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日本人としてアメリカの大学に進学するのであれば、英語力の証明として避けては通れないTOEFL。しかしアメリカには3600校を超える大学があり、大学の種類も州立、私立、リベラルアーツなど豊富なため、一概に「TOEFL iBTで何点を取っておけば受験資格がある」ということは言えません。そこで今回は各大学が発表しているTOEFLの必要スコアを大まかなカテゴリーとして、
TOEFL iBT60~80点
TOEFL iBT80~100点
TOEFL iBT100点以上
に分け、それぞれのスコアの範囲で受験できる大学の傾向やレベル感をまとめました。
アメリカの大学進学を視野に入れている!という方は必読です。
※各大学のホームページで必要なスコアが毎年更新されますので、受験の際には必ず受験校の要項を再度ご確認ください。
その前に!
TOEFL iBTが2023年7月26日から新形式試験を開始したことをご存知でしょうか?
TOEFLの新形式について理解を深めておきたい方はこちら【速報】TOEFLが新形式に!従来の試験からの変更点は?
まず、アメリカの大学受験におけるTOEFLの位置づけについて説明します。
アメリカ国内・国外どちらからの受験でも、一般的にアメリカの大学を受験するには:
①高校の成績
②SATスコア
③パーソナルステートメント(自己PRのエッセイ)
④推薦状(競争率の高い大学の場合)
これらに加えて、非英語圏からの留学生は:
⑤英語力を証明するTOEFLやIELTSのスコア
が要求されます。
TOEFLスコアは「大学に入学してから授業についていける英語力」を証明するためのものですので、いくら学校の成績が良くても英語力が乏しいと判断されると受験することさえできなくなってしまいます。
「受験したい大学があったけれどTOEFLスコアが足りなくて諦めた…」というもったいないことを避けるために、早め早めに自分の志望する大学・学部のレベルを把握し、必要なTOEFLスコアを認識しておくことが重要です。
SATやTOEFLとIELTSの違いについて知りたい方はこちら
アメリカの大学進学でSATが任意提出/オプションに?提出の目安スコア/点数は?
【TOEFLとIELTS結局どっち?】選び方とおすすめが分かる完全解説版
TOEFL iBT60点以上80点以下で受験できるアメリカの大学はほとんどが州立大学となっています。
州立大学:
大学別TOEFL iBTスコア(点) | |
---|---|
アイダホ州立大学 | 61〜 |
アリゾナ州立大学 | 61〜 |
インディアナ州立大学 | 61〜 |
テネシー州立大学 | 61〜 |
ワシントン州立大学 | 68〜 |
ニューヨーク州立大学オルバニー校 | 70〜 |
ニューヨーク州立大学バッファロー校 | 70〜 |
アイオワ州立大学 | 71〜 |
オハイオ州立大学 | 71〜 |
フロリダ工科大学 | 71〜 |
ジョージア州立大学 | 79〜 |
イリノイ州立大学 | 79〜 |
ミシガン州立大学 | 79〜 |
60点代で受験できるのは合格率が80%代の大学が多く、70点代になると合格率は55%~60%など競争率がより高い大学にも出願ができます。とはいえ、61点で受験できるアリゾナ州立大学はほとんどの学部が全米大学ランキングで50位に入る名門校ですので、比較的低めなTOEFLスコアで受験できるから大学のレベルが低い、ということでは決してありません。
一方、私立大学ですとほとんどの大学は80点以上を要求しているので受験できる大学や学科は一気に減ってしまいます。80点以下でも受験ができる私立大学の一般的な傾向としては、小規模で留学生の少ない大学が多くなっています。
私立大学:
大学別TOEFL iBTスコア(点) | |
---|---|
トゥルサ大学 | 70〜 |
イマキュラータ大学 | 79〜 |
イマキュラータ大学というペンシルバニア州にある大学は、カトリック教の女子校で8割が同州出身となっています。他にもオクラハマ州にあるトゥルサ大学という私立大学は、全校生徒が3千人程度ですのでかなり小規模な大学です。
TOEFLスコアが80点以上になりますと、受験ができる大学は日本でも知名度の高く合格率の低い(競争率が高い)大学が増えてきます。
州立大学:
大学別TOEFL iBTスコア(点) | |
---|---|
テキサス大学ダラス校 | 80〜 |
テキサス大学アーリントン校 | 80〜 |
ノースカロライナ州立大学ローリー校 | 80〜 |
オハイオ大学 | 80〜 |
ジョージワシントン大学 | 80〜 |
カリフォルニア大学 | 80〜※1 |
ミシガン大学 | 88〜 |
ボストン大学 | 95〜 |
※1カリフォルニア大学はより競争率の高いバークレー校やロサンゼルス校は100点以上が基本と言われています。
私立大学:
大学別TOEFL iBTスコア(点) | アメリカン大学 | 80〜 |
---|---|
シラキュース大学 | 85〜 |
トューレン大学 | 90〜 |
シカゴ大学 | 90〜※2 |
※2シカゴ大学は生物学を除く理系の学科に限り90点以上(他の学科は104点以上)となっています。
このように、TOEFL80点以上になりますと合格率も30~40%と競争率の高い大学が受験できるようになります。しかしいずれも人気の高い大学ですので、大学側で提示されているスコアは「最低限取っておくべきスコア」ととらえた方が良いでしょう。
州立の大学で「100点以上が必要」と受験資格に定められている大学はありませんが、先述のようにカリフォルニア大学バークレー校などですと、実際に合格する留学生はTOEFL iBT100点以上を取得している生徒がほとんどです。
逆に、全米でトップ50位内にランクインするような私立大学は、ほとんどの大学でTOEFL iBT100点以上が必要とされています。アイビーリーグなど、世界的な知名度も高い名門校は非常に高いTOEFLスコアが要求されます。
アイビーリーグのTOEFLスコアについて詳しく知りたい方はこちら!
【2023年最新】アイビーリーグが求めるTOEFLのスコア・提出方法を紹介!
TOEFL iBT100点以上が必須条件となる大学(アイビーリーグ以外)の例は以下になります。
大学別TOEFL iBTスコア(点) | |
---|---|
ジョージタウン大学 | 100〜 |
デューク大学 | 100〜 |
ジョンズ・ホプキンス大学 | 100〜 |
ニューヨーク大学 | 100〜 |
ボストンカレッジ | 100〜 |
バージニア州立大学 | 100〜 |
スタンフォード大学 | 100〜 |
セント・ジョンズ大学 | 100〜 |
テキサスA&M大学 | 100〜 |
シカゴ大学 | 104〜 |
ノースウェスタン大学 | 111〜 |
またこれらはあくまでも最低点ですので、全米大学ランキングで常に上位に入っているような大学への進学を目指す場合、「満点に近いTOEFLスコアは当たり前」というくらい高い英語力がないと合格は非常に厳しくなります。
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アメリカの大学受験に必要なTOEFLスコアの目安をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
大まかにいうと、
TOEFL iBT60点台:留学してみたい・海外の大学に行きたい方向けの大学
TOEFL iBT80点以上:選択肢を増やしたい・国際性の高い大学
TOEFL iBT100以上:世界的にも知名度のある超名門大学
というように分かれています。
TOEFLスコアは2年間有効ですので自分が興味のある大学がどの部類に入るのか把握し、早め早めに必要なTOEFLスコアをとっておき、最終学年はSATのスコアや学校の成績をあげることに注力することを強くお勧めします。
もし以前にTOEFLを受験したことがある場合、志望する大学が求めるTOEFLスコアと現在のスコアを比較してみてください。まだ受験したことがない場合は、目標とするスコアを設定し、それを達成するために準備をしましょう!
EDUBALは、国内外の難関大学に通う帰国子女の大学生教師と、家庭教師を探している帰国子女の生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。TOEFLで高得点を取得した教師も多数在籍しております。また、オンラインビデオ通話を通じた指導ですので、世界中どこでも、いつでもご自宅で受講が可能です。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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海外に居住しながら日本の大学受験を目指す中、担当していただいた先生は帰国子女受験を経験した「先輩」でありかつ、また大手塾などの教師とは違う身近さを持った自分に近しい存在としての「憧れ」を抱ける存在だったようです。本人のモチベーションがこれまで見たことがない程上がり、本当に感謝しています。授業を視聴したことはありませんが、先生の授業を受ける前後で取り組む姿勢が変わったのは確かです。先生のおかげでTOEFL対策のメリハリがつき、目標が大分明確になってきたような様子が見て取れます。
いつもわからないところを噛み砕いて教えていただいており、感謝しています。
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分かりやすく指導していただけたので、IELTSの目標点数に到達することができました。また、常にモチベーションを高めていただいたおかげで、最後まで頑張り続けることができました。
日頃の指導報告書、指導計画書なども事細かく丁寧に記されており、いつも親身になってご指導いただいていたことがよく分かりました。怠けがちな、なかなか一筋縄ではいかない生徒であったとは思いますが、最後まで根気よくご指導いただけたことに感謝いたします。保護者からの要望にもいつも快く応じていただき、メールの返信からも先生のお人柄やまじめさが伺え、とても好感を持っておりました。