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渋谷教育学園渋谷中高(渋渋)ってどんな学校? ~帰国子女の母が行ってみた!~

渋渋
帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。
今回は東京都渋谷区の中高一貫の共学校、渋谷教育学園渋谷中学高等学校・通称「渋渋」です。
「自調自考」の力を養い、21世紀の国際社会で活躍できる人間を育成する渋渋。帰国生に抜群の人気を誇る同校の魅力を伺ってきました。
 

目次

  1. 渋渋の基礎情報
  2. お話を伺った先生方紹介
  3. カリキュラム・プログラム紹介
  4. 帰国生のフォロー体制
  5. 進路について
  6. 帰国生入試情報
  7. アンバサダー感想
  8. EDUBALで渋渋の入試対策を!

渋渋の基礎情報

渋渋渋谷駅から徒歩7分と抜群の立地

1996年、渋谷女子学園を共学化し設立された渋渋。完全な中高一貫校で、高校からの募集はありません。
前身の女子校時代から編入で帰国生を受け入れてきた長い歴史があり、当時では珍しく「国際化」へいち早く舵を切ったことが、躍進を遂げた理由のひとつだそうです。
そして渋渋と言えば「自調自考」。自分で考え自分から動くことを大切にしているため、非常に自由な学校であることも人気の理由でしょう。

渋谷駅から徒歩7分と非常にアクセスのよい同校。地上9階・地下1階建の明るく開放的な校舎はコンパクトながらも、メモリアルホールに2つの体育館、2つのICTルームを完備しています。川崎市宿河原(JR南武線)にはグラウンドも備えています。

多目的に使えるメモリアルホールに2つの体育館を完備

 

渋渋
交通の便が良い「渋谷」にあるからこそのメリットは計り知れないそうです!地の利を生かした活動ができるとのこと。卒業生も気軽に遊びにやってくるそうです。

 

お話を伺った先生方紹介

渋渋

【高際 伊都子 校長先生】
慶應義塾大学理工学部数理科学科を卒業後、母校の東洋英和女学院に数学科専任教諭として着任。
1996年、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の副校長、2022年、校長に就任。 

 

高際校長先生から帰国生へのメッセージ

中学高校の6年間は、自分自身が心身ともに大きく成長する時間です。人間は小さく何もできない状態で生まれ、集団の中で、時間をかけて成長します。変化の時期である中高時代は、友人や先輩後輩といった近い年齢の友人との交流を通じて、自分を見つける時間でもあります。
自分が経験した体験は、その人の個性を形作るものです。多様な経験を持つ人たちが集う場は、刺激的で新しい出会いに満ちています。渋渋では、様々なバックグラウンドを持つ友人と学校行事や授業、課外活動などを通じて、ともに過ごす時間が多く用意されています。
これからの世界は今思っている以上に多様性に満ちていて、様々な価値観の人たちが集まっています。そこでは、相手が違うものを持っていることに気づき、受け入れ、ともに世界を創るパートナーとなる人が求められています。渋渋の3つの学校目標、「自調自考」・「国際人」・「高い倫理感」は世界と自分をつなげるそのヒントになるものです。 
皆さんが帰国生として得た貴重な経験、皆さん自身の個性を渋渋という場に持ち込み、新しい出会いやワクワクを学校にもたらしてくれることを期待しています。
 

渋渋

【入試対策部部長 鈴木 一真先生】
説明会でお馴染みの鈴木先生。共学化1年目の1996年に着任し、渋渋の変化を28年間も目の当たりにしてきた。渋渋を名門校へと押し上げた功労者でもある。社会科教員、現在も教壇に立つ。バレーボール部顧問。

 

鈴木先生から帰国生へのメッセージ

「自調自考」がモットーの本校は、生徒がやりたいことをやり、それを後押しする教員がいるのが大きな魅力です。学校から「これをやれ」「あれをやれ」という指示は出しません。どうするのかを自分で考え、自由に好きなことをやってもらえれば、と思っています。私たち教員は生徒が決めたことを全力でサポートし、失敗したときも全力でフォローします。
これからの時代は、国内だけで物事が完結する時代ではありません。海外でのいろいろな経験や体験を、ぜひ周りの友人に伝えてほしいと思います。そんな帰国生の皆さんに大いに期待をしています。
 

 

カリキュラム・プログラム紹介

英語の取り出し授業。授業前から英語が飛び交います

英語の取り出し授業について教えてください。

高い英語力を持つ帰国生への英語教育として、中1から高1まで英語の取り出し授業を行っています。ネイティブ教員がすべてカリキュラムを組み指導をします。英語型で入ってきた約20名の生徒や、年度末のチャレンジテストで合格した生徒が取り出し授業を受けています。
週7時間の英語の授業はすべて取り出しで「英語で学ぶ」授業です。Language Artsを4-5時間、残りの2-3時間はWorld Historyにあてています。
高2からの英語の授業は、時事問題を中心とする「国際理解」の授業に代わります。SATの対策も行います。希望の進路に合わせて国際理解やSAT対策をする生徒もいれば、国内大学進学に照準を合わせて高1高2で適宜取り出しクラスを抜け、一般クラスに移って日本の大学受験の対策を始める生徒もいます。

基本的に本校での英語の授業は、教科書やテキストにきちんと沿って行うわけではありません。カリキュラムに沿いながらも、オリジナルの教材を使って授業を展開しています。
日本人の英語教員もネイティブ教員と同様です。帰国子女や海外の大学院を卒業した教員なので、All Englishで授業をしていることもあります。多読をしたりディスカッションしたりなど、本校の英語教育は、従来の一般的な英語の授業とは違うものになっていますね。帰国生だけではなく一般生もしっかり英語力がついていきます。

 

グループに分かれてディスカッション

その他、学校としてユニークなカリキュラムがあれば教えてください。

代表的なものに「自調自考論文」が挙げられます。土曜の2時間のHRを活用しながら、高1から高2までの2年弱を掛けて1万字の論文を執筆します。自分でテーマを探し、ジャンルごとに担当教員がついて中間報告も行い、アドバイスを受けながら書き上げます。今でこそ多くの学校が論文執筆を行っていますが、本校はその先駆けであると自負しています。
その論文をコンクールに提出して東大へ推薦で合格した生徒もいますし、そのテーマで研究活動を開始したりなど、論文執筆は生徒たちへの大きな動機付けになっています。最終的には10-15名の優秀論文を選び、2月に全校発表会を行っています。

部活や課外活動について教えてください。

部活は兼部をする生徒が多いですね。生徒たちの興味関心、好奇心の旺盛さのあらわれだと思っています。様々な活動に数多く取り組むので、もう少し絞ってもいいのではなかろうかと思いつつ、生徒たちが全力投球してるので、応援しています。
渋谷という立地で校庭がないのを残念に思われることもありますが、かえってそういう環境だからこそ、皆がそれぞれ課外活動にじっくり取り組めるのかもしれません。生徒たちは自分たちで探してきた思い思いの活動をしています。生徒たちの要望で部活や同好会を立ち上げることもよくあります。部活の中では模擬国連部が人気ですね。人気があって中3からしか入れません。非常にレベルも高いので、毎年全国大会や世界大会に出場しています。

渋渋
模擬国連は全国・世界大会に出るより「渋渋で代表になることのほうが大変!」だそうです。

 

 

帰国生のフォロー体制

渋渋渋渋生の学校生活を支える明るいカフェテリアと売店

帰国生の人数や割合、学習のフォローについて教えてください。

一学年の定員175名に対し、各学年約200名、全校で約1200名が在籍しています。
各学年とも、帰国生入試を経て入学してくるのは約30名です。その他、幼少期や低学年での帰国生などを含めると約50-60名程度、学年の3分の1から4分の1が海外滞在経験がある生徒です。男女比は4.5:5.5位でしょうか。若干女子が多くなっています。外国籍の生徒や、片親が外国人等のミックスの生徒は多くありません。

本校は英語以外はすべて日本語で学ぶカリキュラムで、帰国生も一般受験を経て入学してきた生徒と一緒のクラスで学びます。帰国生は例えば理社の学習は最初は確かに苦労しているようですが、しばらくすると自然に追いついていますね。
英語型入試で入った生徒には、入学後1年間、国語と数学について「取り出しクラス」を設けています。カリキュラムは一般クラスと同じとしていますが、帰国生だけの少人数クラスなため、教員からの手厚い指導を受けられるのが大きなメリットです。質問などもしやすい雰囲気のクラスです。試験の結果等を見て、一般生と一緒にやっていけるようなら、どんどん一般クラスに合流させます。

他言語のプログラムがあれば教えてください。

中3と高1では中国語・スペイン語・フランス語・ドイツ語で第二外国語講座を開講しており、参加者が多くいます。週2回開催の講座で、各言語ごとに20-30名が参加しています。滞在国で使っていた言語力の維持のために参加している生徒もいれば、興味関心があるため初心者でスタートした一般生もいます。その国の料理を作ってパーティを開くなど、文化も学びながらして楽しんでいるようです。
 

 

進路について

渋渋国内外の難関大学への進路を考えられるのが大きな魅力

帰国生の進路について教えてください。

帰国生であっても入学後は英語以外の科目もしっかり学習しますので、一般生と同じ進路を考えることができます。基本的にはほとんどの生徒が国公立を志望し、一般受験をします。国内なら東大をはじめとする国公立・最難関私立・海外大学への進学、どれも視野に入れることができるのが本校の強みです。
例年、東大約40名を含む80-90名が国公立に、40-50名が早慶に進学します。そのほか医学部への進学も年々増えています。
理系文系の比率は例年約6:4程度。高2からいわゆる文理選択、理社どちらで2科目を選択するかを決め、高3では志望大学・学部に合わせた科目選択をします。

一般入試の対策をしながら国公立の推薦入試を受験する生徒もいます。昨年、今年と東大の推薦入試では帰国生が合格しました。毎年帰国生が合格するわけではありませんが、彼らは国際的な課外活動やイベントでの実績や受賞歴があるため、アピールしやすいのは事実かもしれません。

課外活動を活かして、海外大学への進学を希望する生徒も、多くはありませんが一定数います。帰国生だから海外大を目指すということでもありません。むしろそんなに多くないように感じます。そもそもみんな国公立を目指せる環境があるため、国内をメインに海外を併願する生徒が多いですね。
海外大学進学を本人が希望するのであれば大いに後押しします。既に海外大学で学んでいる先輩も多数いるので、そのノウハウもあります。
海外大学への進学の際は資金がハードルになると思いますが、本校の生徒は高いレベルの課外活動をしている生徒が多いので、何かしらの奨学金を得て進学します。そのあたりの戦略もしっかり考えている生徒が多いです。

渋渋
帰国生・一般生問わず国内外に進路を考えられるのが渋渋のすごいところ。鈴木先生曰く「勉強に課外活動にと本当に生徒たちは頑張っていて、素晴らしい!」だそうです。

 

帰国生入試情報

渋渋吹き抜けで明るい図書館

【渋渋ホームページ 「入試情報」】
https://www.shibushibu.jp/admission/detail.html

★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。

【入試情報】
★応募資格:試験日までに海外在留2年以上、帰国後2年以内の者。この資格に近い状況の方は応相談。事前に応募資格確認審査が必要。国内インター生の受験資格はなし。
★募集人員:男女計12名 
★入学選抜検査方式 
・【英語型】英語・国語・算数・英語面接
または
・【作文型】作文・国語・算数・面接

 

【鈴木先生に聞いてみた!試験のポイント】
 
★共通
・当日の入試の結果のみで判定。課外活動や英語資格・成績・実績等の考慮は一切なし。
 
★英語型
・ネイティブ教員が試験作成から合否判定までを行う。英検等の「英語資格」では測れない試験内容。
・英語エッセイは2題・A4で2枚分。時間不足にならないように注意を!
エッセイの内容やオリジナリティを重視。論理的思考力があれば、入学後、どの教科もきちんと伸びる。
英語型では英語が重視され国算は参考としているが、しっかり対策をするのが望ましい。近年は国算で5割程度取れる生徒が増えている。国算ができると入学後、結果的に生徒本人の負担が少なくて済む。
・グループ面接(ロールプレイング)を実施。必ずしもリーダーシップを見ているわけではない。英語運用能力の他に、指示を理解して発言できるか、コミュニケーションが取れるか、一緒にやっていきたいと思える生徒かどうかを重視。
 
★作文型
国算の入試問題の難易度は一般入試と同程度。一般入試の過去問を利用した対策をするのが良い。出題形式は同じ。
・作文は800字以内、自分の経験をもとに書くことができるようなテーマを出題。

 

編入学について教えてください。

編入学については、原則中1から高2まで、7月・12月・3月に実施しています。(中3の3月は除く)
先取りで授業を行っていますので、学年が上がれば合格しにくくなります。編入を考えるのなら早い時期からしっかり準備しているのが望ましいですね。入学後の授業についていけるだけの英国数の学力が必要です。
 

渋渋
今年度、2024年度の一般入試では2/1の男子の志願者が増加、第一志望とするお子さんが増えたそう。近年、男子のレベルがどんどん上がっているそうです。

 

アンバサダー感想

渋渋さすが渋渋!と感じるお話をたくさん聞かせていただきました

帰国生だったら多くのご家庭が目標とする渋渋。「自調自考」の教育理念のもと、皆がそれぞれに好奇心や興味関心の赴くままに自由に物事に取り組んでいく。そこに集う生徒さんたちの能力と意欲の高さを改めて感じる訪問となりました。多岐にわたる探究・課外活動を見守り、必要な時に背中を押したり、アドバイスをする先生方の絶妙なサポートも理想的です。
帰国生の特性を知り尽くしたネイティブ教員による英語の取り出し授業では、身につけた英語力をさらに伸ばすことができるでしょう。最高レベルの英語力を持つ友人と学ぶことは刺激になること間違いなし!
とにかく多様で多彩な「人」との繋がりが魅力的な渋渋。自分と向き合い、友人と切磋琢磨する渋渋での中高生活は、実りあるものになると確信しました。
 

著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
ボランティアで交換留学生のサポートをする傍ら、小中学生の学習指導などにあたる。海外赴任に帯同後、大学生、中学生の姉弟はいずれも帰国生受験を経験。

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  • 中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。

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  • 素晴らしい授業でした。毎回適切なワークシートの宿題を出して頂き、とても良かったです。指導内容も日本の受験に特化した形で教えていただけたので、注意されたところが息子にも受け入れやすかったようです。受験指導ということで短期間になってしまったので、とても残念です。足りないと思っていた部分を先生が補完してくださったことが、良い結果につながりました。

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