の両輪で、英語を学びます。
このように、受験に向けてただ問題演習をする英語の授業だけでなく、学んだ英語を実践する授業があることによって、一般生の生徒、非英語圏出身の生徒、日本人学校出身の生徒も英語を伸ばし、使う楽しさを学んでいるように見えます。」

ESS(English Speaking Society)は英語劇を作ったり、ハロウィンやクリスマスのパーティーを計画する部活です。日本語禁止部屋で活動します。

英語以外の科目もきっちりサポート

Q.帰国生のために、英語以外の科目のサポートはしていますか?
「帰国生に限らず、昌平では講習を手厚く設けています。上位者向けの講習もあれば、補習もあります。
補習だけでは足りないという人についても、職員室のそばのホワイトボードを使って質問に答えたり、何年も遡らないといけない人に関しては、契約しているオンライン教育サービスの映像授業を通して自学ができるような環境を整えていたりします。」

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昌平高校のIB(国際バカロレア)教育

昌平高校は、スポーツの活動も盛んです。 高校でIBコースに進んだ生徒も、部活を続けることができます。

国際バカロレアは希望者のみが選択

Q.昌平高校には様々なコースが用意されていますが、中学校から上がる生徒はどのように進路選択をするのでしょうか?
「学校としては、高校の中高一貫クラスに進むことを前提としています。中学校3年間でMYPを勉強し、高校に上がってもIBを続けたいという生徒のみ、高校IBコースの入試を再受験してもらっています。これに落ちても中高一貫クラスへの進学は保証されています。」

 

生徒の進路を狭めないために

Q.高校で中高一貫クラスへの進学を基本としているのはなぜでしょうか?
「IBコースを全ての生徒に勧めているわけではないのは、IBDPを使って受験できる日本の大学に現時点では制限があるためです。IBコースの場合、IB入試・推薦入試に絞って受験対策を行います。例えば、東大を目指すなら、IBDP一本に絞るのではなく、日本の受験システムに合わせ一般入試対策をした方が可能性が広がると思います。
中学校3年間のMYPの中で頭を柔らかくして、高校に入ってから受験に向けての勉強をするという「両極端」を経験することが、生徒にとって良いと考えています

 

「自分の成長を感じられる」昌平高校の国際バカロレアプログラム

Q.昌平高校のIBコースではどの教科を学ぶことができるのでしょうか。
「昌平高校のIBコースでは、HLとして日本語A(文学と言語)、English B、歴史を、SLとして数学(Application and interpretation)、生物、美術を学ぶことができます。IBDPを取得するためには、2年間のカリキュラムを終えたあとの最終試験の結果だけではなく、様々な課題やレポートの提出が必要であり、その忙しさも難しさの一つとして挙げられています。」

 

Q.現在のIBコースの様子を教えて下さい。

「現在、IBコースの1期生は21人います。生徒は宿題が多かったり、自分で課題設定をしなければならかったりするという点で大変そうにしていますが、先日、生徒から「自分が成長している感覚がある」と言われました。
IBの課題ではレポート一つをとってもテーマ・課題設定から自分でやらないといけません。生徒も最初の方はやり方を掴めていなかったようですが、最近はだんだんできるようになってきたと言っています。」

 

テーマを与えて生徒自身が考えるTOKの授業

Q.具体的に授業の中ではどのようなことをしていますか?
「私はTOKの授業を担当しています。TOKは知識とは何か?を問う抽象的な科目です。授業の中では、「知識に関する問い」を何度も立てて、授業の中でそれについておしゃべりの延長のような議論をしたり、実際に生徒にプレゼンテーションをしてもらいます。

「先日は広告を題材に、知識に関する問いを立て、TOKの枠組みに沿って分析をしてプレゼンテーションをするということを生徒にしてもらいました。一人の生徒は、「人は文字が読めなくても、文章の意味がわかる」ということについて発表していました。書いてある文字の順番がめちゃくちゃでも、単語や文章がわかるという現象があり、それを使った広告を取り上げ、「直感」や「言語」といったTOKのWOKに触れながら発表していました。」

「初めてのTOKのプレゼンテーションですが、生徒なりにプロジェクトの計画を立てて、プレゼンテーションのデザインをしていました。なんとかやり遂げるという経験が彼らを育てていることを実感しますし、実際に生徒が自ら研究をするので教師よりも賢くなってしまいそうで危機感を感じてしまうほどです。(笑)」

昌平中学・高等学校の帰国子女入試について

昌平中学・高等学校には、IBコース専用のパンフレットと帰国子女専用のパンフレットがあります。公式サイトから資料請求ができます。

冒頭でもご紹介した通り、昌平中学校、高等学校には共に帰国子女入試があります。また、空きがあれば高校三年生の8月まで編入もできます。自身も帰国子女である前田先生に、帰国子女中学入試、帰国子女高校入試、高校IBコース入試について伺いました。

 

昌平中学の帰国子女入試は2種類。基本的な力を求めている。

Q.昌平中学の帰国子女中学入試の試験の特徴について教えてください。
「中学の入試では英語の試験を受けるAタイプと国語と算数の試験を受けるBタイプがあります。どちらタイプであっても、帰国生に求めているのは、基礎力です。海外にいたときの学校の勉強をきちんと行っていれば合格できます。英語の試験のレベルの目安は英検準2級程度です。国語と算数は日本人学校出身者を想定して問題を作成していますが、いわゆる中学受験の問題よりは簡単にしています。入学するときのレベルよりも、入学後に学力を伸ばすことを重視しています。」

 

帰国中学入試でも帰国高校入試でも面接あり。日本語と英語の両方で、志望理由などを聞かれます。

Q.昌平中学、高校の帰国生入試での面接ではどのようなことを見ていますか。
「面接では海外での経験や、志望理由など聞いています。英語と日本語の両方で行います。
海外でどのような経験をしたのか、苦労をしたのであればそれをどのように乗り越えようとしたのかを聞いています。」

 

昌平高校の帰国子女入試は英語と面接。IBコースを受験する場合は作文も

Q.昌平高校の帰国生入試の試験の特徴について教えてください。
「英語の試験はそんなに難しいものではなく、目安としては英検2級程度です。作文では入学に対する意思を重視しています。どちらの試験でも高い思考力というよりも、基礎力と入学意思を見ています。」

昌平中学校・高校では、ホームページでサンプル問題を見ることができます。入学を希望している方は、こちらもご覧ください。

昌平中学校の帰国子女募集要項
昌平高等学校の帰国子女募集要項

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帰国子女・IBを目指す人へ 昌平中学・高等学校からのメッセージ

Q. 最後に、受験生の皆様にメッセージをお願いします。
「IBの教育は、自分のやりたいことを見つけ、それをどのように社会貢献につなげるかを考える力が身に付く教育だと考えています。昌平では、IB教育や、Community Projectなどの行事を通してその力を育てる環境を整えています。帰国生にとって、海外の経験はかけがえのないものです。昌平での生活を通して、その経験を将来社会に貢献できる力にして欲しいと考えています。
皆さんの目に、日本の未来はどのように映っていますか。少子高齢化や環境問題など、暗いニュースが多くあり、未来に対して暗いイメージを持ってしまうのも仕方がないと思います。
しかし、問題だらけの社会だからこそ、自分がやりたいことはなんなのかを明確にすることが大切です。そしてそれが将来、他の人や社会に貢献できれば、幸せな人生に繋がるのだと思います。」

前田先生、ありがとうございました!

昌平中学・高等学校の受験を考えている帰国生の皆様へ

昌平中学校・高校をご紹介してきました。筆者が学校に訪れたのは放課後の時間でしたが、IBコースの教室で生徒たちが先生と集まり、課題の量が多く大変な中でも穏やかな雰囲気で楽しそうに課題に取り組んでいる様子がとても印象的でした。

記事の中でも書いた通り、昌平中学校・高校には、帰国子女入試が設置されており、入学後も生徒の力を伸ばす環境が整っている学校です。筆記試験では「基礎力」が求められているほか、作文や面接を通して自分の考えを伝えなければなりません
これらの力は一朝一夕では身につかないため、日頃の勉強・対策が重要になります。

 

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