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みなさん、横浜国立大学の英語学位プログラムの1つ、『YOKOHAMA Socrates Program 』(横浜ソクラテスプログラム)をご存知ですか?
YOKOHAMA Socrates Program(横浜ソクラテスプログラム)は、世界中から集まる仲間と対話し、社会が抱える課題に挑み、グローバルな視点と多角的な思考力を育むことを目指したプログラムで、すべての授業が英語で提供されているのが特徴です。2024年の4月からスタートしました。
本記事では、YOKOHAMA Socrates Program(横浜ソクラテスプログラム)の教育理念から、入試の詳細な出願要件、選考プロセス、そして合格を勝ち取るための具体的な対策方法まで、あらゆる情報を網羅的に解説します。ぜひ、受験の対策にお役立てください。
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横浜国立大学 Socrates Programについての基本情報は以下の通りです。
大学 | 横浜国立大学 |
---|---|
学部 | 都市科学部 都市社会共生学科 |
正式名称 | YOKOHAMA Socrates Program (YNU Program for SOCially Resilient And susTainable EcoSystems) |
入学時期 | 4月入学 |
募集人数 | 8人 |
使用言語 | 英語(主)、日本語(副) |
YOKOHAMA Socrates Programには、他にはない4つの大きな特徴があります。
少人数・対話型の「ソクラテスメソッド」
授業は8名程度の少人数制。特に演習(セミナー)では、教員が一方的に話すのではなく、質問を投げかけながら学生同士で意見を交わします。自分で考え、議論を通して答えを探すことで、批判的思考力や論理的な表現力が自然と身につきます。
英語と日本語のバイリンガル教育
授業の多くは英語で行われますが、日本語を母語としない学生には日本語教育も充実。一定レベルに達すると、日本語の専門科目にも参加できます。国際的な環境で学びつつ、日本の大学コミュニティにも溶け込める力がつきます。
社会レジリエンス&社会サステナビリティ
「社会レジリエンス(困難から立ち直る力)」と「社会サステナビリティ(持続可能な社会づくり)」が学びの中心テーマ。災害や経済危機など現代の課題に、人文・社会科学の視点から多角的にアプローチします。
2人の教員によるCo-supervisor制度
卒業研究は2人の指導教員がサポート。異なる分野の視点から助言をもらえるので、学際的で質の高い研究が可能です。
これらはすべて、超少人数だからこそ実現できる環境です。密度の濃い対話や手厚い指導の中で、自分の力を最大限に伸ばせる「ブティック型プログラム」といえます。
YOKOHAMA Socrates Program の倍率は、以下の通りです。
2025年度入試結果
募集人数 | 8名 |
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志願者数 | 12名 |
合格者数 | 10名 |
実質倍率 | 1.2倍 |
YOKOHAMA Socrates Programは、2024年4月に開設された新しいプログラムであり、現時点では倍率も比較的低く、非常に狙い目といえます。
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出願には「資格」と「要件」の両方を満たす必要があります。
出願資格
以下のいずれかに該当する必要があります。
①海外の教育機関において、合計3年以上の正規の学校教育を受けた者で、国内外において12年の課程を修了した(または見込みの)者
②国際バカロレア(IB)、アビトゥア、フランスのバカロレア、GCEAレベルなどの国際的な大学入学資格を持つ者
③WASC, CIS, ACSI, Cogniaなどの国際評価団体から認定を受けた教育施設の12年課程を修了した(または見込みの)者
その他、詳細は募集要項で必ず確認してください。
上記の出願資格に加え、以下の英語能力要件を必ず満たす必要があります。
出願要件
以下のいずれかを取得している必要があります。
①TOEFL iBT: 80点以上(Home Edition含む、My Best Scoreは利用不可)
②IELTS (Academic): Overall Band Score 6.0以上(オンライン版含む)
③国際バカロレア: English A (HL/SL) 5以上、またはEnglish B (HL) 5以上 / (SL) 6以上
【注意】各種英語試験は、2年以内に受験したもののみ有効です。 また、出願時点での日本語能力は必須要件ではありません しかし、アドミッション・ポリシーには「基礎的な日本語能力を持っていることが望ましい」と明記されています。
期間 | 結果発表 | |
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第一次選考 | 10月中旬 | 11月中旬 |
第二次選考 | 11月下旬 | 12月上旬 |
出願書類は期間内必着です。海外からの郵送には時間がかかるため、締切に間に合うよう、早めに発送手続きを行いましょう。
【合格への鍵】
12年生で海外の高校を卒業してから日本に来る場合は、帰国前に英語資格や共通テスト(SATなど)を受験し、取得を済ませておきましょう。理想的には、出願開始の1年前〜半年前までに取得しておくことをおすすめします。なぜなら、多くの資格は取得から2年間有効で、期限内であれば提出できるからです。また、受験の夏には集中的に志望理由書や自己PRの対策をすると良いでしょう。この準備は、面接対策にも直結します。
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第1次選抜:書類選考
提出された書類全体で評価されます。 特に重要なのは以下の書類です。
自己推薦書(Personal Statement)
エッセイ(Essay)
高等学校の成績
国際標準テストの成績
【合格への鍵①】 SATやACTなどの国際標準テストの成績を提出すると、総合得点の10%を上限として加点されます。 これは非常に大きなアドバンテージとなるため、スコアを持っている受験生は必ず提出しましょう。
第2次選抜:オンライン口頭試問
第1次選抜の合格者のみが対象です。
形式: Zoomを使用した英語による約30分の個人面接
内容: プレゼンテーションを含み、基礎学力、エッセイのテーマに対する基本的な理解、論理的思考力、そして表現力が問われます。
【合格への鍵②】 口頭試問は、単なる質疑応答ではありません。「エッセイのテーマに対する基本的な理解」が問われることから、自分が提出したエッセイの内容を深く掘り下げ、それに関連する社会課題について自分の言葉で論理的に説明できる準備が不可欠です。 なぜそう考えるのか、具体的な事例は何か、といった多角的な視点を持って臨みましょう。
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出願書類は以下の7点があります。詳しくはこちらからご確認ください。(全文英語です)
1.入学願書(大学所定様式)
2.卒業(見込み)証明書の写し
3.成績証明書
4.自己推薦書およびエッセイ(大学所定様式)
5.英語能力証明書の写し
6.パスポートの写し
7.強く推奨される書類: SAT、ACT、IBディプロマ、日本留学試験などの国際標準テストの成績
【注意】生成AI(ChatGPTなど)の利用について、大学は注意喚起を行っています。提出書類は、自らの責任において十分に考えたものを提出してください。また、書類はすべて英語で作成する必要があります。また、学校、または機関が発行する書類の言語は原則英語または日本語とします。英語以外の外国文の書類については、和訳文または英訳文を作成してください。
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英語能力証明資格としては、TOEFLとIELTSが挙げられます。これらは、横浜国立大学 Socrates Programの受験だけでなく、他の学校や学部を受験する際にも必須となるため、早めの対策が重要です。横浜国立大学 Socrates Program(ソクラテスプログラム)だと、TOEFL iBTのスコアでは、出がするのに80点以上必要で、合格するには最低でも95点以上が理想とされています。注意点として、MyBestスコアは利用できませんので気をつけましょう。現在のスコアによって対策方法が異なりますが、100点未満の方は、参考書や過去問を数多く解くことが重要です。もし100点のスコアが出ているもののそれ以上伸び悩んでいる方は、量より質を重視してください!過去問を解いた後、見直しを行い、どのタイプの問題で間違いやすいかを分析するのがおすすめです。その後、苦手なタイプに応じた対策用の参考書などを活用して克服していきましょう!筆者もEDUBALで家庭教師をしており、3ヶ月で10点伸びる生徒も珍しくありません。英語資格のスコアアップに向け、EDUBALの家庭教師を活用してぜひ目標を達成しましょう!
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共通テストには、SAT、ACTスコア、またはIB Diplomaスコアが含まれます。これらは英語力を測る語学試験とは異なり、総合的な学力を評価する試験です。そのため、苦手科目がある場合には十分な対策をしないと難しく感じるかもしれません。横浜国立大学 Socrates Program(ソクラテスプログラム)においては、出願の際にSATのスコアを提出することはマストではありませんが、SATやACTなどの国際標準テストの成績を提出すると、総合得点の10%を上限として加点されます。 これは非常に大きなアドバンテージとなるため、スコアを持っている受験生は必ず提出しましょう。ここでは、SATの対策方法について簡単にご紹介します。SATの英語セクションでは合計54問を64分で、数学セクションでは70分で44問を解答する必要があり、1問あたり1分から1分半のペースで解く計算となります。そのため、高得点を目指すにはSAT特有の問題形式に慣れることが重要です。知識があるだけでは必ずしも高得点が取れるとは限らないため、これまでの努力を最大限に発揮するためにも、SATに特化した計画的な対策をおすすめします!
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1次選考は、提出された書類に基づく総合的な評価で行われます。1次選考を突破できないと、2次選考には進めないので、1次選考の対策は最重要とも言えるでしょう。特に、Personal StatementとEssayは合否を分ける重要な要素です。ここでは、それぞれのお題に対してどのようにアプローチすべきかを具体的に解説します。
お題: “Please write a personal statement explaining how your activities and experiences thus far have influenced you and your decision to apply to this program.”(これまでのあなたの活動や経験が、あなた自身とこのプログラムへの出願決意にどのように影響したかを説明してください。)
ここでは、単なる活動報告ではなく、あなたの経験とプログラムを結びつける「物語」を語る必要があります。
Step 1: 核となる経験を選ぶ
ボランティア、研究、課外活動など、プログラムのテーマ(社会的レジリエンス、サステナビリティ)に最も関連する経験を2〜3つ選びましょう。
Step 2: 「なぜ?」を深掘りする
その活動から何を学びましたか? あなたの世界観や価値観はどう変わりましたか? なぜその経験が、Socrates Programで学びたいという強い動機に繋がったのですか?
Step 3: 具体的に記述する
「社会問題に関心を持った」という抽象的な表現ではなく、「〇〇という活動で見た△△という光景が、都市の脆弱性について考えるきっかけとなった」のように、具体的なエピソードを交えて書きましょう。
お題: “Please describe (1) your Japanese language proficiency and (2) your motivation and/or ability to learn Japanese language after admission.”
((1)あなたの日本語能力と、(2)入学後に日本語を学ぶ意欲や能力について説明してください。)
この質問では、現在の能力以上に「学ぶ意欲」が評価されます。
日本語能力について: N5合格、アニメで学んだ、などの現在のレベルを正直に書きましょう。全くの初心者でも問題ありません。
学習意欲について: 「頑張ります」だけでは不十分です。「日本の〇〇という社会問題について、日本語の文献を読んで研究したい」「地域のコミュニティ活動に参加して、住民の生の声を聞きたい」など、日本語を学んで何をしたいのか、具体的な目標を示すことが重要です。
お題: “Link your personal competencies to the curriculum image and answer the following questions in one essay. How does the Socrates Program contribute to your future goals? How can you add value to the program?”
(あなたの能力をカリキュラムのイメージと結びつけ、1つのエッセイで次の問いに答えてください。ソクラテスプログラムはあなたの将来の目標にどう貢献しますか? あなたはプログラムにどのような価値を加えられますか?)
これは、あなたがいかにプログラムを深く理解し、貢献できる人材であるかを示す最重要課題です。
あなたの能力とカリキュラムを結びつける
プログラムの特徴(ソクラテス・メソッド、Co-supervisor制度、日英バイリンガル環境など)を具体的に挙げ、自分の能力(例:ディベート力、探究心、異文化理解力)が、その環境でどのように活かせるかを説明します。
プログラムと将来の目標
「将来、国際機関で都市開発に携わりたい。そのために、このプログラムの〇〇という視点から社会のレジリエンスを学びたい」のように、あなたのキャリアパスとプログラムの学びを直結させましょう。
プログラムへの貢献(付加価値)
あなたがクラスに何をもたらせるかをアピールします。「〇〇国での生活経験から、他の学生とは異なる視点で議論に貢献できる」「〇〇という経験を活かし、グループワークでリーダーシップを発揮したい」など、あなただけのユニークな価値を提示してください。
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1次選抜を通過した志願者は、2次選抜のオンライン口頭試問に進みます。
形式: Zoomを使用した英語による約30分の個人面接
内容: プレゼンテーションを含み、基礎学力、エッセイのテーマに対する基本的な理解、論理的思考力、そして表現力が問われます。
口頭試問は、あなたが提出したエッセイの内容に基づき、さらに深くあなたの考えや理解度を問うためのものです。「なぜそう考えたのか」「具体的な例は?」「反対意見にはどう答えるか」といった質問を想定し、自分のエッセイをあらゆる角度から見つめ直し、考えを深めておく準備が不可欠です。面接官との「対話」を通じて、プログラムへの適性や学ぶ意欲を存分にアピールしましょう。
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以上が、横浜国立大学 Yokohama Socrates Programの概要及び対策ポイントです。横浜国立大学は有名な国立大学であり、そのため、他の大学の英語学位入試と比べても比較的難易度が高いです。特に、Yokohama Socrates Programの受験者の多くは日本国内だけでなく、様々な国から集まっており、非常に国際的な環境です。つまり、世界のトップクラスの学生たちが集まるため、十分な準備と対策が不可欠です。しかし、海外経験や英語力があれば、それらの条件はクリアできるため、自分の強みを生かしながら取り組むことが大切です。貴重な経験を通じて得られるスキルは、こういった入試においても十分に活かせます。計画的に準備を進め、焦らず着実に対策をしていきましょう!
帰国子女枠(特別選考)って難しい?
帰国子女枠(特別選考)受験は、きちんと対策を行えば難しい試験ではありません。
国内の一般生とは全く異なる教育を受けてきた帰国子女の「キラリと光る何か」を探し、それを評価する受験であると言えるでしょう。
つまり、学生1人1人が海外生活で養ってきた言語力や学力に加え、その他個性的なスキル、考え方、価値観といったものが重視されます。
オンライン家庭教師EDUBALには、京都大学の帰国子女枠受験経験者や、SAT、IB、TOEFLなどの高得点所持者が多数在籍しています。
そのため、帰国子女特有の悩みを理解し、学習面のサポートを1対1で行うことで、志望校への合格に繋げることができます。
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2.全世界どこからでも指導を受けることが可能
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生徒のロールモデルとなってくださり、確実に実力を上げてくださる先生でした。ありがとうございました。
目標を定めて計画的に指導を進めて下さり、生徒の状況も把握しながら丁寧に指導してくださいました。機会があればまた是非お願いしたいです。
教え方がわかりやすく感謝しています。
間違えた所を分かりやすく教えていただいたり、一緒に答えを考えたりしていただいたりすることができました。とても楽しい授業でした。これまで本当にお世話になりました
具体的なテスト対策を自己体験をまじえて指導してくれました。授業がとても楽しかったです。あっという間の10時間でした。