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私はドイツのインターナショナルスクールでIBを取得しましたが、私はIBをやって良かったと心から思っています。しかし、海外インター生だけに留まらず、日本の一条校でIBを取得した生徒も同じようにIBを経験できてよかったと言っています。
この記事では、皆さんの疑問を解決するべく、私の経験も踏まえながらIBについてメリットとデメリットに触れながら解説していきます!
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IBとは、スイスのジュネーブに本部を置く機関が提供する国際基準の教育プログラムです。当初は、両親の仕事の関係で母国から離れて勉強している子供が帰国した際、国の制度の相違などで大学進学で困らない様に、世界共通の大学入学資格を与えるために創設されました。
その為、IBは大学受験を見据えたプログラムになっていて、その大きなメリットの一つが、過程を修了することで、大学受験の際に様々な国の大学への入学資格が得られることです。世界の名だたる大学はもちろんのこと、日本でもIB入試を導入している大学が増えてきています。ですから、想像が付きづらいかも知れませんが、条件を満たせばこの資格を使って世界中の有名大学に進学することもできるのです。例えば、IB40点を取れれば国立では東大や京大、一橋、私立では早稲田や慶應を目指せるレベルです。筆者もこのレベルの国立大学に合格することができました。
IBは学年によって3つの過程に分かれていますが、主に11年生(高2)から12年生(高3)の2年にわたるIB Diploma Programme(DP)を指し、この記事で使うでもIB DPを指します。
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IBの教科選択は、母国語、第2言語、社会、理科、数学、芸術の6つの各グループから1教科ずつ計6教科選びます(芸術のみ他のグループと代替可)。このグループにも様々な教科が用意されており、一般的に高校で学ぶことのできないような分野も学ぶことができ、IBを取るメリットと言えます。
例えば、一般的な歴史や化学物理生物、美術や音楽の他に、
そのため、自分の興味に合わせて教科選択することで、有意義に楽しく学べるのみならず、将来大学などで学びたい分野を伸ばすこともできます。
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IBでは、国際的な視野をもつ人間を育成することを目指し、教育方針として10のLearner Profile (学習者像)を掲げています。
その中に、「探求する人」「考える人」があります。
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これは、教育内容にも反映されていて、IBではただ教科書の内容を暗記するだけでなく、能動的な学びのために授業中の生徒同士のグループワークを通じて実践的に学んだり、課題としてエッセイやプレゼンの多く出され、調べたことを基に自分の意見をまとめて形にしたりすることが求められます。こうした思考力は最終試験(Final Exam)でも見られていて、記述式がほとんどのこの試験では、特に、ある事例を考えて問題点を見つけ、解決策まで提案する問題も出題されます。
また、IBではこれらの一般的に言われる能動的な学びに加え、Extended Essay(EE)やTOKのエッセイ、そして全教科でInternal Assessment (IA)と呼ばれるエッセイが課されます。これらは、生徒一人一人が自らテーマを考えて論ずることが求められていて、上記の課題よりも更に探求することや考えることが必要になります。また、分量も英語ではEEが約4000語、日本語では8000字、IAは教科にもよりますが10ページ以上の研究レポートを書き、内容的にも濃い研究になります。
この様なスキルは将来大学に進学したり、社会に出たりしても非常に重要になります。大学に入ればレポートを書いたり、プレゼンをしたりする機会が多いですし、進級すれば自らテーマを持って研究していきます。とは言え、勉強の習慣によっては習得したくても簡単にできるものではなく、高校生のうちからこうした思考力を鍛えられるのは貴重な経験であり、IBの大きなメリットです。筆者は現在大学生ですが、大学に入ってからこうしたスキルが役に立っていることが実感できるので、IBをしてよかったと思っています。
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一方で、IBは英語で授業を受けなければいけません。日本語DPでもやはり英語に加え1教科を英語で受ける必要があり、英語を避けることはできません。海外滞在歴が長い人やインターナショナルスクールに通っている人ならそこまで不安に感じない人も多いと思いますが、滞在歴の短い人には大きな懸念点であり、デメリットと言えます。
確かに、授業内容の理解度が下がれば自分で追いつかなければいけませんし、教科書を読むのも人より時間がかかってしまうこともあります。先述の様な授業中のグループワークで、自分の意見を言えないのはフラストレーションになるかもしれません。IBはもともと難易度が高いですから、なおさらです。
しかし、良くも悪くも努力次第でどうにでもなるのがIBです。友人に海外滞在歴が1年でIBに挑戦した人がいますが、その人は分からないことは全て先生や友達に聞き、自分でも復習を欠かさずにしていたため、最終的に合計スコア40以上で卒業しました。とは言え、IBというのは英語ができてもできなくても時間をかけて勉強しないと良い成績は取れないので、自分の英語のスキルで迷う必要はないかもしれません。
最初は自信がないかもしれませんが、IBを通じて英語が上達することは間違いありませんし、言語のスキルはそう簡単に身につくものでありません。むしろこの2年間で、何ものにも代えがたい財産を手に入れられるかもしれませんよ。
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他方、大学受験で必要になるSATやTOEFLなどの統一試験の勉強に集中して取り組めないのは一つデメリットになります。上記の様に、IBの2年間はIBの勉強のみでも非常に忙しくなります。ですから、IBを受けていない人に比べるともちろん統一試験のための勉強をする時間は短くなってしまいます。この時点でどの大学に行きたいか決まっている人は多くないかも知れませんが、アメリカの大学や日本の大学に進学する場合はSATの提出を求められることが多いので、両立が必要になります。しかし、IBと範囲が同じ部分もありますし、計画的に進められれば両立は十分に可能です。私の学校でもほとんどの人がSATを受けていましたが、だからと言ってIBとSATの板挟みになっている人はあまりいませんでした。
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まず、IBでは必修要件の中にCASというものがあります。これは課外活動を通じて体験的に学び、人間的成長や対人スキルを得ることが目的で、Creativity、Action、Serviceの頭文字を取ったものです。
従って、全てのIB生は何かしらの活動を2年間両立しなければいけません。とは言え、何も課外活動をするつもりがないという人は少ないでしょうし、IBが厳密に評価する訳ではなく、学校の担当の先生が管理しIBに証拠を提出するものなので、身構える必要はありません。
ただ、半強制的とは言え、自分では挑戦しない様な活動にも取り組めたことは、個人的には良い経験になったと思っています。また、1週間ごとに活動の報告を提出する必要があるのですが、これをすることで目標を持って活動に取り組み、振り返りをすることに繋がり、ただ活動をするだけでなく、有意義に過ごせた様に思えます。
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IBはその忙しさから部活や課外活動との両立が難しいと思われがちかもしれませんが、一つ前のメリットでも書いたようにCASという必修要件があるくらいで、むしろIBは様々な活動をすることを推奨しています。そのため、全生徒が何かしらの活動をしており、部活や課外活動との両立は十二分に可能です。もちろん、活動に比重がかかりすぎないようにする必要はあります。
また、ご存知の通り、海外のインターナショナルスクールや現地校の部活は、日本の部活とは異なり毎日練習があるのではなく、週2程度の練習と週末の試合で構成されています。これは勉強との両立を促すための制度とも言えるので、積極的に活用しましょう。もちろん、日本の一条校でも部活と両立してIBDPを高得点で取得した生徒はたくさんいます。勉強だけではなく、自分の好きなことに時間を使うことで、ストレス発散にもなるかもしれません。筆者自身も部活でサッカーをしていましたが、勉強の合間に練習に行き、週末は試合の遠征で小旅行に行くのは気分転換にもなり、非常に有意義な時間を過ごせて効果的だったように思います。
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IBは勉強だけでもかなりの時間が取られます。ですから、遊びや自分の趣味に費やす時間はあまり確保できないこともあります。高校生だから遊びたい気持ちがあり、IBを取るか迷うかもしれませんが、大学に進学するならいつかは真剣に勉強しないといけません。ただそれがIBだったという話です。日本でも受験前の高3は大変そうですよね。
しかし、時間が制限されるとはいえ、全く時間がないということは決してありません。IBをしながらでも運動や趣味の時間を取って楽しむことができます。長期休暇では母国に一時帰国をしたり、旅行をしたりしてオンとオフの切り替えは大切にしている人が多い印象でした。どうするかは自分次第ですが、メリハリをつけて計画的に時間を使うことができれば、勉強だけで2年間が終わってしまうなんてことはありませんので、忙しいといってもそこまで構える必要はありません。ただ、課題の締め切り前や試験前はとんでもなく忙しいです。
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様々なメリット・デメリットを見てきましたが、IBに関する疑問は解消されましたか。この記事を読んで、IBをやりたいなと思った方もいれば、不安が残った方もいると思います。
経験者の立場から言うと、IBはやるべきです。確かに、デメリットはありますが、それを踏まえてもメリットが大きく上回ります。しかも、IBの経験というのはただ貴重な経験というだけでなく、将来非常に役に立つものばかりです。英語という側面を見ても、日本人で英語を話せて英語で授業を受けていた人なんてそうそういません。これだけの経験なのですから、大変と言えばもちろん大変ですが、それだけの価値があります。また、多くの学校では、IBを途中で辞めることもできますので、先ずは挑戦してみるのも十分に良い選択だと思います。
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