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2019.11.04
2019.08.26
2018.10.19
アメリカの大学に進学する上で避けては通れないSAT。
しかしアメリカには3600校を超える大学があり、大学の種類も州立、私立、リベラルアーツなど豊富なため、一概に「SATで何点を取っておけば合格できる」ということは言えません。そこで今回は各大学が発表している合格者のSATスコア分布を元に、合格基準点が1000点程度、1200~1300点、1400~1500点の大学に分けてそれぞれのレベル感や特徴を説明しました。
アメリカの大学進学を視野に入れている!という方は必読です。
※以下はいずれも2018年の情報です。各大学のホームページで必要なスコアが毎年更新されますので、受験の際には必ず受験校の要項を再度ご確認ください。
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まず、SATについて簡単におさらいします。
試験は数学と英語のセクションで構成されておりそれぞれのセクションは800点満点で、合計1600点です。Collegeboardによって発表されている2017年度の平均点はReadingが533点、Mathsが527点ですので、合計で1060点を取得すると偏差値50を意味します。
アメリカの大学の多くはSATスコアの提出を義務づけていますが、「受験資格」としての最低スコアは設けていない場合がほとんどです。その上、①高校の成績、②パーソナルステートメント(自己PRのエッセイ)、③推薦状(競争率の高い大学の場合)、④TOEFL スコア(留学生の場合)も必要とされるため、SATスコアだけで合否が決まる訳ではありません。そのため、この記事はあくまでもそれぞれのSATスコアで合格が望める大学の「目安」としてご覧ください。
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SATスコア1000点が合格基準の大学は、田舎や郊外にある1万人以下と、アメリカの中では比較的小規模な大学が多いです。このような大学は留学生数も限られ、ほとんどが現地の学生で構成されています。また、これらの中には宗教組織が母体となっている大学の割合も非常に多いです。このような落ち着いたアットホームな大学を目指す方は1000点を目安にしましょう。
具体的にはバージニア州にあるブルーフィールドカレッジ、ウェストバージニア州にあるデービスアンドエルキンス大学やペンシルバニア州のニューマン大学などがあります。
大学のレベル感としてはいずれの大学も合格率が70%以上となっています。なお、専攻できる内容が限られている学校が多く、例えば受験者の半数近くが1000点以下で合格しているエモリーアンドヘンリーカレッジでは工学部系の授業は提供されていません。SATスコア1000点程度でアメリカの大学の受験を考えているのであれば、自分が勉強をしたい内容が学部としてあるのか必ず確認をしましょう。
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合格した生徒の半数以上がSATスコア1200~1300点の大学ですと、合格率が50~60%程度とより競争率の高い学校が増えます。また小規模なリベラルアーツ校が多く、これらの大学は留学生率も10%程度の大学が多いので国際性はより高くなっています。
いずれもリベラルアーツ校ですが、具体的にはジョージア州にあるアグネススコットカレッジやイリノイ州のレイクフォレストカレッジ、オハイオ州のオハイオウェズリアン大学などが挙げられます。
これらの大学は日本では知名度が高くないものの、アグネススコットカレッジは南部屈指のレベルの高さを誇る女子大ですし、オハイオウェズリアン大学は留学生への奨学金が全米第3位と、魅力的な大学が多く揃っています。
一方州立でSATスコア1300点程度が合格基準の大学は少ない上、留学生の受け入れもあまり盛んではありません。例えばテキサス州にあるサム・ヒューストン州立大学は大多数がSATスコア1300点以下で合格していますが、留学生率は1%と地元の生徒が大多数となっています。
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アイビーリーグ含め世界的に名の知れた名門大学はいずれも「SATで○点以上あれば安心」という境界線はありません。むしろこれらの大学はSATのスコア以外にパーソナルステートメントや、高校時代の課外活動などを重視する傾向にあります。とはいえ、アイビーリーグの大学に合格した生徒達のSATスコアの平均は1400〜1500点ですので、非常に高い学力レベルが前提とされていることはいうまでもありません。
例えば世界レベルの大会(数学・物理・生物オリンピック、スポーツの試合など)に出場し優秀な成績を収めた、などといったずば抜けた経歴を持っているのでなければ、1400点以下のスコアで合格は極めて厳しいでしょう。世界的に有名な名門大学への進学を狙っているのであれば、満点に近い点数を目指して対策をとっていく必要があります。
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アメリカの大学受験に必要なSATスコアの目安をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
あくまでも目安にはなってしまいますが大まかにまとめると、SATスコア1000点程度でも合格が望める大学はありますが、選択肢を増やしたい・より設備や奨学金が充実した大学に行きたいなら1300点以上、世界的にも知名度のある超名門校に行きたいなら1500点以上が必須です。
EDUBALは、国内外の難関大学に通う帰国子女の大学生教師と、家庭教師を探している帰国子女の生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。SATで高得点を取得した教師も多数在籍しております。また、オンラインビデオ通話を通じた指導ですので、世界中どこでも、いつでもご自宅で受講が可能です。「海外大学進学に向けてSAT対策をしたい!」「SAT対策とあわせてTOEFL対策もしたい!」といった様々なニーズに対応しております。
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